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山の経験(御岳山【ケーブルカー~日の出山経由つるつる温泉コース】:東京都)

2013年 7月 6日

 さて、今日は職場の同僚を山に連れて行くと約束したので、実行の日です。でも本当は気が進まなかった。


 今日の実地は奥多摩・御岳山。奥多摩に足を踏み入れるの、もう2年半ぶりです。2010年の越年登山で白石山(埼玉県)に登ってから、一度も来ていません。特にこの奥多摩界隈でも猛烈に人の多い、御岳山付近は6年ぶりとなります。


 ただ、唯一の救いは、この、暑さでうだる季節に奥多摩に来たにもかかわらず、空が塩梅良く曇ってくれていること。これがぎんぎらぎんに晴れていると、確実に死にます(滅


 JR御嶽駅から大混雑の臨時バスに乗り、ケーブルカーの乗り場まで行きます。ふうたろう一人なら下から歩くことを選択したけど、下から歩いたら、恐らく連れは上まで上がれないだろうと思ったからです。


 しかし、バスも混んでいればケーブルカーも混んでいます。


 さ、ケーブルカーに乗りましょうか…これで6分でほぼ山頂近くまで行けてしまいます。


 ケーブルカーを降りていざ歩き始めますが、人がとたんにいなくなりました…な?
 おや、ふうたろう、いきなり道を間違えたらしい…。でも、リカバリは利きます。


 今日の連れは二人。一人に頼まれ、もう一人は道連れです。よろしく頼んますよ~(黒笑
 この分岐で左に曲がればリカバリ完了。


 リカバリしたら、自民党のポスターが貼ってあるような普通の街のような道に…(滅滅滅


 井戸があるッ!
 と思ったら…
 ヌオッ(゚Д゚;)
 金臭くて飲めたもんじゃない(滅滅滅


 まるで京都嵯峨野に来たような気分ですな(じと目
 連れ二人も、登山しているような気にはなっていないようで、まあ、そりゃそうだわな…


 今度こそ水だっ!!
 飲んどきます。


 なんじゃ、このカッパッパーは…


 しかし、この御嶽神社の階段が意外と強烈で、後ろ二人は汗だくでした。


 2005年11月20日に御岳山には立ちよっています。そのときの「ふうたろう絵日記」もありますが、雑すぎる日記で、今のとは比べものになりません。


 物足りなさを感じながら、ちょっと腹ごしらえ。展望の良い茶店で、それぞれ軽食を。


 ふうたろうはあんみつを。あんみつというものを食べたのは生まれて初めて…じゃないかな。ぼそぼその赤エンドウが入っているだけの蜜豆ばかりだったから、食べたのは。


 さて、これより日の出山を経由してつるつる温泉まで征きますが、何か、大阪南港の緑道でも歩いているような気分なんですよねえ(滅滅滅滅滅滅


 (=皿=)
 山に貴賤はないとはいえ、さすがにふうたろう、このコースは萎えます(涙目


 ふうたろうの全力度、3%(滅


 東雲山荘(2000円らしいけど)の前の広場にバスの時刻表が貼ってあります。まさに、登山客用にガッツリ作られた地域・奥多摩…ですなあ…。まあ、良いんですけどね、それで地域が潤うならさ…


 日の出山山頂です。
 うわぁ…、人多っ(アヴラ汗
 しかし、山に連れて行って欲しいと言っていた同僚は、展望が見られて良かったそうですが…


 まあ、たまにはこんなのも悪くあるめえ…


 空を見上げると、変な雲。房のように垂れ下がった雲。


 さて、つるつる温泉に向かいますか。


 しかし、どうやらこの日の出山直下の下り階段で、二人の連れの身体能力や体力に大きな差が出てきた模様。


 日の出山山頂からつるつる温泉の道は、一般的な登山道です。5段階で言えば、レベル2くらい。もちろんふうたろうにとっては無問題で歩けるレベルなのですが…


 どうやらこの辺で、完全にバテてしまったようです。正直、ここまで付いてこられないとは思ってなかった…(落


 展望の利く場所が。
 山の稜線がきれいに見えるような場所に連れて行って欲しいと、そういえば言われたような気がするけど、今日のこのレベル2でへばるようだと、厳しく言えば、富士山の5合目までバスで行くしかないような…。あるいは、乗鞍岳の畳平か…(落


 つるつる温泉に向かって歩いています。しかし、ふうたろうと道連れの彼は談笑しながら歩けますが、もう一人の彼は…


 ふうたろうの今日のスピードは3分の2から半分です。しかし、バテてしまった彼は、3分に1回くらい休ませて欲しいと…
 さすがにその願いは聞き入れるのは無理ですから(滅


 根本的に、身体を動かすことを覚えないと、身体は動くようにはなりません。少しでもそれを解ってもらえたら、今日はそれでもありがたいのですが…


 都心の方が天気が良さそうですね…
 …頼んますよ、付いてきてくださいね。誰も、助けることは出来ないんですから。


 無言で憔悴しきった表情を見ると、あと少し、でも、不安ですな…(ため息


 林道に降り立ったとき、ふらついて倒れそうになっていました。脚に力が入らないとか…。あとでポカリスエットを飲んでいる様子を見ると、脱水症状が現れていたような感じです。ふうたろうはハスカップウォーター500ml一本空けないくらいなのに、何がこれほどまでに差を付けるんだろうと、本気で解らないのです。


 ふうたろうも中学生の時、野外活動部に入っていました(どんなところに行ってどんなことしたのか、ほとんど覚えてないけど)。そのときは確かに、本当に山道がきつくてきつくて、そればかり記憶しています。


 …高校生になってから山道のつらさが格段に楽になりました。あれは仲間のチカラか、オンナのチカラ(何)か。
 ふうたろうが一人で山に登るようになったのは2005年から。歩き方や道具の使い方その他、身につけている体力・技術は今に比べると鼻クソみたいなもんだったけど、あれから8年、少しずつ回数を増やして春夏秋冬登ってきて、今に至ります。
 山はただ登れば登れるもんではありません。こんなふうたろうでも、山登りに関しては、ある程度自分で考えて登っているのですから…。自分で考えて(あることに対して)行動しようとするかどうか、それが(あることに対する)センスなんだと思います。


 ふうたろうは保守的で頭が固いんだと思うけど、歩く体力がない人は連れて行けない。つくづくそう思いました。
 ふうたろうには、保健体育の教師は無理かな…(苦笑


 つるつる温泉到着。二人とも良い経験をしたと言ってくれたのは良かったですが、この経験を活かしてほしいというところが本音です。二度と山に登らなくても構わないけど、どんな「経験」でどういう意味の「経験」なのかを考えてくれるだけはして欲しいなあと思います。


 ふうたろうも、人を連れて行くことがたったこんな短距離の初心者向けコースでさえ難しいこと、自分と他の人と、とりわけ初心者と、すべてにおいて感じるものにギャップがあることを知りました。そして、基礎体力の重要さを改めて感じました。あと、職場の人間関係がイヤだから、今の仕事がイヤなのではないということも解りました。


 今日は山を楽しむどころじゃなかったけど、たまにはこういう経験も必要だと思います。


天気:くもり時々晴れ(東京都青梅市・西多摩郡日の出町・板橋区)

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