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重い体を引きずって(大滝山【三郷スカイライン展望台コース】:長野県)

2015年 9月 19日

 展望台の下で何やら音がする。ふと目が覚めたら、6時6分だった!
 すっかり外は明るくなって、ここから登山する人も、車でここまで来たのだろうと思います。ふうたろうもメシを食って出発しないと。
 しかし、スパゲッティのレトルトソース、いつ買ったやつだろう‥。だいぶこなれていたような気がする(滅滅滅


 メシを食って片付けを終えていざ出発となった頃、また雲が増えてきました。今日はたしかにまだ雲が多い予報。大滝山か、行けて蝶ヶ岳。あまり気にしないで行きましょうかね‥


 それでも、青空が見えれば嬉しい。


 先客がいつの間にか来ています。展望台に上がってこなくてよかったね。


 林道のところでマイカーは進入禁止です。バイクなら入ってこられるかもしれないけど。


 これから回復するのかな、と、胸が踊りそうになります。


 が、それはぬか喜びというもの。


 この峠の向こうには、かすかに日が当たって明るくなっている山肌が見えるのですが、今いるここはガスの中です。


 その峠は本当の登山口です。さて、これから北アルプスへと突入していくのですが‥


 立派なベニテングタケ。こんなに器量のよい物はなかなかお目にかかれない。


 ベニテングタケの毒性物質はイボテン酸(他にもあるらしい)。アミノ酸なので旨いらしいのですが、神経に来るのでよろしくない。
 昔、大学の教授が、講義の時に「旨いんです」みたいなこといいながら一欠片食っていたのを見て、驚いたことがあります。変な爺さんでしたな‥(黒笑


 それにしても、眠い。頭がボーっとして、いつまでたっても身体に力が入らない。


 地図を見る限り、距離はそれほど長くはないのですが、いかんせんふうたろうの身体のほうがまともに動いてくれません。


 これもテングタケの仲間ですかね。


 このルート、森が美しいはずです。新緑の時期に来たらまた違うかもしれません。


 ‥が、ふうたろうのHPが足りない。


 気力で写真を撮り続けています。日が差さず、眺望もないので、接近戦が多いけど。


 まだ鍋冠山に到達しません。遅いっ!


 そしてようやく鍋冠山。展望ゼロ。
 しかし、ここで先発隊の3人に追いつきました。


 ふうたろうの今日のコンディションでは蝶ヶ岳まで行くことはほぼ不可能です。ゆっくり行って、大滝山荘のテン場に泊まろうか‥


 濃霧が幻想的、と言いたいところですが、ちょっと濃すぎるでしょ。暗いんですけど。


 この看板、紛らわしい。大滝山だったり鍋冠山だったりで、距離の数値が入れ替わって一喜一憂。


 針葉樹主体の森が、徐々に広葉樹交じりになってきます。


 さっきの3人と一緒に行きます。


 大滝山の最後の急坂。この辺りは広葉樹が多く、本来なら紅葉や新緑の素晴らしいところなのでしょうけど‥


 稜線に出ると、達成感というより安堵感に包まれます。
 ところで、さっきの3人グループのうちふたりが、遅れています。何やら、塩分不足になって脚がつりやすくなっているとか。


 おや、ここ、大滝山山頂のようですが‥何やら‥?


 とりあえず、荷物を持ったままテントの受付へ。
 どうやらさっきの山頂、テン場らしい。本当に5張程度分の敷地しかありませんが、シルバーウィーク初日でもふうたろうたち以外誰一人いない‥


 ガスった山頂のテン場でうだうだしていたら程なくして、さっき遅れていたふたりが着きました。そして空も晴れてきました。


 さっきの登山道はたぶん未だ雲の中でしょうけど、大滝山は雲の上に出たというところでしょうか。


 しかし、西側、つまり上高地側(写真左側)はまだ雲が多そうです。


 徐々に晴れつつはあります。


 さすが高い山だけあって、空が澄んでいます。いや、これだけ長く雨の日が続けば、空気も澄むってものですかね。


 奥の赤いのがふうたろうのテントです。


 しばらくすると、なんと、もう一人来客。しかも単独の若い女性です。グラウンドシートを忘れたとかでブルーシートを借りてきたみたいですが、ちゃんとザックに入っていたようです。


 さっきの御三方の食事に、ふうたろうたちも付きあわせていただきました。


 フランスパンをコンロで焼いて、クリームチーズを塗ったりサラダを置いたりして食べます。
 もっとも、ふうたろうはすでに夕食を済ませているので、ほんの少しいただく程度で。
 ごちそうさまでした。


 あとは徐々に晴れてくる空を眺めて‥


 かすかに繋がる電波で天気予報を確かめると、明日はくもりのち晴れ(富山県)。北アルプスの天気なら、ここは長野県と岐阜県の境だけど、富山県の予報を見るのが最善かと。


 寝る前にちょっとトイレに。


 ‥と思ったら、やけに空が鮮やかになってきましたな。
 ん?(・ε・*)


 槍の穂先が見えますな!


 雲が下がってきました。


 槍ヶ岳(右)から前穂高岳(左)まで、揃って出てきました。


 ふうたろうたち5人騒然。大したことがないとの下馬評の大滝山、どこがどこが!


 一番右のは大天井岳か、それとも常念岳か。これはちょっと判りません。


 北アルプスのいちばん安曇野盆地寄りの、大滝山~餓鬼岳にいますと、奥にある3000m級の主峰がよく見えます。この大滝山からは、槍~穂高を一枚の写真に収めることができます。


 まだ18時過ぎたばかりですが、この暗さ。秋の日は釣瓶落とし、とは、毎年書いていますね。
 秋や冬が悪い季節というわけでもないのに無性に寂しさを感じるのはなぜでしょうねぇ‥(ノロウイルスのせいか!)


 今日は大滝山までしか来ることができませんでした。明日はできれば大天井岳まで行きたい。その後のスケジュール的にも、その方が楽でしょう。ダメなら常念乗越のテン場。しかし、明日の時点で大天荘まで行けないとなると、この先どうなるか‥
 UC:1
 FD:1


天気:くもり、夕方から晴れ(長野県南安曇郡堀金村・安曇村)

  1. 10月 12th, 2015 at 13:05 | #1

    2年位前に、大滝山のテント場でテントが張りたかったのですが、その年は熊が出るので禁止になっていました。
    蝶のテン場にテントを張って、大滝山は空身でピストンしました。

    いつかは鍋冠山のこのルートを歩いてみたいと思っています。
    中村新道もまだ歩いていないし…繰り越しばかりです。
    続き、楽しみに読みますね。

  2. ふうたろう
    10月 12th, 2015 at 22:44 | #2

    あ、くま騒ぎ、あったそうですね。聞きました。いいテン場なんですけどね‥

    北アルプス、コースがいっぱいあるので、一生のうちに歩ききれるか‥いや、歩ききりたいですね。中村新道は、水晶岳に続く道でしたっけ‥?

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