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ふうたろう舵切って山に登る(祖谷国見山おうどう峠コース:徳島県)

2023年 1月 8日

 今日はランドマークのひとつ、かずら橋に向かいます。かずら橋といえば、あの、2007年の年越しで剣山に登ったはいいけど凄まじい雪で尾根から退避して降った先にあったあの縄梯子みたいなやつですかね。
 ‥と思っていたら、あの時のは奥祖谷かずら橋だったようです。祖谷川にかかるそっくりさんがいくつかあるようです。
 そういうことで、鮎喰駅を6時15分に出る電車に乗って阿波池田まで来ました。
 ところで、阿波池田駅前のバス停がドラクエのかくし階段みたいに発見しづらくなっています。あと数分でバスが来るのに乗る予定の乗客がふうたろう含めて5人くらい迷子になっていました。


 阿波池田駅の隠しバス停を発車したバスが、1時間10分程度かけてかずら橋に到着しました。なにやら針葉樹の間からすごい建造物が見えていますが、あれはなんですかね。


 かずら橋は谷に架かっているので坂を下ります。下らなくてもランドマーク自体にはスマホ上でアクセスできますが、ま、せっかく来たんだし。
 あの道路の橋の上からかずら橋が見えそうです。


 渓谷に縄梯子のような橋が架かっています。どうせならふうたろうが雪山から転がり降りてきたところにあった奥祖谷かずら橋にランドマークが設定されていても面白かったのですが、あそこ、バスの終点の「久保」よりも奥なので、アクセスできるプレイヤーが激減するでしょう。


 ただのかずら橋に行ってみますか。‥と思ったら、ここも昨日の栗林公園みたいに有料コンテンツでしたか。ま、さっきの舗装路から見たし、もういいや。


 もういいや。いや(祖谷)だけに。
 それにしても、いや荘(いやそう、イヤそう‥)って、大歩危駅前の歩危マートなみにスベっている気がします。


 さっきのすごい建造物ですが、あれ、駐車場ですかね。ここ、新型コロナとかなかったらうじゃうじゃ人がいるところなんですかね。


 ふうたろうはランドマークに触れたら観光地なんぞに用はありませんので、本日のメイン会場に向かいます。
 ところで、西祖谷山村(にしいややまそん)という村は、合併で三好市になったのですね。その合併で暮らしが本当に良くなったなら、村の消滅も仕方ないのかもしれませんけど、人それぞれでしょうからね‥


 観光地化された渓谷より、ありのままの場所のほうが、ふうたろうは好きです。人工物は人が触ってこそ完成するものですが、天然物は人が触れば文字通り「不自然」になるだけですし。それがいいかどうかは、人それぞれなんでしょうけどね。


 大歩危駅方面に戻る途中に道の駅というか、小さなドライブインみたいなのがあります。地名が「三好市」じゃない?


 かずら橋から大歩危方面に戻るには、祖谷トンネルまで坂を登り返さなければなりません。その先に今日のメイン会場があります。


 こんな山裾にサナダムシのように貼り付いている道路沿いに、ちゃんと民家があります。仮にふうたろうの親戚とかがこういうところにいて、夏休みとかに泊まりに行くとかなったら、ものすごく行きにくくて、ものすごく楽しいんでしょうね。兵庫県三田市や大分県宇佐市で狂うほど楽しめるふうたろうですから。あ、今の三田市はもうだめですけどね。


 昨日、「舵を切る」と述べましたが、今日は山に登ります。純粋に、登ります。Ingressとかそういうのヌキの登山はもう8年ぶりということになります。長かったですね、山を離れて。


 昨日の夜ネカフェのパソコンを使って国土地理院の地図で山を物色してやっと見つけたのがこの国見山です。
 山について調べるのは最小限にして、できるだけ地形図で山の雰囲気を判断するようにしています。サクセスストーリーを作りに山に登るわけではないですからね。


 地形図からは、樹林帯が多いのは読み取れます。地形もある程度わかります。しかし、地形図の道を示す破線はかなりの確率で消滅していることが多く、消滅していなくても通行禁止だったり、そもそも間違っていたりすることも稀ではありません。それでも、調べすぎて成功が目に見えるような登山はちょっとつまらないですかね‥


 今回のチョイスは、大当たりを引いたようです。車が登山口に何台も停まっていたことがその証拠ですし、登山口の看板もありましたし(看板は遺物である場合もあるので、車がたくさん停まっていることのほうが登山口としての確証は高い)。登山道はきれいに整っていて、登りやすくなっています。


 ある程度予想はしていましたが、雪が出てきました。しかし大勢の登山者がいるので、踏み跡バッチリです。ふうたろうの登山の中でこういうことはめったにありません。


 しばらく登ると、再び道路にぶち当たります。


 ふうたろうが登り始めたところは「おうどう峠」というそうです。


 こちらの上側の登山口のほうが山頂に近いので、メインの登山口はきっとここなのだと思います。しかしここまで来ると雪が地面にこびりついているので、アクセスできる人が限定されるのでしょうね。


 メインといえる理由はこの看板にもあります。おうどう峠にはこのような看板はありません。何しろ、あちらの駐車スペースは非常に狭いです。
 なお、念のためですが、ふうたろうはバスと電車と自転車と徒歩で来ています。


