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最後の五月晴れ

2006年5月31日

 今朝の寝覚めはそこそこ。ただ、頭が少し痛く、僕も職場や本部の人がひきまくっていた風邪に少しやられたのかもしれません。
 今日は昨日までの5月の天気と違い、快晴でした。朝、半袖でも寒くなく、洗濯物をたたんで干し、体調は微妙ながらも飯を食べ、久しぶりに花の写真を撮って出勤できました。

 左はハハコグサ(キク科)、右はウラジロチチコグサ(キク科)です。
 今日も仕事は大忙し。昼飯前までは、待ち時間というものは存在せず、必ず何かの作業がありました。9件の野菜から農薬を抽出していたのですが、かなりを一人でこなしていました。でも、秒単位で次の作業を考えながら動くのは悪くありません。タイムトライアルでなかなか。結局、17時半にはすべて終了。まずまずの成績でした。

 仕事帰り、タイの食糧事情について書かれたブックレットを読んでいました。このブックレットは、筑波書房というところから出ている、「FTAとタイ農業・農村」という題名で、山本博史氏が書いたものです。この中で強く印象に残ったことがあります。

  1. 米価の暴落と大干ばつで収入を断たれた農民が、穀倉地帯を工業団地に造りかえる労働にかり出されたり、低賃金で働かされたりする現状
  2. アグリビジネスがエビやその加工品を輸出するために、内陸部の水田地帯の近くでエビ養殖場をつくり、塩害や水質汚濁を引き起こしている。それに対する禁止措置が執られたが、その措置に抵抗していること
  3. 同じく、アグリビジネスがトウモロコシを鶏の飼料用に日本に輸出していたのが、アフラトキシン(カビ毒)に汚染されて悪評が立ったのをきっかけに、現地で鶏まで飼育したものを精肉あるいは加工品にして輸出する体制に変わったこと
  4. タイ政府は日本に輸出に関する規制緩和(検疫体制など)を求めているが、その要求を出しているのは政府内にいるアグリビジネスの関係者であること

 東南アジアなどで作られたものが何故安いのか、見えてきます。僕が何日か前、100円寿司屋で食べたあのエビは、どの国から来たものだろう。その一匹一匹が非持続的な生産のもとで「製造」されているのでしょうか。それを食べた僕は、タイをはじめとする、抑圧された農民や労働者を虐げたことになるのでしょうか。
 …でも、卑怯だといわれるかもしれないが、なんか違う気がします。テレビの番組でも、「月1万円生活」なんてことで、放送していたりします。色んな広告も、安さをウリにして物を投げ売り状態。みんな少しでも豊かに暮らしたいから、それに飛びつきます。当たり前ですよね?でも、一方で、賃金の安さ、非正規雇用者数の増加、相対的に生活費を減らす社会保障の改悪、そんなことに目を向けられるような環境はあるでしょうか。「高くても国産の安全なものを食べたい」国民が多いという国の調査とは裏腹に、安物買いに走る国民。安い理由さえも知らされない国民。たとえ知ったとしても逃れられない自給率の低さや生活費の少なさに悩まなくてはならない国民。…そう考えると、何が国民を苦しめているのか、アジアの農民や労働者を苦しめているのか解ってくる気がします。
 国民が安いものを求める。確かにそうです。事実。でも、それで終われば、未来永劫、農民と消費者は分断されたまま。消費者が安いものを求める理由、アジアの農民がマングローブを潰してヘドロまみれの土地にしてまでエビを養殖をしなければならない理由、それが概ね同じであると思えるのは僕だけでしょうか。
 …一度でいい。この山本先生の授業を受けてみたいものです。
 みんなの食べるものが誰の犠牲もなく生産される社会。そんな社会を築きたいものです。

天気:快晴(茨城県取手市・東京都板橋区)

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今日も雨

2006年5月30日

 夕方、また雷雨でした。5月20日、24日に続き、ここ2週間ほどで3日目。でも、続くときはこんなもんでしょうか。もっとも、こういう雨は好きです。滝のように降って、太陽の光にも勝る雷光と地面を揺るがす雷鳴がたまりません。  しかし、初めて昼間の雷雨を見たときは、それはそれは奇妙で奇妙でしかたありませんでした。13時頃なのになぜか夜みたいに暗く、「太陽が昇っている最中に雷の光が見えるはずなんてない!」と幼心に思いながら、雷雨を迎えました。1987(ひょっとすると1986?)年8月5日でした。初めて見た白昼の雷光にショック。具合が悪くなりました。今思えば可笑しくてしょうがありませんが、当時はそうだったんだなぁ。そして、その5日後、8月10日。母親に連れて行ってもらったインテックス大阪の近くで白昼の稲妻を見てしまいました。頭の中は真っ白。あの時、なんて思ったっけなぁ。言葉もなかったような気がします。
 いつしか、雷雨が好きになっていたのは小学校4年生の頃。台風や積乱雲の接近に、何時間も空を眺めたっけ。北西の方向に黒い雲があって、少しずつこちらに近づいてくる。それをいち早く察知して、周りで何事もなく遊んでいる人たちを尻目に家にそそくさと帰り、3階のベランダから高みの見物。間もなく、雷鳴が聞こえ、しばらくすると雷光が。さらに経つと大粒の雨がぱらつき、1分以内に本降りになります。近くにある「近隣公園」で遊んでいる人たちがわめきながら、蜘蛛の子を散らすよう。雨が止むまでまたベランダから眺めています。雷雨は長いものなら数時間に及ぶこともあるので、あの時の僕は本当にのんびりしていたのですね。今の慌ただしい生き方は何とかしたい。

