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春の足踏み

2006年3月31日

 今週は日暮里のそばを食べずに終わりました。朝は何を食べていたっけ。平日の記憶が最近あまりありません。日記毎日書いているのに。
 出勤のため、外に出ると、桃が咲いていました。今まで同じところ通っているのに、気がつきませんでした。

 それにしても、寒い。もう今日で3月も終わりなのに。
 成増小学校の桜はまだ散り始めていません。薄桃色のアーケード。出勤までの徒歩の貴重な自然。これからいつもより少ない体制での労働の始まりです。

 今日の仕事は詰め込みでした。でも、充実しています。時間を大事に使おうとします。自分がどこまで仕事をこなせるかもわかります。副所長と二人で過ごす職場は初めてです。副所長から、戦前のお話などをよく聞かせていただけるので、本当は、ゆっくりできるときに、じっくり聞きたいな。
 …米が配給制の時代、外食券なるものを持っていないと、寮食を食べることができなかったそうです。それが今は…米を作るなと?なんたる侮辱きわまりないことを政府は言うんでしょう!?

 帰りに本部に寄りました。職場とは違う話がいっぱい聞けます。おもしろい。今日は特に心の状態も安定しているからでしょうか。
 帰りの電車では、昨日の夕方、薬局で買った『消費者とともにサプリメントを考える』というパンフレットを読んでいました。流行のアガリクス、ローヤルゼリー、コエンザイム(補酵素)Q10、その他諸々について、懐疑論がたくさん書かれています。
 僕の関心は、ポリフェノール。ポリフェノールは本当に抗酸化力だけしかないのか?そして、抗酸化力は、「体によいこと」なのか?だいたい、「酸化=悪、還元=善」って、超図式主義的!!それから、ポリフェノールは、酸化作用的に働くこともあると論文で見たことがあります。…科学的(疫学的)根拠も曖昧な健康食品を針小棒大に取り上げて小遣いを稼ごうとする姿勢に怒りを感じます。その割に、農薬や添加物の毒性などはずいぶん評価が小さいんですから…。

天気:晴れ(東京都板橋区・豊島区・茨城県取手市)

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寒の戻り

2006年3月30日

 昨日の夜、家の北窓を開けっ放しにしたまま寝てしまいました。しかも、毛布なしで。体が冷えていることに気がついたのは、腹を下していることに気がついたとき。桜も満開なのに、なんて寒さだ…!
 友だちの知らせによると、京都でも雨や雪(時雨)だそうな。時々この季節でも寒波が来ることはあるけど、珍しい。

 職場近くの桜並木。満開です。でも、背の低い僕は、枝まで背が届きません。腕を精一杯伸ばして、桜の花を撮りました。

 今日の職場は3人体制。狭いので、逆に少なくて落ち着くこともあります。ふぅ。でも、仕事の量は同じ。ちゃきちゃきやらないと、夜が明ける。

 夕方は病院。職場を出たのが17時半でした。もう、かなり明るくなりました。春分も過ぎましたから。夕日に映し出される、成増小学校の桜並木。桜と夕日という組み合わせはあまりないかな。ま、いいか。

 病院では、「何も考えない、ほっとする時を作りましょう」と言われました。交感神経働きっぱなしで疲れています。

 夜、メール攻勢。その中で、毒性学の論文のことで相談に乗っていただいていた方からお返事が。なるほど、本屋さんに行ってみたらいいのか。今度行こう。あと、その方の職場の図書室に来たらどうかとも言ってくださいました。ありがたい。人のつながり、劇薬なれど、やはり良薬。でも、やっぱり休め。

天気:晴れ時々曇り(東京都板橋区・千葉県松戸市・茨城県取手市)

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ようこそ新入生!

2006年3月29日

 もう、心の疲れは麻痺しかかっています。とはいえ、今日はそれなりに元気でした。取手駅のややクドいソバを食べ、出勤。歓喜による強風と車両点検で常磐線と山手線が遅れ、3分ほど遅刻。それほど影響はなく、すぐに勤務に入りました。
 今日は新入生(研修)がいます。僕は彼の世話人(偉そうにいえば「教育係」)として任命され、一日の作業を共にしました。分液漏斗の扱いがまだ不慣れなことを除けば、僕よりはずっと実験のセンスはあるみたいです。
 ところで、新入生の彼に、今日一番気を遣ったのは、『多くを語りすぎないこと』です。でも、結果的に、それは達成できませんでした。自分で失敗を実感して改善したり、便利な方法を探したりしていけるようになってほしいからとと思ってはいたのですが、まだまだ僕も修行が足りません。とはいえ、その次に気を遣った『ミスを絶対に責めないこと』は達成できました。ミスをして辛いのは本人であることはいうまでもないからです。それを責めるメリットはありません。その次は、『対等に相手を見ること』です。これが難しい。「対等」とはなんぞや。答えはまだ見つかっていませんが、上から下から見がちな僕には努力を要することです。次に、『一気にすべてを要求しないこと』です。我が職場の仕事は、ルーチンワークとはいえ、複雑な作業が多いのです。一つ一つの作業に技術が要ることは、彼のおともをさせていただいて初めて気がつきました。ポンプとエバポレータの扱いには苦戦していましたが、何度もやってもらいました。僕自身には、「覚えなさい」という言葉を使うことを固く禁じました。次に、『彼を信じること』です。どこまで信頼していたかな。僕の中に、「失敗しても、またやり直せばすむことだから」という余裕があれば可能なことです。今日は幸いその余裕がありました。失敗をユーモアで乗り切って、自己否定感を持たせないようにするのも、指導者の役目です。
 僕は、体育会系的指導は全否定します。あれは「厳しい」のではなく、ただ「しごいているだけ」です。そういうことをしている人は愛情をはき違えたものであり、再考を要求します。僕は、誰かがそういう指導を受けているのを聞いているだけでもむしずが走ります。だから、絶対にそれだけはやりません。それよりは、新しく入ってきた人が、「この場にいても良い」と思えるように努めます。自発的な問題解決能力の獲得を目指します。それは自分にも課しているものでもあります。
 そういえば、今日、彼との関わりで一番気をつけていたことは、何よりも『信頼関係を築くこと』でした。まぁ、それなりの努力はできたのでしょうか。彼が一刻も早くこの職場に馴染んで、居場所としてほしいと思います。もちろん、彼のペースで。
 とかく、心の営みであるこれらの行為に一つでもムリがあれば、成り立ちません。「無理が通れば道理が引っ込む」のです。自分が疲れます。しかし、今日の僕に無理は何一つありませんでした。先輩も副所長も僕の労をねぎらってくださいましたが、言われるまで「労」だったと思えないくらい。とはいえ、お二人の言葉にはとても感謝しています。…新入の彼はどうだったかな。

