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腹痛の精神(滅)(英彦山【高住神社~鬼杉経由シャクナゲ荘縦走コース】:福岡県)

2013年 7月 15日

 久留米駅から1kmほど離れたカプセルホテルに宿を取っていました。そこの受付のおばちゃんと話をしていたら、夜が更けました。寝たのは23時半以降だったかな?
 それにしても、今日もまた天気悪いのか…?


 朝飯の時刻が間に合わなかったので、弁当を用意してくれました。が、とんかつみたいなのがゴッソリ入っていて、殆ど食べられなかったという罠。


 夜明駅。久大本線から日田彦山線に乗り換えます。ここで20分程度の待ち時間があるので、山行に持って行くものと、彦山駅に置いていくものを分けます。そして、靴も履いておくと。


 ここにいるのはふうたろう一人。何でも自由にできます(違


 彦山駅到着。荷物を置くのはやぶさかではないが、コインロッカーの一つもなく、駅員もいない。まあ、中にクサい着替えとか入れておけば、誰も盗まないだろう(←こら
 念のため、処分されるのを防ぐため、本日中に取りに来ることを書いた紙を入れておきます。


 英彦山のいずれかの登山口に行くためのバスは一本です。始発は小倉方面からやってくる8時45分の電車が着いたあとの8時50分発。
 そうそう。こうやって、ちゃんと電車の接続を考えたダイヤを、どうせ走らすなら、組んで欲しいもんです。


 添田町営バスで豊前坊バス停(終点)まで来ます。ここは今年1月4日、犬ヶ岳から縦走してふうたろうが果てた場所です。そうなのです!今日はただの登山ではなく、リベンジなのです(`・ω・´)キリッ


 さて、あの時は雪まみれだったこの山も、今は熱帯の山。この石段の美しい神社の山を、登ろうではありませんか。


 苔むして、味のある階段。丸太を積んだようなショボいやつとはひと味もふた味も違いますな。


 高住神社。ここに元気なおばちゃんがいます。


 竜の飾り物が水を吐いています。飲めってことかね。ええ、飲んでおきますとも。


 登山道はここから始まります。


 ふうたろう、この高住神社でお守りを買っていました。ふうたろうがお守りとは珍しい?
 ポックリ御守です。病気のまま生きながらえるよりは、グッと健康に生きて、ぱたりと倒れる。寝たきりとか植物状態とか、なりたくないですからね。


 今日の天気は回復傾向です。だから、何となく気分も空も明るい。たぶん。


 しかし、登山道途中にある砂防は完全に埋まっていてテンション下がります(滅


 苔むした岩が連なっています。


 日が差してもっと明るくなればより美しいですが、これでも十分ですね。


 岩が連なる急坂のコース。距離は短くても、時間はかかります。


 しかし、道の雰囲気がすばらしく、飽きません。


 英彦山(ひこさん)、いい山ですな!


 キバナノホトトギス(ユリ科)なのでしょうか。季節的にはかなり外れているようです。


 坂がもっとも急になるのが、尾根に出る手前。そこには雨が降れば滑りやすそうな木の階段もあります。


 尾根に出れば一息と思いきや、再び急坂です。


 その、北岳の急坂付近から去年は70回くらいこの英彦山に登った(参った?)おっちゃんと話をしていました。カメラにやたら詳しい…。ふうたろうみたいにイイカゲンに撮ってはいないようですな。


 北岳の山頂直下にだだっ広いところがあります。が、あんまりおもしろくはない。天気のせいかもしれない。


 立ち枯れが多い稜線です。いや、どちらかというと、刈り込んでいるんですかね…?


 木の幹に直接根を下ろして咲いている花。おっちゃんはウンゼンマンネングサと言っていましたが…?神戸市のホームページを見ると、絶滅危惧種に入っているとか何とか。
 ともかく、ベンケイソウ科キリンソウ属の、マンネングサの仲間らしい。


 道がえぐれています。
 洗掘(せんくつ)とはこういうところでも使う用語なのかどうかは知りませんが、登山者の踏みつけによる裸地化と雨水の流れでこうなっているのだと思います。
 やっぱり、オーバーユース、ですね…。


 晴れ間が広がってきました。しかし、本当に晴れるのはいつになることやら。


 英彦山の山頂標がある中岳の上り。岩ゴロゴロゾーンです。


 中岳の山頂というか、山頂手前も広場になっています。人々が憩っています。


 避難小屋ともあずまやとも言えない中途半端な建物があります。


 さっき、由布岳や九重連山などが見えていたけど、またガスが湧いてきてしまいましたな…。まあ、ぎんぎらぎんに晴れて炙り殺しの刑になるよりマシかもしれないけど。


 さっきのおっちゃんには仲間がいて、その仲間のおっちゃんたちは遙か先に山頂に着いていたようです。ふうたろうはようかんをいただきました。更に、焼いたよもぎ餅までいただきました。
 …ふうたろうは食い過ぎて気持ち悪くなってしまった(滅滅滅滅滅滅