 そういえば、あの頃、十種雲形というものを覚えました。小学3年の理科の教科書に出てきていたことを思い出します。先生は児童が読めるはずもないのに「高層雲(こうそううん)」と漢字で書いていたのを覚えています。「層」の字が解らなくてごまかして書いたっけ。ほどなく、僕は、絹雲(けんうん:すじ雲)・絹積雲(けんせきうん:うす雲?)・絹層雲(けんそううん:いわし雲、あるいはうろこ雲)・高積雲(こうせきうん:むら雲)・高層雲(こうそううん:おぼろ雲)・乱層雲(らんそううん:雨雲)、積雲(せきうん:わた雲)・積乱雲(せきらんうん:かみなり雲)、層雲(そううん:きり雲)、層積雲(そうせきうん:くもり雲)を覚えました。それに先立ち、10月頃のある体育の授業の時、空に絹雲が出ていて、それを見て「あ、もうすぐ雨かな。」なんて思ったものです。子ども心に、知識よりも経験で、天気のことを知っていた自分に少し感心。
 絹雲から積乱雲までは、天気がゆっくり下り坂の時はおおかた見られます。ただ、最近、絹積雲や高積雲を見かけることが少ない気がします。秋の高い空にぱらぱらと浮かぶあの絹積雲と、斜めから見ると真っ黒な割に、真上に来ると意外と隙間があって、がっかり(?)させる高積雲。積雲は真冬の太平洋側で、微妙に雲が流れてくるときなどに見ることができます。積乱雲はなかなか完全体では見られませんが、見たらその大きさに感動もんです。雄大積雲と違って、縦長の雲の上に広がった薄い雲が見えることが多いです。層雲はあまり「見る」感覚ではなく、中にいるという感覚かもしれません。空が真っ白になっているとき、あれは層雲なのかと思います。山なんかにかかってたりもします。層積雲は、白地の空に低い黒い雲がぽつぽつあって雨が降ることはあまりありません。この中途半端さがどうも好きじゃない…なんて問題ではないか。
 色んな雲、載せてみました。


 左上から右下に向かって順に、絹雲・乱層雲・層積雲・積雲です。たぶん合っていると思いますが、実際はそんなに単純に分けられないかと思います。撮影地点は同じく、青森県西津軽郡深浦町(十二湖)、沖縄県石垣市(石垣島)、茨城県つくば市(牛久沼)、千葉県我孫子市(大利根橋より)。撮影日時も同じく、2005年8月15日、2005年2月20日、2006年4月2日、2004年11月21日。

天気:くもりのち一時雨、雷を伴って強く降る(茨城県取手市・東京都豊島区)

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愛国心とは何だろう

2006年5月29日

 教育基本法を変えて、愛国心を持てるようにする。そんな論議が盛んです。最初に言っておけば、僕は、教育基本法を変えて、愛国心を押しつけることに反対です。でも、愛国心とは何でしょう。
 自分でいわゆる「愛国心」宣言をする権力者たち。「オレは日本を愛してるぜぇ!」ってまことしやかに思っていることでしょう。しかし、僕から言わせれば、それは大ウソです。
 ちなみに、僕は日本は好きです。愛国者です。住めば都、日本にいるというだけで満足します。福祉政策が豊かであってもスウェーデンやドイツなどに移住したいとは思いません。日本にはない自然があっても、無理して行こうとは思いません。単純な肯定感で、日本が好きです。
 しかし、それがイコール日本に欠点がないということでもありません。破壊されてきた福祉や教育、モラル、自然環境、その他諸々。過去の戦争に対する清算もすんでいません。悪いところはたくさんあります。だから国民としてそれを正す努力をしなければなりません。これは個人でも同じことです。実際にそうして人は成長してきました。
 ところが、自称「愛国的」な人たちは悉く勘違いします。自分や自国の欠点を見つめたり、分析したりすることをとにかく「自虐的・非愛国的」と恥じる傾向があります。政権を握っている人や、ナショナリズムに乗っかる人の多くに、そういう傾向があると僕は思います。
 日常でも、自分の非を意地でも認めない、自分の弱みを見られたら死ぬかのような、そんな人がたまにいます。僕も場合によってはそうかもしれません。しかし、それは逆に、自分を肯定する力(=本当に愛する力)が弱い人のことを指します。日本社会にある矛盾を認められないのは、日本を本気で愛していないことと同じです。それが、小泉首相を始め、過激な発言で人気を集めている人たちの精神面での本質です。

 だいたい、自分のことしか頭にない、何かあれば人や他国を言葉や武力で攻撃するような、そういう人間が「愛国心」だなんて、ちゃんちゃらおかしい。自分の国しか「愛」せない、自分の保身しか考えられないのが、「愛国心」であり「自己愛」であるなら、人類はとっくに滅んでいます。普通、自己愛のある人は他の人をも愛せているように見えますがね、僕には。愛国心も同じだと思います。

 というわけで、ニセモノの愛国心を押しつけて、自分たちに都合の良いことだけを「愛させる」、超偽善的な態度が我慢なりません。ニセの愛国心で経済的に潤っている彼らが更正する余地は、ほぼ絶望的。エセ愛国心を持っているだけならまだ救いがあるのかもしれませんが。エセ愛国心を暴くためには何をすればいいだろう…?

天気:曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

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久しぶりの休日

2006年5月28日

 今日は久しぶりに、何も予定を入れない日でした。といっても、こういう日でないと料理もまともにできません。生協で買い物をして、麻婆豆腐を作りました。それに加えて、温野菜サラダ。アスパラ・スティックセニョール・ニンジン・スナップエンドウ。本当は何もせずゴロゴロできればいいのですが、そうもいきません。ひとり暮らしの代償です。
 ほかにも、ニュース作りなど、やることはたまっているのでこれからやろうと思います。

 サラダはニンジンとスティックセニョールを5分、スナップエンドウとアスパラガスを1分半程度茹でれば出来上がります。麻婆豆腐は、もう何年も作ってないので思い出しながら。

  1. ニラ・にんにくの芽(国産)を3センチ幅に、にんにく、ショウガをみじん切りに、豆腐を2センチ角ほどに、切る
  2. ショウガ・にんにく・にんにくの芽・挽肉を炒める
  3. ニラを炒める
  4. 豆腐を入れる
  5. 味噌を湯または水に溶かして入れる
  6. 豆板醤を入れる
  7. 鶏ガラスープ(今日はなかったのでチキンコンソメ)を入れる
  8. よく混ぜて沸騰させる
  9. 最後に片栗粉を溶いた水を、火を止めて入れる
  10. 一煮立ちさせる

