幸先のよいスタート(飯豊連峰南部:福島県・新潟県)
ムーンライトえちごが、新津駅(新潟県)に着きました。新津の天気、晴れ。朝焼けが妙にきれいですね。
新津駅前のコンビニで朝飯とも言えない朝飯。チョーまずいエビチャーハン。べちゃべちゃしていて、腐ったような色をしていて、変な刺激があって、油っこすぎて…。
磐越西線会津若松行きの電車が、5時半くらいになってようやく来ました。新津駅に着いたの、4時半ですよ。
ムーンライトえちごでは寝られないことは解っていたので、磐越西線でグースカ。目が覚めたのは目的地駅二つくらい手前。見事に景色を見逃しましたが、飯豊山で挽回するのです。
徳沢駅前。ギリギリ福島県らしい。
見て解るように、よく晴れています。
ここでバスを2時間半待ち、かつ林道を1時間半も最初に歩くのはトータル4時間のロスになるので、タクシーで行くことに決定。
二つくらいとなりの野沢駅からタクシーを呼んだので、それでも30分くらい待ちましたか。
この近辺にはこの小商店ひとつなのか、車で買い付けに来る人とかいます。
タクシーで登山口まで着けてもらって、7020円。幌尻岳の時ほどではないけど、かかりましたな。
ところで、さっき駅前では晴れていたのに、スゴい雨ですよ、ここ。登山口で着替えに右往左往してしまいましたよ。
最初に出てくる、祓川(はらいかわ)小屋。
ふうたろうは、弥平四郎というところから登り始めています。
祓川小屋の中は、かくの如し。クリームパンをかじりながら雨宿り。小屋のかび臭さが、またふうたろうにはたまらない。山に来た!という感じがするのです。
しかし、山手でも青空が見えてきて、どうも天気は快方に向かっているようですな。
道ばたにキノコ発見。(後日付の日記で、解る範囲で名前などを調べ、公開します)
湿っていますからねぇ…。
しかし、猛烈に暑いので、喉は渇くし汗はドクドク出ます。タオルを濡らして頭に巻くと少しだけ暑さから逃れられます。
その水場の近くでひと張りのテント。ここはひと張りだけ張れそう。
弥平四郎コースを登り詰め、松平峠に出ると、更にその上が曇っています。心も曇りそう。
そして、南東には猪苗代湖も見えています。あちらは会津若松の方でございます。
日記をスムーズに更新するため、8月16日付で花の名前を一気に公開する予定です。
さっきの黄色の花とともに、このセリ科の花は、ずっと見られます。
さっきはここも雲の中でしたが、晴れてきましたね。ふうたろうの心も晴れてきました。
松平峠からこの疣岩山(いぼいわやま)の分岐までが、ものすごく長かった。かなりバテました。
でもその割には写真の数が多かったりもする。
疣岩山の分岐あたりから飯豊山が見え始めます。が、今日は曇っているので、殆ど解りません。
お約束、元・下剤袋に辛ラーメン。去年6月の御前山より続く伝統昼飯。下剤山も、長いなあ。
疣岩山から三国岳を見ています。頂上にポツンと、三国小屋が見えます。
これはカラマツソウの仲間ですね。大きさと葉の形が違うものが二つありました。
ニガナみたいですが、今まで見たことのあるものよりも、花びらが多いです。
チョウがいました。花が多いので、チョウも多い。そして、アブやハエなどの類も、ものすごく多いのです。
飯豊連峰の奥まで晴れ間は広がってきたけど、大日岳などは見えません。
この稜線が、川入から来る道のようです。川入登山口は、山都駅(同じく磐越西線)からバスが2本ほど通っているようです。
三国小屋のおっちゃんが「クルマソウ」といっていましたが、後ほど調べます。
三国小屋です。登り始めから6時間くらいですか。
ここの小屋管理のおっちゃん、なかなか独特の雰囲気のある人でした。水やゴミなどの管理にはかなりうるさそうです。何しろ、以前、雨水の貯水タンクにラーメンの汁を投げ入れられたそうです。大変ですよね、たくさんの登山客が来る山小屋の管理は。
三国岳以南では殆ど見かけなかったのですが、これから見ることになります。
さっきの三国小屋を振り返っています。
展望が良くなりました。
これはヤマハハコ(キク科)ですね。やっと知っている花が出てきました。
三国小屋で買ったお茶。400円しましたが、このペットボトル自体に後でものすごく世話になろうとは、思いもしなかったでしょう。
やたらとバカでかい花ですが、ヨツバシオガマでしょうか。でも、ヨツバシオガマはもっと小さくて色も濃かったと思います。
キキョウの仲間ですが、調べるのに一苦労しそうだと思いながら撮っていました。
空がものすごく大きいです。逆立ちしてみてみると、まるで宇宙にでもいるようですよ。
しかし、出ている雲が絹雲ですから、下り坂は必至。既に西の空の雲は、絹層雲になりつつあります。
種蒔山に着きました。ここまで来れば、もう今日の終点、切合小屋(きりあわせごや)は間近です。
急速に空が曇っていきます。草原を照らしていた太陽も瞬く間に暗くなっていきます。
さっきのカラマツソウとはまたタイプの違うカラマツソウですね。後述。
切合小屋が見えてきました。今日のゴールです。約8時間、よくがんばった。
小屋の水は、ポンプでくみ上げているようですが、流しっぱなしにしなくてもいいとは思う。確かに便利なんですがね…。
しかし、手やタオルなどをこの槽に浸けて洗うのは御法度。
単独行の友。荷物を軽くし、残飯を減らすためには、このアルファ米は重宝します。
うわぁ…。
落ちてきそうなくらい雲が下がってきましたよ。これは、明日は土砂降り停滞かな…。
南東の空で雨が降り始めたようです。切合小屋のところでもパラパラと降っているようです。
さて、飯豊山登山一日目。寝不足のまま始まりましたが、また、心の準備もいささか足りない気もしましたが、何とか始められましたね。一日目の天気はまずまず。二日目以降はどうなるでしょう?念願の完全縦走はかなうのか。
天気:雨時々晴れ(新潟県東蒲原郡鹿瀬町・福島県耶麻郡西会津町・山都町、移動中は含まない)