Archive

Archive for 2006年4月

北国上陸(道南~道央~道北:北海道)

2006年4月30日

 昨日の夜。22時10分頃。船室で異常音。早速トラブルの始まりです。休んでいる(待機している)保安官のおっちゃんをたたき起こして、大騒ぎでした。どうも、原因は浴室につながる水道管(あるいは下水管)にエア(気泡)が入っての共振であるようです。もっとも、それがわかったのは、今日の昼近く、昨日一緒に見てくれた警備員のおっちゃんが話してくれたときでした。なお、その警備員さんはカップ麺の割り箸を自販機に補給しているところでした。ぎりぎりでやっているのですね、人員。

 苫小牧港入港は13時15分頃。大混雑の高速バスで札幌まで。北海道というのに異常な暖かさ。厳重装備も暑苦しいくらいです。隣に昨日会った傷心の方。でも、ほとんど話すことはありませんでした。
 札幌駅。15分ほど遅れて到着。市内は渋滞していました。あわてて沿岸バスはぼろ号に乗り継ぎ。このバスがものすごく長い。16時10分に乗って、羽幌町に着いたのは19時41分。道はずっと笹やぶや農地、荒れ果てた漁港など。石狩市、留萌市、増毛町…。留萌市に、礼受(れうけ)という部落があるようです。ここに、礼受小学校があります。いえ、正確にはありました。「121年の歴史を…」と書かれた看板が掲げられており、その下に、「平成18年3月18日」と。そうか、今年なくなったんですね。そして、礼受バス停で、一人の女性が降りてゆきました。この小学校出身だったのでしょうか。

 羽幌町に着いてからいったん宿にチェックイン。「旅館丸美」というところにお世話になっています。旅館というより、家の部屋を間借りしているような…。お風呂は特に男女別になっておらず、宿泊客は交代で入るようになっています。部屋にはテレビと暖房、テーブル、鏡などがあり、何も不自由しません。テレビはないくらいの方がむしろ旅してる感じもするのでいいのですが。
 素泊まりなので食堂探し。なんだか、焼き肉屋さんが多いなぁ!…丸美旅館から左右左と進むと、焼き肉じゃなさそうな食堂発見!(表の看板には「いずみ」と書いてありますが…)誰もいなくて、少し寂しい。でも、出迎えてくださったのは年配のご夫婦。どうやら食事しかけていた頃をねらって入ってしまったようで、申し訳ない…。注文はツボダイ定食。

 ご夫婦と、少し話をしました。さっきの小学校のこととか。やっぱりこの羽幌町の付近でも、少子化は問題のようです。農家が離れているので、前は別々にあった小学校も、今は統合されたり。「若い人の働くところがないからねぇ。」働くところか…、農業や漁業に対して正当な政策が立てられるだけで、条件を整備するだけで、ずいぶん違うんだろうな。…丹誠込めて主人が焼いてくださったツボダイの味は確かなものでした。
 結局全部食べきれなかったので、折り詰めにさせてもらって、旅館に帰りました。街灯で星も見えないほど明るいのに、車も人もほとんど通りません。なんだか異様です。

 明日は雨のようなので、のんびりしよう。

天気:曇り時々晴れ、一時小雨(三陸沖・北海道苫小牧市・札幌市・増毛郡増毛町・苫前郡羽幌町)

未分類

茶をしばいて出発(茨城県東茨城郡大洗町)

2006年4月29日

 朝、ビデオの時計が遅れていることを忘れ、7時31分のバスに乗り遅れてしまいました。予定だった普通列車に乗れず、やむなく、初特急。その特急、時刻表では下の写真のように書いていました。怖っ!?

 今日は阿見町でお茶会をやるのです。野点(のだて)。「うら谷津再生プロジェクト」という集まりです。会のいきさつはまだ僕は知らないのですが、3年前ほどから耕作放棄地で活動しているようです。農業を守ろうという視点は大事です。

 さて、初めて会う人と初めての場所で待ち合わせというのは緊張します。しかも、北海道旅行のやたらとでかい荷物を担ぎながらとは、疲れ増長。
 茨城大学の駐車場が待ち合わせでした。9時集合でしたので、その時刻になると、どこからともなくそれらしい人が集まってくるのですが、声かけづらい。しかし、みんな人見知りせず、初めての、どこの馬の骨ともわからない僕でも受け入れてくれました。
 相手は学生。しかも農学部生。研究テーマなんか、いろいろ聞きたくて、何人かと話しました。イソマルトオリゴ糖(糖残基は何だろう?)を牛に食べさせて飼料効率を上げることだとか、耕作放棄地が増えた阿見町の歴史についての調査、稲のファイトアレキシン(植物の免疫機構)についての研究だとか。みんな詳しく聞きたかったけど、聞けなくて残念。話したいなぁ。そういえば、栄養士の専門(淑徳大学)から来た人もいました。多彩です。
 水田の耕作放棄地にはアブラナやセリ、ヒメオドリコソウ、キツネノボタン、ノミノフスマ(ナデシコ科)、タネツケバナなどが生えていました。アブラナを摘んでおひたしにする予定でしたが、急遽セリも摘み取られることになりました。このとき、具合が悪く、十分楽しめず。勝つは体力。

 そうそう、生茶も楽しみました。耕作放棄された田んぼのそばにある森にはお茶の木が自生(?)しています。何だ、この伸びきったお茶の木は…?にぎやかな女性たちと一緒に茶摘みをしました。初体験。

 おひたしはただの付け合わせ。メインディッシュはタケノコご飯にタケノコみそ汁です。野点で羊羹とお抹茶を楽しんだ後、みんな会食。このころには、すでに50人を超えていました。すごい…。

 14時半頃、解散です。この野点で10人以上と交流することができました。みんな、ありがとう。荒川沖駅から僕は大洗に向けて出発。お茶会が終わるのを待つかのように、雨が降ってきました。お天気も味方してくれたのかな。宇都宮の方はちなみに土砂降りだったようで、本当に運がよかった。