 なお、これはたぶん正攻法ではありません。炒める順番や味噌を水に溶かして入れるところなど、かなりテキトウです。味噌は昔は一緒に炒めていたような気がしますが、それも正攻法かどうか解りません。でも、できあがりの味はまずまず。いいってことよ。

 明日から仕事。ま、良いんだけど。でも、やっぱりこのごろ慢性的に疲れています。

天気:雨のち曇り(茨城県取手市)

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国民大集会

2006年5月27日

 今日は昨日のビアカンペシーナ国際フォーラムに続き、国民大集会。雨が断続的に降る中、出店(便乗している屋台は別として)、実行委員や参加者はとてもよく頑張っていました。地面はブルーシートが張られ、ぬかるみ対策はされていましたが、かなり実際は厳しいようです。

 会場のステージでは何とかサンバという歌(踊り)があって、ビミョーな雰囲気でした。

 一方、出店の方では、農民連の産直メンバーが威勢良く、静岡の細江はデコポン、甘夏を1個50円で、レモンを100円で売り出していました。茶色の傷みたいな模様があったり、黒い斑点があったりして、見かけは良くありませんが、農薬を減らしてがんばっているのかなという努力が見えます。茨城県南農民組合では、大豆菓子を売っていました。これは素朴ですが、意外と美味いのです。特に、砂糖をまぶした炒り大豆が、美味い。隣に千葉県連が赤飯やおかきを売っていました。胃もたれしてる僕は食べられませんでした。そして、庄内(山形県)は笹巻きという餅米を使った食べものを売っていました。チマキのようですが、少し違います。これに黒蜜ときなこをまぶして食べましたが、なかなか乙な味です。

 農民連本部のブースには、イネの苗で「九条」と書いたものが。身内贔屓ですが、やっぱり違いますね。良いのですね、これが。

 小雨ぱらつく中、デモ行進。代々木公園から明治公園まで。3kmほどだそうです。参加者が50000人ほどいたそうで、一番最初に出発したデモ隊がゴールに着く頃に、最後尾が出発するという長さ!先頭の人は、最後尾が来るまで2時間近く待っていたそうです。すごいですね。

 道路は交通規制され、一部の道路は完全に通行止めでした。ある人にとっては単なる「迷惑」でしょうけど、そんなこと言っている場合ではないと解るときがいつか来るでしょう。

 今、教育基本法が変えられようとしているということで、それに反対する人が多くいました。「愛国心を強制する」こと、「国や企業など、『上』の立場にいる者の言うことに従順にさせる」こと、などを危惧しています。
 教育基本法の改正について、僕から言わせれば、政府側の人間には道理に基づいて国民を納得させる能力がないから、このような圧政的な態度に出ていると考えざるをえません。北朝鮮や旧ソ連のような「共産主義もどき」はやめなさい。いや、納得も何も、道理がないから納得させられないのか、そりゃよけい「北朝鮮」化するわな。
 一つ言っておきたいと思います。共産主義がどうとかで、自民党や公明党が共産党をどうのこうの言っていますが、北朝鮮や旧ソ連の「共産主義社会もどき」を目指しているのは、共産党ではなく、自民党や公明党の思想です。それは私有財産の否定という面ではなく、思想弾圧的なところです。上意下達の社会を当然視し、労働者が企業に権利を訴えようもんなら、ネスレのようにその労働者を弾圧。政府を批判するビラを配っていたら警察が尾行してなぜか逮捕監禁。正当な政党であればこんなこと放っとかないよねぇ?というわけで、毛沢東を絶対「崇拝」していたかつての中国、財界や国家に絶対「服従」させようとする自民党や公明党の考え方。何が違うのかな?国会で少数派(政党)の意見を打ち切ったり、教育現場で日の丸・君が代を押しつけたり、ああ、恐ろしい。

 終わった後は、茨城の仲間で東京の電車をうろうろ。「話が違う」とかごねながら、上野駅構内のファミレスみたいなところで落ち着きました。初めての組み合わせ。変な感じ。

天気:雨時々曇り(茨城県取手市・東京都渋谷区・台東区)

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歯痛

2006年5月26日

 今日は昨日より1時間早く、7時半に家を出ました。正直気が重く、ついでに抗生物質のために痛めた胃も重く。
 今日は、『ビアカンペシーナ国際フォーラム』を豊島区民センターでやっていました。『食糧主権』を各国に持たせるための運動の一環です。農民連職員は当然パシリ役です。僕は受付をやっていましたが、他の人は舞台の設置やらマイク回しやら。
 ところで、今の東・東南アジアの農民情勢は、悲惨な状況だそうです。タイで人件費15分の1(日本比)、中国で30分の1とか。その数値にばらつきはあるにせよ、とにかく、このあたりの商品を扱えば、半分の値段で二倍儲かるというそうです。そして、現地の農民は自分たちで作物を作っているにもかかわらず、飢餓に苦しんでいます。受付のホールにもスピーカが設置されているのですが、フィリピンの方が報告していたのか、怒りに叫んでいました。そりゃそうだろう。現地の人が暮らせない価格でものを買って、「これは安い、お買い得」だなんて、あんまりだ。僕が不思議に思うのは、なぜそんな低価格で、しかも現地農民(労働者)が暮らせないようなレベルなのに、ダンピングがまかり通っているのかということです。それで、現地農民や食品加工労働者による日系企業でのストライキ等が起こってはいるようです。
 それにしても、これは、僕らが外国産の農林水産物を使わなければ解決する問題なのでしょうか。どうしたらインドネシアやフィリピンなどの人たちの(食糧)主権を取り戻すことができるのでしょうか。僕がインドネシアのエビを食べなければだいじょうぶ?あるいは、みんなに食べないように呼びかければだいじょうぶ?そもそも、食べ物だけにしても、食料自給率40%の日本で、どうやって国産のものだけを選んで食べろというのでしょうか。格差が広がっている日本で、余裕のなくなってきている日本人が、少しでもゆとりのある生活のために安いものを選ぶのはすごく自然であり、責めることはできません。いつか、「日本の食料自給率が下がったのは、日本人が米を食べなくなったからだ。」とか言っている政治家がいました。ならば、米の代わりに小麦の生産量を増やす努力をどれだけしたか、大豆は?トウモロコシは?オレンジは?魚は?今、むしろ、小麦などの補助金を一定規模以下の農家で廃止する動きもあります。土地を荒廃させ、現地農民に苦しい思いをさせて作った農産物を安く買いたたかせておいて、何が「米を食べなくなった」だ!
 農民たちに農産物価格を保障し、同時に、消費者側(一般労働者)の生活の質を上げることが最低限必要なのかと思います。悔しいけど、農民の所得を上げるために価格を上げるだけでは、消費者と農民の溝は埋まらない。手を取り合うには、両方を苦しめているものを見ていかなければなりません。

