テロの日…ですね
我が『ふうたろう絵日記』の読者の方から、洗濯物のことでコメントがありました。ついでだから、載せてしまいます(本当は写真のネタが尽きているんですが)。
9日の夜、帰宅直後、2回に分けて洗濯しました。金曜日のうちに干し終わっているはずの洗濯物が、洗濯することさえ忘れられていて(洗ったまま放置よりマシか…)、4畳半の部屋干しの結果がこれです。
生臭かった雑巾様下着類は、洗っても微妙な…。
あと、mixiで発見。外部ブログを利用していると、普通は「mixi日記」を使うことができません。しかし、いったん外部ブログの設定を解除して「mixi日記」に戻したあと、足跡帳としての日記を作り、そのアドレスを自己紹介欄に貼り付けてから、再び外部ブログへの設定にすれば、足跡帳が出来上がります。
早速何人かの人が、「足跡」を残していきました。アクセスログとは違います。
なお、mixiは、紹介者経由で参加できるネットワークで、メールアドレスとパスワードでログインします。これに参加していない人は、なんのことやらさっぱり解らないでしょうなぁ。
本題はこれから。
今日は、『同時多発テロ』から6年経った日です。アメリカニューヨークの、世界貿易センタービル2本に、旅客機が突っ込んで多くの犠牲者を出した、最悪のテロ事件です。
そして、今日、帰りに読んでいた『毒と薬の科学』(船山信次 著 朝倉書店)が、毒殺に使う物質や麻薬、化学兵器の話に入っていました。科学の平和利用を考える上でお誂え向きな日ではありませんか。
今日出てきた化学物質は、
- キノホルム
- サリドマイド
- ソリブジン
- 5-フルオロウラシル
- オセルタミビル
- バイアグラ
- ジエチルスチルベストロール
- モルヒネ
- ヘロイン
- LSD
- エフェドリン
- メタンフェタミン(誘導体含む)
- アンフェタミン(誘導体含む)
- N-ニトロソフェンフルラミン
- シブトラミン
- マジンドール
- フェンサイクリジン
- ケタミン
- ジエチレングリコール
- エチレングリコール
- サッカリン
- ズルチン
- チクロ
- メタノール
- フェノール(誘導体含む)
- サリン(類似化合物含む)
- パラチオン
- ジクロルボス
- マラチオン
- アセフェート
- 2,4,5-T
- 2,4-D
- ポリクロロビフェニル(PCB)
- ダイオキシン(類)
- エチニルエストラジオール
- p-ノニルフェノール
- ビスフェノールA
- トリブチルスズ
どの物質も、人がこの世に送り出し、利用し、あるいは悪用した物質です。たとえ悪意はなくとも、結果が悲惨だったものもあります。
サリンは、12年前の3月に起こったオウム真理教の地下鉄サリン事件で有名になりました。第二次世界大戦では頻繁に使われていたこのような毒ガス類。その反省を、どの国がどこまでやっているのか。日本もアメリカも中国もイスラエルも、どこも。
ダイオキシンが「猛毒でない」という勢力が出始めていることには危機感を覚えます。それは、環境ホルモン類全般、農薬や食品添加物などにも言えることだと思います。物質ではありませんが、放射能の過小評価による原爆症認定率の低さ(1%以下)も同じ道筋の上にあるように思えます。
戦争や金儲けだけのために科学を使う勢力は論外ですが、やむを得ないと考えて使っている物質についても、もう一度精査してみてはどうでしょう?農薬や食品添加物、医薬品、洗剤、その他諸々。使わなくてもよい工夫ができないものでしょうか。それとも、使うための口実を作っている、化学産業界があるために工夫されても握りつぶされるのでしょうか。
個人でできることは、所詮たかがしれています。ラップの利用を塩化ビニルからポリエチレンに替えるとか、合成洗剤から石鹸に替えるとか。
しかし、医薬品の利用やダイオキシンの毒性研究、農薬の使用、代替品の開発などは、個人レベルではどうにもなりません。
インフルエンザになればすぐにオセルタミビル(タミフル)を処方する医療界。塩化ビニルをなぜか薬のPTPシートに使う製薬業界。選択の余地がないくらいに人工甘味料入りの清涼飲料しか販売しない流通社会。あれだけ猛毒だとか叩いておきながら中国産の食品を大量に輸入しまくる日本経済。核抑止力とやらで核武装すら平気で言ってのけてしまう日本の政界。石鹸や詰め替え用パックを使ったりする方が場合によっては数倍割高になる日常生活。
そもそも、化学が日本人の心から遠ざけられています。僕の書く程度の化学の意味がわからない人がどれだけ多いだろう。歴史を知らなければ過去の反省ができないのと同じで、化学を知らなければ、その利用法も危険性も解らない。それはどの学問でも同じことだと思います。本当に、個人の、自分の、限界を感じます。
天気:くもり時々雨、雷を伴い強く降る(東京都板橋区・茨城県取手市)