大きな画像あります

天気:晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

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桜咲く

2006年3月28日

 今日も朝からずっと暗闇。でも、花を見る目だけは…!
 取手のゆきやなぎも満開で、板橋区の桜並木も満開に近くなっています。

 夜は会議でした。会議に行く電車の中でも気分は落ち込んだまま。ただ、満員電車の中、目の前で遊んでいた子どもが可愛くて、少しだけクリアされました。
 会議。みんなと会って話をする機会。良薬です。始まる前は元気なくて、どこかに逃亡したい気分でしたが、話を始め、終わった頃には全快。帰り、取手市のキリンビール工場横の幸楽苑(ラーメン屋さん)で夜中1時過ぎまで「団結!!」していました。脳みそのセロトニンは少し回復したようで、この日記を書いている今(29日2時21分)は、眠いものの、何とか気持ちは落ち着いています。ただ、ラーメンが少しもたれるかな。

天気:曇りのち一時雨(東京都板橋区・茨城県取手市・牛久市)

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ジエチルエーテル

2006年3月27日

 今日の仕事はとても忙しかった…。でも、仲間の助けもあって、早く終わりました。
 しかしながら一方で、自分の手伝いをさせているせいで、仲間の仕事を遅らせているのではないか…。そう思うことも良くあります。もし、そうなっているとしたら、むしろ手伝ってもらうのが怖い。

 15時半頃、郵便局にお使いがてら、散歩しました。取手市内ほど豊かに草花があるわけではありませんが、ないわけでもなく、道ばたに落ちているお金を探すかのごとくきょろきょろ。
 大きなサボテン。直径50センチはあるでしょうか。大きいから、棘もまたバカでかい。太さ2ミリほどの棘。プラスチックのつまようじみたいです。

 光が丘公園の桜がきれいに咲いているようです。遠くから、道路の向こうから、大きな桜の木を眺めました。

 今日、14時からNHK教育テレビで、高校化学講座をやっていました。いつか、フェノールのことをやっていたあれです。今日はアルコールです。メタノール・エタノール・プロパノール・ブタノール…そこまでしか出てきませんでしたが、以下。

    炭素数に対するアルコールの名前

  1. ペンタノール
  2. ヘキサノール
  3. ヘプタノール
  4. オクタノール
  5. ノナノール
  6. デカノール
  7. ウンデカノール
  8. ドデカノール
  9. トリデカノール
  10. テトラデカノール
  11. ペンタデカノール
  12. ヘキサデカノール
  13. ヘプタデカノール
  14. オクタデカノール
  15. ノナデカノール
  16. (エ)イコサノール
  17. ドコサノール
  18. 東京化学同人『化学辞典』より

 ちなみに、エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)のエイコサドコサは、炭素数20と22をそれぞれ表しています。ペンタエンおよびヘキサエンは二重結合が5(ペンタ)あるいは6(ヘキサ)あるという意味です。
 …アルコールの最後に、エーテル化合物の話になりました。有名なのはジエチルエーテル
 このジエチルエーテル。引火性が強く、独特のにおいのある揮発性の大きい液体です。軽い麻酔にも使います。僕はこのにおいと名前で、高校3年の初夏を思い出します。
 クラスになじめず、投げ遣りになって、教室で周りの迷惑も顧みず大声で笑い、人のことを悪魔のように思いながら過ごしていました。その一方で寂しさから逃れられません。この頃、生物の授業で伴性遺伝の実験をしていました。ジエチルエーテルでキイロショウジョウバエを眠らせ、赤目の雄、白目の雌などというように分け、表現型の分布から、遺伝の様子を推測する実験です。僕は誰も来ない朝7時半頃、ずっと一人でこれをやっていました。何かから、寂しさから、逃れるかのごとく。
 …ジエチルエーテルはその時の寂しさを象徴するにおいです。今の自分はその寂しさから少しでも解放されているのかな。一昨日も、今日も…。帰りの電車で、夜の松戸市内を眺める僕の目は、何かに怯えているようでした。自分でわかる。ジエチルエーテルが思い出させてくれるあのころと違うのは、理論的に自分の状態が理解できることだけです。何も変わっていない…。
 そういえば、あのタリウムで事件を起こした静岡県の女の子、どうしてるかな。「罪人」「異常者」の烙印を押され、孤独感は癒されず、気がかりでなりません。
 …ジエチルエーテルのにおいが僕の頭から消えるのはいつでしょうか。化学への嗜癖から逃れられる日はいつになるのでしょうか…。本当に化学を楽しめる日はいつになるのでしょうか。

 帰りのバス。ストライキの知らせがありました。

 ストライキして、「われわれは賃上げの要求を受け入れてくれないと仕事をしないぞ」というのはかまいません。もちろん、低賃金で運転手さんが働かされて、過労で倒れることを望む人は誰もいません。…が、バス止めて困るのは乗客です。乗客に理解されない大衆運動は絶対失敗します。乗客にとっても、従業員にとっても、賃上げ交渉が道理に適っているものであることを訴えなければなりません。だから、僕はストライキでバスを止めても、支持しません。もっと他の方法を考えてほしい。運転手さんの元気な挨拶を毎日聞けるくらい、彼らの生活を保障してほしい。ただそれだけ。

