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慢性鼻炎のネコ

2007年 6月 28日

 たまには休みも必要ですよね!
 …ということで、今日は散歩。頭の回路が焼けるほど考え込まなくてもいい。もちろん、丸一日仕事でしたし、歯医者で痛い思いもしましたけど、そんなのうっちゃらけ。
 写真のネコは、職場近くの商店街の、寿司屋かそば屋か解らないけど、その辺にいる飼い猫のようです。すごく太っていて、口で息をしていて、鼻はいっつもぶう~ぶう~いっています。カメラを近づけると、重たそうな体とろくに出来ない息を弾ませて逃げていきます。慢性メタボのネコ、慢性鼻炎のネコ。
 僕の実家のネコもメタボでしたが、鼻炎にはなってなかったな。それでも、3年前の4月に腎不全(BUNが何と280mg/dl!こんなの、僕がネズミで致死量の農薬を投与したときでさえなかった数値ですよ!!)で長老パチャが死んでしまったけど。

 パチャは1992年6月30日に我が家に来ました。生年月日は同年5月7日。動物を飼うのが嫌で嫌でしょうがなかった僕。1988年6月頃(これも6月か!)に来た犬のクン(なぜか僕が命名)が癖の悪い奴で、噛む、ほえる、荒らす、もらす(シッコ・ウンコ)のとんでもない犬でした。小学生だった僕は、そのころから怨み辛みをため込んでいたのか、クンの悪事を記録した表を作っていました。母親曰く、「閻魔帳(えんまちょう)か」と。それくらい動物からの主権侵害を恐れていました。しかも、クン、そこら中でオエッ!ってやるんだもん。僕は恐くて恐くてしょうがなかったよ。
 一方のパチャはしっかりしつけられていて、その辺でもらすことはなかったけど、いや、暴れる、噛む、は、放し飼いの分クンよりすごかった。寝てたら手にかみついてくるし、カップ麺のカップを囓ってそれに気が付かず湯を注いだ兄貴はやけどするし、野良猫と喧嘩して興奮した矛先を僕や兄貴に向けてきたし、それはそれは壮絶でした。
 でも、一番壮絶だったのは、パチャが来て一年目の夏休みの終わり頃、行方不明になったこと。その時、彼が暴れていたことが、どれだけふうたろうの家族に安寧をもたらしていたことかを知りました。結局、団地の3階から4階に上がって、人目に付かない溝みたいなところに隠れていたようです。あと、それに先だって、3階から落ちたこともありました。当然、行方不明で、この時も母親はおいおい泣くしさ…。
 いつしかパチャを嫌がることも忘れ、よくいじめていました。僕が近寄ると逃げるんですよね。鼻にカラシ塗ったりしたこともあったっけ。僕が閻魔帳付けられかねない状態でした。
 …それでも、ネコ、かわいかったな。いままだ、黒猫のタンゴと茶色のデモ太がのびのびと生きているけど、ひっくるめてかわいかったな。デモ太は悪魔(デーモン)みたいな顔してたから、最初はぎょっとしたけど、やっぱりかわいかったな。タンゴのだみ声と人見知りも、かわいかったな。きっと、そば屋の前で鼻をぶう~ぶう~いわせていたネコも、そうやって愛されているんだろうな。…カラシ塗られることはないだろうけど。
 ネコ見て、ふと思い出した、15年間のネコ日記。

天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区・茨城県取手市)

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