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貪欲な旅の終わり

2007年 5月 6日

 今日、9日間続いた旅が終わりました。雨にうたれまくり、帰宅後は2時間以上も片付けに追われ、7日分の日記の更新に手こずり、何とか無事、今を迎えました。
 実は、今日は間一髪セーフで、昨日の朝乗ってきた『わっかない号』が、5日夜行の便で交通事故を起こしていたというのです。死者はいなかったそうですが、それに乗っていたら、マジでヤヴァかった。

 朝ごはんだけはちゃんとしたものを食べようと、船の中でも、たとえ高くても…!1000円のバイキング。味は、もちろん期待しません。
 ただ、行きと違って、やっぱり体力消耗が激しい。食欲がない。それでもこの料理の95%を何とか食べましたが…。


 船が着岸。大洗港です。海底のヘドロがすごいですね。もう何も言うことはないっす。


 初日の船で出会った50歳くらいの夫婦、そして、花乃家の女将さん、お客さんの女性二人。他にも、利尻や礼文でたくさんの人と出会いました。
 しかし、今回の旅、なんか変で、最初に出会った二人の夫婦の印象が強烈というか、かなり印象が悪くて、ずっと疑心暗鬼になっていました。正直、その後の出会いが恐かった。
 でも、実は、その夫婦との出会いは、僕のためになったとも思いました。暴言は吐かれたけど(僕も吐いた)、よく考えたら、僕は最近ずっと他人を悪人だとか馬鹿だとか話し合いでは解り合えないだとか、どこかで思っていた。そういうのがその夫婦との会話の中でひょっこり出てきて、喧嘩になってしまったのではないかと思うのです。
 考え方というか、持っている情報、とりまいている環境は全員が違って当たり前なのに、それを受け入れられずにいた。
 「人は機械じゃないんだよ!」なんてことを、2年前一緒に利尻・礼文に行った人は言っていたかな。
 花乃家の女将さんと話をしていて、これほど持っている情報、経験、その他諸々が違うものかと感じました。その感覚を、もっと色んな人との対話で研ぎ澄ますことが出来たら、楽に生きられるかな。
 なんか、普段の生活の延長のような旅。これを見ると、今までの旅がなまくらな感じさえします。
 これでいいんだよね、きっと。

天気:雨、東北沖ではくもり(茨城県東茨城郡大洗町・取手市)

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