天気:晴れのち曇り(東京都板橋区・練馬区・茨城県取手市)

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花と粉と「劇薬」でリフレッシュ

2006年3月26日

 9時45分頃起床。でも、恐らく7時台に一度目がさめていました。とりあえず、それはそれで健康的です。
 今日は昨日みたいに落ち込むことはなく、朝から比較的安定していました。だから、食べてから、ビラ作りに専念できました。また、取手市役所に行って自立支援の受給者証もらってきました。休日なのに、市役所の方は出勤。誰だ、公務員のことミソクソにぬかしてる奴は!
 市役所からの帰りに常総生協に寄りました。そこで、無農薬栽培のお話を聞きました。やっぱり、農家の方は大変だそうです。市場価格が下がると、無農薬のものは値段が高くてお客さんが手を出さなくなってしまうそうです。やっぱりね。さて、これは誰が悪いんでしょうかね。消費者一人一人の責任ですか。僕は、やっぱり一人一人の行動を規定しているのは経済だと(心でさえも)思っていますから、そういう「自己責任論」には必ずしも与しません。

 午後は、ビラ作りも終わって、ちょっとゲームをして(今日のは逃げじゃない)、15時過ぎに家を出ました。曇っていましたが、花と花の花粉を観察。顕微鏡とその台と、ノートと。曇っている分、光の反射が押さえられると思いましたが、決して改善していませんでした。光度が抑えられる高倍率(30倍の対物レンズ)の方が低倍率(10倍)よりも性能は良く、今回の写真も殆どを30倍で使いました。

 まず、上の写真はフキ(キク科)です。倍率は450倍(接眼15倍、対物30倍)です。

 ヒメオドリコソウ(シソ科)です。倍率はフキに同じです。

 クロッカス(アヤメ科)です。倍率はフキに同じです。

 ツクシとツクシの胞子です(大きいサイズの写真あります)。この花粉管のような管は何でしょう?倍率は150倍(接眼15倍、対物10倍)です。

 セイヨウタンポポ(キク科)の花粉です。倍率は450倍です。
 てな具合で、遊んでいました。

 今日はまた別の会議。初めて話をするNさん(未成年)がいます。しかし、トラブル発生。会議の会場の場所がわからないことに、花粉の観察しながら気がついたのです。慌てて彼女との待ち合わせ場所である戸頭駅へ。もちろん、会場(仲間の家)の持ち主であるNさん(成人)とも連絡とろうとしながら。Nさんとの待ち合わせ5分前、何とかNさんと連絡が付いて、場所問題は解決。不安は晴れました。西の空も晴れてきました。情景一致。

 会議ならぬ交流会ムードで話が進み、これからまたおもしろくなりそう。僕にとって「劇薬」にならない程度に、がんばろう。

 家に帰ってきてから遅い夕食。といっても21時半頃。昨日買った豆腐ですが、変な名前です。『風に吹かれて…?』とは…!

 目一杯の今日。しかし、回復したような気がします。週末にはまた疲れ切ってるかも知れませんが。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市)

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急降下

2006年3月25日

 やはりこのところおかしい。気持ちの浮き沈みが激しくなってきました。何をやっていても、心そこにあらず。26日になって夜中0時過ぎ、仲間からメールが来て、はっと我に返りました。
 今日、起きたのは10時過ぎ。実は7時台に一度目がさめていましたが、あえて二度寝しました。しかし、10時に起きたと言っても、布団から出て活動始めたのは、12時半くらいだったかな…。逃げゲーム。

 今日の仕事は、ビラ作り。あとは洗濯と布団干しくらいでしたか。しかし、ビラ作りも中途半端。やはり心そこにあらず。
 おつかいのついでに、散歩。井野団地の敷地内に、ぽつりぽつりツクシが。もう、スギナの芽(葉)も出ています。無機質に見える土の表面から、割れ目を作って生えてくるツクシの強さ。

 青柳にあるヤオコーの敷地に、一本だけ、アブラナが。何でこんなところに一本だけ…?遺伝子組換えだろうか…。ま、それはそれとして、夕日をバックに撮ってみました。一本でも立派に咲いていますね。

天気:晴れのち曇り(茨城県取手市)

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今日はどんな一日だったかな

2006年3月24日

 心が疲れてくると、毎日が単調に思えてきます。何に疲れてるんだろう。なぜ疲れてるんだろう。人と会って話したり遊んだり学んだりしているときは平気なのに。
 ただ、確かに、ゆっくり一人で過ごし、花を探しに散歩なんて日はなかなか作れなくなりました。人との交流が心の病への特効薬だということは否定しませんが、過剰投与は劇薬かも知れません。「過ぎたるはなお及ばざるがごとし。」

 朝起きてそういえば、すごく無力感に駆られました。いつもの「病気」である、無駄に自虐的になるところのものです。そうして、さらに鬱を増大させ、悪循環。自律的に自分を励ませる生き方、身に付いたかと思ったのに、まだまだだなぁ。
 セロトニン不足のまま、取手駅のそば屋さんで駅そば。やっぱり日暮里(『あじさい茶屋』さん)のと比べるとクドいです。化学調味料を使っていないという日暮里のソバが自分の体に合っていると思います。味自体がそもそも薄いから、食べやすいのかも知れません。
 職場まで駅から歩いていくルートを変えました。その途中で、キクの種類ですが、名前がわかりません。一枚・二枚、写真。このところ、ちょっと写真の感性が落ちているような気がします。

 職場ではいつもより一人少ない体制。が、2年前、僕が勤め始めた頃に比べるとだいぶ自立的に仕事できるようになってきました。変な依頼が来たりもしましたが、解決。…と、ルーチンワークの方は、あまり印象に残っていません。

 さて、明日から休み。たまには何もない休日を、しっかり休むとしますか。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区)

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PC修理

2006年3月23日

 このごろ、日中の体調がよろしくありません。具体的には、眠気と胃部不快感。昼飯の食欲がどうもよくない。寝不足はあるでしょう。ちゃんと寝よう。今週末はあまりイベントもないので、おとなしくしていよう。

 今日の仕事は、見ているだけでしたが、PCの修理。PCがまともでないと、仕事にならないからです。その道具の一つ。

 今日は3人体制でした。狭い職場なので、たまにはこういうのもいいかな。昼ご飯は、近くのうまい魚屋さんの刺身(マグロ)。水銀中毒だ~ぁっ!!なんていわれそうだけど、半信半疑の僕。そんなに食い控えしなければならないのだろうか…?

