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ねたろう

2010年 1月 9日

 宮城県と山形県の境、蔵王山に向かうべく、起床は4時20分。3日間家を空けるので残っていた雑煮を何とか全部平らげ(腹をこわさないように新品の一味唐辛子まで開封した)、余裕を持って出発です。
 ところが、もうちょっと待ってくれればいいのに、乗り換えの忙しい南浦和あたりで腹が痛くなり、その上そんなところで待ち時間10分とか、ようやく長距離の宇都宮線に乗り換えられる浦和駅ではなぜか新前橋行きの高崎線が5分強詰まっているとか、そもそも、高崎線が詰まっていなかったら最初の数分上野行きのホームで間違って待っていたので詰んでいたとか、更に痛恨であることに使う前から昭文社の地図をどこかに落としてしまっているという状態が、埼玉県を出る前から勃発していたのです。これは、幸先が悪そうだ!
 仙台駅まで何事もな…かったわけではないけど、ダイヤが乱れるとか、忘れ物をするとか、誰かに絡まれるとか、お金を落とすとか、切符をなくすとか、そういう痛恨の一撃級の出来事は起こらず、行き着きました。車内で、あまり美味くない菓子パンを食べていました。


 JR仙山線が山形駅に着きました。仙山線でも特に悲惨な出来事はありませんでしたが、西に進むにつれて雪が厳しくなってきました。まあ、スノーシューで2kmほど歩けば避難小屋に着く行程だから大丈夫だろうと。
 ところが、山形駅に着いたら雪ではなく雨が降っていました。


 空はなんだか薄日の差す様子で、寒気が来ている割にまとも?


 蔵王温泉まで出ているバスの便は数が多く、使いやすい。しかし、なぜか、500mくらい手前のバスターミナルが終点で、そこから先をダッシュ。時間をロスするという。空が曇らないうちにスタート地点に立ちたいのに。


 蔵王温泉街はさすがに一面雪です。まあ、スキー場があるんだもんね。
 蔵王山麓ロープウェーまで小走りのふうたろうの横を、バスターミナルからロープウェー乗り場までのシャトルバスが雪道の上をスイスイと移動していきました。


 やっとロープウェー乗り場に着いたので安心していたら、スノボー板にたっぷり雪をくっつけた人々が大勢ロープウェーを待っていました。係員は15分程度の待ち時間などと言っていましたが、実際はもっと長かったような。外は雪が再び降り始めていましたが、その吹雪景色を見ることができたのは到着してからかなり後だったと思います。


 ロープウェーは蔵王山頂線に乗り換えるのですが、その前に、どう考えても里山格好を冬山の格好に着替えなければならないので、10分前後、山麓線の降り場で消費。さっさと進んでいれば次の客が来ないのでゆったり山頂線を使えたのに。
 そんなこんなで、何とか、位置的にはスタート地点の、山頂駅に到着。あとはスノーシューを履いて出発です。
 でも、既に16時近いんですけど?


 今日、ふうたろうが死んだところです。
 既に16時という時点で残機数ゼロでHP1、MP0の状態なのですが、立入禁止ではイチコロです。どうにもならなかったら、人気の少ない地蔵岳直下あたりでテントでも張って寝ることもできるはずですが、これでは、詰みでしょう。


 ゲームではゲームオーバーになったらセーブしたところまで戻されますが、ふうたろうの旅ではふりだしまで自分で戻らなくてはなりません。
 迷惑だったろうに、周りの人に愚痴を聞いてもらいつつ、たった100歩程度歩いただけで撤退です。合掌。


 しかし、そのふりだしに戻るところで、買ったはずのバスの切符を買った瞬間になくしました。980円。いったい、今日は何て日なんだろう!!仏滅三隣亡(本当は大安らしい)。
 山形駅で食い物屋を探しても、飲食店街と呼ばれるところには、菓子パン屋とロッテリアしかなく、好きでもないロッテリアを利用するハメに。絶品チーズバーガーのニクのまずさはそれこそ絶品でした。


 どうやって今日の日記をネタにするかを考えながら、暇つぶしなどしつつ、来た道を辿って帰りました。仙台から大宮は新幹線を使わないと今日中には着かないので、9500円程度の時間の修理費を支払いました。
 やれやれ、とんだ災難の日でありました…。


天気:くもり時々雪(山形県山形市、移動しかしていないけど移動中を含まない)

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