 今夜は船の中。海上でこのログを打っていますが、送信するのは実際は5月6日の夜になるでしょう。壊れたパソコンで、打っています。これから始まる大荒れの旅。

始まりは 天気も味方 野点会 海の向こうは 荒れた旅かも

 大洗駅で、傷心の方とお会いしました。すごく躁状態でしたが、これからの(大荒れの)旅先で大丈夫でしょうか。
 船の中。去年の石油価格の高騰を受けて、船舶の料金も値上がりするようです。そういえば、漁師の方も泣いていたな。新聞でしか見てないけど。もう一つ、船舶そのものの経営がつらそうな張り紙もありました。八戸と室蘭を結ぶ航路が経営難のため、期間運休するとのこと。公共交通機関が完全に「民」にわたると、車という自己責任で動かせる動力を持たない僕のような人間や、車を運転できない障害や病気を持たれた方が辛い思いをするのです。民営化するということは、採算に合わないと切り捨ての対象にならざるをえないことを意味します。これに古の学者は「強制力」とかいう表現を当てていましたが、まさに、企業自体の切りたい切りたくないの意思に関係ないことを意味します。公共交通機関はどうしても民営化したいというなら、最低限、維持できるだけの補償をすべきです。

天気:曇り一時雨(茨城県取手市・土浦市・稲敷郡阿見町・水戸市・東茨城郡大洗町・茨城県沖)

未分類

給食当番

2006年4月27日

 今日は久しぶりに余裕のある一日でした。これはすなわち楽である…ということではありません。逆に、いつもやっている仕事がないことは苦痛なものです。おかげで、眠い眠い。
 今日の職場は3人でした。主任ともう一人は研修をかねてDNA関係の仕事をやっていました。僕は、いつも他人任せにしている食事作りをすることにしました。
 献立はみそ汁と米と鮪中落ちと薩摩芋甘露煮。それに主任がわめきながら楽しみながら作った、ピーマンとニラと卵の炒め物。味噌と中落ち以外は冷蔵庫の中に眠っている大量の野菜を使いました。腐敗して捨てるよりはましです。
 鮪の中落ちは近くにある「魚心水産」というお魚屋さんで買いました。地元に根付いている魚屋さんで、非常に品質のよい魚を提供してくれます。刺身はもちろんのこと、煮魚や焼き魚もお手の物です。僕が白衣姿で店に行ったとき、ちょうど奥さんが鮪の筋と身を剥がしている最中でした(中落ちを作っています)。これはいいところに来た。そして旦那がその中落ちを、僕らが何人で食べるかを確認した後、トレーにこんもりと盛ってくれて、「1000円」と。目の前で今し方手作業で用意してくれた中落ち。それが今、僕の手提げ袋にある…。なんか、温かな気持ちになります。
 職場では名物、アセトン机(アセトンなどの有機溶媒が入った箱を並べて作る机のこと)に載せて、会食ムード。塩辛いみそ汁も、餅米入りの五分づき米も、みんな平らげました。

 食べ物が豊富なことはとてもありがたいことです。でも、これが当たり前だと思っていないでしょうか。輸入がカロリーで6割を占めている日本。塩辛いみそ汁も、手作業の中落ちも、今は国産品でもこのままではどうなるのか。輸出国の農地が荒廃したり、異常気象で農業が打撃を受けたりしたとき、どうするのか。日本は自国の農・漁業をもっと守るべきです。「食料主権」という言葉がありますが、外国の人たちの犠牲で成り立っている安い農水産物に頼るのではなく、自国の国土を守りながら農家や漁師でしっかりと時給したいものです。そのためには、農・漁業をやる気になるようなことをしないとね。さて、今の社会はそういうものになっているのかなぁ…?あ、そうそう、ついでに、「格差」をなくさなきゃね。所得の低い人が、値段の違うものを並べられたときにあえて高いものを選ぶことはとても勇気要りますから。…今の政治、やっぱり逆行してるよ。

天気:雨時々曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

未分類

人はモノか?

2006年4月26日

 職場になにやら風変わりな封筒に入ったメール便が届きました。中身をあけると研究職の「人材」派遣。いま手元にその封筒の中身がないので、一言一句同じことを書くことはできませんが、その中身を読んでいると、まるで、派遣される「人材」は“モノ”扱いです。10人分ほどの略歴(年齢・性別・スキルなど)を書いた紙が入っていて、選んでくれと。みんな、しっかりいろんな技術を大学などで身につけてきた人たちのようです。そして、年齢や性別を見ると、ほとんどが20代。しかも半数以上が女性。悲しいです。

 どうしてこれだけの技術を持っている人たちが正規で雇われないんだろう。どこの企業も財政危機だから?確かに、中小企業は本気でヤバいでしょうね。でも、規模10億円以上の大企業の利益はここ数年で15兆円ほど伸びていますね(たぶん、合計額)。実は潤っている企業まで「危機」を売り物にして、人をモノ扱いか。
 そういえば、誰だか忘れたが政治家が、「職業選択の幅が広がる」みたいなことを言っていた気がします。それならば、派遣社員も正社員も、受け入れる企業から同じ待遇を受けることを権利として保障すべきです。法律で。派遣がこれだけ横行するのは、派遣される労働者の側の要求でなく、派遣を受け入れる企業の側の要求です。さて、同一労働同一賃金という原則で、派遣社員を正社員と同じ待遇をしなければならないという法律になれば、それでも「職業選択の幅を広げるため」に派遣業務は続きますかね。見物です。

 さて、怒りはそこそこに、今日のこの花はなんでしょう。交番の花壇に生えていました。

天気:曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

未分類

誰もいないプラットホーム

2006年4月25日

 「誰もいない」といいながら、それほど寂しさを感じないで、20分ほどくそ寒い牛久駅のプラットホームで我孫子(あびこ)駅行きの最終電車を待っていました。このくそ寒い牛久駅での待ち時間の前には、交流会会議をやっていました。さらにその前には電車の中で、『事件に走った少女たち』(村山士郎著)を読んでいました。知的・人間的な欲求を十分に満たされ、寒い空気もクーラーのようでした。

