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たばこの薫製(帰宅)

2009年 1月 2日

 起床6時半。あまりにも寒く、しかも誰も起きていないので、もう一度ふとんの中でうだうだ。テントの中でやっていたことと殆ど変わらないな。
 ふうたろう旅日記2008冬・最終日です。


 6時半に起きていたふうたろうは、この写真を撮っている8時半前、腹ペコで餓死しそうでした。(ウソだろオイ!)
 祖父がやっとひとり起きていたので、ふうたろう、「もう、ハラ減って死にそう…」となきごとを言って、昨日も食った雑煮を、しかも木箱の餅6個もぶち込んでイナヅマ食いしました。餅がウマいぜ山のあとの正月!


 ちょっと外を散歩しようと思いましたが、空は信じられないくらい曇っていて、一気に萎えました。従姉妹のM(みんなMだが)が起きて雑煮と焼き餅にパクついたあと、彼女の運転する車で、ふうたろうにとっては義理の祖母…というのも離れているくらいの、親しい親戚のお家へ。
 Kおばあちゃん、今はHおじいちゃんが亡くなっているので、ひとり暮らし。でも、近くにちゃんとW家の人々がいるから大丈夫。それに、今は、東京からA夫婦(H叔母Y叔父夫婦)も来ていて、安心ですよね?
 ふうたろうは、かなりKおばあちゃんの家系、N家の人々に可愛がられました。もちろん、母方直系のW家にも可愛がられたけど。そう思えば、ふうたろう、感謝ですなあ。
 そういえば、父方直系N家(KおばあちゃんのN家とは違う)は、あまり集まらない。母方直系W家N家は、そう思えば本当に結束が固いと思う。
 しかし、去年正月に兵庫県三田市の父方実家に行った時の○の一言はあまりにも衝撃でずっと忘れない。
 「あそこにいると笑いがない。」
 …責める気もないし、否定もしないけど、笑えない当の人たちの方がよっぽど辛いとふうたろうは思うんだけどな。
 父方の祖父は親父が高校くらいの時に亡くなったらしく、ふうたろうも会ったことがない。そして、2年くらい前に祖母も多臓器不全の老衰で亡くなった。実家は伯父が継いでいるのだが、その甥や姪は働いていない状況。義理の姉もなくなった、つまり、甥や姪の母親が亡くなっている。親父もいい年だから、その兄である伯父(甥と姪の父親)はもっといい年だ。そりゃ、笑顔もなくなるさ。去年会った時、物凄く気苦労しているような表情だった。「何をやっているんだ」的な声を聞くけど、今派遣切りで苦労している人たちに向けられる罵声と被るものがある。
 …ふうたろうにとっては従兄弟になる父方の甥と姪は、いわゆるNEETだ。でも、ふたりから、ふうたろうを含めて、働かない(働けない)理由・事情を聞いた者はいるかな?
 努力をしないで笑顔は作れない。笑いがないのは、ある意味、家族親戚全体の社会的責任である。自己責任だとは思わない。
 話は戻ると、大分県のW家N家の結束は固い。ふうたろうには少なくともそう見える。全体が機能していると。欠陥がない、という意味ではなくてね。ふうたろうも、10歳(小学校4年)の時、1ヶ月丸々一緒にいて、自分の家に帰りたくなくなったことがある。今思えば、家族が機能している状態を、子供心に要求していたのかもしれない。当時はもちろん言葉にならなかったがな。親(叔母)が先生で物知りだとか、自然が多いとか、他の理由を付けていたと思う。
 ホント、家族を作るって、深刻になったらしんどいのかもしれないけど、難しいんだな。ふうたろうが昨日、子どもふたり、とくにCに向かった時、ふうたろうはどう接したらいいか解らなかった。ふうたろうはまだ甘いとも思った。もっと正面から接してやれば良かったと思った。叱る時はきちんと叱ってやれば良かった。きっと、親のMも、旦那Mさんとふたりだけじゃ、やっていけないだろう。従姉妹MやM叔母やS叔父、祖父母やKおばあちゃん、A叔父夫婦などが全員で面倒を見ているからこそ、成り立っているのだろう。
 …上手く表現できないが、そういう意味で家族が機能している。贅沢を言えば、もっと正面からぶつかる大人がいたらいいのだが、ふうたろうはそういう立場で接すことができるよう努力したい。理由なんて無いさ。ただ、ふたりを見ていると、そうしたいと思うだけだ。


 つい、家族の話とかになると、暑苦しくなっちまうな。でも、そういう風に思える誰かがいるというのは幸せなことです。ふうたろうにとって、結局、可愛いのですからね。
 さて、2日はCやRも来ないみたいだし、従姉妹もM叔母も出掛けてしまうとのことで、所沢に帰ります。柳ヶ浦駅のこのよく解らない特急列車の案内板に従って、行きますよ。
 その時のお迎えは、S叔父と祖父。ジタバタしたけど、ありがとう。ふうたろう旅日記に相応しい、有終の美を飾ってくれて。


 ふうたろう以外にも、見送りを受ける人たちはいたみたい。Bダッシュの子どもに付いていくのに精一杯の母親、電車が来るまでまだ9分あるのに、それまでずっと手を振り続けている気なのかな、と、思わずくすっと笑ってしまう子どもたち。
 う~ん、人情溢れる光景ですなぁ。


 こうして、ふうたろうは無事帰路につく。
 …って、そんなに甘いはずがないだろう?ふうたろう旅日記は、オチが付く確率100%なのだから。
 柳ヶ浦駅で特急列車に慌てて乗る時(何で慌てるのか解らないけど)、GPSを落として、ジョグダイヤルを破壊しかけました。これで線路に落としていたら、ショックで119番ダイヤルを回すハメになるでしょう。
 小倉駅からの品川までの新幹線に至っては、何と289分も乗っているうち、新大阪までの2時間くらい、たばこの薫製。喫煙車が3号車というど真ん中で、自動ドアは混雑のため閉まらず遮蔽が上手くいかないため、全車両に煙が充満。ふうたろうはその喫煙車両の隣の車両のデッキにいたため、ふうたろうたばこ薫製仕立て完成。(;゜△゜)
 京都から名古屋まで、これだけは唯一の救いですが、アメリカ在住のNPOっぽい仕事をしている人と交流ができたこと。「アジア環境白書」とか言うのを作っているとか。どんな白書だろうか。ふうたろう的には、こういうことひとつあるだけでスーパーハイテンションになるのですが、当然、まだ落とすところがあるから、やっぱりふうたろう旅日記なのです。
 やっと帰ってきた22時半頃@所沢自宅。
 …何だか様子が変だ。
 確か、そういえば、ふうたろう、出ていく時少し慌てていたような気はするけど、さすがに、ゴキブリほいほいを囓るようなことはしてないよな。それに、押し入れのあたりが、やたらと粉っぽい。更に極めつけは、ふとんの折りたたみ部分が湿っている上に、どう考えてもねずみのうんこがあるでしょう。ふとんカバーにはねずみのリップサービス(歯形)まであったし。
 寝られへんやろが(゚ロ゚メ)ゴルァ
 というわけで、掃除を余儀なくされた上に、寝袋で寝るということに。まさか、山から帰ってきていきなり寝袋を出すとは思わなかったよ。ふうたろう旅日記、150記を超えるけど、空前絶後(であってほしい)。
 はい、オチました。ちーん…


天気1:くもり(大分県宇佐市)
天気2:晴れ(埼玉県所沢市、移動中は含まない)
覚え書き:Kおばあちゃんのおにぎり×6を手に入れた!・土産はザボン漬け・ひよこサブレ・ひよこ饅頭

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