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社会的強制

2007年 9月 13日

 僕らは、人間社会という大きな組織の中で生活しています。その人間社会(経済)は、自然法則の上で成り立っています。人が取手から池袋まで行くという作業にも、交通機関という人間社会が作ったものがあり、それは車両や鉄道軌道など、自然科学的に、数学的に、きちんと計算されて作られたものがあってこそ成立するものです。
 1時間かかる取手と池袋を10分で行くことを考えます。直線で線路あるいは道路を結んで、時速60kmノンストップで飛ばせば、10分強で着きます。
 しかし、現実には不可能です。自然の川や起伏があるのはもちろんですが、社会のシステム(経済)がそれを許さないのが一番だからです(人の住む建物があり、途中駅が必要である)。僕は、こういう系統のことを社会的強制と呼ぶことにします。いつかは、強制スクロールとか書いていたかもしれませんけど。
 今日は、職場に見学者。朝から頭痛がしていて、辛かった。風邪ですね。倦怠感もあるし、見学者のみんなには悪いことをしたなぁ。
 そして、日中も農薬の抽出しながら、ずっと不機嫌。いや、この頃職場で機嫌がいいときなんか全然無い。ずっとしんどいです。


 自然だけで見れば、風邪ひいて頭痛がすれば、休んでいればいい。そうすれば、ある程度治まります。でも、現実には、そうはいかない。我が職場の職員数の少なさ、僕が抜けた分の仕事を誰かがやらないといけない。
 え?究極的には放っといてもいいって?
 人間社会の強制力とはこういう状態をいうのかなと思います。他にも、義務感だったり使命感だったり、色々です。一般企業なら、「休み明けはお前の机はないと思え」などという脅し文句もアリでしょう。
 こういうのは、すごく表面的な社会的強制力。
 もっとグローバルになると、農産物自由化の強制力、戦争だって強制されちゃうぞ!ちゃんと底流には人間の心理という自然経済的諸関係があるんだから。
 あ~あ、バカみたい。何者かの掌でコロコロ転がされて、安倍首相も、僕も、み~んなしんどい。
 でも、その強制力を具体的に紐解く人間の科学力も凄い。無理が通れば道理が引っ込む羽目にならないように、無理(強制)を軽減する努力ができる人間は凄い。僕は、そういう真の科学者に、少しでも近づきたい。
 …そのために必要なもの。まずは、体力。それから、たくさんの仲間。…これだけあれば、人は十分、「科学者」になれると思います。
 基本は体力と愛情だね、やっぱり。まとまりがないけど、知らないっと。

天気:くもり時々晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

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