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弾丸の逢瀬(越後大源太山【大源太川北尾根コースピストン】:新潟県)

2014年 9月 20日

 体がだるい。やっぱり疲れがたまっているのかな、と思いつつ、切符もすでに取ってしまっているので、やって来ました、越後湯沢。今日は19時に長岡まで行けば基本的には大丈夫な話なのですが、それだけで済ますのもあれということで、今日は越後大源太山と明日はリベンジ米山(何)を詰め込むことにしました。これで、ふうたろうの死亡フラグが立ちました。


 とはいえ、今日はバスの発車時刻の関係上、7時過ぎに家を出ればよかったので、少し気が楽でした。そして、その気が楽だったのがこの公共交通限界地である旭原バス停までだったことも判明しました(何


 薄雲の下にあるあの大源太山目指して、徒歩開始。


 のんびり里山ハイク?なにそれ美味しいの(ヴォー読み
 今日は10時半に旭原バス停に着いたら、15時40分ころのバスまでに大源太山から戻ってこないといけないという、ハイパーハイキングですよ(長い目


 南東側の空には雲が多い。ふうたろうの頭の上まで、ギリギリ雲がかかっています。


 ほら北の空はあんなに清々しい青が(ヴォー読み


 ススキたなびく秋の清々しさとは裏腹に、ふうたろうは足に力入らず(Θ_Θ)どよーんしています。


 車道歩くこと35分、大源太山の指導標。


 そしてそこからさらに4分、大源太山の本物の登山口。駐車場もここにあります。往復合計1時間のハンディキャップは凄いなあ(遠い目


 写真を撮る気力がなく、ガンガン先に進みます。まずは第一渡渉点。


 第二渡渉点。沢に水はありません。


 第三渡渉点。どれも難解な渡渉ではありません。水が清らかで癒されます。たぶん(←こら


 第三渡渉点を過ぎると、すぐに猛烈な急坂が始まります。小石や粘土質の地面が滑ります。


 ふうたろう、他の人よりもやはり3~5時間ほどはハンディを背負っているので、猛追します。しかし、HPが足りない!(何


 もうすぐ2本の尾根が合流するところだと思います。山頂に近づいてくると、少しずつ安心感が増しますが、体の動きが鈍重なのは変わりません。


 最近の人はこういう恥知らずなことはしないでしょうけど、木に名前を彫るのはやめましょう。クマの爪とぎよりもたちが悪いですよ。


 少し始まりかけの紅葉。


 そして、展望の利く稜線に出ました。バス停を出てから1時間45分。


 左上に見えるあの山は七ッ小屋山。時間があればあちらを回って、ということも考えられるのですが、実は今回は切符の買い方までミスっているので、時間を無駄にしています。もっとも、それよりも先にHPが足りないのでダメでしょうけど。


 ぶっちゃけ、泥のように眠りたいです。眠い。


 オニシオガマ(ゴマノハグサ科)、かな?


 ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科)、だと思います。


 急坂上り坂。後ろを振り向くと、大展望ですね。


 稜線の向こう、右奥に見えるのは巻機山です。古峰山(こがらさん)から割引岳(われめきだけ)を経る、巻機山のマニアックコースを、残雪期に登りたいですね。


 斜面を斜めに上る道。ここ、残雪期は危険ですね。


 岩場ですが、問題なく歩けます。でも、体力というか、体調がビミョーです。


 湯沢の街一望。


 紅葉がいい感じになりつつあります。


 鎖がありますが、使わなくてもOK。それよりも、ちぎれた鎖が一本落ちているところがあって、それを万が一にでも掴んでどうにかしようと思うと大変なことになりかねません。


 七ッ小屋山が見えています。そこへ向かうルートも。


 山頂は目前です。行きましょう。


 …あれ?ここはどこ(ヴォー読み


 山頂到着してすぐ、ハラが猛烈に痛くなりました。なので、崖のところの草葉の陰でNGSしました。紙は持って帰ります。


 そして、改めて戻ってきました、山頂。さっき、ハラが痛い時に、山頂にいたおっちゃんたちの撮影をしましたが、ちゃんと撮れていたかどうかアヤシい件。
 ところで、ここ、羽アリが猛烈な勢いで集ってきます。それなりに苦労して登ったのに、腹痛とスウォームでお出迎えとは、なかなかの山ですね(ヴォー読み


 七ッ小屋山方面は、今回は当然お預けです。15時42分までに旭原バス停まで戻らないといけないので、回っている時間はありません。


 真正面に巻機山。草紅葉が美しそうです。


 では、虫もえげつないし、時間もないので降りましょうか。


 上の写真と何が変わったんだろう。たぶん、こちらが下り始めた時の写真だと思います。


 あの巻機山は、上州朝日岳からの縦走をいつか実現したいものです。


 馬蹄形ルートに含まれている七ッ小屋山も、そのうち馬蹄形で…ってことは、あと2回、上州朝日岳通らないといけないってことか。


 この尾根、危険マークの付いているところがあったと思いますが、そんなにヤバイところはない。飯士山のほうが若干きつかったと思うほどです。


 そういえば、山頂でシャッターを押してあげたおっちゃんたち、あの羽アリスウォームが辛かったのか、けっこう下の方で休んでいました。他の登山者も同じようにしていました。


