ゼロメートル下山 by bicycle(吐血
寝起き、本当に朝飯がないので、冗談半分で買っておいた非常食の菓子パンをカジり、着の身着のまま(何)で出発。山の上でもこんな悲壮感あふれた出発はないぞ。
USBコネクタが壊れたカードリーダ含む昼行灯のパソコンや着替えその他、この場所に戻ってくるまでの間は少なくとも使わない荷物を大きいザックに詰め込んで、サブザック姿になります。
実は、民宿の隣がすぐPortalでした。たまにGPSがブレると、部屋の中からアクセスできてしまいます(笑
いや、ふうたろうも、Ingressに冒されていますね。
民宿の名前通り、ここは小さな岬になっていて、海と寒霞渓の景色が良い。
さて、まずは田浦方面に。一つPortalがあるようだし、端っこというのは行っといて損がないので。
砂浜に降りたいけど、道路と砂浜をヤヴが隔てていて、ウボァー(゚Д゚)なのです。
樽を横にしたバス停。Ingress的にはありな光景でしょうけど、樽型のバス停はいくつか出てきたような気がします。
岬の分教場、だっけ。朝っぱらからけっこう人が多いな、と思っていたら、もう8時半を回っています。そして、その人の多さは観光バスから降りてきた人のせいでした。それでも、観光バスが走り回るにはなんとなく時刻的には早い気がします。
岬の分教場にもPortalがあって、遊んでいきました。オリーブサイダーを楽しみながら。オリーブコーラも買いましたが、こちらはおいおい消費します。
岬の分教場から観光バスの人々が引いてから程なく、ふうたろうも引き上げます。が?
‥なんか(Θ_Θ)どよーんしていますね、空。
海水がなみなみの道路。ちょっと波が荒いと、ここは水没しそうです。
なみなみの道路のすぐ後で通行止めになっていました。そこから岬まで、私有地なのだそうで。というわけで、半島中央の堀越集落まで戻ってきました。なんとなく、蒲江町尾浦(大分県)を思い出す風景です。
海と北側で面した場所はどこも白波が立っていますが、幅200mほど浅い陸地で隔てられた南側の海は、至って穏やかです。
IngressのPortalを設置できそうな場所がありますので、行っときます。そして、行ってみれば、思わぬ掘り出し物がある。Ingressの隠れた目的か、本当の目的か。
ある詩人が書いたものだそうだ。
石は 億萬年を 黙って 暮らしつづけた その間に 空は 晴れたり 曇ったりした
‥何か、背景がないと、よく解らん詩だね。
人がすれ違うのがやっとの裏路地。ふうたろうが110リットルザックを持って歩いていたら、間違いなく非難轟々の道。
でも、空が晴れてきそうになったので、坂手港から見えていた碁石山に登ろうかと思いまして、向かいます。
というわけで、速攻で諦め、退散します。小豆島を全島回ろうと思えば、もっと時間が必要ですね。
では、どこに行くか。福田港から姫路に行く航路を使いたいので、取れるルートは2つ。島の縁を回って進むコース。寒霞渓に登ってダウンヒルするコース。どちらも地獄ですけどね。
とりあえず、向かっている先は‥神社?いや、これはIngressのPortal立てるための行動ですすみません。
でも、できれば、街中の神社よりも山の中の風情ある神社にPortal立てたいな。
さあ、見覚えのある景色ですねぇ!どちらの道を選んだかはもう、昨日フラグを立てておいたとおりであります。
そして、そのフラグ回収は、想像以上のきつさ。
そうそう、民宿に預けていた(民宿の倉庫に放置してきた)荷物(昼行灯のパソコン含む)を回収したので、ざっと50リットルになっているザックを担いで、寒霞渓ハイウェイを登ってゆくのです。
車なら、ガソリンは使うけど、山頂まで苦労なくイケるんだろうなあ(遠い目
しかし、自ら取り入れたブドウ糖や脂肪酸などのエネルギーを使って、生命活動を動力に変えることこそ、ふうたろうの哲学にあっているはず(`・ω・´)キリッ
でもね、昨日の朝、いや、一昨日の夜からろくなもん食ってないんですけど。何がブドウ糖や脂肪酸だ(゚Д゚メ)ゴルァ
荷物が重い、自転車が重い。
ふうたろうがここで使っている自転車は、自転車をやる人からすると、ただのママチャリだそうです。しかも、折りたたみの部分やサスペンションなどが付いている上に、材質も重いので、輪行自体がヘンタイすぎるという話だそうで。
そんなヘンタイ・ラヴ・マシーンのふうたろうが、ふたたび寒霞渓のこううん駅到着。しかし、自転車を載せられるとかいう割に、通路がネズミの通り道かと思うほど狭く、マジギレしながら搭乗。あれじゃ車いすも通らんやろが(゚Д゚メ)ゴルァ
空腹も限界に来ていたので余計気が立っていたふうたろうでしたが、とりあえず、寒霞渓山頂にあるレストランに飛び込んで、一息ついて落ち着きます。
