Home > Ingress, ふうたろう旅日記 > 有機物を求めて

有機物を求めて

2020年 1月 2日

 昨日の夜、山口駅で改札を出たときにまず驚いたのが、商業地がないことでした。それゆえに何かを食べることも許されず、結局ネカフェで高くてまずいタコヤキみたいな有機物を食べることになり、そのまま夜を明かすことになったのです。
 そして朝、ネカフェの無料モーニングの、ふつうにグリホサートやクロルプロファムなどの農薬が入っていそうな食パンとフライドポテトを食べてから、山陽本線四辻駅まで来ました。


 四辻駅周辺には自販機以外の有機物を扱う商取引所は存在せず、昼飯の確保に危機感を覚えながら、予定通り亀尾山の登山口に向かいます。


 まず見えてくるのは陶ヶ岳や火ノ山です。でも、こちらは後回し、というか、今の所予定に入れていません。ポータルも陶ヶ岳にしかないし。


 それよりも、下界にある公園や路地奥などにかなり多くのポータルが、ほとんど触られることなく放置されているので、キャプチャしていきます。ここのセミナーパーク、正月三が日2日目の割には、人がいる、のかな?


 亀尾山に向かうまでに通れる場所は概ねキャプチャしていきます。どうせ現実世界もパラレルワールドもともに過疎っているので、ゆっくり行きましょう。景色ものどかなことですし。


 ふうたろうが小学生くらいの頃、兵庫県三田市の父の実家付近もこんな感じで散歩しているととても気分がよかったものです。有機物さえあればずっとこういうところをウロウロしていたい。


 これが今回登る亀尾山です。四辻駅出発から約1時間、Ingressをやりながらゆっくり登山口に回り込んでいます。


 ふうたろうはそこに足場があればどこでも散歩します。商業地など、人混みと信号と交通量の多い道路のないところならば、工業地だろうと、住宅地だろうと、向かいます。


 千坊川砂防公園に到着しました。もう、10時です。下山する頃には12時は回るでしょうね。


 では、出発。


 仏岩コースと書いてある方に向かいます。


 ふうたろうのやせ細った筋肉には辛い急坂が少々続いたら、程なくして展望が開けます。


 遠くに霞んでいるのは火ノ山、かな。その右手前にあるのは、今回は立ち寄りませんが、福西山でしょうか。


 何やら、祠。


 そして、牛乳配達の箱を流用したと思われる記帳箱とか。中に自由帳みたいなのが入っているのでしょうか。


 中国地方の山は、山陽道などから眺めていても、奇岩の露出しているところがとても多いので、ずっと気になっていました。亀尾山がちょうど緑でポータルも程よくあるのは、きっと何かのめぐり合わせでしょう。


 展望は最高です。


 春霞()が鬱陶しいけど。


 あの真正面のはさっき述べた福西山でしょう。


 そして、亀尾山山頂です。ものすごい数の案内に目移りします。これだけはっきり指導標があれば、迷うこともないでしょう、よほどのアホでもない限り(フラグ


 亀尾山の山頂標。亀尾山だから、陶器製のカメ?甲羅の数を数えてみたら、26枚あります。
 山頂には陽気に誘われて多くの登山者が訪れていたので、小一時間何人かの方々と話をしていました。


 (・ε・;)ん?
 なんだか、突然いつもの道に落ちぶれていませんかね?


 アホでも迷わないように案内板をあれだけたくさん用意されていたにもかかわらず、ふうたろうはヤヴに突っ込んでいったのでした。どう考えても、油断しまくりですよね?これ、雪山とかヤブ山とかで同じことしたら、命取りですよね?


 気を取り直して、順路を進みます。中岳あたりで亀尾山を見たら、(Θ_Θ)どよーんしています。さっきまでいい天気だったのに。


 中国地方の瀬戸内側は、関東地方のように高い山に阻まれてはいないから、冬型の気圧配置から来る寒気の雲が流れ込んでくるのでしょう。あの大阪でも、本当に寒気が流れ込んでくると、しばしばにわか雪が降ったものです。関東地方は冬型の雲で雪が降ることはほぼありません。