 サクッと樹林帯に入りました。下りは速い。でも、滑ったりすると危ない。…といいながら、もうすでに何回か滑っていますが(滅滅滅


 ナナカマド(バラ科)の実かな。


 部分的にですが始まっている紅葉。


 ムシカリの木は他のものより紅葉が早いように思います。


 ここでの撮影でずいぶん時間がかかりました。


 モザイク状のムシカリの葉。


 途中、バテきったおっちゃんを抜いて、沢まで降りてきました。その間に2回ほど滑りました。足に力入っていませんね(じと目


 この沢は大源太川というそうです。いや、素晴らしい流れですね。


 オクモミジハグマ(キク科モミジハグマ属)だと思います。こんな雰囲気の花が他にも、コウモリソウ属、コウヤボウキ属などにみられるようです。


 きのこの群れ。きのこはわからないなあ…


 こんなところで転がりながら写真を撮れるのも、荷物が軽いからこそです。


 でも、時間の方は潤沢にあるわけではないので、急ぎましょうね(ナマアタタカいハート


 この梯子の上のところで、転石を踏んで転びました。落ちたら結構な怪我になりますよ。


 大源太川の清流。普通に川遊びに来てもいいくらいですね。


 清らかな流れの奥行きを撮ろうと頑張りましたが、自分の影が入ってNG。


 ここまでくればもうすぐ普通の人の登山口。


 車のそばで素っ裸になって着替えている人がいたので、見ないふりして歩きます。
 ところで、あと45分ほどしか、バスの時刻までありませんよ。


 往路の足の早さでは、ここから少し下にある橋のところまでで33分。おそらく、ギリギリとはいえ、間に合うとは思います。


 ミゾソバ(タデ科)が綺麗です。


 本当は呑気に写真撮っている場合ではないですが、撮らなきゃ来ている意味もないって話で。


 もうすぐバス停。頑張りましょう。


 ふうたろうが降りてくるとよく晴れる法則。まあ、ふうたろうの上をいく雨男はこの世にゴマンといるようですがね…


 ソバの花。転作、かな。


 バス停到着。15時38分。何気に、ぎりぎり5分前くらいです。


 ウロウロと寄り道するバスが、16時15分発の長岡行きの鈍行列車に間に合わないように越後湯沢駅に着いたので、56分の待ち時間が生まれました。その間に、有機酸と糖分を補給。スチューベンというぶどうの種類で、一皿100円で安売りされていたので、その場で食べます。


 さ、行きましょうか、長岡に。


 ふうたろう、大丈夫かな。すぐにトラブルを引き起こすふうたろうですから、一期一会ではない付き合いにトラウマを持っています。


 長岡駅に着いたら、まずはホテルに荷物を置いてから、シャワーを浴びましょう。重い荷物を持っての移動と汗臭い格好で行って苦労したくありませんからね…。特に、足からは揮発性の有機酸がいい感じなので、ナガオカの思い出がキタナガオカの思い出になってしまいますね(ヴォー読み
 今回の目的はこの後の、友人たちとの逢瀬です。もっとも、リアルに会ったことあるのは、2年前の北アルプスでたまたま一緒に歩いたOくんだけで、他のふたりは、Facebookで知り合った人ひとり(Oくんの同僚)と、その同僚の彼女の同僚(Facebookでさえも知り合っていない)です。
 どんな結末になるかな?(黒笑
 それは明日の日記にでも書こうかと思います。


天気:晴れ(新潟県南魚沼郡湯沢町・塩沢町・長岡市、上越新幹線など)

  1. 好漢(ハオハン)
    9月 25th, 2014 at 07:43 | #1

    大源太山は私も谷川で登り残した山なので今季の紅葉を目当てに行こうかと思っています。山頂の羽アリ対策して行きます。渡渉も複数あるのですね。
    佐武流山も切明から林道奥で1泊してなんとかこなしました。

    日記の追いかけして見てますが、頻繁に出て来る腹痛はストレスの所為?
    素敵な山旅と出逢いを!

  2. ふうたろう
    9月 25th, 2014 at 08:23 | #2

     好漢(ハオハン)さん、おはようございます。
     紅葉はあちらこちらでどんどん進んでいるようですね。今年は早いような気がします。ここ数年が遅いだけかもしれませんけどね。
     羽アリはいつまでいるでしょうね。ブヨにたかられたことは何度もありますが、羽アリは初めてです。渡渉の方は、増水していなければなんとでもなると思います。ただ、水はかなり冷たいです。落ちたら地獄ですね…
     腹痛は常につきものです。胃腸は常に弱いのです(涙目

  3. marcy_xxxxx
    9月 26th, 2014 at 20:30 | #3

    ふうたろうさん今晩は
    大源太山山頂にいたおっちゃんです。
    ちゃんと撮れていましたよ~ こちらに(ヤマレコ)に載せてあります。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-515569.html
    ありがとうございました。
    翌日蕎麦打ち後長岡へ帰りました。
    米山縦走もできたみたいでよかったです。^^

  4. ふうたろう
    9月 29th, 2014 at 07:34 | #4

     marcy_xxxxxさん、先日はどうもでした。
     腹痛で慌てて撮ったのですが、撮れていて良かったです。あとで、ヤマレコの方も確認しますね。今は、この週末の山日記整理で大変なことになろうとしていますので…

     米山、縦走できましたが、距離も長く、大源太山の疲れを残したまま、睡眠不足もあり、厳しい旅でした。帰りも遅くなってしまいましたしね… そして、直後に風邪を引き、3~4日引きずりました。

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