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給食当番

2006年 4月 27日

 今日は久しぶりに余裕のある一日でした。これはすなわち楽である…ということではありません。逆に、いつもやっている仕事がないことは苦痛なものです。おかげで、眠い眠い。
 今日の職場は3人でした。主任ともう一人は研修をかねてDNA関係の仕事をやっていました。僕は、いつも他人任せにしている食事作りをすることにしました。
 献立はみそ汁と米と鮪中落ちと薩摩芋甘露煮。それに主任がわめきながら楽しみながら作った、ピーマンとニラと卵の炒め物。味噌と中落ち以外は冷蔵庫の中に眠っている大量の野菜を使いました。腐敗して捨てるよりはましです。
 鮪の中落ちは近くにある「魚心水産」というお魚屋さんで買いました。地元に根付いている魚屋さんで、非常に品質のよい魚を提供してくれます。刺身はもちろんのこと、煮魚や焼き魚もお手の物です。僕が白衣姿で店に行ったとき、ちょうど奥さんが鮪の筋と身を剥がしている最中でした(中落ちを作っています)。これはいいところに来た。そして旦那がその中落ちを、僕らが何人で食べるかを確認した後、トレーにこんもりと盛ってくれて、「1000円」と。目の前で今し方手作業で用意してくれた中落ち。それが今、僕の手提げ袋にある…。なんか、温かな気持ちになります。
 職場では名物、アセトン机(アセトンなどの有機溶媒が入った箱を並べて作る机のこと)に載せて、会食ムード。塩辛いみそ汁も、餅米入りの五分づき米も、みんな平らげました。

 食べ物が豊富なことはとてもありがたいことです。でも、これが当たり前だと思っていないでしょうか。輸入がカロリーで6割を占めている日本。塩辛いみそ汁も、手作業の中落ちも、今は国産品でもこのままではどうなるのか。輸出国の農地が荒廃したり、異常気象で農業が打撃を受けたりしたとき、どうするのか。日本は自国の農・漁業をもっと守るべきです。「食料主権」という言葉がありますが、外国の人たちの犠牲で成り立っている安い農水産物に頼るのではなく、自国の国土を守りながら農家や漁師でしっかりと時給したいものです。そのためには、農・漁業をやる気になるようなことをしないとね。さて、今の社会はそういうものになっているのかなぁ…?あ、そうそう、ついでに、「格差」をなくさなきゃね。所得の低い人が、値段の違うものを並べられたときにあえて高いものを選ぶことはとても勇気要りますから。…今の政治、やっぱり逆行してるよ。

天気:雨時々曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

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