 『事件に走った少女たち』には、なぜ子どもたちが犯罪に手を染め、あるいは、残酷な行動に出る(犯罪でなくても)のかが、子どもたちの現状とともに書かれてあります。内容を要約せよと言われると困りますが、あえて強調すべきところといわれれば、「事件に走った」子どもたちが生まれた原因を、いたずらに子ども自身の先天的(著書には「生得的」とあった)な問題や親のしつけなどに帰さないことです。自己責任論にしてしまえば結論は楽ですから、やれ「特異な個体」だとか、「親が甘やかしすぎだ」とかいう論が出てくるのです。もっとも、この本を読んでいると、ほとんどの人にとって、なぜ子どもたちがあのタリウム事件のようなものに走ってしまうのかが解らないことによって、自己責任論が生まれているのだとも言えます。仮に、意図的に「自己責任論」をぶちまけている勢力があるとすれば、なんとしても跳ね返さねばなりません。

 終電間際の牛久駅で待っていると、日中では見られない労働者を見ることができました。通勤客がいなくなった改札機から使用済みの切符を取り出すところです。牛久駅の駅員さんが青いバケツを持って、改札機の鍵を開け、たまった切符を回収します。どこから旅した切符だろう。ほとんどがオレンジの近距離切符。しかし、中には、水色の遠距離切符(1890円以上)。大阪市内から来たものもありました。
 誰もいない、駅員さえも姿を見せない都会の改札。Suicaのハイテク機がただただ並んでいます。そして、見る人もなし、これまたハイテクの発光ダイオード電光掲示板が、ただただ最終列車を知らせています。

 帰ってきたら0時7分。眠いっす。

天気:雨、雷と雹を伴い一時強く降る、のち晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市・牛久市)

未分類

やっぱり二大政党「制」か

2006年4月24日

 今日の花は、たぶん、コメツブウマゴヤシ(マメ科)です。

 どうやら昨日の千葉7区の選挙結果が出たみたいです。投票結果は、民主党・自民党の合計が9割以上を占めています。現実としては、まさに「二大政党」になっていますね。…が、投票結果が二大政党的なことはさほど問題ではありません。問題は、一部(あるいは全部)のマスコミがこれを「二大政党制」だと言っていることです。誰も、「制度」にした覚えはないのですがね。誰がどんな投票をしようと、あくまでもマスコミは中立でなければなりません。それが、彼らマスコミ関係者の意図するかしないかにかかわらず、中立でなくなっていることが大問題。その病理に気が付かないこと自体、既に死に体。怒る気にもなれません。もっとも、怒っても、受信料を不払いにしても、この体質は変わらないでしょう。でも、何か別の方向から変える方法はあるはず。これからですね。

 今日帰り、バス停をあえて乗り過ごして、周回するバスを一周してみました。最後には僕一人。いつも乗るバス停で下りる感覚は何とも不思議なものです。そしてその時のバスの運転手さんはとても乗客思いのようです。K運転手さん。どうもありがとうございました。

天気:晴れのち雨・一時強く降る(東京都板橋区・茨城県取手市)

未分類

家族…か

2006年4月23日

 今日はまたうろうろしました。学習会に会議。充実してるやら疲れるやら。でも、結果的には僕にプラスになっていると思います。
 今日は「家族っていいもんだな」と本当に思った日でした。仲間の一人の高校生。そして、そのお母さん。二人が一緒に話している様子がとても微笑ましく、嬉しくなります。円満な家庭を作るにはそれなりの努力が必要かも知れません。
 常総生協に買い物にも行きました。親子(若い家族)連れがたくさんいました。愛嬌を振りまく子どもたち。その子どもたちのやんちゃぶりに翻弄されるご両親。いいですね。

 今日も花を少し撮りました。荒川沖駅(土浦市)の前にある植え込みにはアオイ(アオイ科)(左)やオニタビラコ(キク科)(右)、アブラナなどが咲いていました。

 また、生協からの帰り、暗がりの中でしたが、ワスレナグサを見つけました。これが、青だけでなく、白やピンクだったので、不思議に思い、撮ってみました。青になるか、ピンクになるか、白になるか、これらは何で決まるのかなぁと思いながら。色素成分は同じアントシアニン系でしょうが、一部の官能基が違うのか、花びらの細胞のpHが違うのか。ちょっと神秘的です。

天気:曇り・夜は一時雨(茨城県取手市・土浦市)

未分類

茨城県の屋根(筑波山:茨城県)

2006年4月22日

 今日は仲間を集めて筑波山登山。昨日は遅くとも1時までに寝ました。たぶん、12時半にはもう寝付いていたかと。今朝の起床は洗濯と炊飯があったので、少し早めの7時半。タッパーに御飯を詰めて出発。
 11時頃、筑波山神社に到着。遅い歩き始めは、去年の10月1日に一人で行ったときと同じです。しかし、今日はコースがあの時と逆でした。筑波山を巻くコースで、筑波山神社からつつじヶ丘方面に行き、弁慶茶屋を経由、女体山、男体山、ケーブルカーというコースでした。
 筑波山神社にはガマガエルを見せものや土産物にしているところがたくさんありましたが、大体は陶器の作り物です。しかし、モノホンも一匹いました。あまりにもリアルで、プラスチックの成型かと思えるほどです。鼻の穴やイボ、模様など、とても細やかです。本物には気の毒ですが…。

 筑波山登山道の入口付近の駐車場。地域住民の駐車場だと思いますが、なにやら変な花が。まさか、イソギンチャクのようなあの黄色い花は…!そう、奇形タンポポ(キク科)です。花の軸が人差し指から親指ほどの太さもあるものです。一時期どこかで大発生したこともあり、問題になったそうですが…。

 弁慶茶屋までの道は、ひたすら森の中です。フィトンチッド(これが何の成分なのかは知りません)いっぱい(と誰かが叫んでいました)の中をひたすら歩きます。同行者の中に、小学生が二人いまして、そのうちの一人が「死ぬ!死ぬ!」といいながら、ばてまくっていました。筑波山は確かにきついコースですが、歩き方の技術と体力で乗り切っていきましょう。

