水冷登山(御在所岳【神崎川遡上コース】:滋賀県)
=つ)゚3゚)ブッ¨:∴
まだ28個も残っているくせに、切り札を使うなんて100万年早い。
滋賀県方面に戻り、今日は御在所岳を目指します。御在所岳も切り札と言えば切り札ですが、切り札にしてしまうにはもったいないかもしれないと思い、滋賀県側からあえて攻めてみようかと思いまして。
天気予報では、この滋賀県~三重県界隈を除くほぼすべての日本列島で(沖縄は当然除く)、湿った空気や寒気の影響で落雷や豪雨になるとの予報です。なので、もう、ここに来るしか…。
さて、どのバスに乗るんだったかな…
この路線図、ちょっと判りづらい。ふうたろうが利用するのは、東近江市のコミュニティバス、「ちょこっとバス」です。
→東近江市 ちょこっとバス・ちょこっとタクシー
しかし、やたらとPDFファイルで表示するページは本当にめんどくさい。普通に、HTML形式とテーブルタグで組むか、GIFで表示するかにして欲しい。特に路線図!
8時過ぎに八日市駅に着いてから9時36分のバスまで時間があるので、靴を履いて荷物を整えるくらいでは潰しきれません。時間を潰す、なんてもったいない話ですがね…
とりあえず、ふうたろう恒例の街観察。
商店街がありますが…
まだ9時にもなっていない商店街はどこも開いておらず。
でも、昭和のニホヒがする漢方薬表があったり。
あとは地図でも見て、今日のダンジョンの予習でもしときなさい。
バス停は一番手前の1番。市原線。
そして、永源寺支所で政所(まんどころ)線に乗り換えます。乗り継ぎ券をこの支所で運転手からもらえば、2本目のバスについてのみ、無料で乗ることができます。
なお、一回乗るごとに200円。2回分払っても大して高くもない。
さて、目的地バス停に到着です。ここは杠葉尾(ゆずりお)バス停。ふうたろうの旅はここから再び始まるのだ(`・ω・´)キリッ
とりあえず、神崎川出合まで、ひたすら進まなければなりません。その出合まで、実はそこそこ長い。4~5kmあるでしょうか。
まず、杠葉尾集落を抜けたところでゲートに当たると思います。どうも最近設けられたゲートのようです。
土砂崩落、一部キャンパーのゴミ投棄、等々理由が書いてあり、状況が改善するまで通行制限するそうです。
ゲートの位置はこの地図を見れば判ります(地図見て判らなければ、このルートはそもそも行けません)。
なお、「制限」と言うだけあって、クルマが何台か入っている形跡があります。どうやって入ったのかは判りませんが。
進むと、右手に枝道が現れるでしょう。昭文社の地図だとそちらがコースとなっていますが、恐らくまっすぐ車道を進む方が楽だと思います。
とはいえ、蛇行する川沿いに上りの歩き。見かけよりもけっこう遠いですよ?
