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スーパーふうたろうワールド

2007年 11月 15日

 …落ち込んでいても、飯は食わなければならない。
 …しんどくても、サンプルがたくさんあるから仕事に行かねばならない。
 …でも、気丈に振る舞うことだけは、できない。
 職場では始終ぐったりしながら、農薬の抽出。そんな気持ちで抽出された野菜たちはたまったもんじゃないだろうな。食べているものに対しても申し訳が立たない。
 しかし、強制スクロールとは、時間軸が正の方向にしか向かないから起こることであり、それゆえに、僕は常にBダッシュでフィールドを走らなければならない。でも、ダッシュが余って、クリボウに噛まれているのが今なのだ。
 そして、今日の昼ご飯、主任がヘルニアから復活したようで、色々食事を作っていた。その中で、ヤマトイモでとろろ。「これ食わなきゃ損だぞ~。」だって。僕の様子がおかしいことを理解してくれているようだ。…まぁ、弁当を一人で食べていること自体、今までからするとイレギュラーだからね。心なしか、日を追うごとに昼飯の時刻が10分刻みレベルで早くなっているように思う。
 ただ、僕には大問題がある。基本的に会食が辛いということだ。精神疾患である。解決の糸口なんてありはしない。きっと、誰かと常に食事をする生活環境になれば、栄養不良で死ぬと思う。そういう理由もあって、一人での食事は、具合がまんざらでもない。

 夜は、所沢市に来てから初めて、茨城県でもやっていた「会議」に参加。初対面の人の(しかも夫婦)の家で会議だから、緊張度は95%。出されたもので、固形物には一切手を付けられず、唯一液相のリンゴジュースでアルプラゾラム製剤(抗不安薬)を飲み下しただけだった。液体と固体、これだけ。
 僕は今日初めて来たわけだが、みんなはいつもの(?)延長で雰囲気を維持している。特に印象に残る自己紹介もなく、あたかも前からずっといたような感じだった。僕は、まだ訪問者レベルなのだ。あの会議の一員とはなりきれていない。そもそも、茨城県での幻想を抱えたままの僕が、なりきれるはずもないのだ。
 当たり前だが、彼らの話にはついて行けない部分が多い。埼玉県に来てまだ33日目。埼玉県へは旅行すらろくにしないまま越してきた。テレビの話、施設の話、通じるわけが無かろう。
 僕のBダッシュはこうして緑の土管の前で止まる。土管に入れるかどうかは、乗ってみないと解らない。入ればボーナスステージが待っているのだろうか。入らずに通過するかも知れない。

 所沢市に引っ越してきて、改めて新天地との馴染みの重要さが解ってきた。親知らずを抜いた直後の歯茎のように、鈍痛が延々と続き、食べ物もろくに噛めず、血がにじみ、防戦一方の治癒力が勢力を巻き返すのを待つ。歯を抜く前の苦しみは消えたが、鈍痛と出血に遠い記憶がこだまする。何もかもがかつてより良くなることなどあろうはずがない。
 苦痛と不安に満ちた表情から生まれるものは、それと同じものでしかない。自己紹介を沈黙させたのは、まさに僕のそれでしかない。よりによって、この不安定期に行くものではなかったのかもしれない。
 明日は明日でまた違ったメンバーでボウリング。明日のメンバーはまだ慣れているはずなので、大丈夫だと思いたい。
 余談だが、ビデオで金八の予約をしていたが、撮れていなかった。日にちを間違えていたのだ。見なければ死ぬものでもないので、諦めれば済むものなのだが…。

天気:晴れ(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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