全滅の危機(何(奥能登岩倉山・廃ハイキングコース(滅):石川県)
金沢の朝。4時台に目が覚める、ゴールデンウィークの旅。北海道の旅の時も同じでした。そして、ふうたろうはそうして起きたときの朝がとても幸せに感じます。山でも里でも、それは変わりません。
楽しみなのは朝食バイキング。テキトウに、パンやウィンナー、というものではなく、和食が出てくること。鯖のみそ煮とかオクラのごま和えなどがあります。一番嬉しいのは、それでも納豆かも知れませんが。
飯を食ってからしばらくして、輪島行きの高速バスに乗ります。金沢駅前から1時間に1本程度、出ています。今日はそのバスに乗って輪島に行き、輪島から更にバスを乗り継いで能登半島北部の岩倉寺を目指します。
しかし、暑い。それに、頭がぼーっとします。何だか、長閑と言うより、気を失って寝そうです。
岩倉寺の階段。ここに座り込んで、金沢駅中のパン屋で買ったラスクをぼりぼり。
岩倉寺の本堂。…まあ、特に何か秀逸なところがあるかと言われると解りません。仏閣にそれほど強い思いがある訳でもないふうたろうですから…。
今日は、この岩倉寺と言うより、この能登半島の沿岸のハイキングをしたかったのです。雰囲気的には、あの伊豆半島の石廊崎海岸線を歩く気分です。もっとも、あんなに猛烈な厳しさはないけども。たぶん。
ヌオッΣ(゚Д゚;)
…腹が痛い。しかも、かなり漏れそうな勢い…(爆滅
せっかくあの登山道の入口から半分くらい進んだのに、結局寺まで戻ってきました。しかし、そんな惜しさも感じないくらい、大ピンチ。ふうたろうのHPが1になった(何
また出血していて、コンディションはどうやら悲惨な状態。まさか、ここで全滅とか!?オプショナルツアーでも、リタイアしたら全滅です。
しかし、さっきトイレへ引き返した地点まで再びやってくることができました。
それにしても、こういう小さい丘にある坂というのは、房総半島や石廊崎などもそうでしたが、容赦ない急坂ですな。短くて軽装で行けるからと、ほんとにえげつない。
そして、やっとの思いで至った三角点はべらぼうにしょぼいとか。
さっき、ビッグベン撤退箇所を右に曲がると岩倉山でしたが、左に進むと、この看板が出てきます。
…どれどれ(・ε・)この看板から右に進むと展望良しか。
ま、当然行くでしょう。
展望…
¨:∴(゚ε゚;)ブッ
あまりの良さにこのベンチに座り込んでしまいました(死滅
次に期待すべく、下り道を歩いていきます。しかし、どうも、足場が悪い…
ヌオッΣ(゚Д゚;)
足場の階段が崩れた!?階段の木材が腐っとるではないか!!
よし、次こそ。
しかし、アップダウンがキツいし、階段は斜めになって崩れかけているし、一般人がこんなところ歩くのかよ…(`皿´;)ブツブツ
おお!これが千体地蔵か!!
千体地蔵は、人が岩に地蔵を彫ったのではなく、地層の岩を雨などが浸食したことによってできたものだそうです。自然の造形美ですね。これはいいものを見ました。
ヌオッ(゚皿゚;)
ふうたろうが今まで通っていた階段が傾いたり崩れたりしていたところは、実は通行止めだったという罠(爆死
もちろん、向こう側から来たので、看板なんて見えないという件。
こちらの入口(道路沿い)にも、ちゃんと立ち入り禁止の看板が立っています。
さて、バスまで時間がありすぎるので、ちょっと向こうにある遊歩道でもほっつき歩いてみますか。
あのウミヘビみたいな物体は、どうも道路のようで、今は通行不可能みたいです。ここの道路の仕組みはいまいち良く理解できません。
看板に何か変なことが書いてありますが、とりあえず中に入ってみますか。
見た目は熊伏山の登山口を探すときにあったトンネルとそっくりですが…。
ヌオッ(゚皿゚;)
なるほど、せっぷんとんねるのハイパーキノドクな意味がよく判りました(爆滅
さて、さっきの岩場より先は立ち入り禁止なので、従いたくても従えなかったさっきと違って戻りますか。
と、その前に、あのウミヘビの下に続いている洞窟の奥に進んでみますか。何だか、コウモリが飛んでいますが。
何かの石像が一体ありますが、作り物にはあまり興味を示さないふうたろう…
駐車場に、何か看板がありました。
(・ε・)どれどれ、「夫婦がっと(蛙)岩」?
