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道草とタケノコ食いまくる自由(何)(津軽中里袴腰岳【母沢林道コース】:青森県)

2015年 6月 6日

 今日の戦地は津軽半島・中里袴腰岳です。
 毒矢のような雨に撃たれた昨日の夜の東京(品川区)とは違い、青森県五所川原市は晴れています。バスが予定より30分程度早く着いたため、8時10分発の津軽鉄道に乗れてしまいます


 予定では9時半頃に出る電車に乗って行くつもりだったので、それまで朝飯をあさりつつ、五所川原市内のPortalもアサる予定だったのですが、これは買い物も含めて駆け足でイカなければ‥


 朝っぱらから風俗街とはふうたろうもいい身分よのう(棒読み


 この女子部の井戸とかいうしこたまアヤシいところがPortalになっていて、なぜかそこだけが緑Portalだったので、行かないわけにはイカないのです(何


 五所川原駅前では一つだけ、立佞武多(たちねぷた)のMissionがあったのでやっておきます。クイズ形式になっていて、ちゃんとお勉強できる良Missionです。かつ、手軽にできる。


 電車の中で麻婆丼とネギトロ巻きをイナヅマ食いしておきます。駅ごとにあるPortalのアクセスはもちろん忘れません。でも、なんでそこまでしてIngress廃神になっているんだろうね(じと目
 途中、金木(かなぎ)駅で14分の待ち時間があったので、これ幸いとばかりに飛び出してIngressやりに水筒の水を汲みに行きました。いや、Porta=つ)゚3゚)ブッ¨:∴‥じゃなくて、水が汲めてよかった。


 廃神が大沢内駅に到着。
 ん?(・ε・;)
 津軽中里まで行けばいいんじゃないの?


 いやいや、津軽中里まで行くとPじゃなくて、でんしゃちんがよけいにかかるじゃないか(ぼうよみ
 ※津軽中里まで850円、大沢内まで750円


 100円を大事にしたふうたろうは、110リットルのザックを担いで田んぼの道を歩き始めます。


 実は、Portalのため、といっても、マジな話、津軽中里駅まで4個しかPortalはありません。しかもぜんぶ青。それでも、こんな機会でもないと歩かないでしょ、なかなか。Ingressも登山も、ふうたろうに経験値を稼がせるゲームなのです。


 大沢内駅から東に行くと、大沢内溜池があります。はっきり言ってかなり汚いですが、雪もそれほど残らない、低山地帯ばかりのこの辺りだと、ため池は重要なのかもしれません。もっとも、農地(稲作)が今後もあり続ければ、の話ですが。


 ん?(・ε・*)
 これは石垣島でも見た葉っぱです。タバコです。栽培許可証みたいなものが立て札に貼り付けられています。畑の真ん中でじいちゃんがふうたろうの姿を見つけるや、呼び寄せます。津軽弁の弾幕で、8割言ってることが判りません(没


 タバコの栽培に複雑な思いを抱えつつ、Portalを求めて歩きます。深郷田(ふこうだ)駅もPortalになっていませんでした。大沢内と同じく無人駅ですが、こちらは駅舎さえないという凄さ。好きですけどね、こういう駅。


 PortalをHackして津軽中里駅前までやって来ましたが、何かこの写真の中に、猛烈に不吉な物が写り込んでいます。
 心霊写真?
 いやいや、そんな生易しいものではありません(きっぱり


 「中里地区」が貼り替えられた案内板。中里町は2005年に小泊村と合併し、中泊町となりました。小泉合併‥でしょうね。


 さて、津軽中里駅ナカの喫茶で、一時休戦。これから山とガチで戦闘しなければならないので、休憩です。


 スーパーストアCOOPが消えた看板が、なんとも言えない感覚にさせます。この辺りに住む人たちは、どこに買い物に行くのでしょうか。


 ふうたろうは運動公園の方に進みます。しばらくすると宮野沢集落です。ここに1軒の店があったので、チョコレートと青森りんごジュースふた缶を買いました。店のおばちゃんとたまたま来た客のおばちゃんが、ふうたろうがこれから袴腰岳に登るのだと話をすると、ふつうに驚いていました。