 弁慶茶屋を越えるとすぐに、「弁慶七戻り」というところがあります。恐らく、岩が今にも落ちてきそうなので、弁慶でさえも二の足を踏んだところという意味でしょう。…が、今となっては安心しきった一般人がすいすいと歩いています。

 筑波山にはこの季節、カタクリ(ラン科)が大発生するようです。弁慶茶屋付近からカタクリやニリンソウ(キンポウゲ科)の他、まだ知らない花がたくさん咲いていました。去年の秋はトリカブト(キンポウゲ科)を見つけたこともあります。

 筑波山最高峰は、男体山ではなく女体山(877m)です。しかし、狭くて混雑する女体山よりは、男体山の方が楽といえば楽です。一応、展望もできますし。周りに山がない筑波山は、遥か向こうの地平線、日光連山などが見渡せます。筑波山麓には、田おこしが終わり、代かきに入ろうとしている田んぼがたくさんありました。

 帰りは時間の都合でケーブルカー。乗り心地はあまりよくありません。満員電車の具合は常磐線並です。

 人のペースにあわせて歩くのは久しぶりでした。疲れました。さて、来週は北海道の旅。まだ実感がわきませんが。なくしたカメラの三脚を再準備しないと。もうそんなに時間はありません。

天気:晴れのち曇り(茨城県取手市・土浦市・つくば市)

ふうたろう旅日記

雑草の病気

2006年4月21日

 今朝、起きたら地面が濡れていました(地面で寝ていたわけではありません)。どうやら、早朝に雨が降ったようです。春の陽気から逆転し、今日はまるで晩秋のような寒さです。なんか空が高いような、空気が澄んでいるような、4月という感じがしません。

 今日の業務は二人少なくて、超多忙。…の割に、余裕綽々(しゃくしゃく)。睡眠をこのごろ十分にとっているせいか、具合があまりひどくならない。代わりに、新入の彼が喉を痛めて欠勤です。僕と同じ、扁桃腺炎でしょうか。
 一通り仕事のきりがよくなったところで、裏の畑。雑草も伸び放題ですが、野菜も伸び放題です。ほうれん草の花(初めて見た)や二十日大根の花が自由奔放に咲き乱れ、もうすぐ葱坊主も咲きそうです。小麦も穂を出して、強風に煽られています。

 しかし、ひときわ目に付いたのは、雑草の方です。春の七草(もどき)のホトケノザ。これがひどいうどん粉病にかかっています。白く粉を吹いていて、仏さんもさぞかしかびアレルギーに苦しむでしょう。雑草の病気なんて、気にしたこともなかったけど、なるものなんだなぁと、少し感心。

天気:雨のち晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区)

未分類

言わんこっちゃない!

2006年4月20日

 今朝、2年前に過去の恋人からもらったサボテンからほふく茎が出、新しい根が張り始めていました。萎れかけて、もうダメかと思っていたのに…。生命の強さ、ここに現れたり!です。

 通勤電車の途中、昨日から気になっていた週刊誌Sを買いました。電車の吊り広告に千葉7区の衆議院補欠選挙で、「キャバクラ嬢」が何とかというものを見かけたからです。いったい、どんなことを書いているんだろうかと思いました。
 政策的なことは書いてあるのかしらとぺらっとページめくり。期待を裏切らず、無い。載っているのは、「キャバクラ嬢」についての聞き取り調査みたいなものと、創価学会が自民党が応援している候補者を裏切りそうだとか、自民党内で「落下傘候補に対する反発がある」とかだけです。…ねぇ、記者さんたち、選挙は遊びか?
 それなら、千葉7区で立候補しているのがこの太田 和美さんと「落下傘候補」だけなのかというと、そんなことはありません。共産党の徳増 記代子さん、無所属の小林 崇徳さん、同じく無所属の宮岡 進一郎さんも立候補しています。この方々たちについては、一言も触れていません。
 選挙を汚し、争点をごまかし、候補者まで愚弄する週刊誌の人権意識の低さに怒りを覚えます。

 ところで、この候補者を知るにあたって調べたインターネットの検索は「ヤフー検索」を使いました。「千葉7区 候補者」と入れて、ポチッとな。(右クリックで画像を表示させると拡大できます)

 何と、上位二つは共産党のページです。三つめにして候補者名を紹介している「みんなの政治」がありました(右クリックで同じ要領で拡大できます)。

 …驚きました。たとえば上位二位を占める共産党の候補者のホームページは「-」扱い。民主と自民のみホームページのリンク。
 さて、これがもし、憲法の国民投票となるとどうなるんでしょうね。この「みんなの政治」には少なくとも民主党と自民党だけしか選ばせない段階に来ていますね。これは財力や権力というよりは知名度やパフォーマンス力による格差といえますが、マスメディアや公的な力を持つウェブサイトで、早くも不平等さを露呈しています。知名度を上げる努力は候補者や宣伝には問われますが、客観的な情報を伝えるべきメディアやウェブサイトは、あくまでも客観性と平等性を徹底すべきです。でなければ、そんなメディアは要りません。「それはお前の立場からすればだろ?」当たり前です。不平等に扱われた側にとって、不平等なことをする者を必要だとどうして言えるか?
 憲法がもし国民投票に上がったとき、同じことが起こらないとは限りません。だから、「ほら、言わんこっちゃない!」と言いたくなるのです。

 とはいえ、民主主義の必要条件を失っているマスメディアに、何を言っても無駄といえば無駄です。文句言う前に、やれることをやる。良心を持っている人の力を借りる。それに尽きます。期日前投票が前回の衆議院選挙の55%にとどまっていることから考えても、「自民か民主か」というやり方に辟易している人たちは少なくないと考えられます。選挙を汚すこれらのメディアに対しては、地道に抗議することも大事ですが、それよりは、ちゃんとものを見ているけど情報が得られず困っている人に、正確な情報を与える方がよほど理性的です。千葉7区の住民がおかれてる苦悩は何なのか知りませんが、国政選挙である以上、医療で保険のきかない部分を広げるとか障害者自立支援法で負担が増えたとかは同じでしょう。そういうことを地道に伝えるしかないですね。

天気:雨のち晴れ・強風による被害発生(東京都板橋区・茨城県取手市)

未分類

憲法会議?