出てきたのはひしお丼。"ひしお"とは、"醤"と書きます。もろみみたいなのがチョロっとかけられています。味噌汁だかそうめんだかがセットで付いた定食しかなく、単品扱いはなし。いつも思うけど、そういうメニューはやさしくないなと思いますね。
ひしお丼の味は、まあまあです。話のネタにはなると思います。一度は食べてみる価値はあります。
改めてIngressで遊んでから、福田港に向けて出発。自転車なので、あとはダウンヒル。ここまで頑張ったかいがあった。
ヌオッ(゚皿゚;)
ガチの上り坂だった!(滅滅滅滅滅滅
まだ登るのかよ!聞いてねえぞ!!(゚Д゚メ)ゴルァ
ここにも星ヶ城山の登山口があります。昨日、こちらに向かって下りそうになって焦りました。何せ、ふうたろうが最近金を出して買った最新の地図にはインターネット無料版とは違ってルートが載っていないんですもの(真顔
なお、これはただのネタだと思ってください。ネットの方が更新はしやすいものだからしょうがない。そして、本来公益的なものだから、無料でもいいと思うし。
星ヶ城山の裏登山口からダウンヒルが始まり、福田方面への分岐の所まで来ました。カヤトの向こうに見えている集落は、岩谷という場所のようです。
やはり、絹層雲が出始めてから2~3回は晴れる、これは鉄板ですね。
9km。でも、漕がなくていいので、運動量はゼロです。自由落下です。
しかし、漕がない代わりに風を切るので、猛烈に寒い。体感温度は-10℃くらいになりますかね。
手袋もろくにしないで走っているのがそもそもアホですが、手袋すると感覚が鈍るので‥
おそらく、これは旧道の拡幅工事というか、拡幅ができないので別に建設しているのだと思われます。
で、この道路で、結局何処へ行くというのでしょうか。草壁や土庄中心街の方は近くなるでしょうか。今一度、小豆島を一周してみないと、解りかねますね。
あそこに見えているのは吉田ダム、ですか。そちら方面に下ってしまうと、福田港に行くには軽い峠越えとなります。もう、そんな体力ありませんから。
ところで、これはマサ土でしょうかね?この辺りの土質はマサ土が多いのでしょうか。
福田から別集落に移動するのに、この、寒霞渓を経由する道路は、どれほど有効なのか。ふうたろうは自転車なので割り引かねばなりませんが、この峠越えは相当きつい。ガソリンもかなり使うのではないですかね。
公共工事に関する道理性について。
さて、福田集落に降りてきました。ここが最後のPortal申請かな。どうせなら、神社の中まで行けばよかったとか思ったりもします。
そして、福田港到着。本当なら、13時15分発のフェリーに乗りたかったのです。15時前に姫路に着いておけば、明るいうちに自転車で姫路駅まで行けますし。
出港は15時半。姫路港到着が17時10分なので、日暮れの一番早い昨日や今日では、夜中ですね(遠い目
猛烈な寒さの中、アップダウンヒル、疲れ果てました。はよ船に乗って休みたい。
しかし、自転車やバイクは、自動車も含めたすべての乗客が乗り終わったあと。ざけんじゃねえよ‥と言いたいけど、段取りがあるだろうからしょうがないね‥
空にはついに下層雲。なんとか持ちこたえたというべきか、それとも、姫路で降られるか。
福田港出港。短かったけど、詰め込んだスケジュールで死にそうでしたよ(真顔
できれば、もっとゆっくり旅をしたいもんだ。でも、ゆっくりすると、ふうたろうは怠惰に極振りするので、できないんだよねぇ(滅
こんな椅子に座りながら、友人や恋人なんかとおしゃべりしながら、のんびりとお菓子でもつまむ。
‥なんてものは、もう、とうの昔に捨て去ったこと。諦めきれてはいないけどね。
今乗っている船は「おりいぶ丸」というそうです。ごめん、はっきり言って、かっこ悪いです(笑
素直に、オリーブ号とかでいいと思う。
小豆島、またいつか来る日まで。半分以上、行っていない場所が残っていますからね。
鉄板の上に頭半分出したたこ焼きのように、島がつぶつぶ浮かんでいる瀬戸内海。自力で行けたら、それなりの冒険ができるでしょうね。でも、海はさすがに渡れない。
姫路港に着いたらほぼ夜でした。そこからなんとなく北感覚で、Portalにいざなわれながら姫路駅に向かいます。いや、その前に、昼行灯のパソコンが、帰ってからも昼行灯にならぬよう、電気屋でUSB3.0ケーブルを買っていかないとダメだったので、Joshin電器へ。その周りのPortalでもついでに遊んでおきます。姫路には、思ったほどPortalが群生していないので、うろつきやすかったです。
姫路駅の下にあるイタリア料理屋でバカでかいピザを食べたので不安でしたが、日付が変わって帰り着いた頃には少なくとも大丈夫でした。よかったですね。
さて、次の週末はどうするか。パソコンが昼行灯だったせいで、日記更新が遅れそうなのでね‥
天気:晴れ時々くもり(香川県小豆郡内海町・土庄町・兵庫県姫路市・東京都豊島区・板橋区、東海道新幹線など)