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悪夢は正夢となり、頭痛となる

2008年 1月 31日

 鼻のムズムズ感がだいぶ治まった今日、昨日のニュースもあったし、たった10分だけ早く家を出ました。そしたら、既に職場は祭りになっていました。
 テレビ局が来たのはまあ、解るのですが、電話が殺到しまくりで、局もチャンポン。農薬の酔いも早く回るものです。
 この前のようなくず米事件や、以前のような遺伝子組換え食品みたいなのは、僕の位置からは離れたところで発達した低気圧だったので、気楽だったのですが、今回は、大気圏も突き破らん勢いの台風の真下。僕の頭の中では、台風から雪が降っています。

 …メタミドホス。この有機リン系殺虫剤は、根雪になって残ることでしょう。「メソポタミア」とか言っている人もいたようですが、そういうジョークと一緒に。
 そして、僕の顔くらいあるレンズを10cmまで近づけられながら実験やったこと。ついに、真っ黒のマイクまでくくりつけられたこと。あのマイクがまるで大きな足かせに見えたこと。そんな緊張の中で、僕はすっかり頭痛が激しくなってしまったこと…。
 昨日、ちょっとはこういうオチを予想していましたが、まさか、一日中張り付かれるとは想定外。ついでに、明日も張り付かれるらしいので、こりゃ身体にシリコンオイルでも塗って剥がれを良くしないとまずい。主任にも、「ブレーキかけながらやらんと明日まで持たんぞ」と言われました。本当に、頭痛いです。頭痛です。Headache。

 今日は、かくしてメソポタミア…じゃなくてメタミドホスの物質とも戯れました。しかも、けっこう大量に被曝したので、臭いも忘れませんよ。硫黄とリンと窒素を含む化合物ですので、クサいです。…クサいで済めばいいけどね。

 そんな冗談はさておき、この問題を、是非、日本の食糧問題として捉えてほしい。これは、本当に、マスコミ関係者にもそう訴えてもらいたいものです。消費者がどうやったら危険なものから回避できるかというハウツー(方法)とともに、このままじゃ安全はおろか量さえも確保できないというクライシス(危機)として。
 でも、本部の人がたまたま来て言っていたんですね。「それは、独自にやらないと無理。」…そうかもしれない。誰かがやってくれるのを待つのでは、自己チューと変わらない。
 でも、何すればいいんだろうなぁ…。実は、その辺が今、本当に解らないのです。今日のは「独自」じゃない。「手伝い」でした。
 あ~、頭痛ぇ~。

天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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