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死ねばみな終わりです

2007年 5月 28日

 今日もまた添加回収試験。淡々とした作業です。早くGC/MSを現場に持って行きたいのですが、抽出作業は地味で時間もかかります。こればかりはどうしようもない。
 しかも、そのどうしようもないところに、またGC/MSがだだをこね始めました。「トラップ電流不足です」だって。化学物質をバラバラにする装置のところに、どうも不具合があるようです。
 「開腹手術」の結果、セラミックで出来た絶縁体が大破していました。早く修理して、現場復帰させなきゃ。どんなに高性能の分析機も、壊れたらただのがらくただからね。
 今まで、負荷をギリギリのところまでかけて分析していたと思います。ちょっと高負荷で「過労死」しかけているのではないかと、個人的に思っています…。

 さて、昼のニュースで、松岡農林水産大臣が自殺したとのニュースを聞きました。何とか還元水とやらで、政治資金の問題で中心に立たされていた大臣。
 政治資金を不正に扱っていたことに同情の余地はない。でも、死ぬことはないだろう。生きていなければ、責任もとれないだろう。それとも、何か違う事情があるのか?あんたがどれだけ悪いことをしたか、僕は知らないけど、死ぬ必要はないだろう。
 もう一つ、ZARD(ザード)のボーカリスト(坂井さんといったか)が病院内での転落事故で亡くなったそうです。ZARDといえば、「負けないで」とか「揺れる思い」とかの他に、「君に逢いたくなったら」や「Don’t you see!」とかを微かに覚えています。少ない僕のポップミュージック知識にも存在する歌です。
 曲がみんな同じに聞こえるとか言う人もいるけど(まあ、当たり前だ)、僕は、歌詞がなかなか良いと思っていました。「負けないで」も「君に逢いたくなったら」も、厳しい愛情のような感じがしてね。僕が知っているのは、歌詞の一部ですから、それだけといってしまえばそれだけ。
 ニュースでは、女性部門で第一位の売り上げだったと報道されていました。でも、死んじゃったら、どんな歌も歌えなくなるんだよ。
 松岡農林水産大臣も、ZARDの坂井泉水さんも、生き様や死に様はまったく違う。でも、結果行く先は同じ。死んでしまっては、やっぱり終わりだと、僕は思います。あるところでは違う意味で、でもあるところでは同じ意味で、二人に生きて続けてほしかった。残念でなりません。

 「こんなやつ死ねばいい」
 「何でこんないいやつが死ぬんだ」
 …僕は、死んでもいい人と死んではいけない人を分けてきました。でも、「死んでもいい」人を心の中で持っている間は、「死んではいけない」人の死をも惜しめないのではないかと、今日ちょっと感じました。
 憲法25条にある「生存権」を求めるのであれば、それは人類普遍なんだよ。どんなワルにでも、ある。…ワルってなんだか解らないけど。主観的に憎いだけの相手にだって、ある。でも、本当に悪い奴、憎いやつはいる。
 …若いおいらには、どうしたらいいか、まだよくわからないや。

天気:くもりのち晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

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