…意味が解らん…(滅
これから長いバス旅。金沢に戻れば夜になるので、ここで15時の飯を食っていきましょうか。目の前に食堂があるのです。
食事処今新
メニューの種類は多くないけど、いいものを出してくれそうな予感。とりあえず、ふうたろうは穴子丼を注文しました。
これは、3文字の海草の名前を教えてもらいましたが、何と言ったっけ。ありきたりの酢の物ではなくて、ダシの味付けで美味い。
何と、穴子丼は、穴子の天丼でした。ちょっとクドそうだなと戦きましたが、他にものっかっている野菜天ぷらもあって美味いし、ご飯も少なめにしてもらったので、大丈夫でした。
これはアオサのみそ汁。アオサの香りが素晴らしく良く、絶品。
合計で1350円くらいでしたか、その価値はあります。
ふうたろうが色々不思議そうに眺めているので、従業員の女性のひとりが、「学者のような目つきだ」と言っていました。
さ、この岩倉山の真下にある集落にはバスは殆ど来ないので、曽々木口(そそぎぐち)バス停のある丁字路まで歩きます。
日本海側の海沿いとは思えないほど長閑ですねえ…
でも、あの注意書きには、
「この水は、現在も当地域の人々の飲用水として用いられていますが、旅行客の方には、煮沸しておのみすることをおすすめします。」
と書かれてあります。
でもでも、その隣には、曽々木名水として、
三.どれだけ飲んでも腹をこわさない
って書いてあるんですよね。ついでに、
五.腐らない
とも。
こういうのはとてもおもしろい。あまり人が見ないものだろうと思うから、よけいおもしろい。
空は15時頃から急速に曇り出しました。太陽は高層雲に隠れました。
金沢に帰ったら、とりあえず今日すべきは、Mariさんへの納豆土産の購入、コインランドリーで洗濯、などですかな。明日はいよいよ旅を終え、新潟入りします。ま、新潟にいる時点でまだ旅は終わっていないということにもなりますけど。
#227大門山クリア。
#228大笠山クリア。
#137笈ヶ岳クリア。
#229三方岩岳クリア。
#230猿ヶ馬場山クリア。
#231医王山クリア。
人形山はクリアできなかったけど、6本抜きは快挙です。
天気:晴れのちくもり(石川県金沢市・輪島市、移動中は含まない)
GW山行お疲れ様でした。
どんな内容だったのか楽しみにしてました。
この時期ならではの大縦走、素晴らしいです。
自分はまだ北陸の山は全く手をつけてないので参考になりました。
さすがに同じことはできそうもないので全部ピストンになっちゃうかな?
来年の春には登山道のない山は登りに行きたいな~。
ありがとうございます。山行が終わったあとは、もうピクピクでした。
ピストンするかどうかについてですが、
大門山と大笠山は、縦走することができます。未確認ですが、25000分の1でルートを確認してほしいのですが、桂湖の最北部の堰堤のあたりから、タカンボウ山へ道があります。それがブナオ峠に抜けていて、そこから大門山→大笠山と縦走し、桂湖に下りてきて、車にまた戻る、ということもできるかもしれません。なお、ブナオ峠から桂湖に下りてくるまでは、夏道が存在しています。
笈ヶ岳は中宮温泉(石川県側)から登るのがオーソドックスです。おそらく、殆どの人はそこからピストンになるはずです。冬瓜(かもうり)かシリタカ山あたりでテントを張るのが良いかもしれません。
三方岩岳は、昭文社の「白山」を見れば解るように、実線で周遊コースをたどれます。
猿ヶ馬場山は、雪のある時期にしか登れないという情報を聞いていますが、真偽の程は判りません。白川郷から登ると、登山道は一切無いかもしれません。一方、天生(あもう)峠から登ると、籾糠山まで登山道があるようです。峠の看板にそんなようなことが書いてあります。ただし、それ以降は環境に配慮して、登山道がないそうです。
医王山は金沢市のホームページにもコースが色々出ているようです。こちらは、金沢側から、車で結構上の方まで行けます。夕霧峠まで行けるのかも知れませんが、ふうたろうは確認していません。
登山道のない山は、200や300名山になるとかなりあるみたいですね。公共交通便がないとふうたろうは登山道がないよりも苦労することになるので、登山道の有無は実はあまり気にしていないのが現状です…
思いっきり笑ってしまった(^0^)
せっぷんとんねる(^u^)
国土地理院のHPで確認してみましたが確かに周回できそうな感じですね。
でも日帰りは厳しそうな内容っぽいかな?
笈ヶ岳はおっしゃる通りそのルートになっちゃいますね。
三方岩岳は石徹白から縦走も考えましたが、一泊でやるのは厳しいから有料道路からサクッとになりそうです。
猿ヶ馬場山はふうたろうさんのコースだと大変そうですが、ピストンで終わらせたくないなら楽しそう。
医王山は全く調べてないですが、金沢市のHP見ればいいんですね。 調べてみます。
全く手つかずの北陸へ行く日が楽しみになってきますね。
200・300になると公共の交通機関も厳しくなりますからそこから挑んでるふうたろうさんはホントに凄すぎます。
自分もできる限り内容のある登山でいろいろ登っていきたいです。
>☆Pegasus☆さん
ああいうキノドクな観光スポットは、苦笑というか失笑というか、阿寒湖や阿蘇山の時もそうでしたねえ(滅
>Yサー♪さん
三方岩岳の、石徹白からの縦走をやるなら、笈ヶ岳から行った方が若干早く済ませられるかもしれません。追記すれば、あの縦走路、地元の人たちはちょくちょく使っているようにも見えます。三方岩岳を越えて、国見岳まで行って、そこでテント泊し、笈ヶ岳をピストンするということもできなくはないです。
猿ヶ馬場山は、むしろやっぱり籾糠山近辺を大事にしたいです。車道歩きが根性焼きのように堪えますが、是非どうぞ(笑
飛加越国境の山々の交通機関は、これほど恵まれているものはない、と言っていいレベルだと思います。お隣の、冠山や能郷白山、北海道各山のような、10kmを超えるような車道歩きが予想されるところは、山本来の苦労を超越しています。嗚呼おぞましい(滅