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高飛び

2008年 7月 3日

 日中、もちろん、労働。
 今日は、予定外のサンプルが来たらしく、農薬の抽出。朝は薬を飲み忘れたりなんなりで、ばたばたして、結局遅刻してしまいました。
 それでも、サンプルは5件。ちょいちょいと処理してしまえば、15時には終了です。


 今日は、続きがあります。
 ここ、羽田空港。ものごっつい人で、ごった返しています。
 そして、主任を除く僕ら3人がいます。
 今日から北海道…
 何気に、京急線で、電車を乗り過ごしたりして、男3人、ふらふらしていました。@大都会東京。


 家にも帰らず、職場から直行。
 理屈では解っていても、これから、「行く」という動詞が、受け入れられません。


 この、写真の真ん中に見える、プラモデルのような飛行機が、これから北海道・新千歳空港まで飛んでいくというのですから、タラップの中で思わず大笑いしてしまいました。
 さしずめ、鹿児島港から屋久島に出ていた、廃棄物運搬船というところでしょうか。
 機体の揺れは、西武池袋線くらいですか。窓は客席の横にある小さなはめ殺しだけで、客室乗務員(スチュワーデス)が待機しているようなところには、窓もありません。
 …夕日が撮れなかったじゃないか!


 羽田空港に戻ってきました。
 …そう書いても、騙せそうなくらい、いや、自分で書いていて騙されそうなくらい、あっという間に新千歳空港に着いてしまいました。
 2ヶ月前、北海道の山に行ったときのあの長距離移動は、旅を感じさせたものです。でも、今日のこの移動は、「ワープ」です。僕の移動速度のキャパシティを超えています。
 だって、ここを歩いている時点で、まだ21時になっていないんですから!


 理論的には、札幌市にいることになっています。目にはちゃんと札幌駅が映ったし、不良の充電池をつかまされたビックカメラだってあったし、しょぼい時計台もあったし。
 でも、気分的には、所沢のプロペ通りでも歩いているかのごとし。


 そして、札幌市内で、遅い夜ご飯。
 今にも痛恨の一撃を食らわせてきそうな店員の姉ちゃんが運んできた、餃子と小ライス。ここで、メニューにあった、博多ラーメンを注文していたら、いよいよ、どこにいるのかが解らなくなるところです。
 もっとも、餃子、という時点で、もう札幌ではないのですが…。
 しかも、この店、床から微細な振動が伝わってきて、さながら船に乗っているかのよう。さしずめ、大洗港を出て、福島県沖で飯を食っているかのようです。


 たった数時間で、今まで2日かかって移動していたところを、移動してしまいました。
 楽になっただろうって?
 とんでもない。歩けばせいぜいひばりヶ丘から所沢くらいまでしか進めない時間で、1000km近くも移動してしまうなんて、頭がおかしくなってしまいます。船や陸路を使えば2日かかるところを1時間強で移動してしまうなんて、感覚が狂ってしまいます。
 今、理論的には、札幌のホテルにいるのですが、気持ち的には千葉のビジネスホテルです。電車で数駅乗れば、家に帰れる。…そんな場所のような気分です。
 オチが見えない、今日の日記。頭が狂っているので、しょうがない。
 …しかし、もっと頭の狂っている事件が、この後起こります。覚えている限り、明日以降の日記で書こうと思います。

天気:晴れのちくもり、のち、くもり一時雨(東京都板橋区・大田区、北海道石狩支庁札幌市)

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