 運動公園を過ぎ、いよいよ田んぼばかりの世界になってきました。


 神社があります。が、Portalにはなっていません。


 Portalがないなら、申請すればいいのです。
 ちょっと関係ない話ですが、車を使ってIngressは、ちょっとガソリンがもったいない気がします。やはり、公共交通と自転車と徒歩で撃破したい。ふうたろうの登山とIngressにおいては、マイカー(レンタカー)の使用は禁止です。


 さて、さっき不吉なモノが写り込んでいるという話をしましたが、この先、どうやら林道が崩落しているようで、「登山不可」ということになっているらしいのです。近くで別の工事をしているおっちゃんがそう話してくれました。しかし、やはり6割くらいは津軽弁の弾幕で判りません(滅


 不法侵入でもないならば、ふうたろう、行ってやろうと思います。というか、この期に及んで引き下がることなんてできるかと。


 何だ。問題ないではないか。たぶん、工事して直してくれたんだろうけど。


 林道歩きです。夕張岳の初めての林道歩き、思い出しますね。でも、あの時みたいに雨に撃たれて‥ということはない分、ずっとやさしい。


 紅葉したらきれいなんだろうな。きれいな紅葉、しばらく見てないな‥


 災害から国土を守る治山ダムは、既に土砂で埋まっていますが、どうなるんだろうなあ(棒読み
 (砂防に効果があるとして)浚渫を地元の業者にやらせればいいのに。国土を守ることなので、自治体に財政がないから、ではなく、ちゃんと国が面倒見てほしいね。


 この辺り、植林が目立ちます。杉、かな?


 毎度お買い上げいただきありがとうございます
 切り株にこの札が貼られているのは、なんとも斬新というか‥


 ヤグルマソウ(ユキノシタ科)ですね。この花は薄ピンクをしていますが、もっと白っぽいものもあります。


 積み上げられた間伐材でしょうか。苔むしていい感じ。この隙間には森の生き物たちがいっぱいいるんでしょうな。


 これはフタリシズカ(センリョウ科)です。


 指導標がちゃんと付いているVIP待遇です。ありがたい。


 このフキは斑点がたくさんあります。このフキにかぎらず、周囲にあるフキの殆どは、この斑点を持っています。何かの病気でしょうか。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 この崩落はひどい‥!


 ここもなかなかのものです。


 雲多めだったけど、少し晴れてきましたか。そして、やっと長い林道が終わりそうです。


 袴腰山(登山口)は左らしい‥


 立派なのがあります。Portal申請したいところですが、いかんせん電波が弱すぎます。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 橋が落ちている‥(滅滅滅


 ‥大丈夫、問題ない(震え声


 転落注意‥ふうたろうみたいなのが落ちないようにするためですねわかります。


 タケノコ(チシマザサまたの名をネマガリダケ)が大量に生えまくっていますが、どれもこれも、収穫期を逃したやつばっかり。このまま放っておくと一大笹ヤヴを形成してしまうので、へし折っていきます。登山道にある分は、だけど。


 「登山不可」の割にはちゃんと指導標もしっかりしています。
 ‥ひょっとして、「不可」なのは、車で来ること前提だとか?誰も津軽中里駅(あるいは大沢内駅)から歩くなんて想定していないということ?