 5月連休の焼尻島。楽しみです。顕微鏡持って歩くつもりです。エゾエンゴサクやキバナノアマナなどの花粉を顕微鏡で見てみたい。でも体調が整わないとどうにもなりません。

 今日はちょっと手抜きだけど、これで終わり。

天気:曇りのち時々晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区)

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旅の準備

2006年3月22日

 今朝、3度寝をしました。飯もなく、夜が雨というので洗濯物だけ取り入れ、生ゴミを捨てたはいいがゴミ出しをするのを忘れ、常磐線は人身事故で遅れ、日暮里のそば屋さんの自販機は壊れ、アホみたいな始まり方をした本日です。
 今日もいつものように、恐ろしく眠い。真剣にフラスコを振りながら寝そうになっています。特に、食後は鬼門。今日は早く寝るようにしよう…。
 ところで、食欲があまりなく、途中で散歩しました。郵便局に出す郵便物もあったので(仕事で)、出してきました。その途中、春の花探し。ホトケノザやハコベ、ヒメオドリコソウ、あることはありますが、この辺りはまだ寒いようで、取手に比べたら全然咲いていません。
 今日の花は、ルリソウ(ムラサキ科)(の仲間?)とムラサキハナナ(アブラナ科)です。

 眠気をはねのけ、帰りは有機農業に関する論文を読み(間違った、あるいは誤解を招く記述もありますが)、雨に打たれて帰りました。また、農民連の事務所から、つきたての五分づき米を殆ど捨て値で買いたたいてしまいました。

 背中に5kgの米を背負ったまま、池袋の本屋さん。天売・焼尻の地図と、そのほか少し本を買いました。
 帰ってから地図を見たとき、まず、島の小ささに驚きました。利尻や礼文は、25000分の1の地図3?4枚で一つの島が出来上がる程の大きさでした。焼尻・天売両島は2島で1枚の地図にすっぽり収まります。でも、島一つ一つに、派出所や携帯のものと思われる電波塔、学校などがあります。一方で天売島の方に発電所のマークがありません。まさか、最も原始的であり、または最も先進的な、小型自家発電…?利尻や礼文の時にも気になっていた発電所。焼尻や天売ではどんなエネルギーを使っているんでしょうか。
 郵便受けに、日曜日に電話したバス会社さんとフェリー会社さんから封筒が届いておりました。電話したとき、すぐに手配してくれたのですね。ありがたや。
 が、オチはここではありません。中に入っていたものは、実は二つとも同じパンフレットでした。さらに、現実はもっと複雑で、片方が2005年版、もう片方が2006年版。そっくりですが、微妙に違う二つ。ぱっと見で、裏表紙の天売・焼尻両島のシルエットの角度(約60°右に回転)と色が違うことと、表紙の2005と2006の違いが。ページをめくると、写真が微妙に換わっています(トリミングとかの違いだったりもする)。まるで間違い探しゲームのようです。

 しかし、こうして毎年少しずつ変化をつけているということなのですね。羽幌町の公務員の方々が写真を撮りに行ったり、画像を加工したりしているのでしょうか。まさかね。…いろんなことを想像してしまいます。

天気:晴れのち雨(茨城県取手市・東京都板橋区・豊島区)

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春の息吹に吹き飛ばされそう

2006年3月21日

 今日は7時45分頃に目が覚めました。10時から取手歴史探訪企画の打ち合わせをすることになっていたので、次寝たらもう起きられません。また、スターバックスでやるので、飯も食べないようにしていました。
 ところが、いざ打ち合わせにいくと、疲労がたまっていて、ぐったり。何とか、僕の母親くらいの年代の人(一緒に打ち合わせていた)に支えられながら、クリア。今週末までに、ビラを作らなきゃ。

 帰りは歩いて帰りました。その辺の春の花を見ながら帰りたかったのです。歩くと、チャリンコと違って、よく見えます。定番のホトケノザ、ハコベ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、タネツケバナなどの他、サクラソウミミナグサスミレなどが咲いていました。すみれという花は最近知った花なので、よく気にかけるようになりました。3月7~8日頃に撮った紫色のすみれは、ニオイスミレといわれるもののようです。

 ホトケノザ(シソ科)です。春の七草のホトケノザとは別物だそうです。図鑑によると、コオニタビラコというキク科の植物が七草のホトケノザに相当すると書いてあります。(『季節の野草・山草』日本文芸社

 サクラソウ(サクラソウ科)です。庭先に植えられていました。

 ミミナグサ(ナデシコ科)です。オランダミミナグサという類似種があるそうで、そちらは帰化植物らしいです。もっとも、図鑑を見ても、この写真の花がどちらであるかを判別するのは難しいです。

 スミレ(スミレ科)です。においは強くは感じませんでした。可憐な花ですね。

 オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)です。これも帰化植物のようです。今では早春を歌う花として、愛されていますが。在来種は近縁種のイヌノフグリというものだそうです。
 他にも、シソ科の植物ですが、赤い花を咲かせるもの、こぼれ種から生えてきたキク科の植物など、たくさん生えていました。春です。きれいです。すばらしいです。