 この階段を登っていくことになるのですが、雪がしっかりこびりついています。


 静岡県の梅ヶ島温泉から八紘嶺を経て七面山に登ったとき、「たばこの吸いがらは必ず土の中にうめよう」とかいうとんでもない看板に衝撃を受けましたが、こちらは正常でよかった。
 山を歩いていると、結構な頻度でゴミが土の中に埋まっているのです。材質の劣化具合から相当古いものであることは窺えましたが、ゴミは埋めるものという文化が隆盛を誇っていた時期があったのだと思います。


 雪山を登っているという気分になってきました。どれほどこの時を待ち焦がれていたか。


 年末、惨事に見舞われ絶望していたときにFacebookで燕山荘かどこかの投稿を見て、雪の上を歩ける日が再び来るのはいつなのかと涙しました。まさかこんなすぐに歩けるなんて‥(感涙


 急坂を上り詰め、尾根歩きに至ります。そして、まみえたこの雪と冬枯れと青空のコンボ(*゚∀゚)


 ふうたろうのカメラのシャッターを押す感覚が蘇ります。


 心も体も全盛期の1ppmになってしまったふうたろうは、今日だけは、いや、今日こそは!


 自然が作る曲面を再現できる人って、この世にいるのでしょうか。
 あの全盛期のふうたろうは、周囲数キロ人のいない雪山に転がりながら、こんなふうにいっぱい戯れていました。


 樹林の間から見えたのは雪の積もった山です。すごい建造物ではありません。


 山頂近し。


 山頂直下。真っ白の雪がうれしい。


 そして、祖谷国見山山頂です。8年ぶりの、純粋な登山です‥いや、2016年ころはまだポータルのない山にも登っていましたか‥でも、この感情が久しぶりであることに変わりありません。


 国見山から南東。右奥に見えているのは剣山とか三嶺ですかね。


 山頂にイッポン目立ちたがりのタラノキ(だと思う)。


 この雪の塊は‥誰か雪遊びした?


 煙霧でほとんど見えないけど、高知県の方の山々。高知県の山も、ふうたろう絵日記に記録はないけど、宿毛市の沖ノ島にある妹背山くらいしか登ったことがありません。徳島県と高知県との県境付近は行ったことすらないので、死ぬまでに行って、山に登っておきたいものです。


 国見山山頂の下に避難小屋があります。ここでドラクエウォークのボス(トロルキングとキラークラブ、だったかな)を倒していきました。
 ところで、ドラクエウォークの認識では、この国見山避難小屋はINN(宿泊施設)みたいですね‥


 下りはスイスイ‥といいたいところですが、坂が急で、アイゼンなしの状態では踏み跡の少ない雪のところを踏まないと超絶滑りまくりなので、多少慎重に。


 ‥とは言っても、下りは速い。上側の登山口まで降りてきました。山頂から約30分。
 当然ですが、ガチ雪山で同じことやったら死にますので、アイゼンとピッケルは必携です。


 そしてザクザク下って‥


 20分足らずでおうどう峠に戻ってきました。いや、楽しかった!


 15時15分の大歩危発琴平行きの電車に乗るために、大歩危駅に向かいます。1時間ほどあるので余裕でしょう。


 自力で見に来た景色はやっぱりいいものです。


 大歩危駅方面への案内板。道路は駅まで下りだけなので大丈夫だとは思いますが、14時半を回っています。


 案内板から10分で大歩危峡まで下りてきました。


 ここ、影になっていてちょっと暗くて残念です。地元のおっちゃんいわく、朝がいいそうです。10時くらいとか。たしかに、ちょうど谷を照らすように太陽がいると思われます。


 大歩危橋。あの突き当りを右に行くと奥祖谷方面で、左に行くと大歩危駅です。


 無事、駅到着。あとは琴平と丸亀でランドマークを拾って岡山まで行くだけです。


 ‥とその前に、ちょっと食料や飲み物を歩危マートで補給していきたいです。


 補給が終わって戻ってきたら琴平行きの電車が入線していました。


 買い込んだもの。
 ところで、歩危マートには都市部にあるスーパーみたいにレジにクレジットカード支払い可能な自動支払機があって、ふうたろう驚愕。


 そういえば、湖池屋って板橋区の企業でしたね。成増。
 それはいいとして、アセスルファム使うのやめてほしい。有機塩素化合物のスクラロースよりマシだけど(通常の条件では分解・代謝されないらしい)。


 この後、琴平で15分弱の待ち時間に琴電琴平駅に、丸亀で丸亀城に、それぞれ近寄っておきました。ドラクエウォークも、百名城めぐりとかするなら、いっそのこと日本百名山とかやってくれたらいいのに。
 なお、丸亀駅前でインドカレーを食べ、その後は坂出経由で岡山まで行き、無事、ネカフェに滑り込むことができました。ふうたろうの旅で事故らないって、とても貴重です。
 明日はランドマークの岡山城に行ってから、兵庫県赤穂市の山に登る予定です。


天気:晴れ(徳島県徳島市・三好市(西祖谷山村)・香川県丸亀市・岡山県岡山市、ほか)

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