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ふうたろうのホーム

2020年 2月 24日

 燻煙と振動(音)との室(むろ)も、明け方になるとそれらは低減されていました。しかし、チェックインのときに6時間コース、9時間コースなどと決めてから入らねばならないので、延長料金を取られたくないふうたろうは、チェックイン9時間後の6時よりも前にを出ました。
 室を出たあと、朝飯のために寄ったローソンのトイレにまた腹痛のために立てこもり、出てきたのがこの清々しい朝の阿児町です。


 今日は御座まで行きます。賢島から船に乗れば20分で御座まで行けるのですが、船の始発が9時台でしたっけ?使えるか、そんなもん。でも、24kmも自転車で行くわけにもいかず。
 幸い、鵜方駅前から7時15分発の御座行きのバスがあって、それに乗ることができそうです。到着はそれでも大回りするので8時半くらいになりますが、久遠の時を待たされる船に乗るよりはマシ。


 たまたまIngressのログを見ていると、青の誰かが緑のCFを覆って遊んでいました。粋なことをするなあ、その機動力羨ましいなあ、と思いながら見ていましたが、永遠の機動力ゼロはおとなしく指を咥えてろって話です。
 なお、この大きさでMUは30000に届かないようです。埼玉県なら、場所にもよりますが、キーをイチから集めても1~2時間で達成できます(吐血


 バスで御座港まで来ました。御座は「ござ」と読みます。長野県にある200名山の「御座山」は「おぐらさん」ですが、これは「ござ」です。


 漁港の朝です。いいですね、こういうところで迎える朝も。山の中の朝も素晴らしいですが。


 このあたりの緑は本当によくがんばります。的確に隅っこ、入りにくいところのポータルを選んでリンクなりCFなりを張ります。そうでなくては、ふうたろうも取りに行く気になりません。昨日はあの志摩横山のビジターセンター(登山口)付近からこの御座港の灯台までリンクを飛ばしてきました。結果論として効果は微妙でしたが、それくらいの気概が必要だということです。


 しかし、ふうたろうはあえてそういうポータルを狙って潰しに来ているので、というか、そういうポータルのある場所を探検したいので、行く手段がある限り、必ず落とします。緑が使っていれば目印になるのでまっさきに攻撃対象になるし、白ポでも地形図のインテルマップ(IITC)なので予測をつけて向かいます。
 細い路地奥だろうと、崖の下だろうと、そこに足場があれば行くのです。これは日本300名山完登で徹底されたことでもあります。


 美しい砂浜です。


 ふうたろうが堤防の上に立っている影が映っています。


 そしてちょっとした岩場があって‥


 砂浜を少し歩いたところに岩礁があります。


 これがポータルになっていました。緑がちゃんと占有しています。素晴らしいですね。荒らしに行くふうたろうもやりがいあるというものです。


 ‥とはいえ、このレベルの「難ポータル」度はそれほど高くありません。むしろ、このエリアに来ること自体が大変なので、それにマスキングされる程度の難易度です。


 大して時間稼ぎにもならないかもしれませんが、今日ふうたろうが帰るまでに持ってくれればいいので、ここと、昨日の浜島付近のポータルを使って、多重を張ろうと思います。


 なお、本来ならこの祠はあの階段からアクセスできるようですが、5枚上の岩場の写真の部分で足場が大きく崩落していて、たぶんアクセスできません。ふうたろうはその岩が崩落した部分を三点確保で上り下りしました。少し山やってれば誰でも行けるかと思いますが、気をつけて。


 問題はこの後です。昨日の浜島エリアで腹膜播種したがんみたいに散らばっているポータルは、こちらのエリアでも見られます。景色はいいけど、見てのとおりの高台と浜とを行ったり来たりするので、きついです。