 さて、勘十郎岳の西峰ですが‥なんでしょうね、このビアガーデンというか、山小屋の前にありそうなテラスみたいなやつ。この椅子、どこから、誰が運んできたんでしょうか。


 ここから下山路。
 正直なところ、やっと下山できる、という気分です。下界でもIngressしたいし、だいたい、腹減ったし。


 少し雲が晴れましたが、IngressのMissionメダルにするにはちょっと‥


 これが今回の順路(紫の線)です。まあ、赤い線のところは大目に見てやってください(小声


 自転車には、着替え(何気にいちばん重い)とかの不必要なものを引っ掛けておきました。なお、臭気を放つ靴下とかは魔(人)除けアイテムになります。


 下山したら多重CFでも張りながら四辻駅方面に戻るのですが、メシ‥


 ‥はゲットできるはずもありません。今朝述べたとおり、周囲に有機物はありません。運動した後なので、できれば含窒素有機物(タンパク質)を摂りたいのですが、そんなもの望むべくもありませんね(吐血


 で、どこに向かっているのかといいますと、陶ヶ岳です。そこから多重CFを完成させるのです。リンクの張り方などから思うに、どうせすぐに取り返しに来るでしょうから、まあ、特に維持は考えない方向で。


 陶ヶ岳はそんなに高い山ではありませんし、道のりも長くはありませんが、空腹筋力激落ちくん山連チャンのふうたろうには酷です。界王拳3倍をベジータ戦で使った悟空みたいになっています(何


 そのふうたろうにとって、この木の根付きの最後の急坂がけっこう効きます。界王拳3倍かめはめ波くらいは撃つ感じです。


 そしてやっと陶ヶ岳。昔なら、1日に2回も山に登るとか邪道だ、くらいに思っていたのに、今のふうたろうは何でしょうかね。いや、登る理由がすでにパラレルワールド優先なので、まあ、ある意味やっぱり邪道(というか外道)かもしれませんけども。


 さっき登った亀尾山の山塊が見えています。さっき、あれに登っていたのですよ。信じられませんよね、徒歩とバスと電車だけで山に登っていた頃のふうたろうだったら。自転車にも劣る公共交通機関で登山なんて、本当に狂気。


 陶ヶ岳、標高200mそこそこなのに、この高度感です。いや、ここは純粋に山を楽しんでいた頃にちゃんと来ておくべき場所でした。有機物をちゃんと確保して来る気構えくらいあるあの頃に。


 陶ヶ岳からは新山口‥旧小郡駅周辺の街も見渡せます。


 でも、その小郡の南側はものの見事に田んぼが広がっています。
 ちょっと話は違いますが、小郡町も、今いる秋穂(あいお)町も、小泉合併で山口市になったのですね。合併すれば地方交付税削減を10年間それまで通り維持する、ということで。
 一方、安倍政権が地方創生と何年か前に言っていたのを思えば、地方交付税削減と同時に行われた税源移譲を小泉政権前に戻せばいいのに、と思わなくもありません。
 それにしても、裕福な大都市や周辺都市はともかくとして、なぜ全国の郡部の有権者までがあれを支持したのか、わかりません。
 とにかく、当時の小泉純一郎フィーバーは、本当にすごかった。まるで、芸能人に熱狂するかのような政治劇場だった。そういう意味では、今の安倍政権よりもずっと怖いと思った。


 ところで、ふうたろうはそんな負の遺産のことをダラダラと述べている場合ではなく、いよいよエネルギー切れがヤヴァいです。かといって秋穂町にはコンビニすら見つからなかったので(自転車で行ける範囲に)、これから向かう岡山方面の電車を途中下車して、都市部の店に駆け込みました。そこで食べたのがこのラーメン。タンパク質何g摂れたでしょうか。


 旧秋穂町で走ったエリアの地図です。参考までに、四辻駅~陶ヶ岳が直線で2km、四辻駅~亀尾山(大海山)が同じく4kmです。


 下痢でトイレのために途中下車したことはあっても、空腹でたまらず途中下車したことはたぶん初めてだと思います。すぐ近くに防府市という大きめの都市があってよかった。亀尾山からも見えていましたもんね。


 このあと、岩国、糸崎で列車(18きっぷで乗れる列車)を乗り継ぎ、福山で下車しました。糸崎では20分ほどの停車時間があった上にP8があったので、アイテムを少しだけ補給しておきました。あんまりいいアイテムは出なかった気もするけど。
 で、福山に着いてからネカフェに行くまでにどこかでなにか食べていきたいと思ったのですが、これまた有機物を得られそうな場所がありません。あるのは飲み屋とかばかり。マクドナルドひとつなかったりして。しょうがないので途中のファミマでどん兵衛を買ってネカフェで‥
 正月から、いや、正月だからこそ、食糧計画は入念にせよ、ということですな‥(ぱたり
 明日はちゃんと食料確保して、飢饉に耐え抜こう!


天気:晴れ時々くもり(山口県吉敷郡秋穂町・防府市・広島県福山市など)

Comments are closed.