 さて、本日の体調は、午後から不健康。特に、夕方。ケフレックスという抗生物質とリチームという抗炎症薬を飲んでいてどうも悪いようです。というわけで18時で上がりました。
 そういえば、朝は重かった「気」の方は、いつの間にか軽くなっていました。どうやら、こういう問題を考えたり、雑用したりすること自体に、苦痛を感じているのではないようですね。
 今日の花は、何でしょう。これはまったく解りません。もっと高度な図鑑を買わないとダメか。

天気:曇り(茨城県取手市・東京都豊島区・文京区)

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抜歯

2006年5月25日

 今日は、職場にたくさんの見学者が居ました。しかも、ほぼすべて、英語しか通じません。中には、訛った英語で、余計聞き取れない方もいらっしゃいました。
 フィリピンの方のお話。フィリピンから日本に向けられるバナナの78%(いや、日本の輸入量の78%か?)がフィリピン産なのだそうです。そのバナナには、たくさんの「chemical」が使われているそうです。農薬です。「Try!」と言われました。でも、バナナの農薬はうちでどれだけ分析できただろうか…?

 ところで、今日、ピータンを初めて生で見ました。アヒルの卵が籾殻と泥のようなもので覆われたもので、中身の卵はコーヒー色です。においは至って生臭く、具合が悪くなりました。訳あって写真は載せられません。加えてもう一つ、生理的にも肉体的にも強烈なものと出会ってしまったのですが、それも伏せておきます。
 そんなこんなで今日は1日仕事がろくにできないまま、夕方から歯医者と精神科の梯子でした。
 そういえば、このごろ左下の親不知がまた調子が悪い。医者に診てもらうと、化膿しているとのこと。一年前、何とかという神経管が通っているとのことで抜くのは難しいと言われていました。
医師:「抜いちゃった方が良いね。」
僕:「えっ!?何とかっていう神経管が重なってるから難しいとかって…?」
医師:「だいじょぶ、だいじょぶ。」
僕:「あの、この後精神科の受診があるんですけど。」
医師:「だいじょうぶ。」
 この後、麻酔2分程度、抜歯そのものに至っては15秒程度、いや10秒かな。麻酔の注射針を刺している時間よりも短い。その後、ガーゼを奥歯にかませて、終わり。処置していた時間は今までで最短でした。
 そして、抜かれた歯にはビッシリ歯石がついており、いかにも不健康です。
 こうして、やっとあのジャマな親不知が取り除かれました。しばらく流血しますが、一安心。

 さて、明日はもっと早い出社になるだろうと思います。…。

天気:晴れ時々曇り(茨城県取手市・東京都板橋区・千葉県松戸市)

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ドクダミ

2006年5月24日

 今週既に3日目が終わりました。時間の経つのが早く感じます。
 今朝、ドクダミ(ドクダミ科)の花が咲いていることに気がつきました。このところの陽気で一気に開花が進んだようです。また、土曜日あたりに見かけたニワゼキショウ(アヤメ科)のつぼみも目立ってきました。今週末日曜日、晴れたら久しぶりに顕微鏡の旅に出ようかな。

 午後、外が暗くなりはじめました。雷もゴロゴロいいはじめていました。夕方、もう農薬の抽出も終わろうとしている17時半頃、いきなり職場の屋根を叩き付けるような雨音が。凄まじい稲光。おぞましい雷鳴。18~19時の練馬の降水量は44ミリ。成増小前の道路は洪水。

 最近やっぱり忙しさにかまけて、日記さぼりがち。いつもが長いからちょうど良いか。

天気:曇りのち雨、雷と強風を伴って強く降る(茨城県取手市・東京都板橋区)

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ふうたろう字日記

2006年5月23日

 このごろだらけています。何がといいますと、写真が。感性が鈍っているのか、忙しさにかまけているのか、飽きたのか、スランプなのか解りません。この前の祭りもおもしろかった割に、それほど写真を撮りませんでした。っていうか、人の写真が多くて、あまり大っぴらに載せられませんでした。気が向いたら、あの時のジュース屋のポップ(自作)でも載せてみようかな。

 今日、昼間はもちろん仕事でしたが、夜は会議でした。1日25時間あるような毎日。実際今書いている日記は既に夜中の2時半を回っています。会議自体は22時45分頃に終わっていたのですが、僕を取手の家まで送ってくれた仲間と話し込んでいたら1時になりました。それこそ、「活動に人を呼ぶには」というレベルを超えた、「人を大事にする活動とは何か」という議論でした。
 今日話していて、やっぱり決めたことがあります。…まだここでは述べないでおこう。

天気:曇りのち雨(東京都板橋区・茨城県牛久市・取手市)

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怠惰な一日

2006年5月22日

 今朝も寝坊。起きたら8時9分でした。慌てて…もないけど、とりあえず、8時21分のバス。駅前のハンバーガーで朝をすませましたが、店の時計が2分遅れており、しかもなにやら「油の火を入れ忘れていた」などという声も聞こえてきて、思ったより時間かかりました。…このような食い物に頼ったために罰が当たったのか?
 有楽町線で寝ていたら、気がついたら和光市まで行っていました。乗り過ごすとは…、アホ。
 そういえば、今日はカメラも持って行くのを忘れていました。撮るものがあったわけでもないのですが。