道にはいろいろな建造物があります。それは現在地確認のヒントにもなるので、チェックしておきます。
道の蛇行は立派なヒントです。方位磁石を使うとほぼ完璧。
それにしても、気温はそんなに高くないのに激アツです(汗だく
樹林に覆われていて沢がまったく見えず残念な思いをしていましたが、ようやく見えてほっと一息…
ん?(・ε・;)
左手(谷側)にこんな道があるようですが、恐らく釣り人用でしょう。ふうたろうの地図にはそんな線はない(何
ヌオッ(゚皿゚;)
…ハラが痛い(滅滅滅
昨日の午後からやたらとハラが痛くて、しかも夜行バス(京都行き)でエアコンからかがやくいきをくらってしまったらしく、ダブル腹痛の精神(滅滅滅)になっています。
さっきも述べたように、この車道はたまに車が通るので、道ばたで大開放なんかしたら末代(一代)までの恥になってしまいます(爆滅
草陰というか、ヤヴの中に隠れてこっそりと…。玉之浦とか虫にかまれなくてよかった(黒ハート
MERUNで買ってきた手焼きクッキーをシバきます。今日はエネルギーが足りません。それでなくても、持ってきていたチョコビスケットは既にガラス転移点を大幅に上回っています。液化しかかっています(滅
さっきふうたろうの横を、トラ○クの○○に何人か載って、通り過ぎていきました。いかにも沢姿で、目的はふうたろうと似て非なるもの(ぇ)のようです。
古(いにしえ)の木板には、「ここから御在所岳に行けまっせ」的なことが書いてあるっぽいけど、すり切れかけて割れているのでどうでもよくなりました。
ヌオッ(゚Д゚;)
…どっちやねん。
ふうたろうと似て非なる人たちは左の階段の方に向かっていきました。しかし、少し追随してキケンな香りが漂い始めたので戻って右へ(2枚目の地図参照)。
まあ、本質的にはふうたろうがこれから進む道の方が危険な香りというか何というか(ブツブツ
ブッ¨:∴(゚ε゚;)
前言撤回。濡れザレ岩ゴロゴロゾーンです。
この沢でタオルを濡らして頭に巻きます。気持ちええわー(目がハート
ここで徒渉して向こう岸に行けば、そのまま鈴鹿山脈主稜線に出ることになりますが、ふうたろうは今回はイトシノサワヨするので、このまま右へ向かいます。
靴の割れ目の位置がおかしい靴擦れする沢靴なので(滅)テーピングで守備力を上げておきます。
ふうたろうの守備力が50あがった!
今年こそ夏に初沢を味わうことができましたね。去年は1月に南予篠山(愛媛県)だったから(じと目
思いの外水は冷たくない。夕張岳(北海道)のあの水の冷たさは凄かったものだ。一週間前だけど。
実は、本来の登山道は神崎川の左岸に着いているはずなのですが、ふうたろうが見落としています。イトシノサワヨしたかったので、まあいいか的に進んできたのですが。この枝沢を横切っている風な感じが、何となくあります。
それより、相棒をゲット。ピントが合っていないのは、コンパクトデジカメ(2004年購入)のオートフォーカスがウンコだからです。
ちょっと登山道の方も見てみたけど、アップダウン虫ヤヴつるつるゾーンっぽい。
沢は、光の屈折で、浅く見えることがあるようです。まあ、ふうたろうはそれを知ってるから、むしろ浅くても深いような錯覚に陥るのですが。
突然深くなることもあるので、あまり淵には近づかないことです。
こういう岩ゴロゴロゾーンでは、一旦上陸することになります。が、フェルト地の足袋で乾いた岩を踏むと、たまに滑ってキケンです。特に砂とかが付いているとブラックゾーン(何)です。
再び徒渉点です。この徒渉点は沢を奥まで詰めるには誰もが通る徒渉点。
さっきのところから先は、沢が突然狭くなり、ゴルジュになります。天狗の滝、とかいうのもあるようで、泳がないと進めないところもあるようです。
ヒロ沢出合まで、登山道を歩きましょう。
往生際の悪いふうたろうはそれでも先に進もうとがんばっています。
しかし、巨大な岩ゴロゴロゾーンに、110リットルのザック担いで挑むのは遂にあほらしくなったので、ここらで諦めます。
場所の名前が書いてありますが、25000分の1の地図にはまったくその場所の名前が記されていないので、殆ど使えません。
こんな早(略)よりもひどいくされ木なんか渡ったら、どこまで転がっていくか判ったもんじゃないですな!
