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共同作業

2008年 1月 18日

 今朝、相変わらず寒くて(部屋が)、起きられません。朝食をカップ麺にまで成り下がらせて、出勤。何気に、起床時から胃もたれで苦痛でしたが、出勤直前に何とかなったので出発。



 タンニン酸というラベルの付いた瓶に入っていたのがこれでした。家に帰ってから、タンニン酸という名前で化学辞典を引いてみると、「広義の場合はタンニンと同義語」と書かれていて、二つめにm-ガロイル没食子酸」。どちらか解らないけど、とにかく、赤っぽい色していて、凄く密度の低い粉状の物質です。エタノールに溶かすとねばねばし始めて、ガラス棒が妙に抵抗します。


 もう一つは、ヨウ素(左)。…と、ヨウ化カリウム(右)。ヨウ化カリウムの結晶は元々無色透明なのですが、ヨウ素の固体を入れると、一瞬で着色します。電荷移動錯体の形成…なのかな。
 今日は何をやっているかというと、蜂蜜の品質検査。まだやっているのでした。しかし、今日は、蜂蜜公正取引協議会という権威のあるところが公式に出している方法で、でんぷんを調べるのです。
 主任と二人でペアを組んで、取りかかりました。久々の共同作業。

 試薬を2種類、サンプル数4個、試験の種類2種。簡単な試験でも相当煩雑になります。何しろ、僕も主任もやったことのない実験。うきゃうきゃ言いながら、やるのです。タンニン酸の粘りけに、ヨウ素の電荷移動に、蜂蜜の濁りに、ヨウ素デンプン反応に、一々うきゃうきゃ言うのです。色の変化にすっかり色気づいてしまうのです。
 …こうして仕事をやっていると、ちょっとだけ辛いことを忘れられます。でも、この作業はその辛さを克服する作業でもあります。「やれることからやる」んだったよね。今日は、よくやったんじゃないでしょうか。結果、何気に出た訳だし。

 僕は今日、楽しく、有意義に仕事が出来たので、明日は寝坊さえしなければ(体調さえ悪くならなければ)、心おきなく小浅間山(長野県)に行けます。準備もばんたん。わかんとアイゼン、ストックもしっかり持ったし。
 さて、今日はもう終わり。バケオタになるのはまた今度にします。

天気:くもりのち晴れ(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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