 ところで、昨日の労働の筋肉痛が少し出ていました。さすがに腕が痛い。今日のサンプル数は11。多い方です。体調の方はあまり悪くならず、19時までにはすべて終わりました。

 …昨日や一昨日、仲間と話をしていて、さらに今日一日働いて、ずっと思い悩んでいたことは徐々に心に固まりつつあります。しかし…、不安はいくつかあります。それはまだここでは公開できない…。とにかく、通勤時間が辛い。都会に居るのが辛い。
 今日はそれだけ。あまり気分が乗りません。

天気:晴れ時々曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

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16時間最密労働

2006年5月21日

 今日は朝から茨城県南で行われるあるお祭りの準備でした。準備の使われ方はやたらと荒い。長机も椅子も、テントも次々要求されます。でも、このガチャガチャしながらも自主的な思いの人が自主的に動いて組織されていく様は、壮観ともいえます。マスゲームとか、体育会系部活とかいうのではなく、あくまでも自主的。

 さて、準備のさまですが、この写真、実はすごくおもしろいのです。ただ僕はステージをとろうとしただけなのですが、中央に腰をかがめた女性が意図せず写ってしまいました。でも、何をしているのでしょうか。そして、彼女の目線の先には、何か白いものが散らばっています。それは、昨日僕らが外に置きっぱなしにした割り箸でした。焼きそば用の箸で、自分の店がその焼きそばだった彼女はさぞかしびっくりしたことでしょう。
 今日の店はジュースとビール、焼きそば、焼き鶏。この三つの連係プレーです。いつもあまり来られなくて会えない人や、もともとあまり会えない人、初めてこういう場に一緒に参加した人など、みんなが一緒に何かをできたことがとてもすばらしい。集まれたこと自体がすばらしいと思います。

 僕と、ほか男性2人には、特別任務が与えられました。荷物運び。昨日も荷物を持ち込むので働きましたが、今日は持ち運ぶので働きました。みんなが荷物をまとめた後、軽トラの助手席。それから一時間ほど、昨日の逆。机10台、椅子30脚程度、演台1台、クーラーボックス3~5箱、立て看板および看板6枚以上、バケツ3個、鋸・剪定鋏(?)各1本、ゴミ袋5袋程度、焼きそば数十人分、など。「(車が)昨日より重い」と運転手。そりゃそうでしょ。
 そして、日が暮れてから、お金の計算が終わった後、男性3人、女性1人(無理やり連れて行ったのではありません)がVIPカーでスペシャルイベント。テントの片づけです。数として5張り以上。軽トラに積み込むだけですが、重い。せっかく机などが片づいて、「車が軽く」なったとたん、また重くなりました。しかも、それをまた行き先で下ろすというオプション付き。その作業終了時21時半。
 僕が帰ってきたのは22時44分でした。家まで土浦から送ってくださった方はいったい家に帰り着いたのは何時でしょうか…。
 しかし、色んな話をし、義務感から解放され、多くの人と交流しながらの今日一日は、どんなに怠惰な一日よりも良いものでした。18時間最密労働もまんざらじゃありません。そして、それを支えてくれた多くの人に、改めて感謝です。

天気:晴れ(茨城県取手市・つくば市・土浦市)

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月月火水木金金・再び

2006年5月20日

 朝は流石に疲れていて9時40分起床。でも、12時41分の取手発には乗らなければなりません。それまでに、昨日の分の「ふうたろう絵日記」、友への葉書、たまりまくった洗濯、発泡スチロール箱集め、などを仕上げなければなりません。当然、朝ごはんを食べる暇など微塵も無し。働かない頭で書いた友への葉書はヤバい。最初の一枚、住所を間違え(鶴見区の「鶴」が書けなかった)、2枚目は印刷ミス、3枚目で3度目の正直。ふぅ。
 とりあえず、しばらく見ないうちに咲いていた、ニワゼキショウ(アヤメ科)を撮影。

 午後から土浦で、明日のジュース売りの看板作り。仲間の高校生が意欲を見せてくれ、一緒に来てくれました。ジュースの他にも焼きそばや焼き鳥(タイ産)を売ります。荒川沖駅まで、土浦方面の仲間が迎えにきてくれたのですが、待っている間に、座った煉瓦の上のガムをグニョリとお尻で踏んでしまい、大惨事。
 看板作りを始めようとしたところ、ペンがない。どろなわ。とりあえず、高校生の彼女ともう一人の女性にデッサンを任せました。しかし、なぜか僕は明日の祭りの全体準備まで手伝うことになり、ペンを持って帰ってくるまで、1時間半を要し、大迷惑。さらに、ペンに茶色が足りず、それを届けるまでまた数時間。超大迷惑!

 今日は天気が良く、とても暑い日でした。作業も比較的捗り、少人数で多量の作業をこなした割に、2時間でミッション完了。しかし、ミッション完了間際、いきなり雷雨。台風から変わった温帯低気圧が僕らに衝撃を与えました。18時半頃には雨は上がり、夕日と虹が輝きます。すばらしい。


 夜は久しぶりに体調悪化。でも、比較的軽症で、すぐに治まりました。良かった…。
 そういえば、ばあちゃんが肺癌(中期)だとかいう報せが入りました。周りにタバコ吸う人が多かったから、そのせいやろかとか、思ってしまいます。摘出成功したようなので、後は体力に任せるしかないが…。

 18時半頃、さんざん待たせて大迷惑をかけて、買ってきた足らない色のインクを渡しました。トンでもねぇ先輩であります。…が、そんなできの悪い先輩にもかかわらず、いいポスターを作ってくれました。

 今日は充実しすぎて、疲れました。でも、すてきな一日でした。みなさん、どうもありがとう。

天気:晴れのち一時雨、雷を伴って強く降る(茨城県取手市・土浦市・つくば市・稲敷郡阿見町)

