多次元の喜び
2009年2月22日の始まり。入れ歯装着完了。
しかし、どうも、気分が優れませんな。鬱の不発弾が少しだけ破裂。
この朝飯に愕然と。特にヒドいのは、米。1750mくらいの標高で炊いているので仕方ないと言えば仕方ないけど、ヒドくまずい。おかずも、昨日の夜と交換してもらいたいくらいで…。朝飯型ふうたろう。
しかも、洗顔などしている間に部屋を閉め出され、萎え萎え。防寒具さえ着てないんですけどin frozen dungeon.
テンションやや下がり気味ながら、身支度をして外に出ると、リフト券を買いに行ってくれとNさんから頼まれました。
よし、気合入れていきまっせ!
実は、リフト券を買う場所は宿よりも下にあるので、一旦リフトで上に行ってから、滑り降りてこなければなりません。スゴいスキー場だなぁ…。
しかし、無風快晴の空から降り注ぐ日光で、リフトに着いた雪が溶けて揺れるたびに頭の上に降り注いできます。逃げ場がないぞ、ふうたろう。
誰もいないゲレンデ。西吾妻山を下る時の、天元台スキー場もそうだった。
…早くみんなにリフト券を届けましょう。
みんなにリフト券を渡したのはいいのですが、ふうたろうの荷物、他の人に運ばせてしまったようです。どうやら、部屋に荷物を置きっぱなしにするということではなく、荷物置き場の部屋に移動させることになっていたそうで…。そんなことはつゆ知らず。SとKから知らされました。
で、9時半に別のゲレンデに移動するということで、そのためのバス待ち。それまで、少しばかり雪の坂を登る練習をば。
シールを貼ると、本当に滑らない。驚きましたなぁ…。Nさんは「滑るんじゃなくて、登る気でいるよ…。」と、ボソリ。
プリンスホテルのある側のゲレンデに移動。こちらの方が規模は圧倒的に大きく、レベルも高い。
そして、誰が作ったのか知らないけど、トトロ…?の雪だるま?
Kたちが喜んでいましたな。
Hさんとリフトに乗りながら、現れ始めた絹雲と青空のストライプを愛でていました。しかし、天気が崩れるのはどうも必至なようです。
リフトの上から、スキーを履きながら、誰かを隣にいさせながら、いつもカメラを取り出しては写真を撮っているふうたろう。
リフトは徐々に混んできました。そして、ふうたろうははぐれました。
去年9月、苦心して登った妙高山が見えます。あの頃もツラかったな…色々。でも、山はいつでも味方さ。たぶん。
万座山はかくのごとく人で溢れています。考えることは同じなんだろう。
上手いのはいいけど、周りを気にせず猛スピードで突っ走っていくのはマジ勘弁してほしい。
一応、万座山の一番上までリフトで上がって滑ってみました。中級コースは厳しいね。昨日のガリガリ君コースよりましですけど。
ゴーグル着けると誰だか判らない。ふうたろうはゴーグルもネックウォーマーもなし。
再びみんなとはぐれてから、リフトでたまたま別パーティの人があいのりをば。数分の言葉を交わし、一期一会。どこかのお山であえれば、なんてことを言ったけど、武甲山マジックは起こらないだろうな…。
あっという間にいい時間に。歩けば恐らく1時間はかかるだろうルートをスキーで滑って行くのです。スキー場を繋ぐルートで、距離が長いのか、上級コースです。
でも、そんなに急坂でもないけど…。
いや、前言撤回。トラバースがありますよ。しかも、傾斜何度ですか?
…そりゃ、上級者コースですわ。ゲレンデ選びを誤りましたな…。
いちおう斜面からの景色は広大ですよ。ふうたろう的には、自分の足で登った山ではないので価値は低いのですが、こういうところを滑れるようになったことは進歩です。もちろん、こけまくりですが。
さて、宿の前に帰ってきたら、U隊長が転がっていましたがな。何やってんだろう?
そうか、U隊長にとって、ふたりはいつまでも愛すべき教え子なんですな。デジカメを撮る顔が嬉しそうですがな。
IとKは、雪だるまをいつの間にかトトロに改造していました。プリンスホテルのやつを真似たんだな。
昼飯。Nさん、カツカレー大盛りはいいけど、皿からはみ出してないッスか?
最期のひとっ風呂を浴びにいったU隊長は、車にキーを着けたまま一晩放置していたようです。どうもMくんあたりの話だと、鍵を探し回っていたそうです。そりゃねぇだろ、のツッコミは避けられない。
本当はこの写真を撮っている時は、一人散歩している時なのですが、ここで今回の記念撮影をしましたとさ。先に帰らなければならなかったMさん、後で右端の方に顔を貼っておきます。
再び立ち寄ったプリンスホテル。
(゚∀゚)キターーーーー!
ハイパー・キノドク・スーベニア。
何でどれも景気を悪化させそうなものばかりなんだろう(購買意欲が湧かないものばかりなんだろう)。
帰り道。Mさんがいなかったので少し寂しいこけまくりあいのり1号。山手線ゲームなるもので、人物名に苦労しつつ、あっという間に時間は過ぎ去っていく…。
たまたま停車した場所で山羊が顔を出してこちらを見ている。仲間にしてあげますか?(強制的に「いいえ」)山羊は何も言わずあいのり1号を見送った…。
参加者9人。Sが来たのはとても心強かったが、S吉にU隊長やI、Kとも会わせたかった。特に、U隊長は保育士の経験を持っている人ですから、本当に呼びたかったですねぇ…。残念ながら、仕事だったもので、しょうがない。本人も誘った時は行きたがっていたんですもの。
ふうたろうにとって、今回の『こけまくりスキーツアー#6』は3次元の世界でしたな。SはMMコンビとハイパー・ノーミツ・テツガク論をしていたし、IやK、U隊長とも楽しそうに話していたようだし、誘って良かったとつくづく思いました。ふうたろう自身も、こけまくりすぎて首が痛いけど、初めての3次元を楽しめました。そして、Sが意外に物知りであることも気が付きましたさ。IもKも少し大人になってたし、他のみんなもよい意味で変わってないし(扱いが違うというのは気のせいである)。
ずっとふさぎ込んでいたふうたろうは、かなり元気になりましたさ。人の色々な一面を見るのはいい刺激になるのさ。
でも、やっぱり、所沢をU隊長運転する車で、中にSがいる状態は不思議な感覚でしたさ。それが3次元の世界ですな。他のところから人を呼んだら次元は無限ですな。
…楽しい多次元世界を作っていきたいものですな。
天気:晴れのちくもり(群馬県吾妻郡嬬恋村、移動中や帰宅後は含まない)
覚え書き:ガソリン46リットル・嵐山PA・レトルトグリーンカレーとねずみ