3代目初陣(安達太良山【ふれあい牧場~和尚山コース】:福島県)
今週もまた週末がやってきました。しかも、新しい、かつクセのあるカメラでの山行です。どんな旅になるのかドキドキもの…だからこそ、郡山駅で乗り換えをする段階で写真を撮る練習。ふうたろうの家の周りにはそんなことする場所もないものでね…
しかし、そんなことより、朝起きてパンを食い始めた頃からやたらとハラが痛いのはどうして?(じと目
しかも、今日は朝から気温もがんがん上がっていて、猛烈にイヤな予感(アヴラ汗
とりあえず、磐越西線に乗ろう。
ここ最近ではこういう写真はめっきり撮らなくなりましたね。写真を行動記録の道具のように扱っている節がありますから…
現像したものが今ここにありますが、写真撮影時は質の悪いディスプレイに写るものはコンデジよりひどい(じと目)ので、はっきり言って不安しかありません。
ちなみに、このマークは赤べこというらしい。
15分弱で磐梯熱海駅に到着。
実は、ふうたろうは以前、ここにほど近いところまで来ています。それどころか、今日辿ろうとしている道および明日辿る道は、過去2回来ている道をつなぐものです。
駅前には足湯があります。露出がまったく推し量れないプレビュー画面で、気休め程度に確かめながら、写真を撮ります。訓練訓練…(汗
ん?(・ε・;)
ヌオッ(゚皿゚;)
ハラが痛い…(滅滅滅
とりあえず便所に駆け込みます。10時8分のバスまでまだ時間はありますから…
カメラの感覚に慣れないと話にならないので、写真をちょくちょく撮ります。
思えば、初めてNikonのクールピクスを買った時、とにかく手当たり次第色んなものを撮ったものです。それが奇しくも、このカメラを買うほぼ10年前の、2004年5月29日。まさかあの10年前に、10年後のふうたろうがこうなっているとは、夢にも思わなかったろうに…
10年の歳月は、色んなものを変えた、よね?10年前の福島県は、ここまで原発に熱かったかな…。少なくとも、ふうたろうは熱くなかった。
なんかよく解らないけど、手回し発電なんてものがあったので回してみました。横にはUSBケーブル経由で携帯・スマホなどの充電ができる差し込みがあります。
なお、ふうたろうは2週連続で携帯を忘れてきています(滅滅滅
10時8分のバスで、終点の「石筵牧場」まで来ました。牧場の名前そのものは「ふれあい牧場」。
ところで、さっき、ここには以前来ていると書きましたが、2008年4月5~6日にかけて、職場本部の職員先輩のご実家に厄介になりに来ました。そのときに今日通る和尚山のコースで残雪ハイキングし、その後で農作業のお手伝いをしました。
でも、それももう6年前。最初の4年よりその後の6年の方が短かったな…
さて、このふれあい牧場はひとつの公園みたいになっています。宮城県の船形山や泉ヶ岳に登った時も思ったけど、看板とかに「芋煮会」という言葉が活字で書かれているのが、何というか、違和感というか…
ところで、ふれあい牧場の中を抜けて行ければショートカットできるのですが、何と、入場料を取られるのです。ということは、袋小路になっているということも同時に意味するので(裏から無料で入れたら困るため)、ふれないようにします。
気温がガンガン上がっています。ふれない牧場の敷地を通過するだけでもかなり体力が奪われたような気がしました。
とりあえず、ふうたろうは銚子ヶ滝を目指します。一般的には、ここはまだ登山口ですらありませんから。
道ばたにはベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科)が咲き乱れていました。