 夜は、正直すごく疲れていましたが、友の送別会に行きました。疲れているので、殆ど楽しめないと思っていましたが、実はそうはなりませんでした。
 最初、ボーリングをしました。しかも3ゲーム。足も手もふらふら。しかし、スコアは94から149と、善戦。1回目94、2回目149、3回目121。9~10ピンをコンスタントに倒し、ダブルを2回ほど出したので、スコアが伸びました。投げ方を少し身につけました。
 カラオケと同じ、片意地張らず、ありのままの心でやればよいことが解りました。今日はプレッシャーに負けず行けました。肉体的エネルギーは消耗しましたが。
 終わってから、飲み屋で飲み会。これで4日連続。凄まじい。高校生のSくんがいるので、酒は絶対飲ませないという態度で、その代わり、食い物は好きなものを頼めということで、折り合いをつけました。この彼、人間的にけっこういいセンス持っていると思いました。これから、もっとこういう機会に誘い出したい。
 交流は人となりを顕わにします。おもしろい。疲れることもあるけど、やっぱりおもしろい。これから、自分を肯定できる場として、みんなが集まれたらいいな。

天気:晴れのち時々曇り(茨城県取手市・土浦市)

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MgO

2006年3月20日

 今朝は腹が痛くてのたうち回りました。さっさと出勤して、待っている労働を昨日までにため込んだパワー全開にしてとっちめてやろうと思ったのに…!
 結果は、40分ほどの遅刻。結局、8時45分くらいまで服着替えながらその辺を転がっていました。上手く体調をコントロールできるようになるのは次なる課題だな。

 職場にはお客さん。しまった!忘れてた!!…対応は主任に一人任せ。でも、相手方も主任指名できてたからいいか。いや、そういう問題ではない!!…腹痛を恨む前に、自己管理能力の向上をしてこなかった自分が恨めしい。
 昼ご飯はいつもの半分。美味いみそ汁と海産物の料理がたくさんありました。ごちそうさまでした。でも、昼ご飯の後、急激に眠気が襲います。辛うじて作業を終えると、もうダメ。顔を叩いても、酸味のあるデコポンを食べても、通用しません。午前中まで何か張りつめていたものが、切れたよう。

 夜は、大学時代の仲間とまた集まりました。池袋駅のとあるイタリアンレストラン。野菜ジュースの、嘘っぽい効能が載ったメニュー表が気になって写真を撮りましたが、自主規制。その前に、集合場所といわれていた「いけふくろう」(寒)の石像が判りません。定刻通り来ていながら迷い続けていたNちゃんとばったり「母子像」前で会いました。30分近く待って、「いけふくろう」案を出したSくんが来ました。もちろん、仕事なので、しょうがないけどね。もうひとりのNくんは2時間くらい遅れて登場。(帰りは上野まで一緒でした。)
 迷いながら、池袋の雑踏。裸で壇上に立たされているような、落ち着かない雰囲気。居心地すごく悪い。…いつもなら耐えられるんですがねぇ。
 イタリアンレストランのリンゴジュース。ストレートの津軽産リンゴジュースです。農民連のジュースみたいに、濃くて美味かったのですが、刺さっているリンゴがビミョー。一部、ポリフェノールの褐変反応が。

 そういえば、全然関係ない話ですが、酸化したポリフェノールはどういう挙動をするんでしょうか。反応論上、水素分子を失ったキノン化合物はそれ以上他の分子を還元する能力はないはず…。チョコレートのポリフェノールはどうなんでしょう。そもそも、「フェノール」なのかどうか…?さしずめ「ポリフェノ」か。
 せっかくみんなに会えたのに、空回り。すごく無念。茫然自失。因果応報。…言葉遊びはそれくらいにしよう。

 疲れました。燃え尽きました。酸化マグネシウム(MgO)の白い粉末のように。あとは胃薬(制酸剤?)になるだけか。…もうようわからん。

天気:晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区・豊島区)

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水銀の一日

2006年3月19日

 起床は10時過ぎ。何という遅さ。実は、7時頃に目覚めていたけど、昨晩は北海道旅行の計画でついつい3時まで粘ってしまったので…。
 起きてからもしばらく、旅館や交通機関などの会社に電話したりして、準備。天売島の宿の人に、「取手に息子がいる」という人が。ホンマかいな。概して、やっぱり穏やかな人々。ええ感じです。

 昼から、土浦の遺跡のある公園で、仲間内でソフトボールなどを興じました。…が、風が強く、途中で断念。一人、花見と語りに興じていた僕は、竪穴式住居の中まで呼び出されました。仲間の中の、UさんとHさんが僕の花見に一部付き合ってくれました。タネツケバナ、ハコベ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、今年初めて見るヒメオドリコソウ、すみれ(パンジー?)など。きれいですねぇ。なお、ソフトボールは、実力の差がありすぎて、試合にもなりません。みんな、ボールに遊ばれているという雰囲気です。


 夕方より、カラオケへ突入。僕の地獄のひととき。…といいたいところですが、今日は地獄ではありません。歌うことへの躊躇も、失敗を恐れることも、いままでカラオケの足かせになってきたものはすべて取り払われていました。改めて、「自己肯定感」の偉大さを感じます。もちろん、エネルギーは消費しましたが。

 19時頃より、Hさんのアルバイトしている飲み屋さんで宴会。濃いメンバーぞろいで、すごいことになりました。やたらとハイテンションになったりすることもあり、シリアスな話になることもあり、失敗もあり。でも、そんな光景を見ても、僕はちっとも怖くなくなりました。「時間と仲間が解決してくれる。」そういう確信があるからです。
 …目の前の韓国料理。危険部位(ではありません!豚の背骨です!!)の入った濃いダシの鍋が、みんなに大人気。肉の香りがダメな「肉欲のない」僕にはきつかったけど。

 楽しくも、水銀のように密度の大きな一日。いま、腹がちょっと痛いです。韓国料理の辛さのせいでしょうか。

天気:晴れ時々曇り(茨城県土浦市・稲敷郡阿見町・取手市)

