展望のない旅
安積永盛駅前のネカフェで一晩を過ごした朝。出入り口から見えていた外の駐車場に止まっていた車に朝日があたっていたので、晴れているんだなと思っていました。しかし、この空を見ると、雪が上空を舞っているような‥？
雪は夜中からずっと降ったり止んだりしていたのでしょう。
昔、あの大阪南港でも、昼間でも、このくらい一時的に白くなることはありました。なくなりましたね、いつの間にか。
安積永盛から袋田に向かいます。9時23分発。これを逃すとこないだの磐越東線のように13時台まで電車がありません。そんな電車、誰が使うんだっての。
袋田到着11時過ぎ。思いの外遠いです。袋田の滝に向かいましょうか。
自転車のいいところは、大抵のところで自由に立ち止まれることです。
袋田の滝。そういえば、ふうたろう絵日記を始めた2005年11月、その3日目に行ったのが袋田の滝と月居山（つきおれやま）→常陸男体山の縦走でした。今のふうたろう絵日記のフォーマットも出来上がっていなくて、そもそもワードプレスでもなく、Pブログという玄人向けのものを、職場の所長に教えてもらいながら使っていましたっけ。
あの頃は一人旅も始めたばかりで、その直前に日光女峰山に土砂降りの雨に2週連続で蹴落とされて死んで帰ってきたんでしたね（苛
ほら、その懐かしい月居山がふたコブで見えています。
月居山くらい登ってみようかと思いましたが、どうも袋田の滝の入場料を支払った先に当時の登山口があったように思います。ドラクエウォークのお土産自体は入場料を払わなくても手に入れられたので、初見のあぶくま洞と違って、パスさせてもらいますかね。
水郡線をそのまま水戸に向かいます。水戸でこれもまたドラクエウォークの「百名城」めぐりで‥何城だっけ。城には何の興味関心もないので名前が出てきませんが、駅北口出てすぐのところにあるので行っときます。
ここからはナンボかふうたろうらしいオデカケになりますかね。降りたのは友部駅。
とりあえず、自転車を展開します。展開した自転車の接続部で左手親指をプレスします。血が出ます。痛いです（ヴォー読み
2003年8月25日頃、当時付き合いたてだった3人目の元カノがこの近くの鯉渕学園にいました。彼女は寮生だったので当然泊めてもらうことはできないので、ひとりで駅前のビジホに止まったわけです。6000円で。
そこで、テレビにいわゆるアダルト有料放送がありまして、興味本位で2～3回スイッチを押したわけです。
1回目、数秒で消える。
2回め、数秒で消える。
3回目、数秒で消え‥ないィ！？
翌朝、有料放送代600円程度むしり取られました。あれは今でも解せん。
なお、そのビジネスホテルの名前、ひらがな4文字だった気がします。何か、違いますね、そこに建っているやつ。
で、その鯉渕学園に行ってみることにしました。
恋は盲目っていいますよね、こいぶちがくえんだけに。
‥当時、むちゃくちゃ突っ走っていましたね。恋だけじゃなくて、人生そのものに盲目というか、何か自己啓発でもやってんじゃないかってくらい奇行に走っていたような印象さえあります。まあ、2人目の元カノの時から糸を引いていたのだと、今は思いますけども。
そんなふうたろうの黒スッパ辛い時代でも、なかったら思い返すこともできなければネタにもできませんし、「あの頃があって、そして今、新しい自分で上書きする」とも思わないじゃないですかね？
ここ、懐かしい。
‥いや、全然記憶ないわ（じと目
社会人になって1年ちょっとまで付き合った人で、すなわち気持ちの上では比較的最近（）なのに‥
でも、2人目、3人目の元カノとは、どうも有意義な付き合いができていたと正直思えません。4人目のMariさんとは喧嘩はしたし、短い付き合いだったけど、一緒に山に行ったし、楽しかった、ありがとう、と今でも思うくらい。
でも、わかっています。3人目と4人目との間で付き合いの次元がそもそも違うことを。‥そりゃ、違うよね。
なんだろう、この溶融した植物の残骸は。ここ、鯉渕学園の敷地？
当時（かれこれ20年程度前？）こんな直売所あったかな。あの頃って、直売所が売れるような時代でもなかった気もします。輸入食品の検査体制が見直されたり、地産地消という言葉が市民権を得たり‥ここ20年で食にかかわる情勢は大きく変わりました。
食の情勢を見ていると螺旋階段を上るような、糾える縄のような、そういう変化を感じます。輸入自由化、からの、その安全性はほぼ見過ごされていた2000年代初期があの恋は盲目時代です。それが残留農薬ポジティブリスト制度に大転換した2005年。今は農薬（グリホサート（除草剤）やネオニコチノイド（殺虫剤の種類）など）の毒性がテレビでクローズアップされる時代。20年前の盲目ふうたろうはそんなこと、想像しませんでした。
とりあえず、戦利品（何として、鯉淵学園産の野菜でも買っていくことにしましょうかね。
思い出を辿るのはいいものです。冬の短い昼間が終わったので、帰りましょう。
山もなければイングレスのようなハードなアクションもない旅は、やっぱり締まりがない。すなわち、今のふうたろうの旅には展望がない。イングレスに夢中になる前は、「ふうたろう1000名山を作るぞ！」なんて意気込んでいました。ああいう展望がない。
見つけられますかね？1000名山、今一度、探してみようか？ただ、今のふうたろうの置かれている環境では、寿命の方が先にくるのは間違いないですが‥
今の妻と出会った2015年10月31日の稲村ヶ岳（#383）を最後に、1000名山の記録は止まっています。当然ですが、記録なき登山は登山ではありませんので、西ノ島焼火山（たくひさん、島根県）や甑島尾岳（鹿児島県）、霧訪山（きりとうやま、長野県）などを加えたければ、もう一度行って記録することになります。
(´・ω・｀)ｼｮﾎﾞｰﾝ
天気：晴れ（福島県郡山市・茨城県久慈郡大子町・水戸市・西茨城郡友部町・東茨城郡内原町）