この写真、特に何も加工はしていませんが(コントラストが若干上がっています)、ふうたろうには撮れないものが撮れたような気がします。
ピント合わせが、NikonのD7000の時よりかなり楽になりました(マニュアルで)。
登山口付近でもそもそして、いざ安達太良山へ。11時40分になってたけど。
カメラの性能、操作が気になります。こういう写真、そうバカバカ撮りません。でも、この色合い、質感、生データを見ると恐ろしくいい…
これは左に行くと安達太良山よりも向こうに行ってしまいます。まあ、ここはここで船明神山というところに行くことができるコースですがね。
右に進みましょう。
銚子ヶ滝、行くのやめます(ぇ
ふうたろうは同じ道を戻ってくるのが嫌いなので、袋小路のこういうところはあまり行きたくありません。
森の中の木漏れ日が美しい。
SIGMAのRAW(X3F)データをJPEGに現像し、さらにPicasaで1200ピクセルほどに圧縮したファイルの解像度が、NikonのRAW(NEF)の生データをPicasaで表示させたものの解像度よりも高い。驚異的としか言いようがありません。でも、いいことばかりでは、もちろんありません。
さて、これから和尚山に向けてのチョー長い坂に取り付かねばならないのですが、その前に徒渉なんですね、これが。
水面鏡の写真も健闘してくれます。SIGMA-SD1、恐るべし。
結局、沢突撃の術くずれで突破しました。
今日の登山靴はハイキングシューズみたいなやつなので(といっても、モンベルで買った14000円前後の靴)、それほど耐水性が…
適当なところで沢突撃して渡ってきたので、登山道を探し回ります。すると、ゴミなのか目印なのか、こんな缶や瓶が堂々と置かれていたり。
ま、大目に見て、和尚山、行きましょうか。でも、いい時間になってきましたな…もうすぐ13時でっせ?
あれからどのくらい登っただろう…
って、さっきの写真からまだ30分経ってねーよ!
暑い…でも、ふうたろうのうつろな目がコシアブラを探している…
標高が上がっているのにちっとも涼しくなりません。今日はまだ7月や8月ではないんですけど?
背丈の低い(といってもふうたろうの身長くらいはある)樹林帯に変わってきて、下界が少し見えるようになりました。
でも、ここまで来るのにだいぶ苦労しましたよ?坂が連続するのはともかく、このベギラマのような酷暑は…
せめて、この猛暑だけでも緩和されれば、少しは写真や山菜採りや登り坂に集中できるのですが、いやはや、もはや拷問です。
そうそう、展望抜群に見えますが、ブヨが大量に飛んでいます。もはや、何でもありですね(滅滅滅
あの東大雪の大森林にはまだまだ敵わないけど、ここもかなり見応えのある風景です。ただ、鬱空がね…
暑さ、虫、それで終わればいいのですが、この道はビミョーにヤブっぽい。これがまたストレスなんですなあ(じと目
タカネザクラ(バラ科)が、7月下旬と見まごう5月下旬に咲いています。
…と思って歩きまくっていたけど、そう思っていたのはこれが初めてじゃなくて、さんざんヤヴっぽい道が延々と続いて、精神的にすり減った頃にようやく到着でした。
でも、すり減っている場合ではありませんよ。あの、ヤヴの向こうに見える突起物のさらに向こうの鉄山避難小屋まで逝くんですよ、今日は。
ウボァー(゚Д゚)
和尚山からのルートもこれまたなかなかエゲツナい。
ひょっとして、この写真右のところ、ガツーンと下ってガツーンと上るんじゃあるまいな?