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最終列車で

2006年5月19日

 今日も雨でした。これで1週間連続雨。これもまた珍しいことです。

 夜、大学時代の友人と集まりました。渋谷駅近くのカフェで食事をしながら、ある時間の殆どをカメラや旅の話で過ごしました。

 しかし、今日のメインは僕らの大学時代の先輩二人が結婚するに当たって、お祝いをすることです。23時、もう終電間際の時刻。
 …何かおかしいな。前からこのメンバーで集まったときの自分の態度がどうもおかしい。意思に反して暴言を吐いていたり(茨城の仲間のババロアに塩をふりかけたりというのとは違って)、行動がいつにも増してオーバーリアクションだったり、すごく不安を覚えていたり。
 お祝いの中身を決めようとしたとき、その“症状”は強く表れました。中身は、「大学の時のメンバーに声をかけて、メッセージを書いてもらう」というものでした。それをいわれたとき、何に引っかかっていたのかわかりませんでしたが、拒否感を覚えました。後になって判りましたが、大学の時のメンバーにそれほど連絡を取れる人がいないこと。もっと踏み込んでいえば、人間関係が必ずしも濃いという自覚がないこと。そういう感覚から、妙な反発があったようです。恐らく、今日のメンバーで自分に違和感を覚えたのも、まだこの場を自分の居場所として思えていないことが原因なのではないかと。
 理屈っぽいか。でも、そういう自分がまだ残っていることに驚きました。人間不信の感情はかなり無くなったと思ったのに…。

 何はともあれ、結果的にメンバーに不快な思いをさせてしまった。説得してくれていた仲間のメンバーの声が僕自身の頭に届いていなくて、堂々巡りを繰り返していました。相手が苛立ってくるのが判りましたし、自分もその時はなぜ頑なに拒否していたのかも判りませんし、かなり辛いものになりました。
 帰りは最終電車。もはや帰れないかと諦めていたところ、仲間の一人が調べてくれてなんとか最終電車に間に合いました。10分ほど遅れていたようですが、電車の中では眠っていたので、降りた後、他の乗客の電話の話でそれに気が付きました。時刻、1時19分。

天気:曇り時々雨(東京都板橋区・渋谷区・茨城県取手市)

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亡国政権

2006年5月18日

 今日は何か写真を撮ろうと思い、草陰をじろじろと見ながらバス停へ。このごろの雨の多さを象徴するものがありました。

 タンポポのわたげもここまで濡れると飛ぶことはできません。先週土曜日から毎日雨なので…。

 今日の仕事は少したて込んでいました。なぜか、やたらと電話が多い。そして、農薬抽出の件数も多い。主任も午後出張。ガスクロマトグラフィーをコントロールしているPCが吹っ飛んでえらいこっちゃ。テレビの取材もあり。疲れました。
 帰り、電車の中で新聞『農民』の『食料主権宣言(案)』を読んでいました。量が多くて、山の手と常磐だけでは読み切れず。
 要点は、「すべての国と民衆が自分たちの食料・農業政策を決定する権利」を取り戻すこと、それを宣言しています。
 知らないこともたくさんありました。
「世界人口のわずか2%を占めるにすぎない日本が、貿易に出回る農産物の約10%を買い占めている」
「水田中心の日本の農地の人口扶養力はヨーロッパの3~4倍、アメリカの13倍に上る」
 ヨーロッパは小麦畑中心と言うことで、アダムスミスという経済学者の言葉を引用しながら述べています。これほどの農業生産ができる日本が、「ツンドラや砂漠なみ」の自給率しか持たないのはおかしいと述べています。まったく同感。そもそも、なぜ日本が外国から米を買ってるのか?この前の「うら谷津再生プロジェクト」ではありませんが、耕作放棄地なんかすごく多いのに?
「(EUやアメリカでは)生産コストを大幅に下回る価格が輸出価格となり、生産コストと輸出価格の差額を価格保障・直接支払いで補てんする」
 つまり、ヨーロッパから安い食料が入ってきて、僕らが買った場合、元々していた値段の何割かがEUやアメリカの国民が払った税金によって補われているということでしょうか。それで、輸入させられた国の農民は価格の暴落に離農や自殺に追い込まれる。酷すぎる。それに、EUやアメリカの国民はそもそも、そんなことに納得しているのでしょうか。
 他にも、農業は工業と違って自然の影響を受けやすく、農家は自分の作物を安く売り、生活必需品を高く買うという状態もある。そういう不利を(政府として)補うことが農民に「健康で文化的な生活」(憲法25条)を営ませることになる、と。これは農業基本法という法律の前文だったようですが、WTO体制の成立によって廃止されたそうです。憲法に則った法律を削除するとは、いったい何という国だ!
 …という具合に読んでいました。おもしろい…というと不謹慎ですが、読んでいて満足感のある文書でした。まだ残っているので、明日読もう。

 そういえば、今日も比較的体調良し。水分かな、水分かな、水分かな…?それとも、季節…?このくらい落ち着いてくれると、日頃の生活も楽なのですが…。
 このごろ、写真の感性が落ちていることに加えて、精神労働が多くて余裕がありません。あまりシャッターを押す指に力が入りません。スランプだな。

天気:雨のち曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

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雨続き

2006年5月17日

 このごろ雨続きです。既に日本の南海上に梅雨前線と思われる停滞前線がいます。でも、これはまだ梅雨入りとはいわないのかな。5月に入って晴れた日は先週の金曜日だけだったと思います。土・日・月・火、オールレイン。ま、雨は最近嫌いじゃなくなったので良いんですが。窓にビチビチ雨粒が当たるの好きです。

 ところで、今朝は寝坊で何も食べずに家を出ました。昼間で持たないことは必至なので、取手駅東口のマク●ナルドに行きました。というか、この時刻、選択肢はそこか駅そばしかありません。取手駅の駅そばはどうも今ひとつなので、オレンジジュースと魚のバーガー。
 さて、このマク●ナルドの店内で食べるときに付いてくる、トレーの敷物。今、「案外頼られ役かも」「彼氏も知らないスマイル」などのコメントを寄せたアルバイト生(若い女性たち)が載っています。見ていて、「君らはその純朴さを利用されてるだけなんやで!」と言いたくなります。昼食時などになるとあれだけ忙しそうにばたばた動いているのに、時給700円から800円くらいです。暴利ですね。僕なら、あそこだけはアルバイトしたくないと思います。
 で、今日はなにやらクーポン券が付いています。230円の魚のバーガーが150円になるクーポン券も入っています。えっと、34.8%引きか。それでも儲かる仕組みになっているのでしょうか。それにしても、その80円×消費量分、当然売り上げは減りますけど、どこでそれを補っているのかな。それが、あの忙しさの割に安い時給に反映されているのでしょうか。
 そういいながらこの店の商品を利用していて、罪悪感と不健康感。二重苦です。

