旭川の思い出
寝たらオワる。
そう思ったので、ネカフェでは寝ずに飲み放題席で過ごしました。ホテルと違って暇つぶしには事欠きません。ネカフェの自由度の高さは、ホテルの上位互換ですな。
ふうたろうは、旭川市が好きです。松本市(長野県)や上田市(同)、宇佐市(大分県)、今治市(愛媛県)、宝塚市(兵庫県)、京都市、長岡市(新潟県)なども好きですが、旭川市にはそれらの都市の「好き」とは違う何かがあるような気がします。
北海道に初めて行ったときに滞在したのは旭川市。元カノの母方の祖母がそこに住んでいます(今日もその家の前を通り過ぎました)。(2004年)8月15日(前後)だというのにストーブを焚いていましたっけ(あれっ、半袖でチャリ漕いでる今日じゃね?って気がしたら負けです)。
元カノと旭川駅前からバスで大雪山行って、旭岳に登ったはいいけど、終バスに間に合わなくてロープウェイ駅下のキャンプ場の貸テントサイトで夜を明かしました。初めて嗅ぐシラカバの樹液の匂いが忘れられません(キャンプ場のあるところは東川町です)。つるべ落としのこの時期の夕方の日差しは、まるで秋のようでした。念のため、秋である、とは言っていません。ついでに、念のため、元カノは、初彼女ではありません(何
大学生の頃、好きになった人も(もう15年以上会っていないけど、今もいい人だと思う)、旭川市出身でした。気の強い人でした。妻もそうですが、気の強い人は、好きです。
初めての北海道で、その年の5月29日に初めて買ったデジカメを持って、子どものように写真を撮っていました。本当なら目に写ったものすべてを撮り残しておきたかったのです。天気は良くなかったし、北海道で何かをするという明確な目標も当時はなかったけど、今思えば、そこに自分が存在していることが嬉しかったのではないでしょうか。もちろん、今も同じ気分です。
‥それから1年ほどで元カノとは別れ、一人旅の時代が始まりました。登山で北海道は20回以上訪れました。その中でも旭川市はベースキャンプ的な位置づけで、何度も訪れました。
旭川市には友人がいました。茨城県に住んでいたときの友人です。何度か会いに行って、一緒に温泉とか入って、茨城県でそうしていたように、よく語り合いました。
そして、初めて旭川市を訪れた13年後、ふうたろうは、この町で妻と結婚しました。その結婚記念日が、今日です。
旭川駅は、ただの新幹線駅みたいになってしまいました。中も異常に広くて移動は大変ですし、いいことはあるのかな。
これが2004年8月14日の旭川駅です。19年前のふうたろうが収めたかった風景の一つです。
よく見ると、人々が長袖着ています。同じ季節だとは思えない(滅
新しい旭川駅も薄汚れてきています。思い出補正あり、懐古趣味かもしれませんが、古い駅舎のほうが良かった。
さて、今日はこれから釧路に向かいます。正確には、ドラクエウォークの土産のある釧路湿原展望台です。南に行くほど天気悪そうな感じですが、大丈夫ですかね?
そういえば、東鹿越(ひがししかごえ)から新得まで、代行バスでの運行になっているようです。廃線にするのではなく、ちゃんと直してくださいね?線路は、道路と同じように大事にしてくださいね、日本のお国様。
7時間ほどかけて、北海道東日本パスで釧路に着きました。旭川から稚内が6時間であることを考えるとずいぶん早い気がしますが、旭川~釧路はたった50kmほど遠い308kmほどだそうです。もっと遠いイメージでしたが‥北海道の距離感は、やっぱりまだ掴めませんね。
そしてこの建物ですが、道東の山を攻めるときはよくお世話になったパルーデ釧路、ビジネスホテルです。コロナ禍を耐え忍び、生き延びていてよかった。
雨がふるふると言われていたこのお盆期間でしたが、結局こんな感じで神回避しています。ふうたろうは元来ウルトラ雨男なので、こんな神回避なんてできるわけがなく、運を使い切っていやしないかと思うほどです。
そういえば、2019年1月の3連休で、岩手・秋田・青森の冬山で連続異常晴天がありました。あのとき、運を使い切ったと思ったものでした。そしてその年の12月20日、痔の手術で出血が止まらずに失血死しかけました。大当たりしたかな?と思いました。ん?でも、死ななかったのなら、運は使い切っていなかった、ということなのか。
なお、ふうたろうはスピ系ではないので、そんなことは微塵も考えておりません。
釧路駅からバスで釧路湿原展望台に行きました。たしかここ、妻と来たことありましたかね?曇った空の下に広がるクサモミジを眺めて愛を育みましたね(ヴォー読み
帰りは自転車で行きましょう。釧路市にも快活クラブがオープンしたので、そこへ直接向かいます。いや、快活クラブの存在は本当にありがたい。
展望台近くの道端には蕨がごっそりと生えています。街の近くにこういうのがあるの、羨ましいです。東京近郊に住んでいるふうたろうは負け組と思わされます。
釧路湿原の中を自転車道が通っています。こういうところも、天然観光資源を持っている町の強みだと思います。東京23区じゃ、ナイナイ。埼玉県とかでも、秩父とか飯能とか小川町とかまでいかないと、望み薄いです。
自転車道に突如現れた畑。あそこのタテカンから念が伝わってきますね、強い念が。
まあ、畑よりも、こっちのほうがアレですかね。
そういえば、東京都は新しい家にはソーラーパネルを設置することを義務付けたそうですが、家を建てる人や企業に義務付けるのではなく、自治体が戸建てなどの屋根を借りて太陽光発電をするようにすればいいとずっと思っていました。そうすれば、森や山を潰してメガソーラーなんてしなくてもよくなるかもしれない。
自然をわざわざ潰して太陽光発電施設でエコ、というのは、ナンセンスだと思います。
ちょっと早いですが、まだ明るいうちに釧路の快活クラブにチェックインしました。しかし、快活クラブは超満員。あとから来る客が空くのを待つか諦めて帰るのを何度も見ました。かくいうふうたろうもフラット席が空くのを待ちました。この調子で地方都市にも快活クラブができてくれると、助かります。
明日は、もう釧路には用はないので、最後の北海道土産のある函館五稜郭に向かいます。もちろん、一日では行けないので、着くのは明後日かな。
天気:晴れ時々くもり(北海道旭川市・釧路市、ほか)