 ウスグラい森です。雲が多めなので先週の角田山や先々週の田代岳のような緑の眩しい雰囲気がない。


 それでもブナ林は美しい。


 寝っ転がって見上げたくなるけど、いろんな虫に噛み付かれたりするのが嫌なので、カメラだけ上に向けます(何


 いくらきれいでも、代わり映えしない景色だと、飽きますなぁ‥


 そして、ついに来た、袴腰岳南西部の小ピーク。ここからの眺望はなかなかいい。でも、周囲一円見渡せる場所というわけでもありません。


 もう一度森の中に入って、急坂です。フルザックなので低山でも厳しいですな‥


 しかし、フルザックで歩く良さがあります。
 再び景色が開けてきました。


 もう少し、という雰囲気であります。予めIngressの地図で航空写真を確認していたので山頂付近が笹原であることは知っていました。


 彼方に岩木山が見えます。こないだの秋北田代岳では北に拝んだ岩木山が、今度は南に見えています。津軽富士とはよく言ったものですね。


 山頂っぽいのが見えます。


 おや、この刈込みはおそらく縦走路‥あとで確認しに来よう。


 15時3分(記録上)、山頂到着。大沢内からずいぶん油を売って(Bursterを撃って)きましたな。


 山頂からの眺めは最高です。今日はここで寝ようか。


 朽ちた鳥居。建て替えてあげたいねぇ‥


 十三湖の向こうに日本海です。
 平地でも色々歩きまわってIngressやりたいのですが、ふうたろうの旅はあくまでも登山優先ですから、なかなかPortalの多い平地の観光地には行くことができません。悔しいです。


 さて、今日は歩きながら色々ポリポリと食べていたのでそこまでハラは減っていないのですが、メシ、作りましょうか。っていうか、もう出来てるけどね。
 黒いのはひじきです。あとはスパムと拾ったタケノコが入っています。もちろん、いつものスパイスミックスとカレー粉、ナンプラーも。
 そういえば、去年みたいに卵持ってきて、卵とじや玉子丼を作りたいな‥。


 道すがら拾ったタケノコは、今日中に調理します。でも、タケノコは皮むきが大変なんですよね‥
 前処理を終えたタケノコは、ひじきがまだ残っているので、一緒に煮物にしてしまいます。ベースは醤油と砂糖。ダシはタケノコから出るだろうから、まあ、いいでしょう‥


 雲、少し減ったかと思ったのに、また増えてきました。


 まあ、雨がふる感じはまったくありません。


 では、ちょっとさっきの縦走路の分岐を偵察に行きましょうか‥鉈を持って。


 少し笹や下草を刈り取って、通りやすくしておいたつもりですが、気休めですね(真顔
 ‥しかも、小指の先、笹の葉でざっくりと切ってしまったため、流血しまくりで、もうね‥


 F値を22にして撮影してみたけど、ノイズっぽいのが走りまくってます。しかも、若干ゴミが付いています。最近、F値を上げすぎてもあまりいいことがないと思うようになりました。


 とりあえず、戻りましょうか、流血してるし(じと目


 あの、三厩村付近の増川岳とか、いつか行きたいですね。出来れば、ちょいと長居したいところです。というか、津軽半島なんて、東京の人間が公共交通のみで土日で来るようなところじゃない希ガス。


 ふうたろうのお家(黒ハート


 お家(はあと)から大倉岳(右)と赤倉岳(左の少し木が禿げたやつ)が見えます。


 下北半島が見えています。あちらの縫道石山(ぬいどういしやま)も行きたいと思いますが、港が公共交通限界地の珍しい山なのですな。


 ちぎれ雲がまとまっては再び千切れを繰り返しつつ、上空を西から東へと流れます。


 ちょっとガスっぽくなってきましたか。


 テントの中で風をしのぎながら目を離している間に、すっかり夕日になっていました。


 雲が少し焼けています。


 こうして空をマッタリ見ていられるのは、山ならでは、ですかね。


 雲が迫ってきます。太陽をちょうど隠すように雲がいるので、夕焼けがきれいになりません‥


 雲の下から最後のお別れ。
 ♪空をとぶ 鳥のように
 ♪自由に生きる
 ♪今日の日は さようなら
 ♪またあう日まで
 ☆「今日の日はさようなら 2ばん」

 ‥ふうたろうは本当に自由に生きているのかなあ。


 日本300名山も登山禁止の会津朝日岳を残して、こうして無名の山をほっつき歩ける自由。でも、300名山という縛りをなくせば、自由なのか。それとも、縛りをなくせば、本当に自由なのか。登りたい山を登れば自由といえるかもしれないが、登りたい山とはなんだろうか。
 目的が生まれれば制約も生まれる。何ものからも束縛されない自由なんて、本当は無いことくらい知っている。自由は有限。でも、有限だから、面白いのだ。有限だから、自由なのだ。
 ふうたろうの明日の自由を楽しみにしよう。明日は大倉岳に縦走するつもりです。地図に道がないのはものすごく気になるけど(細い目


天気:くもり時々晴れ(青森県五所川原市・北津軽郡金木町・中里町、津軽鉄道など)

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