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能動的活動

2007年 9月 4日

 出勤がしんどい(帰宅はもっとしんどい)のは、もういつものことです。死の常磐線は、体力もろとも、精神力を奪います。さっさと楽になりたい。
 朝10時に職場に着いてから、またずっと試薬のカタログとにらめっこしていました。フルオレセインエオシンという物質は蛍光を発するので内部標準に使えないか、と。


 結局、昼までにこれといった解決策が見つからず、買い出しとみそ汁作りで気晴らしです。
 ナスにこれだけしっかりした種が出来ることを、初めて知りました。


 午後、食品添加物として許可されていない色素であるウラニン(Uranine)と、フルオレセインが同じものであることを知りました。フルオレセインは、励起波長が494nm、蛍光波長が526nmくらいらしく、HPLCと蛍光検出器で測定が出来るかもしれません。内部標準として、使えるか?


 新たな問題が発生。HPLCの機械の中で、泡の発生が止まらなくなりました。水とメタノールとアセトニトリルを6:3:1で混ぜますが、それを、HPLCの一部であるポンプとミキサーに任せて混ぜます。もちろん、各液単独で液を流しても泡は発生しません。
 しかし、それもそのはず。水600mlと、メタノール300mlと、アセトニトリル100mlを別々に量りとって混ぜると、メスシリンダーでも解るくらい量が減っています。一目盛りが10mlなので、約30mlも減っています。割合にして3%。


 水・メタノール・アセトニトリルを混ぜると、混合液が熱を持ちます。混ぜることによって、エネルギーが放出されるのです。
 液の混合についての化学を教えられました。


 左が、1リットルあたりエオシンとフルオレセインそれぞれ1mgの溶けた液です。右のは、同じく0.01mg。パーセントに直すと、0.0001%と、0.000001%。でも、0.0001%の方は、色が付いているのが解ります。


 このあと、実際にHPLCに打ってみましたが、色々なトラブルで、実験になりませんでした。慌てずに行こう。
 夜、本部で仲間の復活(病気からの)祝いが終わったあと、富士山と石鎚山の地図を買って、家に帰りました。日暮里駅で乗り換えようとすると、大雨。ま、今のうちに降っておくれ。
 帰ってきたら、取手も降った跡がありましたが、僕は濡れずに済みました。


 風呂上がり、家の中に、何と、蜘蛛の巣が!しかも、二つもありました。蚊や蠅を捕って食べてくれるとありがたいのですが。


天気:晴れのち時々雨、強く降る(東京都板橋区・豊島区・茨城県取手市)

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