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原発の対案を考える

2011年 4月 14日

 今日はM青の班会で原子力に代わるエネルギーの学習会を執り行いました。いくつかメモを残しておきましょう。
 原発を無くすと電気料金が倍になる→原発の発電が1kWhあたり5円くらいで天然ガス火力が6円くらいなので、倍とかいう数字は当たらない
 太陽光パネルで製造に費やしたエネルギー回収に10年かかる→技術の進歩で90年代には2年ほどになっている。
 火力だけにすると二酸化炭素を増やす→石炭発電からガス発電にするだけで日本全体の二酸化炭素削減10%が達成できる。
 その他に、
 ドイツでは、自然エネルギーの初期投資に対する政府からの補助、電力会社による買電制度(固定価格買取制度)、発電量が足りなかったときの保険による補填、という、自然エネルギー促進に対するリベートがしっかりしているらしい。
 化石燃料は、年間20兆円分ほど輸入しており、その分日本国内のお金が外国に流れている。日本国内で電力を自給できるようになれば、貨幣の国外の流出も減らせる。
 原発の建設には、大型建設会社、大手製鉄業、などの大企業が関わっているが、太陽光パネルは、設置などにおいて、地元の企業が関わることができる。地域経済の活性にも繋がる。


 まあ、そういう学習の中身ももちろんだけど、こういう学習会の多面的機能として、人との新たな繋がりが生まれることがありますな。講師は大学院生で新エネルギーの研究をしている人で、ふうたろうもその話に入れ食いでした。やっぱり、現役を離れても、仕事で化学から遠ざかっても、いいものですよ…。
 これからこういうのが継続できるといいね。


天気:晴れ(東京都板橋区)

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