雨の子

2007年 3月 25日

 今日は予報どおり、すごい風雨。雷は鳴っていませんでしたが、空は暗い。
 本当は伊豆半島の100名山、天城山に行く予定でしたが、速却下。っていうか、昨日の夜から行くつもりはなかった…。
 今日は13時半から「(憲法)9条の会」に誘われていましたが、行くつもりは正直なく、別件。

 さて、その別件が、右の写真。松陽(しょうよう)高校音楽部による定期演奏会への参加です。携帯のメールで誘われていました。行くか行かないか迷っていたのですが…、結局来ました。
 松陽高校関連でいえば、松陽高校文化祭もありましたね。
 直に演奏を聴くのは生まれてたぶん3回目。高校生の時、後輩のを聴いたのと、大学1年の時、同級生のを聴いたのと、今回、誘ってくれた彼女のを聴いたので3回目。


 音楽部員のみなさんが出てこられました。いよいよ演奏が始まります。しかし、みんな黒い制服姿。なんか味気ないなぁ…なんて思う僕でした。

 しかし、演奏はやっぱり直に限りますか、強直球のシンバルから地鳴りのように響いてくる金管楽器。音楽になれない僕の目はまん丸でした…。


 

 3部までのあるのですが、一部ごとに10分(以上あったと思う)の休憩。客席は演奏中暗いので、休憩中に撮りました。保護者の方などの他に、高校の友だち、OB/OGなどが来ているようです。演奏者に圧倒的に女子が多いことから、観客の女性優位も必然的…。


 2部の最初、各パートに分かれての演奏…なのかな。アンサンブルといっていたけど、無知の僕には、解らない。とにかく、写真は、金管楽器のパートの人たちによる演奏です。
 聴いているだけでは、指揮者の先生のおっしゃる通り、解らないのですが、相当自分たちのアレンジを加え、演奏には苦労したとか。
 …ん?制服姿が変わった!!


 この写真はもう最後の方で、全部員なのかな。一丸となって『ラプソディー・イン・ブルー』という曲を演奏していました。この曲、松陽高校音楽部バージョンにアレンジされたもののようです。司会の部員たちが、『聴くのに体力がいります』と言っていたのですが、正直、元の曲をまったく知らないので、よく解りませんでした。


 ん?金管グループが起立。8人(以上いたと思うけど)が並んで一斉に吹く姿、壮観ですね。
 この時の演奏は、プログラムにはなかった演奏だったと思います。僕はよく解らないのですが、ライヴなどではアンコールというものがあるのでしょうか。聴衆の手拍子が、アンコール風でしたから…。

 14時から約2時間強、松陽高校音楽部のみなさん、本当にお疲れさまでした。8年以上前に聴いた同級生の演奏はさっぱり解らなかったのですが、今日は妙に感激しました。みんな本当に真剣で、非常によくまとまっていて、個性的で、純粋で、必死なのが伝わってきたんですから。本当は「僕を誘ってくれた友の晴れ姿を見に行こう」程度にしか考えていなかったのに、みんなあまりにも素敵だったから“浮気”しまくってしまったのです。
 全体としては、堅苦しいオーケストラじゃなく、高校生ならではのアレンジメントが非常に効いています。温故知新というべきか。現代のポップミュージックがオーケストラになっていたり、部員以外の力も借りて作った「コスチューム」があったり、すごいカルチャーショック。これが僕の感動に対する決定打だったかもしれません。
 もちろん、音楽に関する知識は皆無なので、今日の日記も間違いだらけだと思います。あしからず。
 実を言うと、今日は晴れたら伊豆に行ってしまっていたところでした。ここ15~16回くらい連続で天候に恵まれ、山行を強行していた僕でしたが、今日は大雨と強風で断念。でも、ひょっとしたら、これは山の神からの「今日はちゃんと友の演奏を聴いてこい!」というメッセージだったのかもしれません。実際、前述のように、素晴らしい演奏を聴くことができました。山の神様、ありがとう。そして、素敵な演奏と、「みんなが主役」を教えてくれた部のみなさんの団結力に、ありがとう。

 太陽の子、そして雨の子。今日も天気に助けられ、心温まりました。

天気:雨のちくもり、強風を伴い強く降る(茨城県牛久市・取手市)
…っていうか、また牛久かよ!

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