和尚山の東側にもまた、新緑の大森林が広がっています。ちょっと入道雲がモクモクしているので写真に陰りが出ることもありましたが、いい感じです。
ふうたろうの行くべき場所はよく見えていますね。でも、どこ歩けばいいのか、写真見た感じではつかめないというオゾマシさ。
安達太良山の中腹もまた、針広混交林や広葉樹林帯が美しい。紅葉の時期になったら凄まじいでしょうね。
なお、和尚山から鞍部へ向かうトラバース気味のヤブ道は、足下がヤブに隠れているので、踏み外さないように気をつけます。落ちたらただじゃすみませんからね…
何やら岩場がある…
岩場にはロープがかかっているけど、何のためにあるのか結局解りませんでした。それを使って崖下に下りるようなことはないように。
さて、和尚山と安達太良山の最低鞍部は過ぎました。これから登っていくのですが、またふうたろうの目はコシアブラを探しています。
すっかり遅くなってしまったところで雪渓なんか出てきました。そして、しっかり滑ってきました(真顔
和尚山が再び同じくらいの高さに見えるようになった頃、もう既に16時半。ずいぶん遅くなってしもうたなあ…
…という割には花の写真とか撮って、余裕ぶちかましています。
なお、この花はミネズオウ(ツツジ科)だと思います。図鑑参考にすると、かなり時期は早いけど。2~3ヶ月くらい…。
振り返ると和尚山。2007年8月25~26日に登った時は、あんな山があること、気にも留めませんでしたね。
目は口ほどにものを言う。つまり、目が隠れていれば誰だか解らんし、たまにはやくざ風に写るのも悪くないだろうと。
それにしても、激しく老化しているなあ(憐憫
さ、もうひとがんばり。鉄山避難小屋まで行かないと、こんな吹きさらしのところでテントなんか、危なくて張れませんから。
6年前、くろがね小屋から山頂に上がってきた時は、確か雲が多かったのです。山頂を通過したら晴れてきおってからに。そして、地図をマップケースごとなくしたっけ(滅
道自体はそんなにアップダウンもないし、今までみたいにウボァー(゚Д゚)じゃないので、楽に進めます。風は強いけど、そこまで冷たくもなし。
山頂。振り返ってみました。ちょっとピンぼけしてるけど(じと目
砂礫地の道。植物が全くないというのも、またすごいところですな…
谷底にくろがね小屋が見えます。あそこはきっと混みまくっているんだろうなあ…
まあ、ふうたろうはくろがね小屋は明後日の方向ですから、利用しようがないんですけどね。
とりあえず、鉄山、越えましょう。
今日は鉄山の山頂には寄らず、そのまま小屋に移動。確かこの小屋にはトイレがなかったと思っていましたが、やっぱりありませんでした。なので、今回は一応携帯トイレを持っては来ました。
なお、先客は6人。けっこう繁盛してるじゃないの。
最後の一本(明日賞味期限切れ)のなまり節を使って、超・他人丼(ハイパー・たにんどん)を食べ、夕焼けに黄昏れます。ふうたろうと同年代くらいの兄ちゃんたち二人とともに。
なお、みなさんに、今までのふうたろう山行史(何)を話す機会をいただいたので話すと、ふつうに驚かれました。最近、驚かれるのがふつうなのだと思うようになりました(ぇ
帳(とばり)が下りた山小屋で、寝付こうと思ったら、何か胃がもたれます。かといって、周りの人たちみんなは寝静まっているのでむやみやたらにごそごそできないし。小屋の周り一周しましたが、気温がグッと下がって今度は寒くなってるし。風が何気に強いし。ついでに小屋の中にいびきの波動が共鳴してたし。何となく甲斐鋸岳(山梨県)の石室での甘苦い(滅)思い出が蘇ります。
でも、ふうたろうも程なく、落ちていました。
さて、明日は土湯まで、無事、行けるかな?登山道は存在してないみたいだけど。
天気:晴れ(福島県郡山市・二本松市・耶麻郡猪苗代町、東北新幹線など)
はじめてコメントさせていただきます。私は磐梯熱海温泉観光協会の渡部と申します
先日登山の前に観光案内所に立ち寄られた方ではないでしょうか?
お話を聞いてその日からブログを見るのを楽しみに探しておりました、そしたら、見つけました
とても楽しく拝見させていただきました、私は銚子ケ滝までしか行ったことがありません、和尚山から安達太良山登山お疲れ様でした。
またブログを拝見させていただきたいと思います。
chikakoさん
初めまして。いえ、あの日にお会いしているということは、初めまして、ではありませんね。
そうです、確かに立ち寄りました。
が、あの時、日記に書いたとおり、腹を壊して、1日目はなかなか厳しかったです。それに加えて、暑さ、虫、ヤブ… でも、サンプル集め、避難小屋までは何としても行く(テントは持ってはいたので最悪の場合野宿もできますが)…。
とはいえ、このくらいのことはいつものことですけども(笑
和尚山経由の安達太良山登山は、野地温泉やくろがね小屋方面からの道に比べると遙かにハードです。もし、この道を使って登山したいという方がいましたら、沢を渡ること、長い坂が続くこと、ヤブっぽい道であること、足下が草木に隠れている場所もあることなどを、教えてあげてください。
長い日記におつきあいしてくださり、ありがとうございました☆