2006年4月19日

 今日は長い一日でした。暇だったとか、辛かったとかではなく、とてもいろんなことがあって、充実していました。帰りの満員電車なんて屁でもないくらい元気でした。もっとも、体調が100%だったかというと、そうでもないのですが。
 今日の夕方から夜、憲法について議論しました。今、自民党や民主党・公明党などが憲法改正の「国民投票法案」を出そうとしているということを最初に知りました。これは何だろう。これは、憲法を変えるかどうかを国民に問うもので、過半数以上賛成なら国会で憲法を変える作業にはいることができます。もちろん、憲法を変える必要性はないと断言できるのですが、この「国民投票法案」を通すべきかどうかがとても難しい。憲法を変えたくないから国民投票法案は否決するべきというのも、少し強引です。なぜなら、憲法が未来永劫変えられないことになるからです。戦後すぐにできた憲法。当時の人や現代人が思いもしない民主主義的な意識が盛り込まれるかも知れない、(象徴)天皇制を廃止したいという世論が高まるかも知れない。そう考えると、未来永劫国民投票法がないというのはまずいのです。
 しかし、今、ここで国民投票法案を通すとどうなるかを考えてみました。これを考えるとき、憲法を変えたいという人、変えたくないという人、それぞれが何%いるかは関係ありません。投票に際して、民主主義が守られるかどうかです。これは、国政や一斉地方選挙に共通する選挙を見れば明白です。お金や権力のある政党や候補者が有利です。憲法の国民投票も、宣伝するのは人や政党、団体です。具体的に政党でいえば、改憲派は自民党・民主党・公明党であり、護憲派は共産党・社民党です。この二軍間で財政力や権力に差がないというなら、それは嘘でしょう。現状からすると、たとえ両者にその意思がなくとも、これらの差で、情報の格差が生まれることは必至。つまり、今ここで国民投票法案を出すということ自体が、非民主的な土台の上での国民投票につながるのです。そして、投票の結果はどうあれ、改憲の流れに乗ること(改憲勢力にのみ有利に働くこと)になるのです。…それゆえに僕は、「国民投票法案」には反対です。
 逆に、護憲勢力が権力を握ったらどうなるんだって?これは僕自身を含めた護憲勢力の政党や団体、個人全員が肝に銘じなければなりません。もし、自称「護憲勢力」が憲法を変えさせないために「国民投票法案」を絶対に通さないとか、改憲勢力の発言を意思の有無にかかわらず制限していれば、それはもはや「護憲勢力」ではありません。そういう前提と覚悟がなければ、「国民投票法案」に反対することはできないのです。

 …今日はその「国民投票法案」に反対することがどうかということで議論しまくりました。会議が終わってからも、下りる駅を乗り過ごしてまで話していました。1対1の対話。多数意見で少数意見を圧倒する関係は成り立ちません。自分が相手の話をどれだけ聞けるか、どれだけ自分の意見を正確に伝えられるか、真に試されます。どんな立場であれ、多数にあぐらをかいていることは、それ自体が民主主義に反します。相手がどんな立場であろうと、どれだけ少ない勢力であろうと、意見を尊重することが民主主義の必要条件(最低これは必要という意味。十分条件ではありません)です。それは意識に依らない、必然的なものです。これを否定するなら、否定した人は、自分の話を聞いてもらえなくても文句を言えないことになりますから、僕はその人の話を聞かなくてもいいことになります。…これはおかしいですね。矛盾しますね。
 自分が民主的であるとは思ってはいけない。常に、必要条件を手に入れただけだということを忘れないで生きていきたいものです。
 議論の機会を与えてくれた会議と一緒に電車で語り合った彼に感謝です。
 ふむ、これが一ヶ月ほど前、「もう出たくねぇ?」とうだうだしていた会議と同じなんて誰が信じるでしょうか。万物は流転する。弁証法的に考えよう。健康にもきっとその方がいいさ。
 

天気:曇り(東京都板橋区・茨城県取手市)

未分類

活性酸素

2006年4月18日

 イライラしている自分に気をつけてみると、息が荒く、早くなっています。その分、無駄な代謝をし、酸素を消費し、活性酸素種(スーパーオキシドアニオン・過酸化水素・ヒドロキシルラジカルなど)の絶対生成量を上げています。そして、老化を早める…、何と非生産的なことでしょう。
 交感神経が働き、戦闘態勢(?)にはいれば、酸素消費量も上がる。理屈に適っていますね。いったい何と闘ってんだか…。

 実は、今日、帰りの電車の中で、老化と遺伝子の関係を書いた本を読んでいました。そこに書いていたのは、C.エレガンスという線虫から、メチルビオロゲン(C12H14N2)という化学物質(除草剤のパラコート)に対する感受性の高い個体を選び出して、その感受性が高くなる原因遺伝子(あるいはタンパク質)を特定するということでした。メチルビオロゲンに感受性が高いというのは、メチルビオロゲンにさらされると死にやすいということです。この感受性の高さは電子伝達系といわれる、ATPを作り出すタンパク質に異常があるものだそうです。その異常のため、そのタンパク質は活性酸素をたんまり作り出し、組織を冒す(老化を早める)ということのようです。(この辺の話のつながりがビミョー)
 余談ですが、このメチルビオロゲンはもともと、活性酸素(スーパーオキシドアニオン)を、身体の中にある酵素の存在下で連鎖的に作り出す働きがあります。僕はかつて、ESR(Electron Spin Resonance:電子スピン共鳴)という装置で、スーパーオキシドアニオン生成量を測ったことがあります。方法は簡単。マウスの肝臓から採った酵素(語弊あり)とメチルビオロゲン(パラコート)とスピントラップ剤(DMPO:ジメチルピロリン-N-オキシド)を混ぜてESRにかけただけ(超語弊あり)。確かに、スーパーオキシドアニオン(O2・-)の生成量は他の幾つかの農薬(クロルピリホス・シペルメトリン・フェンバレレート・キノクラミン・ジチアノン・クロルプロファムなど)にくらべてハンパじゃないくらい多いです。
 …要はこの本、活性酸素が老化を早めるということを示唆しているわけです。

 この「活性酸素」「スーパーオキシドアニオン」「パラコート」などの言葉を聞くと、大学院時代の嫌な思い出が蘇ってきます。教授に注文を頼んでいた試薬の名前が(教授側で)間違えられていたことなんか、悲惨の極致です。気づいたのが修論締め切り1ヶ月前。あり得ねぇ!!

