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聖都・旭川へ

2024年 4月 28日

 朝起きたらそこは海の上だった。あたりまえだよな?
 昨日の大洗の天気を考えるとよく晴れています。今日は確か、関東以西は天気悪いんでしたっけ?北海道はふうたろうが滞在する予定の期間は、意外と天気が良い予報が出ていますが、さて‥


 黄砂が飛んでいるとかで、視界が激悪です。あれ、たぶん青森県下北半島だと思うのですが、どうなんですかね。


 とりあえず、晴れた船の朝(特に行き)は恐ろしく気分が良いものですな。


 さてさて、ふうたろうの探検タイムです。
 まずはこれ。船内での禁止事項を書かれた紙です。明確にバッチリと「ダメ!絶対!!」が伝わってくる描写と、法律の明示で悪意に対する強い威圧がたまりませんな(褒め言葉
 それにひきかえ、山とかでよく見かける中途半端な「立入禁止」表示ほどクソなものはありません。災害対策基本法違反のような明確な法的根拠を、可能性でもいいから示してもらわないと。登山では、危険かどうかを決めるのは他人ではないのですよ。


 昭和の薫りがするこの形の給湯器。ふうたろうが小学生の頃に大阪から大分まで一人で船に乗っていた頃を思い出します。
 ところで、こういう古そうな機械って、PFASの汚染レベルってどうなんでしょうね。PFAS(ポリまたはペルフルオロアルキル化合物)は、ダイオキシンのような意図せず生成した環境汚染物質と違って、意図的に作られた有用物質であり、毒物です。しかも、農薬や食品添加物と違って毒性試験を行って基準をしっかり決めているようなものでもないので、汚染の範囲もレベルも広く深い。国際がん研究機関(国連)の評価でもPFOA(PFASの一種)は「発がん性がある」と断定されました。ふうたろうは大阪に18年住んでいました。大阪の実家の水道水は今でもPFOAやPFOSの値が少し高めで(調べました)、それらがたんまり使われていた当時で今より低いとは思えません。PFOSの生物学的半減期(体の中から半分の量が抜ける期間)はPFOSで5年。95%がなくなるには計算上20年以上かかります。


 中国語で「さんふらわあ」号は「向日葵」なんですね。確かに、さんふらわあ=Sunflower=ひまわり、ですな。何となく、15年くらい前にmixiのゲームで流行ったサンシャイン牧場の解説みたいでおもしろいです。


 う~ん、これが下北半島ですかね?13時半苫小牧着に対して今が10時なので、まあ、そんなところですか‥。


 もうすぐ13時。春霞(黄砂)の向こうに見慣れた工業都市の風景が出てきました。


 苫小牧は、桃太郎電鉄で高額物件がたくさんある物件駅という印象がありました。本当にその通りの都市ですよね。そこら中に煙を吐く工場がありますし、石油化学工場みたいなのもあります。
 ってことは、PFASの汚染とかもそれなりにあるのかもしれませんね。


 着岸します。


 あれ、樽前山‥ですかね。苫小牧港で船に乗ると、夕日の真下によく見えた記憶があるのです。あっ‥強制送還のトラウマが‥


 排気ガス臭い(コロナで嗅覚は死んだので鈍くなっているが)車両甲板で下船待ちです。できればさっさと降りて札幌行きのバスに間に合ったら乗りたいところさん。


 苫小牧港の近くは確かに工業地帯なのですが、けっこう空き地が多い。
 ところで、農業だけでなく、店を見回す限り工業製品も日本製ってそんなに多くない。メイド・イン・ジャパンを日本国民が買えるようにしてもらえませんかね、政治として。


 住宅の質感が北海道です。これを見ると安心します‥


 でもなぜか、この風景を見たとき、とっさに大阪府の堺市とか泉大津市とかを思い出してしまいました。なんでですかね‥苫小牧だからですかね(錯乱


 苫小牧バスターミナルに掲げられたバスの時刻表‥なんですけどね、バスの時刻表とか路線図って、なんでどこのやつも徹底して解りづらいのでしょうか。地名書かれても地元詳しい人間以外絶対わからんし。路線図も概略図というのも憚られるレベルだし。
 結局、この時刻表には札幌行きのバスについては書かれていませんで。のりばも時刻表も観光案内所の人に聞かないと見つけられませんでしたぜ。
 バスの路線図は鉄道と違って少し精密な地図を使って描くべきだと思います。バス停の名前も位置がわかるようにしないと、普通の人、まともに乗れませんぜ?


 あのさ、ゴミのポイ捨ては犯罪ですよね?廃棄物の処理及び清掃に関する法律というのがあるようですが。法律の遵守は「お願い」するものじゃなくて、「命令」するものですわ。こういうのを見ると、イライラします。煙草の吸い殻とか捨てているのを直で見ることもよくありますけど、ああいうのは本気で取り締まればいいと思います。不快だし、危ないし、割とマジで。「捨てないでください‥」じゃねぇよ。


 で、けっきょく岩見沢までやってきたのですが、苫小牧発がなんと17時15分でした。苫小牧港着岸13時半で。妻なら、昼飯と買い出し終わらせたうえで、もう旭川とっくに着いてんじゃないかな?(17時の時点で苫小牧にいることを伝えたら「遅」といわれましたね)
 なお、札幌経由で高速バス乗り継ぎは非効率かつ金の無駄ということで、諦めました。ドラクエウォークではぐれメタルを倒し続けて時間を潰しました。


 そして、岩見沢からライラック号(特急)を使って旭川に。ドラクエウォークと特急列車は相性最悪なんですが、旭川のネカフェは直ぐに席が埋まるので、遅着はダメなんですよ(山より厳しい


 ともあれ、2日間かけてついにふうたろうの聖都・旭川市に到着しました。なぜこの期に及んで飛行機ではなく遅くて高い船便をチョイスしたのかは、4月30日付で明らかになります。


天気:晴れ時々くもり(北海道苫小牧市・旭川市、移動中は含まない)

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