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あなたの一番大事なものは何ですか?

2007年 2月 3日

 今日は予定通り、友人との高尾山登山。通勤よりも1時間早い出発。朝はとりあえず残っていた雑煮を掻っ込みました。
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 高尾山の登山口は、京王線高尾山口駅が最寄り。駅周辺は凄く人が多い。恐らく同じ電車に乗ってきていたであろう、彼女はその人混みから普通の格好で姿を現しました。
 今日は写真は殆ど撮りませんでした。なぜなら、行動を一緒にする人を大事にしたかったから。いつもの一人旅の調子で写真を撮っていると、彼女を放置することになるから。それは、2005年・2004年に、一緒に旅行をしていた、当時付き合っていた彼女を大事にしてあげられなかったことへの悔いでもある。だから、今日は、『ふうたろう旅日記』じゃないんです。
 …でも、1月3日の鎌倉のときはうまくコントロールできていたんだな。今日はちょっと控えすぎ?あ、二人きりで行ったから、しょうがないのか。

     僕も、これでもかなり変わったと思う。二人で行動するなんて、今でももちろん不安なんだけど、かなり出来るようになった。「何を喋ったら良いんだろう」「何をすれば良いんだろう」…でも、そんなことが苦痛になることは、去年の10月くらいから本当に少なくなりました。「喋ることがなければ無理して喋らなくて良い」「やりたいことを一緒にやればいい」…特にそう意識しているわけでもないけど、ちょっと出来るようになったかな。
     久しぶりに会うから、募る話もたくさんあって、仕事のこととか生活のこととか、喋ったね。
     表題の「あなたの一番大事なものは何ですか?」彼女は昨日読んだ本に書いてあったというその質問を僕に投げかけました。…僕は、迷わず、「科学的にものを考える力」と。本当は、「仲間」とか言えたらいい。でも…、それが言えるくらい大事にしていない気もする。第一、色んな場面で、信頼できていないと思うから。
     ある友人の「ある意味マイナス思考で」という言葉を思い出す。これはきっと、人に期待をかけたり、見返りを求めたりしないことを意味するのかな。僕はまだ、そういう意味で自立できていない。

     渋谷駅で彼女と別れた後、代々木の本屋さんへ。近くに日本共産党のビルが大きくそびえています。赤旗がはためいています。僕には、大きすぎる組織とその力。
     不当な無力感に苛まれながら、本屋さんで、戦争や食に関する問題を扱った本を、6000円強出して買いました。本だけじゃ強くはなれないんだよ?知識に溺れないでね。

     帰ったら、ちょうど朝日テレビで病気の子どもの特集をやっていました。先天的に骨が正常に作られない病気、急性の悪性リンパ腫など。特集は、親子の愛情を懸命に描いていたけど、こういう親子、とりわけ子どもを取り巻く経済的・政治的環境、それから医療の在り方、新薬・高度先進医療の開発など、頭をよぎりました。高度先進医療は確か保険が利かなかったと思う。誰もが簡単には受けられないんだろうな。どういう人が受けられるんだろうな。新薬の開発現場や製薬企業の体質はどうなってんだろうな。知りたい。マジで知りたい。
     お隣さんから今度は太巻きをいただきました。そう、今日は節分だったんだね。高尾山でも豆を撒いてたな。僕は気がつかなかったけど、連れの彼女は、「炒り豆のにおいがする」と言っていた。明日は、ということは立春。ついに雪が降らないまま、「春」になってしまうんだね。

     あまりにも解決すべきことが多いこの社会。あまりにも解らないことが多い世界。宝の山のようにも見える一方、同時に自分という一人の人間ではどうにもならないという無力感。
     「あなたの一番大事なものは何ですか?」…哲学も大事にしたいけど、「僕を心から支えてくれる多くの仲間です!」なんてことを声高に叫んでみたい。前よりはずっと自信はついたけど、もっと。

    天気:快晴(東京都八王子市・渋谷区・茨城県取手市)

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