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交流は最大の特効薬

2006年3月18日

 今日は環境・廃棄物問題研究会(環廃会)の定例会です。2005年11月19日にやったものと同じです。これに行く前に、取手や千代田区の会場(日大歯学部)近くで、散歩しました。心が晴れず、傷心で花を撮影。
 取手ではゆきやなぎが本格的に咲いてきました。アリさんも巣作りに励んでいます。千代田区は大都会ながらも、梅が咲き、ハコベやアブラナ科の雑草やら、たくさん生えていて、なかなか。花屋さんにシクラメンがたくさん咲いていました。一気に並べます。

 環廃会の発表は、今年卒業の青年と、駿台予備校で講師をしている若手科学者と、中小企業家同友会の女性でした。青年にはユーモアが、科学者には怒りと情熱が、団体職員の女性には実践してきた自信が、それぞれ感じられました。頭のエネルギーは使いましたが、それまでの鬱とした状態からは解放されました。川辺川ダムの建設について報告した青年のお話の風景を一つ。

 講師の方の発表は『「地球温暖化への懐疑論」の懐疑論』という、おもしろいものでしたが、テンポ良く進む反論が頼もしい。そして、やっぱり「地球温暖化への懐疑論」を唱える人たちには、従軍慰安婦問題などにいちゃもんをつける人たちと共通のことを感じました。はっきり言って、センスが幼い。
 途中で、その講師の方の専門(地震学)から照らした発言があります。

講師の方のPPより

(東海地震懐疑論者としてですが…)「東海地震は起きない」という議論に対して「地震対策は無意味」とするのか?

 僕は思います。きっと、この発表した講師の方も思っているでしょう。地球温暖化対策が、「不確定で怪しいからする必要がない」のではなく、本当は「自分たち(に関連するところの)利益が損なわれるからやりたくない」のだと。だから、「反論するのもばかばかしい」という、別の環廃会会員の方の意見も、まったくその通りだと思います。
 最後の方は、神戸で、中小企業が力を合わせて、地域振興をもかねて、自然エネルギー普及への取り組みについて話してくれました。阪神大震災で、電線をはじめとするライフラインはずたずたでした。遠くから電線で運んでくるのではなく、自分の建物の屋根に太陽電池をつければ、そういう災害時も電力を補えます。環境ビジネス(懐疑論者が最も嫌っている人たちでしょうか)にもなります。地域の中小企業や、大企業からリタイアした技術者たちが力を合わせて取り組む姿は、感動ものです。

 この後、懇親会。本当は疲れていて、出ないでおこうと思いましたが、誘いに載せられ、出ました。が、行って正解でした。中小企業家同友会の方と、じっくり話せました。アルプラゾラムが切れて苦しみながらも、僕自身の悩みや、科学論、話せました。昨日の日記で、「相談する相手が全くいない」と言いましたが、何気に、ここで話せてたりして。少し気が晴れました。ありがとうございます。

 帰りは、秋葉原まで歩きました。御茶の水駅が近いのですが、気分が優れず、歩いて外の空気をと。この辺の起伏のある地形は意外とおもしろいのです。

 左は御茶の水駅、右は秋葉原の電気街(拡大あり)です。

天気:晴れのち一時雨(東京都千代田区・文京区・茨城県取手市)

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立往生

2006年3月17日

 6時45分。目覚ましのステレオ、笠木透さんのCDで目覚めました。…が、春眠暁を覚えず。次に気がついたのは7時50分頃でした。でも、カレーうどんと五分づき米を食べ、とりあえず、朝のエネルギーを補給して出発。
 夜中日付が変わった瞬間、強風と雨の、嵐。いつもは濡れることのない南の窓が、ビチビチいっていました。今朝もまだ強風。電車は影響を受けていました。それでも多少の遅れです。
 …が、決定打が、我孫子駅。
「松戸駅で緊急停止の信号がでましたので、しばらく停車します。」
 そう車掌さんがいっている間に、我孫子駅の駅員さんが
「松戸駅で人身事故のため…」
 と。もはやジタバタしてもどうにもなりません。結局、それから丸2時間、我孫子駅で立ち往生でした。その間、どうしてたか、新聞読んで、『食品の裏側』を読み終わりました。
 …情報公開がされていないという社会的問題は追及できても、やっぱり「消費者が変わらないと~」っていうことにしか目がいってません。また、個々の企業の良心だけで変わると信じているところも気になります。良心があっても、その思いを阻むものがあることは、常識ではないでしょうか。それが、消費者の需要だというのでしょうか。ならば、その消費者の需要はどうして作られるのでしょうか。低賃金、長時間労働、その他様々な規定に思想や心理は縛られています。人々に良心を取り戻すと同時に、その思いが活かされる社会が必要です。
 …とはいえ、筆者の姿勢は素晴らしいと思います。これでは「自己責任論」の餌食で終わりかねないと言いたいだけです。実際個々の事例を考えるときりがありませんが。
 話がそれました。結局、待ちぼうけで、疲れました。今日一日のバイオリズムは完璧に狂いました。

 職場に着いたのは12時過ぎ。道ばたに、アブラナ科っぽい、ナズナみたいな花があったので、撮影。何の花でしょう。

 今日も夜の会議がありました。しかし、今日のは茨城でやったものではありませんでした。苦痛でした。おもしろくない。前進しない。何で僕はこの場にいるんだろう。そんなことばかり思うものでした。いや、茨城でやっている会議も、放っておいたら同じ道を歩むのかも知れません。この前、「目標を決めないと」という議論になりました。やっぱりそういうことなのかも知れません。
 「負けるな、逃げるな。」
 とはいえ、心には負担。展望が見えないものに、支えを見いだせないものに、正直苦痛です。茨城と根本的に違うのは、前がまったく見えないことです。そして、相談する相手が一切いないことです。
 というわけで、帰りの電車は意気消沈。そんなときに限って、機嫌悪そうなおっちゃん。「やめてくれよ~。」満員電車で頑として場所を譲ろうとしませんでした。でも、僕と同じように、気分が悪いのかな。

天気:曇りのち晴れ・一日強風が吹いていました(茨城県取手市・千葉県我孫子市・東京都板橋区)