 今日も同僚の彼は熱があるそうです。ま、無理してもしょうがないから、ゆっくり休んで回復を待つべし。…としかいいようがないね。
 かく言う僕は、今日の体調、まずまずです。昼ご飯の量が、彼の欠勤のため多くなり、夜ご飯まで食べたくなくなりました。胃もたれ。でも、調子自体はいつもより遥かに良いようです。週末まで持つかな。
 あ、今日も写真撮れませんでした。やっぱり通勤通学の間だけではネタが尽きますね。マンネリ化している証拠です。明日はこのところの雨で伸びきった草むらでも撮ってみようかな。

天気:曇り時々雨(茨城県取手市・東京都板橋区)

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テントウムシがハッピーバースデーと

2006年5月16日

 今日の体調はとてもよろしい。気分が悪いと、23時40分まで殆ど感じずに過ごせました。何ヶ月ぶりでしょうか。それよりも、なぜ良いのかが知りたい。まさか、水分の摂取??

 …が、代わりに職場の人がダウン。結構激しい症状のようです。彼の分までがんばりましょう。体調良いんやし。
 そして、今日は職場にテレビ局の方が。突然のご依頼でジタバタジタとしました。作業する姿がカニのようだとか言われながら、依頼品の処理。さらに、そこに来られるはずだった所長まで、予約の歯医者が急患でずれ込み、ただでさえたまりまくっていた依頼品がこれまた凄まじく処理しにくいものでした。
 それにしても、テレビの大きなカメラは威厳がありますね。

 そういえば、今まで職場の仕事について書いたことありませんでした。残留農薬を分析しています(この日記を見る人もそんなにたくさんいないから暴露しちゃおう)。残留農薬の分析ですから、野菜や果物、お米など原体そのものだけとは限りません。お菓子やおかず、ジュース類、パンなど、加工品もいっぱいあります。しかし、今度のポジティブリスト制(今はネガティブリスト)が導入されるまでは加工品にはもともと農薬の残留基準が設定されていないので、「加工した者勝ち」的なのです。例えば、小麦にフェニトロチオンやマラチオン、クロルピリホスメチルなどの有機リン系殺虫剤が検出されても(基準を超えても)、加工品なら設定がないので素通り。おかしい限りです。ついでに言うと、今度、農薬のポジティブリスト制で、(輸入が殆どを占める)小麦のクロルピリホスメチルは10ppmが基準です(小麦は2ppm)。農薬というものでこの二桁の数値を超えて検出することは殆どありません。1kgの小麦の中に10mgのクロルピリホスメチル(白い粉です)とは、凄い量です。うがった見方をすれば、この基準値を超えないように法を制定したというよりは、使われる量が法に抵触しないように基準値を高くしているも考えられます。
 一方、場合によっては、農薬のポジティブリスト制はものすごく厳しい基準値を提示します。その最小値は0.01ppm。ちょっとでも出たらアウトといってもいいのかもしれません。そういうわけで、これくらいの農薬なら、その辺からフワッと飛んできただけで超えてしまう可能性もあると言われています。実際、0.01ppmで検出基準を切られると、かなりヤバいなと感じます。

 で、今日はその農薬抽出だったのですが、糖分が多い加工品でした。おかげで、抽出が難航。主任と二人がかりでやったのに、恐ろしく時間がかかりました。なんと昼飯が16時!すべて終わったのが19時半!いやぁ、有意義な一日でした。

 帰りは上野経由。座って帰りました。いつもなら1分でも早く、と急ぐのですが、今日はゆっくり読み残した新聞でも読んで帰ろうかと。
 帰ってくると、嬉しい葉書が。”Happy Birth Day”と。もう1ヶ月以上も前だけど、良いものですね。今年は本当に一番たくさん祝ってもらえた年です。テントウムシがカタバミの周りで微笑んでいる絵はがき。

 …と一日の出来事を喜べるのも、健康があってこそです。やっぱり、「勝つは体力」ですね。といいながら、夜ご飯は食べられませんでした。昼が16時じゃね…。

天気:曇り一時雨(茨城県取手市・東京都板橋区)

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オニタビラコ

2006年5月15日

 今日は寝不足でしたが、比較的体調はよろしいようです。食欲も十分。そういう日は色々思いを馳せます。今日はある人からメールが来て、生き方を改めて問われました。内容的に公表できませんが、自分が何故、今ヘロヘロになりながらでも色んな活動に首を突っ込んでいるのか、と。

 最近、ずっとそうですが、過去の思い出が蘇ってきて、固まることがあります。大体が、「あの時こうしていれば」なんてことだったり、「あの時はああいう心境で、あの行動はその辛さからの逃げだったんだ」とか、あまり前向きではありません。でも、今はそんなに後悔する生き方をせずに済んでいます。辛さから逃げる必要もあまりありません。そう思えば、何年か前よりはずっと楽な生き方ができているのかも知れません。
 でも、それはひとえに周りに仲間がいるからです。自分が相当気を許せる人が近くにいることはとても大きい。以前は誰に対しても気を許せなかった。だから、いつも孤独で、自己否定的で、それゆえ独善的で、攻撃的で、共依存的で、足りない脳内麻薬を補っていました。非生産的な異性との関係もありました。もう何年も前ですが。今が自立的にその足りない脳内麻薬を補えているかというと、決してそうでもありませんし、「やっぱり辛い、消えちまいたい。」なんて思うこともあります。しかしそれでも「捨てたもんじゃない。」と思える時を、多くの仲間がすぐに与えてくれます。そういう環境にいると、何故か自分も想像できないくらい人のことを「想う」態度に出られるのです。「あ、研究室のあの先輩、今どうしてるかな。」なんてことを思ったりするのです。

