Home > 未分類 > 事実・事実・事実…

事実・事実・事実…

2007年 12月 19日

 まだ読んでいる途中ですが、『チョコレートの真実』。
 正直、文章が枝葉末節で読み辛すぎです。枝葉末節で、理解が難しい。もっとスリムに書けると思う。虐待があるということを書くのに、遠回り過ぎる表現。余計な形容詞は要らないから、簡潔に書いてほしいと思いました。おかげで、何が重要だったのか、頭の中にちゃんと残っていません。
 しかし、取りあげられる色々な取材結果は、ハリウッド映画を見ているかのようです。社会が堂々と人を苦しめ、殺している現実。そういう犠牲の上に成り立っている日本社会。電車の中に重くこだまする、紙袋のくちゃくちゃいう音、靴のかたかたいう音、あの音がたまらない…。


 家に帰ってから、テレビをつけると、タミフル(インフルエンザの薬)が異常行動を起こすことについての論議を『クローズアップ現代』で、胃もたれについての新事実を『ためしてガッテン』でやっていました。
 タミフルが異常行動を起こす。「異常行動」とは何だろう?確かに、2階から飛び降りるとかの話は聞いたことがあります。番組では、タミフルの成分(リン酸オセルタミビル?)が神経細胞を興奮させるというin vitroの実験を紹介していました。また、「異常行動」があったのが、タミフルを飲んでから2回とも同じ服薬後時間だったということとか。しかし、一方で、タミフルを飲まなくても「異常行動」があったという人も紹介されました。
 しかし、僕が思うのは、タミフルを飲まなければインフルエンザが治らない、あるいは重症化するのか、ということです。インフルエンザ脳症のことを述べている小児科医はいましたが、タミフルを飲めば、インフルエンザ脳症は防げるのでしょうか。熱冷ましくらいにしかならないのであれば、あるいは…。
 それに、タミフルは、インフルエンザウイルスを殺す薬ではなかったはず。増殖を抑えるだけだったと(それによって治癒力が勝ることはあり得る)。不快な症状がなく、命に別状もなければ、なおかつ休んでいて治るのなら、無理に薬を飲まなくてもいいと、僕は思います。休むことを許さない社会に問題があるんじゃない?
 そのあとのためしてガッテン。胃もたれ。…これは本当に切実です。出てきた言葉は、胃の働きすぎタイプである、「機能性胃腸症」。この障害の存在は知っていました。でも、特効薬もなく、原因は精神的なストレスと胃もたれとの悪魔のサイクルです。驚きの新事実でも何でもない。制酸剤、健胃剤、そんな市販薬を使えば、あるいは有効であると、番組では示唆されていましたから、それが唯一の望み。僕にとっては、症状さえなければそれでいいのです。決してインフルエンザとは違うのです!(言い訳にきこえてもかまわない!)

天気:くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

Comments are closed.