 今日も幾つかイライラすることがあって、僕の電子伝達系の酵素(シトクロム系)はきっと活性酸素をバラバラと作り出してくれたことでしょう。何時間寿命縮まったかしたら?…それ自体また腹立たしい。呼吸鎖の連鎖反応のようにイライラも連鎖、活性酸素生成も連鎖。うげ。

天気:晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区)

愚痴

遠い昔の夢から

2006年4月17日

 昨日の急激な体調悪化で、今日の活動に不安があったため、休みにしました。説明の付かない体調変化にコメントのしようもありません。
 最近、変な夢を見ます。警察か何か判りませんが、理由がはっきりしないにもかかわらず、何日間か拘留されている夢を。今年に入って2度目くらい。何か心理状態を表しているんでしょうか。
 そういえば、昔、祖父母の家に行っていたときに、「いつの間にか実家にいて引き返したくてもどうしても引き返せない」という夢を数え切れないくらい見たことがあります。あの時は、明らかに「帰りたくない」という思いから見ていた夢なんだろうと思います。
 しかし、最近、「体調の悪化から、本当にこのまま働き続けられなくなったら…?」と考えることがあります。今日、いろいろ考えましたが、とてもじゃないけど、この場で書くことなどできない。

 一日家にこもっていては晴れる気分も晴れません。15時頃、外へ出ました。主に、小文間で見つけた花です。去年の4月頃、殆ど外で散歩した記憶がありません。だから、初めて写真に撮る花もたくさんありました。

 ↑(以下同じ)ヤマルリソウ(ムラサキ科)です。

 アケビです。何アケビかは判りません。

 ムラサキケマン(ケシ科)です。

 シロバナタンポポ(キク科)です。初めて見ました。

 ムラサキカタバミ(カタバミ科)です。白い葯(やく)が目印だそうですが、イモカタバミよりも紫が淡いのが気になります。

 ヤマエンゴサク(ケシ科)だと思われます。ムラサキケマンに似ていますが、葉っぱが違います。そして、花自体の色も、少し淡いようです。花の付き方も、ムラサキケマンよりも少ないし。

 スミレの仲間ですが、特定できません。

 ルリソウ(ムラサキ科)です。ヤマルリソウと違い、花が小柄で花の数センチ下で茎が二又に分かれています。

 景色も眺めました。木の並び。あの幼稚園にあった冬枯れの並木と違い、大きな木が向こうまで並んでいます。(大きい写真あります)

 菜の花畑といいたいのですが、これはいわゆるアブラナではないようです。アブラナも種類が多くて特定できません。

 明日の回復を願って、せっかく早めに御飯をすませたので早く休もう。

天気:晴れ・春がすみがかかっている(茨城県取手市)

未分類

取手観光

2006年4月16日

 今日は取手市内でグループを組んで史跡巡り。史跡なんて自分から行こうと思ったことなんて一度もありませんでしたから、新鮮です。
 さて、朝から大惨事。昨日の夜からおにぎり用(参加者全員分)に仕込んでおいた米を圧力鍋で炊いたが、これが米の入れすぎで大失敗。ニオイは凄まじく悪く、固くべっちゃりした「物体」が出来上がっていました。鍋を空けて炊き直すしかありません。…それ以上は問いつめないでもらいたい…。

 今日のコースは竜禅寺→桔梗塚→高源寺→高井城址→さくら荘(昼食)→岡神社でした。僕は岡神社で体調がものすごく悪くなり、リタイヤ。家に送ってもらう途中にようやく落ち着いて、難を逃れましたが、みなさんには本当にご迷惑をかけてしまった…。
 今日のコースについて、何か紹介できるわけではありませんが、それぞれで写真は撮っています(岡神社以外)。


 竜禅寺三仏堂です。

 如来さんです。そして、それを解説するおっちゃん。顔がくりぬかれた像があります。これは、成田山新勝寺にあるものと同じものだそうで、取手地域で尊ばれていた平将門を倒しに来た武士たちが、成田山で必勝祈願をかけたためだそうです。敵の必勝祈願を叶えた仏像として恨まれているんですね。

 桔梗塚です。ここはなんだといってたっけか…。誰かが愛人に裏切られて死んだかした墓だと言っていたと思いますが、歴史欠点の僕は、その辺を理解できません。

 高源寺の参道にあったお地蔵様です。

 そして、高源寺にある樹齢数百年の木(何の木か忘れた)ですが、この中に地蔵があります。

 高井城址公園です。ここに、城というか、屋敷があったそうです。が、今は何もないさら地。ムラサキケマン(ケシ科)などがはびこっています。

 さくら荘前の公園です。桜絨毯がきれいです。
 この後、岡神社でダウン。…無念です。

 今はもう回復しています。たぶん、一種のパニック障害だと思います。でも、あんなところで気分が悪くなるのはとても珍しい…。

天気:曇り時々雨(茨城県取手市)

未分類

午前…

2006年4月15日

 昨日の続き。
 ナタネ狩りが終わって、20時半までの間、有効に使いました。ちょうど本屋さんに行きたかったので、代々木に行き、三和書店。6冊買うのに、1時間ほど粘りました。なお、閉店が20時に対し、レジに行ったのは19時59分。ぎりぎりでした。この書店には自然科学の専門書は殆どありません。しかし、信頼のおける社会科学書がたくさんあり、社会科オール欠点の僕にはもってこいです。

