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引越貧乏火の車

2007年 9月 30日

 今朝も目覚めは6時前。本格的に起きたのは7時半でした。朝の目覚めはばっちりですが、夜寝る時刻がやはりちょっと遅い。引っ越ししても、夜御飯の調整を巧くやらないと、結局もたれて寝られなくなるでしょう。
 さて、昨日、引越の契約が決まったことだし、荷造り開始です。


 まだ引越まで2週間あるので、食器類などを片付けることはできません。とりあえず、本棚と天袋、それから、要らないものを纏めて、それらはバザーに寄付してしまいます。…後は任せたって感じで。


 …プリント類が、なぜか家に大量にたまってくる。僕のような生活をしていると、「資料」と称する大量の紙くずがたまる。そして、そういうものに限って、あまり外に出したくないとか言われる。面倒くさいです。
 で、その処分の最中、シュレッダが無呼吸症候群に入りました。叩いてもスイッチをオン・オフしても、無理。
 既に廃熱口から焼け付いたにおいがしています
 開腹手術。意味も解らずパックリ開けてみたら、重厚なモーターがフライパンになっていました。そして、ギアに紙くずが和えられていました。
 「ゴミを増やしちまったぜ。」
 と思ってたら、動き始めました。
 我が家のテレビ(化学薬品のカタログ)といい、コンポ(鉄拳)といい、ショックを与えると復活するアナログさがたまらない。


 今日は一日雨だったので、午後は殆どゆっくりしていました。やるべき仕事はあったけど、3歩行くと忘れる。僕の脳みそにはどのショックが有効なんだろう。
 で、そのままだらだらと夜になって、映画。アメリカハリウッドの、絶対正義が絶対悪を殺しまくる映画です。あほくさ。
 そして、そのあとは極めつけ。トヨタグループがいつも取り締まって…じゃない、取り仕切っている、環境問題の番組。
 しきりに、私たちの生活からでる二酸化炭素が地球を温暖化させる原因になっている」、と訴えます。トヨタは自動車を輸出して、産業そのものが二酸化炭素を作ってるんじゃなかったっけ?
 東京のとある市で、二酸化炭素削減プロジェクトなるものをぶち上げて、各家庭から出る二酸化炭素を削減したそうです。大変喜ばしいことです。太陽熱を使ったクッカー(調理器)や温水器。大いに普及させてもらってけっこうです。
 でも、そのトヨタさんが会長を務めておられた経団連は、日本の環境をそれでも守ってる農業を潰してこなかったっけ?公共事業を政界に要求して自然環境壊してこなかったっけ?だいいち、家さえろくに持てない「ネットカフェ難民」や、「ワーキングプア」を作り、まともな食生活さえできない人々を作ってきたのは誰だっけ?生活がギリギリの人に、エコなんてできるのですか?エゴなら言えるかも知れないけど。
 エコクッカー、ソーラーパネル、大いに普及されたい。僕も、ソーラーパネルを家のベランダに付けて、家庭用電気に充てたいです。ついでに、ゴーヤなんか植えて、緑のカーテンなんてのもいいですね。エコクッカーか。日のある内に、日当たりのいい家に、生活できる家賃でいられるとどんなにいいだろうなぁ。
 …要するに、無理なんです。生活キリキリでやっている人には。派遣業務を緩和したり、「偽装請負は法律の方が悪い」などと宣ってみたりする、どこかのエゴイストが一番の反エコイズムなのです。
 ついでに、僕は車に殆ど乗りません。鉄道のダイヤは特急や新幹線用に組まれていて、どこ行くにも、金がないと動けないのですよ。金がなければ時間をかける。そう、屋久島も鈍行で行きましたよ。その鈍行列車も風前の灯火で、どんどん切られていますよね?そのきっかけ作ってるの、誰だっけ?
 一部のサクセスストーリーは、一部の余裕のある人間にしか作り出せない。その余裕を最後の最後まで奪う人間たちが、エコだなんて、笑止千万です。恥を知れ。

 …というわけで、「引越貧乏火の車」号は、財産の半分を引越で失い、ゴミを増やし、無駄な運送をするのです。
 もう一度述べますが、経済のルールをわきまえない経済界に、エコを語る資格はありません。利益が十分あるのに法人税の減税を要求する限り、偽善者呼ばわりは、我慢どころか、喜んで受け入れなさい。とにかく、一般市民に努力を促すなら、自己努力しなさい。

天気:雨(茨城県取手市)

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