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自分の不完全さを受け入れられてこそ

2006年3月16日

 今朝、今年初めてつくしを発見しました。すでに傘が開いて、胞子がまき散らされた後っぽいので、昨日や一昨日にはもう生えていたのではないかと思います。

 今日は4度目の正直を賭け、亜硫酸の測定をしました。ずっと最初からやってきた仕事。職場に勤め始めて、初めてのことです。最初から通して、試行錯誤しながら、丸一日かかったけれども、すべてをやり終えることが出来ました。いままでは主任任せにしていた、少しイレギュラーなの報告書もある程度認めてもらえるようなものを作り上げることが出来ました。今日の一番嬉しかったことはこれです。
 しかし、前途多難。こんな成功の裏には、多くの失敗も隠れています。今日、職場に若い女性のセールスが来ました。ラジコンか何かを売りに。主任は相手の状況を察していたのでしょうか、気を悪くさせないように、断ろうとしていました。僕は、ポーカーフェイスで、「まったく必要ないですね。」と冷たくあしらってしまいました。よくよく考えたら、彼女は不本意で、やむを得ず仕事をしているかも知れない。断られるの解ってて、でも、行かざるをえなくて来ているかも知れない。少しでもそう予想できたなら、あんな態度は取らなかったかも知れません。悪いのは彼女ではなく、そういうことをさせる会社であり、社会体制です。悔いが残ります。
 それと、今日の仕事の成功を喜んでいる間もなく、課題もたくさん見えてきます。まだ主体性の足りない自分、技術の及ばない自分…。欠点ばかりを見てたらきりがないのは解るけど、向上したいと焦っているのが事実。自分をありのまま受け入れるのは、やっぱり難しい。右往左往。
 夜、帰る頃には雨が降っていました。そういえば、雨が嫌いではなくなったな、このごろ。

天気:晴れのち雨(東京都板橋区・豊島区・茨城県取手市)

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取手3年目

2006年3月15日

 今日、取手に住んでから3年が経ちます。最初、隣の変な宗教団体が夜な夜な発する叫び声と「儀式」に悩まされましたが、今は移住して快適に暮らせています。
 3年目の朝は一昨年と同じく、快晴。交番の黄水仙もきれいです。

 今日は、昨日から読んでいる『食品の裏側』(東洋経済新報社 安部司 著)のことを少し紹介。
 著者は元々は元食品添加物を製造業者に売るセールスマンだったそうです。彼自身、添加物が食文化に革命をもたらすという使命感さえ持ってやっていたそうです。しかし、我が子が食べていたミートボール。美味そうに口にはこばれていたミートボールを見て、「はっと我に返った」のです。「自分も家族も消費者」であることに気がついたそうです。その意識から、その仕事を辞め、今は添加物の怖さについて語り歩いています。
 著者は添加物の問題は毒性のことだけではないといいます。加工食品がどう作られ、どんな添加物が使われているか、知らされていないことが問題だといいます。もちろん、毒性についても、軽視していませんが。食文化が、人の味覚が、添加物によって壊されていることも告発しています。
 しかし、共感できる部分もあれば、ここはどうかなと思う部分もありました。それは、メーカーなり、消費者なり、それぞれの責任に終始しているところです。たとえば、

p.50より

 …何も知らされていない消費者は完全に被害者かというと、繰り返しになりますが、必ずしもそうではないのです。安くて便利ならばと、なんの問題意識も持たずに食品を買う消費者の側にも責任があるのです。消費者が少しでも「安いもの」「便利なもの」「見かけがきれいなもの」を求めるからこそ、つくり手はそれに応じるしかないという現実もあるのです。

『食品の裏側』東洋経済新報社 安部司 著 より

 確かに、そう見られる側面もあります。しかし、ならば、消費者がなぜ「安いもの」を求め、「便利なもの」を要求し、「見かけがきれいなもの」を珍重するのか、そこへ踏み入った考察はあるのでしょうか。残念ながら、ありません。
 農薬問題で言えば、消費者は農薬を使うことに批判的で、農家は農薬を使わない商品が高くても買ってもらえるなら作ると、上滑りしたような議論をしているのを小耳に挟んだこともあります。ここに、なぜ、消費者が「安いものを求めるのか」という考察が入るだけで、ずいぶん前向きになると思います。
 僕は思います。もし、消費者が添加物のことを自覚して、「製造業者はなんてもん売ってくれるんだ」なんて話になり、製造業者は「それはおまえらが安いもんばっかり求めるから、しょうがないやろ!」なんて話になれば、それは、いわゆる「被抑圧階級の分断」と呼ばれる、「郵政民営化」「公務員バッシング」でやられたものと同じになるのではないか、と。
 消費者(国民)の所得は、必ずしも、「健康で文化的な最低限度をおくる権利」(憲法25条)に見合ったものなのか、長時間過密労働の実態はどうなのか、食べものがどのようにして作られ、あるいは、どういうものなのかを学ぶ機会が十分にかつ平等に与えられているのか、そういう考察が必要だと思います。現に、食べものの教育については、家庭科の時間が減らされてきている.1ことからも、必ずしも国民一人一人の「自己責任論」ではないことが窺えます。
 大事なのは、製造業者も、販売者も、消費者も、手を取り合って自分たちに共通に降り注ぐ困難に立ち向かうことだと僕は考えます。

 …と、そんなこと言ってるはしから、夜は、インスタントラーメンに、有機野菜のサラダとかぼちゃの煮付け(煮干しでダシを取ったもの)をつけて、食べていました。なんというバランスの悪い食事!
 ちなみに、インスタントラーメンの裏の原材料名には、はち切れんばかりの添加物。

参考文献
1.『家庭科が狙われている』朝日新聞社 鶴田敦子 著 p.163

天気:快晴(東京都板橋区・茨城県取手市)