    購入した本

  • 『明仁さん、美智子さん、後続を辞めませんか』板垣恭介 大月書店
  • 『「慰安婦」と出会った女子大生たち』神女大石川康宏ゼミナール 新日本出版社
  • 『うつ病を体験した精神科医の処方せん』蟻塚亮二 大月書店
  • 『事件に走った少女たち』村山士郎 新日本出版社
  • 『中国はいま何を考えているか』大西広 大月書店
  • 『DNA鑑定 科学の名による冤罪』天笠啓祐ら 緑風出版

 読んで気に入ったらまた感想でも書こう。

 20時半に渋谷駅前ハチ公にて待ち合わせ。大学時代の友だちと会う約束。12月の末から定期的に会うようになりました。『継続は力なり』を地で行くものです。
 それにしても、都会の待ち合わせは落ち着きません。裸で高いところに立たされているような、なんかテリトリーが侵されているような、苦しい気分です。前にも後ろにも人がいて、その場で立ち止まらなければならないから。
 実はこの時点で一日の疲れが出ていました。結局、会った友だち二人にも、辛い思いをさせてしまった…。一軒目の『大戸屋』では冷や奴一丁しか食べられませんでした。
 この後、原宿方面へ向かって歩き、15分ほどでしょうか。二次会。ここは、入口が狭くて風の通りが悪いので、相当タバコ臭かったのですが、雰囲気自体はとても落ち着いていました。誰でも来るような場所でもなかったので、人も少ない。ここで体調は少し快復しました。椅子を揺らして、発芽玄米のおにぎりとチャイをいただいて、ゆったり。

 帰りは代々木公園駅(営団地下鉄)から乗りました。意識は飛んでいて、気が付いたら松戸駅、常磐線。柏まで乗って、快速に乗り換え取手駅。着いたら今日の0時52分。それから家まで歩いて帰ったら1時15分。ちょうど時計を見た瞬間に1時16分になりました。
 そういえば、電車の中で切符無くした。係員さんが助けてくれてセーフ。

 精根尽き果て、土曜日は真っ白な一日。本当に何もしませんでした。明日はまた忙しい。

天気:曇り時々晴れ(茨城県取手市)

未分類

ナタネ狩られ

2006年4月14日

 今朝はいつもより20分ほど早く起きました。横浜港へ、遺伝子組み換えナタネがないかどうかの調査に行くためです。今日のは先週末(7日)のと違って大がかりなので3人体制。いつもと違い、遠足出張です。
 東京から神奈川へは環八という道路を抜けるそうです。これが渋滞していて、1時間半で30km程しか進みません。
 朝10時前に出発した結果、横浜市鶴見区の鶴見駅に着いたのが11時半頃でした。横浜市は起伏の多い都市のようです。そして、京都市のように、街の端(山手)は閑静な住宅街と緑の多いところです。大阪市ではこうはいきません。もちろん、駅前は賑やかで、渋滞しています。
 そういえば、主任が飯を食いはぐっています。何か食べなければ。「武士はくわねど高楊枝」ではなく、「腹が減っては戦はできぬ」。人の生理なれば、飯屋探しの旅に出ん。しかし、走れど走れど、見つかるのはファミレスばっかりです。地図にももちろんファミレスしかありません。他はコンビニくらいでしょうか。ファミレスやコンビニで飯をすませることが自分の身体にも心にも痛いことを知っています。とはいえ、場末の(?)食堂には駐車場もなく、また地域にとけ込んでいて見つかりづらいので、探すだけでエナジードレイン。駐車場や宣伝力のない食堂は地図にも載せてもらえないというのか。
 菊名駅近く。やっと手打ちうどん屋さんを見つけました。これがアタリだったようです。主人はこだわりの職人です。…が、僕は食欲が無く、食べられず、主人ご機嫌ななめ。ごめんなさい。次こそちゃんと食べるぞ!
 店の中には骨董品がたくさん飾られていました。

 ナタネ狩り。いろんなところにナタネはいっぱい生えています。コンクリートの隙間やゴミ捨て場のようになった側溝に、大気汚染や交通騒音にもめげず、黄色い花を咲かせています。この花たちが遺伝子組換え…?そうでなければいいのですが。

 遺伝子組換えかどうかはすぐに調べられます。寒い中、キットで簡易調査。僕の顕微鏡写真のようです。結果は…、さてどうだか。
 調査終了後、横浜港にある魚釣り公園を少し散歩しました。寒冷前線が通過したのか、一気に気温が下がって、凄い寒さでした。魚つり園は高い利用料(一日900円)と平日であることとこの寒さとがマッチして、お客さんは4人。風鈴みたいなものが飾ってあるのですが、分厚い金網で完全防御されています。そこかしこに、口うるさい看板があり、目にうるさい。まるで、軍事体制下の基地みたいです。


 柱のようなものがみな風鈴です(左上)。海を眺める男たち(右上)。曇り空のベイブリッジ(左下)。客のいない魚つり園(右下)。…あまりいい写真に聞こえないっす。

 川崎駅で解散。川崎駅前でケーナなどを吹くアンデスの人たちの音楽を聴いていきました。人が多くて落ち着かないですが、音楽はよかった。

 この後、代々木と渋谷に行きます。しかし、一日が長くなるので、次の日付に書こうと思います。

天気:曇り時々晴れ(神奈川県横浜市(鶴見区・神奈川区)・川崎市(川崎区)・東京都板橋区・渋谷区・茨城県取手市)

未分類

がんばる労働者にエールを!

