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農地法と家庭菜園(ただの雑談)

2010年 12月 2日

 北海道知内町の米、「おぼろづき」を炊飯して食べてみました。買ったときから気にはなっていたけども、米が普通のうるち米(コシヒカリなど)に比べてアミロペクチン(分岐鎖のあるでんぷん分子)の割合が多いのか、若干白みを帯びています。見た目はミルキークイーンなどと似ています。
 まあ、とにかく新米なので、炊きあがりが銀シャリですな。そのまんま食った方がうまそうでしたが、キムチが残っていたので、ガッツリキムチチャーハンを作りました。しかし…。
 この餅米に近い米であるせいか、チャーハンの油分が猛烈にくどい。こういう米で、もちもちした米では、間違ってもチャーハンなんぞ作ってはいけない。


 出勤後、というか、今日は一日、職場でずっと農地法と家庭菜園や小規模農業との関係について、7年くらい勤めて一番というくらい議論をしていました。農地法は今、閉鎖的であるとして、改定が求められているらしい(誰が求めているのかは疑問だが)。
 ところで、ふうたろうが以前所沢市の農政課に行ったときに言われた意味で、5000平方メートル以上、一定の作物を、農業大学校などで修行を積んだ上で、などという牢獄の壁のように高い障害がありました。しかし、このふうたろうが感じていた障壁が、まさに農地法の中身でした。確かに、それだと農地法を変えるべきだという市民的な感覚も生まれうるでしょう。
 …が、農地法の改革を要求していたのは、市民運動などではなく、農業に参入しようとしている企業側、だったのではなかったかな。農業分野にまで、今の労働環境に見られるような、凄まじい搾取(派遣社員の雇用などはその最たるものだと思っている)を広げるつもりかと思うほど。作れなくなったら土地を放棄し、しかも企業が狙っているのは優良農地だけだとも聞いた。それでは、市民の就農要求は却って実現できないかもしれませんね。
 …とまあ、ちょっと雰囲気が違うけど、そういうのを、作業の片手間に話していたということです。
 このせいか、夕方からものすごく疲れ、夜もしんどい。胃腸の具合もひどく悪いし。まるで秋の天気の変化のようですな。


天気:くもり、朝のうち晴れ(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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