Home > 未分類 > まっとうな価格と商品

まっとうな価格と商品

2009年 1月 11日

 朝は8時半くらいには起きました。でも、風邪を引いていて食欲は控えめな上、治療中で思い切り咀嚼できない前歯が、心から食べることへの意欲を削いでくれます。治療中の歯とは、歯茎を熱線で焼き切ってできた傷口を、樹脂で覆って固めた状態のものなのですが、この樹脂が、食事と共に砕けてくるのですね。だから、治療開始から3日目の今日、傷口の縁まで、既に砕けてしまっているのです。
 これが、食べる気力を失わないでいられようか。その上、抗生物質で腹の具合も変ですし。


 さすがに丸2日外に出ないなんてあり得ないので、出ました。同時にあり得ないくらい寒い思いもしましたけど。九重山や伯耆大山など、比ではない。
 向かったのは東所沢方面。
 Hard Offに寄ったけど、やっぱりほしそうなもの(特に暖房器具)がなくて、諦めて戻りました。
 東所沢や清瀬に向かう道の途中に、ディスカウントショップがあります。ふうたろうが中学生くらいの時は、こんなに身近にはなかったなぁ。
 …中国産のウナギが小さいもの3匹で1280円なのですが、それが全品半額で640円で売られています。数年前のふうたろうであれば、簡単に飛びついていたでしょうけど、今は複雑ですな。価格には、それこそバランスというものがある。将来の剰余労働を前借りしているとも思えるこの価格は、異常です。
 ま、そこでは、なめたけ大瓶と乳酸菌飲料、辛ラーメンを買いましたとさ。具合が悪くなりかけていた身体に、少し水分を補給すると、めざましい回復を見せますな。


 気が付かなかったのですが、ふうたろうの家からチャリで10分もあれば行けるところに、その場で精米して売ってくれる農協の店がありました。店頭にはもちろん、秋田県産のあきたこまちや新潟県産コシヒカリなど(共に玄米)の銘柄米が目立つように置かれているのですが、ちゃんと埼玉県産の米もあります。ふうたろうは銘柄米などに興味はないので、フードマイレージの少ない埼玉県産キヌヒカリを選びました。もっと言えば、別に品種鑑定済みでなくてもいいので(エネルギーを使ってDNAを調べる必要はない)、埼玉県産の米であればいいのです。5kg1750円ですよ。気がかりなくらい安い。…たぶん、農家は原価を割っていると思いますけど。将来にわたって食べ続けられますか?
 精米器を物珍しさに写真に撮っていたら、店に納入に来ているのか客なのか、おっちゃんが不思議そうに「何撮ってんの?」だとさ。いや、こんな都心でこんな風に米を買えるなんて、あり得ないっしょ!


 帰ろうとしたら、南西の空が、南西の雲が、赤く輝いていました。しかし、交差点の多い場所で捕まってしまい、ふうたろうの展望台に着く頃には時すでに遅し。アーベンロート(夕焼け)はサバの刺身よりも寿命が短いのです。


 さっきの農協、JAいるま野というのですが、そこでふうたろうが驚いたものがもう一つありました。
 国産小麦粉3kg880円
 普通の中力粉だったかな。あの量の小麦粉があれば、うどんやパンがどのくらい作れて、ふうたろうひとりなら何日食べ続けられるのやら。3kgですよ、で。
 これで農家の人がやっていける気がしませんわ。作っている人に直接話を聞きたいものです。
 仮ににこれが不当に安いとすれば、将来、その不当に安かったぶん高いものを買うことになるので、大変です。
 さて、寝るか。


天気:晴れ時々くもり(埼玉県所沢市)
覚え書き:山岳保険および寒中見舞い完成、後は投函

Comments are closed.