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月月火水木金金

2006年3月14日

 こういう表現があることをどこかで知りました。これは戦時中の言葉だったでしょうか。
 最近、確かに忙しくて、燃え尽きそうです。「月月火水木金金」のように、毎日ねずみのように動き回っているかも知れませんが、戦争中と違うのは、どの曜日も平和であるということです。確かに、『冬の乱』みたいな日もあり、ドタキャンに苦悩する日もありますが、基本的に、どの曜日も楽しく過ごせます。
 …心身症さえ出てこなければ、もっと楽しめるのですが。

 今日は仕事場は突然大忙しでした。僕は、この前の亜硫酸(SO32-)測定。向こうの方では有機溶媒使った実験と、洗い物地獄が起こっていました。途中、不良品の分液ろうとに苦しめられたりする場面もありました。僕も、なれない実験で、また疲れてしまいました。

 でも、無心にやっていました。今こうして日記に書いて思い返してみると、楽しかったかな。明日もこの調子でがんばろう。

 夜はまた牛久で会議。だんだんメンバーは結束してくるのですが、同時に、マンネリ化が始まる時期でもあります。メンバーの一人が言っていたことには、「目標がないと」とのこと。その通りです。僕らはどうしたいのか。初心に返るときです。

天気:快晴(茨城県取手市・牛久市・東京都板橋区)

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二度目の申告

2006年3月13日

 今朝、体長ひどく悪し。するべき仕事があったのに、欠勤。ジレンマ。
 再び目覚めたら11時49分。疲れがたまっているだけなのか、でも、いつもより4時間も多く寝ることなんて、平日も休日も不可能です。昨日や一昨日も、朝7時に目が覚めてしまい、追加で睡眠なんて取れないし、平日なら22時に寝ないと4時間多くの睡眠なんて取れません。飯を19時には食べ終わっているなんて…。

 午後は、せめて明日明後日の時間を稼ぐために、確定申告にいきました。が、やっぱり待ち時間はハンパじゃありません。

 左の写真は取手市役所の体育館の混雑のようすですが、向こうの方にある順番表には321番と書いています。僕の順番は437番(右)です。およそ2時間待ち。ヤバすぎです。しかも、確定申告第一表の書き方がややこしい…。「所得」ってなんじゃ?給与の支払いとまた違うのです。それと、政党寄付金の扱い、さっぱり解りません。県・市民税と計算のしかたが違うようです。  …悪戦苦闘の末、理解できたのですが、待ち時間はまだ一時間以上あるようです。取手市役所の売店で休憩。
 売店は生協の商品を扱っていました。なんだか意外。売店のおばちゃんも快活な声で接客しています。恐らく、キオスクなんかで買うと120円くらいのチョコレートも95円。良心的です。

 やっと順番が回ってきたのは17時5分。疲れましたが、考えたら、待っていて疲れる僕らよりも、朝9時からずっとひっきりなしに税金の計算をしている職員の方たちの方がずっと疲れているんですね。
 僕の計算を担当してくださった若い職員。少し疲れた表情で黙々と計算しています。政党寄付金の記入が解らず、先輩職員に聞きに行ったり。「(僕の)計算は合ってるのかな」という表情で待っていました。終わったのは17時20分でしたが、お疲れさま。イライラしていない僕の表情を見て、少しその職員の方は安心してくれたようです。
 今、理屈のはっきりしない「公務員バッシング」が飛び交っていますから、ひねくれている僕は公務員の方々のがんばっている姿を見たい。


 今日の新聞で、昨日山口県岩国市で行われた、米軍受け入れの賛否についての住民投票で、圧倒的多数で受け入れが反対されたそうです。投票率58.68%でしたが、どうやら絶対過半数を超えたようです。投票に行かなかった人の多くは、「賛成」の立場を取ったのかも知れませんが、行かなかった人の意見は、もちろん立ちません。とにかく、米軍基地の永続に辟易した住人が「No!」の声を出してくれて、本当に良かった。2000年1月23日に行われた吉野川河口堰建設の賛否を問う住民投票を思い起こさせました。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市)

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北の果て

2006年3月12日

 昨日の夜は倒れ込むように寝、朝起きたら7時半頃。もぞもぞしながら8時には起き出し、食事…、といっても、昨日の夜、会議(食事付き)ですべてを食い尽くしてしまったので何もなく、非常食のカレーうどんを食べました。
 今日は病に倒れ、先日退院した友の見舞いに行くことになっていました。外環で事故があったようで、出発に幾分遅れが出たようですが、東京方面から来た仲間は無事でした。一行は9時過ぎ、高萩市へ向かいました。

 取手や守谷では空は晴れていましたが、土浦か水戸辺りくらいから、急激に曇りだし、高萩では雨が降り始めました。
 メガモールみたいなところで彼女への花と数字のろうそく(9・2・5)を買っていきました。この季節、卒業式やお彼岸の花が多く、専門店に行かないとあまり品揃えが良くありません。

 久しぶりにあった彼女は、意外と元気そうでした。ただ、まだ全快ではありません。そこで登場、再びきりたんぽ鍋です。市販のガラスープときりたんぽに、処理済みの野菜を入れ、簡単きりたんぽ鍋。…が、味は大したものです。
 これで回復が早まることを願って。
 香川県の仲間からも差し入れがあります。苺。赤身が強く、甘みも強い。「女峰」と「とよのか」が混ざっています。そして、われわれが持ってきた花と並べてみたりなんかして。

 実は、今回持ってきた見舞い品も香川県産のものでした。「さぬきの夢2000」という、香川県特産の小麦で作った讃岐うどんとクッキー、パウンドケーキ、マフィン。他にも、数々の柑橘類。しかし、なんの柑橘なのか、わざわざ香川県の仲間に電話までかけてみたにもかかわらず、解らず。

 花がいい具合に寄り添っているので、一枚。

 16時~17時頃、高萩を発ちました。またあう日まで、お元気で。帰り、取手のラーメン屋さん「わかとらや」にいこうとしましたが、3月14日まで休業。なんという運の悪さ。またこれも次の機会に。
 皆々さま、お疲れさまでした。

天気:晴れのち雨・取手は曇り(茨城県高萩市・取手市・守谷市)

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