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闘病11日目、熱狂の怖さ

2014年 1月 30日

 バスの遅れ方が不規則なのか尋常じゃないのか、バス停に行ってから20分くらいバスに乗れなかった。おかげで4分遅刻。1時間の遅刻扱いになるのか(ただしこれは違法である。懲罰としてであれば総額が1ヶ月分の支給額の10分の1以下でなければならない:労働基準法91条)。
 それはともかくとして、早く自分の足で動けるようになりたい。


 ところで、今日、STAP細胞の開発として若い女性研究者がニュースでトップ扱いになっていた。…さながら英雄のように。
 STAP細胞についてはまったく詳しくないけど、リンパ球を再び受精卵のような、どんな細胞にでもなれるようなものにもどす(未分化化、という)、画期的な技術を偶然発見したのだという。ニュースでは、世界が驚いたとか言ってたか。
 そしてその研究者、また容姿端麗で、この研究に取り組んだきっかけが「子宮を失った女性のため」だとか。若く、容姿端麗、純粋無垢な感じの人だ。
 ふうたろうは何となくイヤな予感がする。STAP細胞の発明や応用、そういうのはできるできない、つじつまが合う合わない、などの学問的問題でどうにでもなる問題なので、いいのだけど、むしろこのマスコミなり国民なりの熱狂ぶりが、言い方悪いけど、きもちわるい。
 …こういう思想・行動が政治利用されたらエラいことになるなと。
 この研究者は小保方さんとおっしゃるらしいが、小保方さんは記者会見で、「数十年後とか、百年後とかの人類社会への貢献というところを意識して、研究を進めていきたいと考えています」と締めくくったようだ。でも、色んな情勢を見ていると、その数十年後や百年後まで同じ研究はおろか、平和な社会が続いているかどうかさえ、怪しい。


天気:くもり一時雨(東京都板橋区)

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