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遠回りの出発(榛名山水沢山~二ッ岳コース:群馬県)

2009年 12月 23日

 山に向かう朝は遅くて6時台、早ければ4時台には起きなければなりません。今日はその4時台に起きました。今日は群馬県の榛名山(はるなさん)山塊の中の、水沢山と二ッ岳を歩きますよ。
 ところがっ!7時55分高崎駅発伊香保温泉行(目的地は水沢バス停)の群馬バスが、平日のみ運行で、いきなり犬死にですか!!
 しょうがないので、8時23分の上越線下りを、ミスタードーナツなんかで待ったりしながら、渋川駅に向かうのでした。青春18切符を使っていたのがせめてもの救いです。


 ここは渋川駅前。伊香保温泉まで、バスは頻繁に出ています。大都会レベルで、出ています。
 少し奥の伊香保榛名口(伊香保案内所)バス停まで行くバスはかなり少ないですが、伊香保温泉のバス停から極端に遠いわけではないので、大丈夫です。
 それより、そこから高崎方面のバスに乗れば、水沢に戻れる可能性があります。


 不幸中の幸い、結果的に接続便がありました。水沢バス停。40分遅れで済みました。リカバリ成功。


 しかし、水沢バス停は、水沢観音とかいうものがあるところで、駐車場などはけっこうにぎやかです。こういう出店があると、つい寄り道してしまいます。15分は足が止まりました。


 やっと登山開始。水沢山登山開始です。


 冬枯れの雑木林を登ります。


 坂はかなり急です。ペース配分をここでミスると、ひたすら疲れるのみです。


 ハイパーよちよちコースだと思ってタカをくくっていたふうたろうは、かくしてペース配分をミスって、疲れました。


 とにかく、坂はキツい。ひたすらガツーンと上ります。


 道が岩になってくると、あと少し?


 展望が良くなったところが、水沢山の肩です。何と!ここでおばちゃんたちと井戸端会議して、1時間もマッタリしてしまいました。いや、ホンマに時間経つのは早いで。
 赤城山が良く見える場所で、山のこととか農薬のこととか。


 1時間経つと、見えていた筑波山も徐々に見えなくなって…。


 その肩のところに、地蔵が並んでいます。この場で井戸端はまずかったな。


 肩から山頂までは目と鼻の先。展望はそこそこ良い。


 榛名山の、相馬山と二ッ岳が見えます。


 ふうたろうもここでメシにしようと腰をかけました…が?
 何と!持ってきていたコッフェルが未洗浄状態でした。いったい、いつの汚れだっ!


 というわけで、クッキー6枚とカロリーメイトだけで、出発。水沢山から西方向に下ると、人の数が減り、雪道が増えます。


 水沢山を下りきり、道路を挟んで今度は二ッ岳に向かいます。人の数はゼロに近い、ほとんどいない状態になります。


 ものすごく寂しい雪道を歩きます。あるのは一人分程度の足跡のみ。


 テントを張ったり、レジャーシートを広げたり出来そうな広場があります。もちろん、誰もいませんが。展望はそこそこ良い。


 まっすぐ進めば相馬山に登れるはずですが、もう何年も前から閉ざされているようです。そう、2006年1月15日に相馬山に登ったときは、既に閉鎖されていました。


 北斜面の雪は多く、かつアイスバーンになっていて、ソールがヘタレの靴を履いているふうたろうは、非常に歩行が不安定。


 二ッ岳分岐。少し谷になっていて、薄暗く、雪も凍っています。


 二ッ岳は雄岳と雌岳からなっていて(本当はもう一つある)、雌岳の取り付きに壁のない避難小屋があります。もはや、避難小屋とは呼べないけども。さしずめあずまやですな。


 雌岳のルートは明るい。しかし、木の階段です。


 雌岳の頂上のほこらは、樹林というか、ヤブというか、そういうものに覆われています。


 でも、東および北東は展望のあるところもあり、さっき登ってきた水沢山の鋭角がきれいです。


 武尊山(ほたかやま)や谷川岳などもシッカリ見えます。


 さて、次は雄岳。なんだかかなりコンディションが悪く、登るのをためらったけど、ここで諦めたら二度と来ない気がしたので、登りました。
 こちらはテレビの電波を飛ばす中継点になっているようで、アンテナがたくさん。


 アンテナの中に露岩があり、南西から北の展望が良い。まずは相馬山(左)と榛名富士(右)。


 これは登る山ではありません。


 左奥が水沢山。右手前が雌岳。


 雄岳と雌岳の間の谷を抜け、伊香保温泉方面に下ります。しかし、北斜面なので雪がしつこく、急斜面でもあるので、足元注意。


 どう考えても木の柱だけど、石柱だそうです。


 ここに風穴がありますが、撮る価値があるかどうかは…。


 道路を横切り、更に伊香保温泉方面に下ります。幅の広い、歩きやすい道です。


 伊香保温泉街に下りてきました。
 ところで、これは飲泉用です。しかしながら、これ、メチャクチャ臭いです。


 要は、なれの果てがこれになる水を飲めってことでしょ?


 温泉街はリラックスの街。おでんなんかがおいてあって、お金を入れて自由に食べてくれだと。


 伊香保温泉の名物、石段です。ここは前回、来ましたね。


 こちらの写真の方が雰囲気出てますかね。しかし、なんだか、雑然としていて、見苦しい。


 5年前に来たときは、ここ、入っていきましたっけ。今日はスルーですが。
 もう、あの時から、4年なのか…。


 伊香保温泉のバス停。今回のコースのかなりのところより、展望が良いです。
 しかし、雲が増えてきましたね。低気圧が日本海を通過しつつあるらしいです。それでも谷川岳は晴れている…!?


 この後、特に渋滞することなく帰宅できますが、途中駅の武蔵浦和で夜飯を食う場所を探している間に、かなり時間をロスしました。しかも、結局ココイチに落ち着くというオチ。
 なんだか、今日の山行、疲れました。終わってみればふうたろうの中に思い出として刻まれますが、何というか、もうひとステップ、何かが足りない気がするのです。何が足りないのだろう。


天気:晴れ時々くもり(群馬県北群馬郡伊香保町・渋川市、移動中は含まない)

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