2006年4月13日

 朝は普通どおり起床。土曜日から無くならないカレーを一杯食べ、8時20分頃家を出ました。
 茨城県南部は昨晩から濃霧でした。地面は乾ききらないで、空気は生暖かく、出がけに一枚減らした服装でも暑く、後悔。ツクシの葉に当たるスギナに、水玉がたくさん付いていました。煌めく朝が明けました。

 今日の仕事は忙しかったのかなぁ。昨日、分析に使う野菜を粉砕するのに体力を使いすぎて全身筋肉痛でした。でも特に渋滞なく進みました。
 昼ご飯の時、いえ、正確には僕だけが食べていたのですが、その時に、テレビ屋さんが来ました。何でしょうね、テレビ屋さんって。僕はその方に構わず昼を食べていました。…つもりでしたが、知らず知らず早食いしていました。急激に具合が悪くなり、プリンペラン錠(吐き気止め)にすがりつきました。
 すぐに具合悪いのは治まりまして、通常業務に戻りました。テレビ屋さんのお仕事を一緒にしていた職場の仲間はてんやわんやしているのに、僕はマイペース。有機溶媒のニオイを撒き散らしながら。
 ある時、そのテレビ屋さんのデジカメメモリーカードが一杯になってしまい、僕のを一時的にお貸ししました。それから、場の雰囲気は少し和やかになった…と思います。あまり職場外の人の働いている姿を見ないので、僕は、「これは!」と思い、カメラを。「正社員だろうと派遣社員だろうと、若い労働者はこんだけガンバってんだぞっ!!」ってのを撮ってみたかったのですが、タコカメラとアホカメラマンの力では下の写真が関の山です。

 でも、サンプルや器具にカメラを向ける若い“テレビ屋さん”の表情、いい顔してました。どうか、自信持ってほしいなぁ。

 夜、すっかり本部で会議があることを忘れて、みなさまに迷惑をかけてしまいました。でも、遅刻しての出席後は本気モード。よせばいいのに120%。また10日ほどしたら疲れてくるぞぉ~。今週土曜日は晴れたら散歩でもして過ごしてリフレッシュしよっと。

天気:曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

未分類

正義の味方

2006年4月12日

 久々の出勤。駅から歩いていると、正義の味方、アンパンマンのフィギュアが。「愛と勇気だけが友だち」。何気に僕はあの手のアニメは好きです。

 今日、新聞で読みました。保険証を取り上げられて病気に罹ったまま亡くなった方が居るとか、介護サービスを受けたくても、食費と住居費(施設利用料のことかな?)は全額自己負担になって、退所してしまった人が増えたとか。僕の友だちにも、「障害者自立支援法」で、無償だった医療費が一気に10000円に上がってしまうという人がいます。アメリカにあれだけ思いやり予算(これまでで3000億円以上)を使ったり、グアムに軍を移転するのに3兆円も捨て費やそうとしていたりするんだから、財政難とは言わせない。そして、財政難だから、消費税を最大22%?冗談は料亭の中だけにしてほしい。
 そういえば、文部科学大臣だった、誰だっけ、何とかという人が、「愛国心」を教育に盛り込むべきだとか言っているようですね。彼らの言う「愛国心」はアメリカに3兆円もつぎ込みながら日本国民を医療費負担をバイパスに殺し、アメリカのためなら日本国民への愛情も(BSEに対する安全対策なんかまさにそう)捨て去るような、そういうレベルの「愛国心」です。いえ、それは「愛国心」ではなく、ただ彼ら自民党政治家個人の「自己愛とも呼べない利己主義」です。
 …こんな箸にも棒にもかからない政治家もどきにくらべたら、ゆーふぉー(?)に乗って飛んでくる「ばいき○まん」なんて可愛いものです。アンパンマンの「あんパ○チ」でとんでゆくのですから。「ばいばいき~ん」って。潔いですわ。

 どんなに政治(をやっている愚かな政治家もどき)は冷酷でも、春はやってきます。芽を吹き出した木が可愛い。

天気:雨のち曇り(茨城県取手市・東京都板橋区)

未分類

回復傾向

2006年4月11日

 扁桃腺炎は回復傾向。熱も殆ど下がりました。しかし、頭痛と喉の痛みが残っていたので、もう一日欠勤。明日には復帰できます。
 朝はしっかり食べました。…鰻は中国産。値段に負けます。もう一品はアスパラガスと菜の花のおひたし。こちらは遠慮なくもりもりと。

 今日こそ定期券を買いに行きました。あれがないと、通勤に非常に困りますから。自転車でえっちらおっちら。ただ走るだけじゃおもしろくないので、道ばたの花を、菜の花や小さな野花を写真に撮りながら。
 道にはたくさん花があります。

 左からスズメノヤリ(イグサ科)、トキワハゼ(ゴマノハグサ科)。

 左からムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)、タチイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)。
 この後、無事定期券を買って、帰りました。帰り、雨がぱらぱら降り始めてきて、今、17時前ですが、本降りです。

天気:曇りのち雨(茨城県取手市)

未分類

扁桃腺炎

2006年4月10日

 昨日辺りから喉につっかえるような痛みがあります。それから、微熱。今朝、体温測ったら37.1度。普通なら、この時間帯の体温は36度前半。そして、20分くらいして計り直したら37.4度。頭も痛いし、身体も熱いし、欠勤。14時前まで寝ていましたが、寝汗で何度も起きました。
 4年前、ちょうど信州大学の卒論が終わって、後は大学院のための引っ越しの準備などをすればいいという頃、いきなりインフルエンザで倒れました(2002年2月26日)。39.1度くらいまで上がり、大変でしたが、ロキソニン(主成分:ロキソプロフェン)などで無理やり体温を下げたりしていました。薬の大量投与の結果、熱は下がれど、微熱が続き、身体がだるい。そして、3月11日。当時の恋人が信州大学を受けるというので、付き合いました。しかし、その時既に38度以上の高熱。3月8日の夜から既に38.3度を超えていました。喉の奥に白いできものが。これが扁桃腺炎です。今まで見たことないくらい大きくなっていました。食べものの通りが悪くなり、不快きわまりないだけでなく、耐えがたい痛み。11日夜、38.9度まで上がり、風呂のお湯に当たっていても凄い寒気。
 …恋人のためとはいえ、よくやったものです。
 この後も、ロキソニンやボルタレン(主成分:ジクロフェナクナトリウム)に依存。GPTが47まで上がって慌ててやめた記憶があります。
 今回のは当時のものほど重症ではないようです。
 というわけで、今日は一日、家に閉じこもっていました。空しい。さすがにじっとしていられないので、ビラでも作っていましたが。

天気:曇り・一時雨がぱらつく(茨城県取手市)

未分類