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ふうたろう化学反応論

2008年 11月 20日

 日記。
 書くことがない、そう思うと書くのがしんどいから、あったことを羅列するのもいいと思う。目標が遠ければ、近いところを見ればいいんですよ、ガスった時の山みたいに。
 とりあえず、今朝、大寝坊かましました。でも、職場に着いてみると30分遅れですみましたし、実作業にはまったく影響なし。ふうたろうはおにぎり(弁当)持参なので、更に影響なし。テレビの取材が何気に2件も来ていたみたいですが、ふうたろうは相手しなくてもいいし。

 抽出が終われば、とりあえずネットを見ていました。でも、飽きたので、横に置いてあった薬学の教科書をめくっていたら、天然物化学の生合成経路が出てきていて…。テルペノイドについては、いつか、バラ臭(ゲラニオール)にやられた時に書いた気がしますが、他にも、ポリケチド、フェニルプロパノイド、フラボノイド、アルカロイドなども今日は覚えました。といっても、ペラペラめくっていただけで、基本的な炭素鎖を伸ばしていく過程をしっかり押さえてはいないので、アセチル基マロニル基シキミ酸とが結合する、程度のことしかまだ理解できていませんが…。
 ポリケチドは、アセチル基が繋がりながら、炭素一つ飛ばしに酸素(ケトン)が付いている形になるのでそう呼ばれるのだろうと思います。確か、一部の抗生物質はそうやって生合成されていたような…。
 フェニルプロパノイドは、今回初めて見た単語(覚えていなかっただけ)でしたが、ホスホエノールピルビン酸2つと、エリトロース-4-リン酸1つとがくっついて、色んなものを取ったり貼ったりしながら出来た、亀の甲+炭素3の化合物のようです。物事は、ある程度単純化してから入った方が解りやすいのかもしれない。
 フラボノイドは亀の甲2+炭素3。…まるで、ドラクエ8の錬金釜みたいです。
 アルカロイドはアルカリ性であるというだけで不当な(?)名前になっていますが、合成はかなり複雑みたいで、アミノ酸由来のものと、後から窒素を取って付けたものがあるみたいです。
 ふと、オパーリンのことを思い出して、こういう雑多な物質が、進化の過程でどうやって生まれてきたのかなぁ、なんて。どこでこういう物質の生成の必然性があったんだろう。他の物質の生成の可能性もあっただろうけど、進化の過程で失われたのかもしれない。…そんなことを考えてしまいます。
 「この物質は何のために生合成されているんだろう」みたいなことを思うこともありますが、よく考えたら、最初から意味なんて無くて、ただ存在条件が整って、条件の下で生成して、もう一段階の別の条件が整って…ってのを繰り返しているのかもしれない。その条件整備の中で自発的に意味を作っているというか…。
 う~ん。生合成の過程ってのを掘り下げると、なかなか、物質進化が面白くなりそうな気がしますねぇ。
 …こういうふうたろうの意味のない化学的関心が知識を生成して、結果、仕事に活かせるようになるのが理想ですね。今日、実は所沢でアレの班会だったのですが、Fさんが「自分のやっていることに自信を持て」と言っていたのは、こういうことなのかなぁ。量の質への転換
 バケキチ・ヤマキチふうたろう。山と化学を愛する、ふうたろう。開き直って、進化の過程を追っかけてみろ。オパーリンやエンゲルスはそう言っているのかな?ふうたろうの化学反応、どうなるのか解らないけど、誰が何と言おうと、気にせず進めるだけ進めてみようや。高い活性化エネルギーや素晴らしい酵素・触媒に出会いながら、ね。


天気:快晴(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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