電荷移動錯体
休み明け、0泊2日の山行はちょっとしんどかったようです。1泊2日と違って、疲れました。
で、今日は午前中、デンプンの試験をしていました。デンプンはヨウ素溶液と反応する、というあの反応。
今日は、その反応について、ちょっと考えてみようと思います。
大学3年の時、農学部時代、生命化学系の教授に教わった話によると、「ヨウ素デンプン反応は電荷移動錯体(でんかいどうさくたい)だ」そうです。
ヨウ素溶液は、ヨウ化カリウム溶液にヨウ素を溶かして作るので、実際はKI3となるそうです。これ、確か、高校の時聞いた話。
高校生の時に思い切って買った化学辞典(東京化学同人)には、電荷移動錯体の意味をまともに理解できる内容はなかったので、ニュアンスで理解。
デンプン(ブドウ糖のたくさん繋がった物質)に存在するヒドロキシル基(-OH)と、三ヨウ化物イオン(I3–)の間で電荷移動が起こって、三ヨウ素化物イオンとヒドロキシル基が何となく結合する…。
…
…そう思って、もう少し調べてみたら、同じ化学辞典に、「(ヨウ化カリウムの)水溶液はヨウ素をよく溶かし、I3–錯イオンを生成し…」と書いてありました。…もはや暗号状態。よく考えたら、I3–がどうやって出来上がるのか解りません。構造式も描けません。電子がどうしても2個あまります。
えっと…頭柔らかくして…。
I3–というのは、こういう形をしているのかな。きっとそうでしょう。ちゃんと電子の数もあってるし。
それなら、ヒドロキシル基の酸素とヨウ素分子I2との結合もつじつまが合いそうです。
…だけど、この構造式を画像にするのがどれだけしんどかったか!構造式にひらめきを感じてから画像にするまで2時間以上苦闘しました。その構造式を描く構造式エディタであるBKchemを使うのが超難しい。まず、「msvcr71.dllがないため」起動しないといわれ、一回目全滅します。そして、このファイルを手に入れた後、何とか起動しても、構造式を描き上げてからJpeg画像にするだけで二回目全滅します。JpegやPngはおろか、GifやTifなど、知っている限りの画像ファイルに出力できない。結局、プリントスクリーン機能で、むりやり…。だから、ヒドロキシル酸素と結合した構造式を描くのは勘弁。
この構造式を描いている間に、何を考えていたか忘れました。
今日の日記は、完全に自己満足でした。他に、今日は、午後からの全国委員会とかで池袋でお勉強会。色々と。食糧主権、バイオ燃料問題、など。
今日は、そこまで書く体力も気力もないので、またいつか。
天気:くもりのち晴れ(埼玉県所沢市・東京都板橋区・豊島区)