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太平洋戦争の日

2007年 12月 8日


 さて、今日は何を書いて良いのやら。
 血便が止まってきたこと?右人差し指がもう殆ど自由になったこと?それとも、池袋の雑踏の中、雪道を進むがごとく苦労して歩いたこと?
 いえ、今日は、太平洋戦争が始まった日でした。僕の予想をまったく裏切ることなく、赤旗は太平洋戦争66周年を主張に載せていました。
 満州事変(柳条湖事件)から76年。未だにあの戦争が侵略でなかったという人がけっこういます。そして、決まってヨーロッパ列強の何とかという話が出てきます。
 はいはい。解ってますとも。フランスもオランダもスペインも、アフリカや南アメリカ、東南アジアを植民地にして、プランテーションや鉱物資源の取り合いをしたし、現地の住民を奴隷のように扱いました。今日の赤旗の国際面にも、フランスとアルジェリアの話が出ていて、フランスからアルジェリアに対して謝罪がなかったことで、「アルジェリアは裏切られ続ける」というアルジェリアの新聞記事を紹介していました。
 フランスのサルコジ大統領、結果的に奴隷的な扱いをしてしまったかのような公式発言をしているようです。「フランス人は善意の持ち主で、…しかし、植民地のシステムは本来不正義なものであり、奴隷化と搾取の実施以外に生存することができなかった」だとさ。日本語に(フランス語に?)なってないような気もするけど、言い訳ですか?
 で、オランダやスペインはどういう態度を取っているのでしょう。その辺もこの際ハッキリさせておかないといけません。

 さて、祖国日本に帰りましょうか。当然、これらの国の支配の歴史を断罪するからには、自国の支配の歴史をも断罪するつもりなんですよね?
 靖国神社の遊就館では、確かヨーロッパ列強と展示してあったと思います。ヨーロッパを非難できるということは、その侵略性と害悪を認めているということ。サルコジ大統領の正当化発言に見るように、ヨーロッパ列強本人たちはそれでも大義名分があると思っているのですが。宇宙人が見たら日本もフランスも同じなのです。互いに非難し合っているだけで、自分のことは棚に上げているのです。
 というわけで、今後同じような戦争を繰り返したくないのであれば、見るとこ見ましょ。もっとも、あれは侵略じゃないとか言っている人たちとは、関わり合いを持ちたくないですが。話すだけ、無駄。

 ところで、ちゃんと謝罪できない、反省できない、責任とれない人がこの頃多いですね。戦争以前というか、こうなっちゃ終わりでしょ、一人の人間として。そういう人を増産している社会ということですかね、今の日本は。

天気:晴れのちくもり、夜一時雨(埼玉県所沢市・東京都豊島区)

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