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汚染の星

2007年 2月 12日

※記録:2月13日

 7時前に辛うじて起床。三連休最後の12日は、普通の勤務日よりも疲労をためての始まり。げっそり。
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 今日のイベント一つめは、築地市場移転先の予定地となっている、豊洲というところの視察でした。移転にかかる費用のことはさておき、ベンゼン、シアン、クロム、などの汚染物質がその予定地には多く含まれているというのです。化学汚染の問題と聞けば、行かないわけにはいかない。

    中央区ホームページ
    『しんぶん赤旗』2007年2月4日付
     …それにしても、『しんぶん赤旗』の記事、ゆりかもめの駅を「市場前」駅と書いていますが、偶然にも、僕の表現も同じ。市場が出来てもいないし、自治体や市場関係者との合意もできていないのに、「市場前」駅なんておかしいよなぁ?
     後者の六価クロム汚染の公園、一時期、六価クロム塩のオレンジ色というか、黄色の結晶が土の表面に沸いていたようです(写真に残っている)。更に、「雑草が生えないとかネズミや虫が湧かないとかで、住民に配った」という、にわかに信じがたい話も聞きました。…本当かなぁ?
     なお、六価クロムを弱毒化するため、還元剤(三価クロムにする)を撒いたそうです。しかし、三価クロムに毒性があるという人もいるらしく、実際どうなるのかはわからない。それに、クロム自体が消えるわけではないから、土壌を取り除く方法より安全であるはずはない。


     …このイベントのあと、更にわが職場(?)の青年部交流会。ポイントだけ述べておくと、組合員5人の、平和や国際交流、農業技術、特産品販売にたいするそれぞれの各論発表を聞き、あと、女装させられました。後者は論外ですが、5人の発表、予定時間を大幅にオーバーしながらもすごく為になる発表でした。
     一人目は、フィリピンやスペインなどの農家と交流してきた静岡県のAさん。日比EPAによる産廃処分場の建設(フィリピン側)や、現地にとっては高級な住宅地建設のために、地主に農地を終われる小作人の話を聞きました。フィリピンもスペインもまだ地主制度があるらしい…。
     二人目は、茨城県北部で憲法9条の田んぼアートを作ったTさん。実際、読んでもらうのには大変苦労したそうな。そりゃぁ、ぼさぼさした稲穂だもんねぇ。でもでも、心意気はバッチリ。北朝鮮の脅威を煽られている中、よく頑張ったもんだ。…何気に、おいらも実は少し手伝ったのよ。直にじゃないけど。→2006年7月8日付
     三人目は、原水爆禁止世界大会(2006年)に参加してきたCさん。顔真っ赤にして話していましたが、どうやら、バッチリ盛り上がった大会を堪能してきたようです。僕も一昨年は行きました。今年、長崎でやる大会、行きたいなぁ。
     四番目は、地元の米で地酒を造る福岡のW青年部。『若造』という酒だそうです。若者が作ったから「若造」?こういうセンス、最高です。そして、売れ行きも上々だそうで、650本作ったのはあっという間に(一週間以内と聞いた記憶)なくなったそうです。増産を図って、2007年度は3000本とか言っていましたが、なかなか難しいんだろうね、そういう貴重なものを増産するのって。「商品はあるのが当たり前」の考えでは、この意味は解るまい。
     最後は、有機農法の稲作地帯の生き物調査を報告した、山形県のO青年部。一瞬会場が修論発表会の場かと思ってしまいました。除草剤や殺虫剤などを使わないで、生態系を保つことで抑草・防虫に成功している例を、実例と理論で発表していました。イトミミズが出すフンで出来る「トロトロ層」とかいうのが、雑草の種を埋没あるいは浮遊させ抑草すること、殺虫剤を使わないため、1100種類のうち1000種を占める非害虫を殺さないで済み、結果的に害虫の防除につながっていること。う~ん…その生態系を作るのに数年かかるとはいえ、忍耐の価値はありそう。かっこいい。ちなみに、最初に発表した静岡県のAさんのところでも、無農薬栽培(茶)で成功しているといいます。

     あとは、女装の話、具合が悪くなった(連日のハードスケジュールだもんね)話、これらは省略。なお、この夜、東京に宿泊です。

    天気:快晴(東京都江東区・中央区・文京区・茨城県取手市)

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