どうやら、沢をまっすぐ進むと、あの青い奈落の底に落ちるらしい。くわばらくわばら。
天狗の滝のすぐ上。ここからそのままでも歩けそうだけど、それが罠であることは、あとで判ります。
足もとに注意しながら下ります。沢沿いの道というのは上がった分、ほぼ下るという穴掘り拷問みたいなところがあります(滅
樹林でよく見えないけど、この上流、やっぱりゴルジュになっていますな…。
カメラの心配をしなくていいなら、泳いでいくのも一つですが、よく考えたらふうたろうは泳げないから浮き輪が必要なんですね(ヴォー読み
天候が不安定なので、いつ土砂降りになるか判りません。そういうときは、河原にテントなんて張るべきではないので、こういうところに張りましょう。まだそんな時間ではありませんが(ふうたろうにとっては)。
うむ。やっぱりゴルジュになっておるな。浮き輪じゃないと進めない(笑
ヒロ沢の出合に至る時、斜めの濡れた岩場があります。ここはマジでヤヴァイので、カッコつけずにロープの助けを借りましょう。
そのヤヴァイ岩場の安定した部分から撮った上流側。天然の川ってすばらしいね…。
ヒロ沢というのを、実は理解しないまま進んでいました。沢の右岸をひたすら進んでいると、道が消滅。これはやってられないと思い、さっきの出合まで戻ることにします。
なお、この間に、虫にかまれたりヤヴに絡まれたり、ひどい目に遭います。
っていうか、沢に出るの早すぎるじゃねーか。さっき右岸に上陸した地点はもっと下流だったような…。
ま、沢靴でイトシノサワヨⅡやればいいか…。
その左岸あがったところに広場がありました。今日はハラも減ったし、ここで闇テンのススメしますかな。
明日は更に上流に向かい、御在所岳をシバくのです。あくまでも、日本300名山の撃破なのです。
こうやって散らかしていく奴には、闇テンのススメをする資格はありません。しかも、アルマイトの鍋まで置き去りにしよってからに…
テントを張ったら生パスタにナポリタンソース・チーズ・タバスコドヴァッとかけて食います。が、なんか、ガソリンストーブがガソリンまみれに…なっていたんですが?途中でポンプのネジが緩んでいたようで、漏れまくっていたではないですか!
ポンプノブがうまく動きません(滅
さて、デザートを冷やしに行こう。すぐ近くに水冷できるところがあるではないかと。
水かさがやや増えた川の隅に石ころで重しをして、冷却します。まあ、あんまり冷えないと思うけど。
さっきは片手間にこの風景を見ていましたが、今はマッタリモード。メシ食って腹も満たされて、シ・ア・ワ・セ(黒ハート
この淵はとても深いので、ドヴォンしたら終わりです。這い上がってはこられますが、カメラは亡くなってしまうでしょう。
デカい岩の上を、登山靴や沢靴で渡り歩くとスリップが怖いけど、裸足だと非常に楽です。砂利やナメの沢の中は沢靴に軍配が上がります。
日が暮れゆきます。久しぶりに一人の夜ですね。あの九州3連撃は、さわがにキャンプ場で衆人環視に耐えながらでしたからね(ヴォー読み
これを見ると、沢の水が引いていると思うのですが、岩のひだに対する毛細管現象を否定できないので、本当のところは判らない。
このケルンもふうたろうと同じですな。いや、ふうたろうがこのケルンと同じなのかな。
さて、楽しみにしていたコラーゲン(?)入りの(無果汁?)オレンジ寒天(!)ですが、味は…
…まあ、沢で冷やしたからうまいよねっ!(じと目
地図を見ると、殆ど進んでいないことが判ります。さすがに沢で遊びすぎましたね。しかも、地味に迷ってるし(滅
それでも、この沢の音を聴きながら眠れるのはシアワセです。東京の家にいれば雑音しか聞こえないから。クルマや下の階のパン屋から聞こえてくる変な音を聞いて寝るくらいなら、滝の裏で寝た方がマシだと思います。
天気:晴れ時々くもり(滋賀県八日市市・神崎郡永源寺町)
御在所岳、すんごいコースを選びました。
そんな道があったんですねーーー。
300名山もあと少しなので、もったいないからいつもよりさらに味わってさらにマニアックでドMな山行に期待してます(笑)
みゃーみさん、その期待に添えるよう、がむばります(藁
楽々登れてしまうと、身体が疲れないので逆に疲れてしまうのです(ぇ
あと27の山々は、どう料理してやろうかなあ…