 それでも、やっぱり疲れます。特に、体力が持ちません。体力の限界を感じます。老人みたい?いや、これは過労かな。どこかで休まないとと思っても、それを許さない社会がまた現実にはあります。

 今日は通勤途中の道で生えていたタビラコ(キク科)を撮っていました。図鑑によると、これが春の七草の「ホトケノザ」だそうです。食えるのかな。

 そしてこのタビラコ、割れた住宅の壁の隙間から茎を伸ばし、健気に花を咲かせていました。強いね、生き物は。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市・東京都豊島区・板橋区)

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7つの野菜

2006年5月14日

 10時頃に起きました。今日もやっぱり怠惰な始まり。おかずが完全に切れていて、一袋残っていた生協のインスタントラーメンと、残り汁に胚芽米を入れて食べました。何という体たらく。

 一週間分の野菜を買いに、常総生協。無農薬の農産物を多く扱っていて、かつ新鮮。今日の飯のように野菜が食べられず苦しい思いをするのはいやなので、しこたま買い込みました。セリ(野生型)、ミツバ、アブラナ、オカヒジキ、ブロッコリー、アスパラガス、スナップエンドウ、そして、今日は料理しなかったマイタケ、ニンジン、コメ。何気にタンパク質がたりない。
 夜、セリからスナップエンドウまでおひたし。大きな鍋に水を張り、沸騰したら片手持ちのザルを湯につけ、その中で一種類ずつ野菜を茹でます。そうすると、野菜のゆで汁を捨てずに済み、早い。
 野菜は新鮮なものを使うと、本当に美味い。そういえば、言っていたか。島の人が、「都会に行くと、食べ物のまずさにびっくりする」と。昔大阪にいた頃、野菜をうまいと思ったことはほとんどなかったなぁ。…都会暮らしはやっぱり嫌だ。

 去年花を積極的に撮り始めてから1年が経ちました。そういえば去年咲いていたけど何の花が解らないまま過ごした花が、今日見たら咲いていました。アブラナ科の花のようですが、濃いピンク色。何だろう。もう一つはシロツメクサ(マメ科)でお馴染み。台宿の方を歩いていると、メロンかバナナのエステル化合物のようなにおいを放つ花が。何のためにこんなエステル臭を放つのだろう。

天気:雨のち曇り(茨城県取手市)

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したみ

2006年5月13日

 朝起きたのは10時過ぎ。何とも怠惰な生活。それから起きて、気の抜けた朝ごはんを食べ、1週間後のお祭りに使うジュースの注文。津軽農民連のリンゴジュース、細江農産物供給センターの「青島みかんジュース」(600ml)、馬路村農業協同組合の濃縮ジュース。優柔不断な僕は、だいぶこの注文に踏み切るまで時間がかかりました。おかげで、これから千葉県我孫子市の手賀沼に行くというのに、疲れてしまいました。

 仲間の女性と(と言うととても誤解を生みやすいのですが、歳は僕の母親レベルです)手賀沼の下見です。プラネタリウムがあったりするので、メンバー集めていこうということです。で、天気は、結構激しい雨。水たまりの中を歩いて、大きな水たまりでもある手賀沼の周りを歩きました。
 手賀沼は水質汚濁が激しく、汚濁源となる生活排水の改善に周辺住民が取り組んでいるようです。洗剤による汚染(恐らく、リン)が激しいということで、純石けん(廃油から作ったものなど)を使ったり、植物を植えたりしているそうです。まだ下見なので、その辺の掘り下げはちゃんとしてきませんでした。次本番で行くとき、しっかり勉強してこよう。
 手賀沼のほとりに「親水公園」があります。そしてここに、「水の館」というものがあり、中には手賀沼の魚や微生物が泳がされているコーナーがあります。水族館のような重さがなく、むしろ落ち着いて見られます。他に、台所の模型とともに、地元の会社で作った石けん類が展示されており、プラネタリウムもあります。これだけの施設が無料で見られるのですから、大したものです。

 手賀沼周辺は歴史探訪の地としても適しているようです。志賀直哉の旧邸宅(別荘かな?)など、近代の小説家が名を連ねて、どうも住んでいたようです。…が、これ以上は僕には解らないので、何もいわないことにします。僕はどちらかというともっぱら花と戯れていました。仲間の女性はむしろ、歴史的建造物に興味があったようですが…。

 上の写真は志賀直哉の旧邸宅らしいですが…?

 上の花、左のはまったく解りません。右のは、スイレンでしょうか。ハスの仲間、あまり詳しくありません。

天気:雨(茨城県取手市・千葉県我孫子市)

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無呼吸…?

2006年5月12日

 今日はいつよりも増して、日中に眠く、仕事になりませんでした。この前、本部の教授の方からいただいた文書を読みましたが、また読み直さなきゃ…。
 そういえば、昨日の夜、いびきをかいていたような気がします。睡眠時無呼吸症候群?今夜のNHKで患者の7割は肥満だと言っていましたが、残りは顎が小さい人もいるとも。顎の小さい人は歯並びが悪いようです。下の歯並びは至って悪く、右奥の親不知は90度曲がって生えていました。左奥の親不知は神経管を圧迫する生え方をしており、処置不能。あまりに奥なので歯茎と頬肉に埋もれ、食べかすがたまりやすい。顎の小ささは僕自身のあらゆる悪い疾患に関わっているようです。

 夜は本部で会議の予定でしたが、本部に着いたら忙しいので無しになっていました。いわゆるドタキャン。でも、良いのです。それほど体力のある身ではありませんから、返って早く帰れます。助かります。
 そして、結局今日もシャッターを押しませんでした。せっかくだから、ちょっと過去の写真を貼ります。これは、ヤエムグラ(アカネ科)です。職場の裏の畑にいっぱい生えていて、昨日、草取りしました。ギザギザした葉や茎を持っていて、抜きにくい。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区・豊島区)

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