 海の彼方に見えるあの山脈は、台高山脈でしょうか。日本百名山の大台ヶ原がある台高山脈。


 この御座や和具を含む半島にあるポータルは、次来られるときはいつになるか、あるいは二度と来られないかもしれないので、キャプチャしまくっておきましょう。


 集落には細い道がいっぱいあります。こういう細い道のポータルは、まあ、マイカー勢を巻くのにはそこそこ有用なのですが、散歩していてもいい気分です。こないだ「原点回帰」と題した日記を書きましたが、最近こういうところをフラフラしたい衝動に駆られるのですよ‥


 そんな集落を貫くように大きな道路があり、橋もかかっています。こういうエリアは沿岸部を巻いていると本当に遠いので、こういう道路や橋の建設もしかたないという気はします。あとは程度もの、費用対効果、ですかね?利権が目的なのは論外ですがね。


 橋の上から入り江が見渡せます。川のようだけど海です。不思議な風景ですね。好きですよ、こういうの、ふうたろうは。


 今日は緑の抵抗がなかったので、難なく目的の多重CFが張れてしまいました。しかし、MUが恐ろしくしょぼかった(長野県の南佐久地域よりマシだけど)ので、見た目で楽しむ程度となりました。でもまあ、楽しかったですよ、CFをああでもないこうでもないと考えて張るのは。


 そしてそれが終わってやってきたのは麦崎というところです。洗濯板みたいな地形があります。地層が傾斜して縦になっているのですね。


 麦崎にもポータルがいくつか固まっています。ぜんぶ持っていきましょう。遠慮はいりません(ぇ


 麦崎灯台。こういう隅っこって、なんか、居心地いいよね。


 こういうところを歩いたあと、夜になって家に帰ったあととかにふと思い出して、「ああ、あの雰囲気良かったなあ‥」となることが多いのです。そして、平日の職場や雨や病気の休日の家とかで、「ああ、俺は何をやっているんだろう‥」なんて思ったりして、ね‥


 ふうたろうは、自分が自分であるときは寂しさなんて感じてこなかった。そりゃ、気になる女性の何人かは出ては来るだろうけど。だから、「帰る」のが嫌だった。ずっと嫌だった。ふうたろうは「逆ホームシック」なんて言い方したりもしていたけど、ふうたろうの「ホーム=帰るところ」は「家」ではありません。
 ‥それゆえに、職場や雨の週末で「家」にこもっていると、「真正ホームシック」になるんじゃないでしょうか。


 妻から、重大な報せが来ました。それは何か?こんなところで書くつもりはありません。でも、重大である、それだけは事実です。


 とりあえず、その報せで、ぼちぼち家に帰ることにしました。慌てて帰っても何もできませんので、ぼちぼち、です。


 御座港から賢島へ、船に乗ります。自転車は畳んでも手荷物料金を取られます。


 漁船みたいな船で賢島へ。アコヤ貝?の養殖場っぽいのが地形図には描写されていて、その間を縫うように航路が走っています。


 賢島到着。このエリアは、もうあと1~2日、旅をできそうです。


 近鉄賢島駅。ここから特急で名古屋まで出て、新幹線で帰ることになります。雑踏や混雑した車内で、流行りの新コロとかもらわなければいいのですが。
 ‥否、旅でもらう病気は、まだ幸せの勲章かもしれません。通勤などの電車とかでもらうのは、救いがないじゃないですか。


 帰る前に駅前の食堂で手こね寿司を食べました。去年夏に鳥羽市でも食べましたが、やっぱり、「何がどう名物なんだろう」という感想は拭えません。次食べる機会があったら、作っている人に聞いてみようかな、その人なりの思いを。


 旅は、どういう形であれ、どんな場所であれ(今のところ日本国内)、やったぶんだけなにか自分の中に満たされるものがあります。答志島で船に乗れなくてひどい目にあったことも、直江津駅(新潟県)でカップ麺を盗まれたことも、神威岳(北海道)でメガネを紛失して大惨事になりかけたことでさえも、旅、冒険ができないことに比べたらずっといいのです。あれも含めての、旅の楽しさだから。


天気:快晴(三重県志摩郡阿児町・志摩町など)

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