南アルプス北部の花
南アルプス北部花スペシャル、いきますよ。
ヤマオダマキ(キンポウゲ科)。既に青木鉱泉の周囲にありました。ミヤマオダマキと違って色が薄い。
ウツボグサ(シソ科)でしょうな。タテヤマウツボグサというものもあるみたいですが、たぶんウツボグサ。青木鉱泉の周りですし。
イケマ(ガガイモ科)でしょうか。登山口に至る林道沿いにかなりたくさん咲いています。まあ、正直「きれい」だとは思いませんが、花スペシャルには参加してもらいます。「きれい」な花だけ集めたものは、ふうたろう流の花スペシャルではない。
タケニグサ(ケシ科)です。こいつも、日暮里駅の線路の中とかに生えているほど強かなやつ(しかも指定席)ですが、こんな所にも生えているのですなあ。葉っぱが大きくて印象的だったのですが、名前を調べずにいました。それにしても、ケシ科の植物だとは思いませんでした。
シナノナデシコ(ナデシコ科)のようです。近道した河原のところにたくさん咲いていました。
ヨツバヒヨドリ(キク科)でしょう。まだ咲いているものをあまり見てきませんでしたが(朝日連峰でも蕾はたくさんあったけど)、ここでようやくです。
林道脇に咲いていた、ベンケイソウ科キリンソウ属の花。図鑑に同じようなものが、ない。
ホタルブクロ(キキョウ科)。ヤマホタルブクロというものもあります。どうやら、萼がビミョーに膨らんでいるかどうかが決め手のようです。更には、中間のものもありつつ混在していることもあるそうです。何が何やら…
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)。何処にでも咲いていますな…っていうと失礼かな。
ミヤマハンショウヅル(キンポウゲ科)でしょうか。花の縁が枯れかかっている上に、周囲の木に覆われていて…。とりあえず、薬師ヶ岳山頂付近です。
ヒメコゴメグサ(ゴマノハグサ科)。南アルプスや八ヶ岳、秩父、日光、そして那須の高山に生える(『日本の野草』山と渓谷社)。他のコゴメグサ属と違って、葉が丸く、網状になっています。
タカネビランジ(ナデシコ科)でしょうか。南アルプスにしか咲いていない花だそうです。
タカネグンナイフウロ(フウロソウ科)か、それとも普通のグンナイフウロか。めしべが飛び出ていて奇妙です。
ゴマノハグサ科シオガマギク属の花。図鑑に同じような花が見あたらない。
シナノオトギリ(オトギリソウ科)だろうと思います。稜線沿いにところどころ咲いていました。
葉っぱがなくなっていますが、タカネニガナ(キク科)のようです。
オオクルマムグラ(アカネ科)でしょうか。若干葉が丸いですが…。仙水峠に続く谷筋に咲いていました。
種類は多くないですが、高山固有の花があるようです。
しかし、花の名前、調べるの本気で大変。多角的に調べられるようにしないと、正確さも手間も、埒があかない。
天気:晴れのちくもり、夜は雨で雷を伴う(東京都板橋区・埼玉県所沢市)
今週の花のハイライト(輝
タカネビランジですねェ~
厳しい岩場にへばりついて、けなげに咲いている姿に感動します。色彩も微妙に違って(紅・白・ピンク)一株ごと自己主張しているような感じです。
南アではピカイチの花ではないでしょうか・・・
花スペシャル、
制作がいちばん大変な日記です。
花撮るのやめたくなるほどです(滅
花の色別で同定できるような図鑑がいいのですが、
持っているやつはそれほど種類が多く載っていなくて・・・。
タカネビランジ、これを探すのも苦労しました。
サクラソウ科か、ナデシコ科か、
迷いました。
山と渓谷社の『日本の野草』だと、
科で見当付けて探すしかないですから・・・。
ところで、タカネビランジがヒットですか。
ふうたろうは、
独特の形をしたヤマオダマキとか、
ミヤマハンショウヅルとか、
そういうやつが好きです。
ちょっと変な奴が。
>科で見当つけて探す
正解だと思います・・・何科か分かると結構先が見えてくるのではないでしょう か? 花の名前探しは山登りしながら謎解きの楽しさも味える・・・
(登山+花+?)
「?」は樹木でも鳥でも昆虫でも・・・
もしかして一番「?」は人間かもね~
大変でも花撮るのやめないでください!!花スペのファンだから・・・
(追伸)>ちょと変な奴・・・はどこにでも咲いてますけど・・・
ええ、花撮るのは、やめませんよ。
ただ、やめたくなるほどしんどいだけで…
科が解らないと、
花の同定は本当に詰みます。
聞いたことのない科の花、
クマツヅラ科とかメギ科とか、
最初、何百ページもある図鑑を一枚ずつめくっていくんですよ。
時間がいくらあっても足りません。
とはいえ、花のシーズンは3ヶ月あるかないかですね。
季節の便りとして、それはそれで楽しみましょうか。