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主治医

2008年 3月 6日

 今日は、出掛ける時に「障害者自立支援」の手帳を持って出忘れて、30分も遅刻してしまいました。気持ちはやる気のはずなのですが、いくぶん空回り…かな?
 で、右の写真は、「水素化物発生装置」らしい。水銀(Hg)という金属を、分析するために必要な装置です。


 自立支援手帳を持って、病院です。今日は、歯科と精神科のセット。歯科は、やっと半年前の主治医に診てもらえて、ほっとしました。歯科衛生士も、完全にバラバラだったので、2回くらい前に診てもらった衛生士に、指定。気心が知れると言うほど、患者は少なくないだろうけど、患者からすれば、数少ない医者の中の一人ですから、コロコロ変わられると、やっぱりイヤなのです。行きつけの店の店員がある日、居なくなったら、イヤなのと同じです。
 精神科は、今日は前回とは比べものにならないくらい暇していました。受付の人と、医師と、ソファーで何を喋っていたんだろう。人の心が移ろいやすいのと同じで、この業界は振り回されるのかも知れないね。
 ところで、4月から診療報酬の改定というのが行われるそうです。赤旗にも民医連の雑誌にも載っていなかったのですが、精神医療で5分以上の診察をしないと点数が付かないので、小さい精神科は潰れる可能性があるというのです。
 …何だと?そんな話は、聞いていないぞ。精神科の主治医曰く、「何度も通っている患者であれば、5分も診なくても状態が解ることもある」そうです。顔色だったりするんでしょうね。そりゃ、プロだから、見ただけで解ることもあるでしょう。それを、一律5分という風にしてしまったら、診療時間を長くせざるを得ない。つまり、今まで見ていた患者の一部を、切り捨てなければならないのです。そうでなければ、医者がワーキングプアになるか、過労(死)するかの二者択一。
 診療報酬とは、診療点数によって決まるらしい(正確じゃないかも知れないが)。病院の領収書を見ると、点数が色々あって、合計が666点です。1点に付き10円というのが今の診療報酬なので、かかった医療費の合計は6660円です。そして、社会保険に入っているので、自己負担額はその3割で1998円ですが、一の位は四捨五入するので、2000円になります。105円分は、保険適用外の、歯ブラシ代です。
 この診療報酬は、10年前と比べたら4%下げられたそうです。診療報酬という言葉の意味を知って、改めてその重みに納得。この点数は、手術やその他医療行為すべてに付けられていて、それ用の本があります。受付で(暇なうちに)それを見せてもらって、学習。手術によっては、33000点くらいのもあるようです。33万円ですよ!


 町医者のだいたいの収入、どんなもんだろう。どのくらいの幅があるんだろう。よく考えてみたら、患者が来なければ(貧困で来れないというのもある)、医者に金が入るわけがない。町医者くらいの小さな医療現場で、30000点のような大型の手術がされるはずもない(Dr.コトー診療所は別かも知れないが)。
 とにかく、主治医がさらに見つけづらくなることは確かなようです。
 この前、転院すると言っていましたが、今回はパス。9月の自立支援手帳の更新のときにでもやろうと思います。

天気:晴れ時々くもり、夜は雹(千葉県松戸市・東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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