 山頂の標。ただの棒でした(笑


 出発します。遠くから見た雰囲気では立派に見えたものの、近くに寄ってみると、実は物置なんじゃないかという、何となく…まあ、これ以上言うまい。


 ふうたろうは南岳方面に向かいます。時間的にはそんなに潤沢にあるわけではないのです。14時47分発の電車に乗っていなければなりませんので。


 だいぶ天気が良くなってきましたが、やっぱり鬱空。


 カップルがすれ違って森に消えていきます。これから登頂でしょうな。


 緑青(ろくしょう)のきれいな建物なんですけどねえ…


 そして南岳。ここは極めてショボいです。


 こんな展望台なんか作っちゃった上に、今や崩壊の危機さえあるのか使用禁止ですし。


 けちょんけちょんにけなしているようですが、ふうたろうはこの山を気に入っています(ぇ


 南岳から鬼杉に向かうルートは展望の良い岩場が所々出てきます。


 鎖が取り付けられています。雨で濡れている時とかは絶対通りたくないですな。


 美しい樹林が眼下に広がっています。


 ここ、ツルッといけばヅドンです。


 木漏れ日が気持ちいい樹林。昨日の熱帯夜登山とは大違いですなあ(じと目


 地図上だと、あれは岳滅鬼山(がくめきやま)のようです。しかし、色っぽい樹林帯ですなあ…。


 急坂を下っていくと、また苔むした高木帯に突入です。


 気持ちよい樹林帯ですなあ!


 この辺りで、初老のご夫婦と出会いました。ホームページをやっているようです。
 →旅とサボテンと酒と


 ところで、ふうたろうはさっきから何気にハラが痛い。食い過ぎで気持ち悪い(滅


 森の中を便所のことばかり考えながら歩いているという罠。


 どこか、便所…じゃなくて、岩の壁みたいなところがあったと思うんだけど。


 あ!便所…!!
 …ではないようだ(滅
 大南神社とかいうところっぽいです。


 鬼杉の近くに便所…じゃなくて水場があります。とりあえず、グビグビまでするパワーがないので、チビチビやります。


 鬼杉。『鬼』という割にはまっすぐですな。育ちの良い鬼なのか(ぇ


 さて、ふうたろうは山道を歩きたいところですが、便所…じゃなくて時間がないので、このまま林道まで下りてしまいます。


 せせらぎの気持ちいい道ですな。


 道の雰囲気が変わりました。そろそろ終わりか?


 どうやらあそこが終点の模様。


 登山口です。


 もちろん、これから40分程度林道歩きが残っていますが。


 自然に還ってゆくアスファルト道路。


 クルマユリ、かな?


 ここで3人組のおっちゃんおばちゃんたちに出会いました。ふうたろうに鬼杉だかどこかの道を聞いていましたが、ふうたろうもここ来るの初めてなんですよね。でも、地図でほぼ道が判る状態なので、案内出来ます。


 黒岩岳登山口。道が見当たらないですね。名前負けしていませんね(黒藁


 この真新しそうな神社は何だろう。特に地図にも何の表記もないし。


 名もなき小滝。ただ涼しげに、時の流れとともに水を零すのみ。


 空はガッツリ晴れています。でも、今日は思いの外暑くない。


 ほぼ下山完了。あとはシャクナゲ荘入口バス停まで歩けばカンペキ。


 ふうたろうの真上に雲があって、樹林がどす黒いままです。いつまで経ってもその雲がどかないので写真を諦めました。


 シャクナゲ荘入口バス停。14時27分発でしたかな。あと45分ほど時間があります。


 では、シャクナゲ荘の温泉に入って、風呂を済ませてしまいましょう。今夜は夜行バスですからな。


 彦山駅で置いた荷物を回収し、詰め直しをし、博多に向かいます。東京や大阪と違って、少し郊外に出ればこういう風景がまだ見られるんですね…。


 博多駅、16時半。17時50分の夜行バスまで時間が少しあります。


 バスに乗る前に腹ごしらえ。
 …したら、気持ち悪くなってしまいました(滅滅滅滅滅滅


 夜行バスは何と、4列シートでした。道理で8000円は安いと思ったわ…。狭いし、席を替わらなかったら通路側で14時間窓の外も見られない家畜のような思いをせねばならなかったし、二度と使わない。
 バスはともかく、英彦山はいい山でしたね。腹痛の精神、いや、不屈の精神で3連ちゃんやって良かったですな(笑
 #186英彦山クリア。


天気:くもりのち晴れ(福岡県久留米市・田川郡添田町・福岡市・大分県下毛郡山国町、日田彦山線・九州自動車道・山陽自動車道など)

  1. 匿名
    8月 1st, 2013 at 09:36 | #1

    キバナノホトトギスきれいです!苔むした岩とか緑の森はいやされますな~。

    それにしても今回はふうたろうさんにはおもたげな食事ばかりでしたね(笑)

    やせちゃうね(笑)

  2. ふうたろう
    8月 1st, 2013 at 20:00 | #2

     う~ん、誰だろ。

     食事もそうですが、日帰り山行のメドレーというのはなかなかきついです。いっそのこと、縦走できた方が楽ですよ…
     でも、英彦山はこの九州3連撃の中ではいちばん良かったですよ。

     山旅の時よりもむしろ、下界に下りてきてからの具合が悪くて、痩せてしまいます(滅

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