おおふうたろうよ死んでしまうとはふがいない(男鹿川林道下り:栃木県)
夜中、一旦雪がテントを叩く音が消えた。そう思って起きました。しかし、それは罠でした…。テントの上に雪が積もって、音がかき消されていたのです。外はひどい雪。これでは、昨日付けてきたトレースも消えてしまうでしょう。登ろうとしている男鹿岳も、上り下りで相当時間を食うことが予想されますし。
ひとまず、少しだけでも食べられるだけ、スパゲッティを食べ、できるだけ早く出発です。が、出発は結局5時前後になってしまいました。雪の降り方がかなり激しいので…
しかしこの雪の深さは、昨日にも増しています。空荷でも脚を上げるのが辛い。
ふうたろう、ここで断念です。ふうたろうは死んでしまった。ふうたろうは全滅した(何
そして、テントの中で明るくなるまで寝ていました。スパッツと靴を脱ぐのがめんどくさかったので、足をテントの外に放り出して、上半身寝袋を被って、転がっていました。何という冬山術(黒笑
しかし、戻るにも一苦労です。昨日歩いてきたトレースは、夜中の雪でかなり潰されました。本当にしつこい寒気でしたね…(怒
それでも、トレースを付けている部分は沈み込みがずっと小さいので、そこを辿るだけで、速度は倍にはなると思います。さあ、突き進め。
純粋にこういう雪の渓谷を味わいに来るのも、悪くはないですよね。こういうところは、誰か(できれば女の子(黒笑))と来たいですねえ(目がハート
マッタリ気分で澄んだ壺の底を眺めます。ここの水を掬ってスパゲッティを茹でたいなー(えへっ
そして、昨日立入禁止の赤札が下がっていたところまで。だいぶ雪が積もったという感想です。
そして、「駐車場」と思っていた場所に日が差していて、それは雪と冬枯れの木のコラボが最高です。
きれいだけど、やっぱり山に登り切れなかったのが憂鬱です。登頂も晴天も景色も、その他いろいろな条件が揃って、初めてふうたろうのひとつの山行は充実するんだなと、改めて思います。
昨日もここと同じところ撮ったんだけど、全然違う場所みたいです。
しかし、やっぱり足が重い。昨日のトレースを忠実に踏んでいるのですが、やっぱり重い。
この辺りは、どうやらわかんを脱いで歩行していた場所のようで、トレースの付きが不十分で、かなり足手まといになっています。文字通りの足手まといで。
疲れ切ってクッキー食べてたら、思った通り、上から雪塊が降ってくるという罠。
足跡忠実に
…歩いてもしんどいですね。もう疲労が蓄積していますから。
たぶんこのトレースを見ている分にはそれほど辛そうには見えないかも知れないけど、歩いた者にしか判らない、このきつさです。
何だか、場所によって雪が薄くなっている場所とか。昨日はこんなの無かったですが。
こういうところで、フクジュソウなどが雪の隙間から咲いていたりすると、春を感じますよね。
…まだ冬だけど。
昨日と違って、明るい樹林帯に変わっていますね。
昨日と違って、足の疲れと痛みがハンパないっすね。
これが最後の橋。というか、最初の橋。やっと振り出しの手前に戻った。
もう少し、JOBSおじかの建物のあるところまで、この豪雪地帯が続く…
JOBSおじかの建物のテラスの下で、もちろんテラスの床を傷つけないように、アイゼンを脱ぎます。わかんはもう少し手前、気温の上昇で雪が団子になってきたところで蹴脱いでやりましたが。
そういえば、JOBSおじかからキャンプ場までも、除雪されていないんだったね。行きの時は、まだ轍を辿って進んだんだった。昨晩の雪がなかったから。
男鹿山塊が雪を纏って連なっています。ああ、やっぱり残雪じゃなくて、真冬の男鹿岳に登りたかった…。時間が足りないんだよ。いや、体力も足りないのか。もちろん、カネも(滅 あと、車の運転技術と意気地も(壊滅
キャンプ場の看板が見えてきました。あそこでこの豪雪地帯は終了…
里に戻ってきましたね。ようやく、
*「おおふうたろうよ、死んでしまうとはなさけない。…ふうたろうに神のご加護があらんことを。」
と言ってもらえる(何
※調べてみると、違うらしい。*「おおふうたろうよ、死んでしまうとはふがいない。そなたにもう一度機会を与えよう!」らしい。
そして、集落を抜け、国道121号線を歩きます。横をびゅんびゅん車が通っていきます。本当に死んでしまうとはふがいないです。
…期待していた食堂の類はみんな閉店していました。そして、あそこにある、「おみやげ きのこ 山菜」と書いてある店は、雪に埋もれていました。
この地の山菜やキノコが、再び誰もが安心して食べられるようになるには、何回今の人類が生まれ変わらないといけないのか。
父ちゃんと息子ふたりが、この広い雪原の端っこで遊んでいました。兄ちゃんの背丈ほどの長さの、腕ほどの太さのつららを、珍しそうに抱えて喜んでいました。弟は深雪に長靴を持っていかれ、もがいていました。
男鹿高原駅への小道に戻ってくると、行くときも目にはとまっていたものの気にはしていなかった建物が。どうやら変電所らしいけど、野岩鉄道の所有物らしい。こんな小さな鉄道なら東電の管理内にあっても、と思ったけど、違うらしい。
昨日と変わらず、雪に埋もれた男鹿高原駅。そして、窓枠のところに置いてきた切符がそのまま残っていました。
電車を待ち、帰宅です。棺桶を運びます(何
帰りは、鬼怒川温泉から、東武鉄道の特急に乗りました。使ったことがないというのと、鈍行で北千住回りで帰るのが面倒なのとで。まあ、北千住回りなのは変わらないけど、特急だと、4時間が3時間になるので、結構速い。
家に帰ってきたのは17時半頃でしょうか。いつもの富士見湯とは違う銭湯を、たまたま来ていた大家さんに、たまたま教えてもらって行ってきました。ちょっと、こないだの噛み合わなすぎなので疲れましたからね、あそこは…(滅
というわけで、登山口(というものさえもないけど)までも行き着けなかった全滅山行、終わり。
天気:晴れ時々くもり(栃木県塩谷郡藤原町、移動中を含まない)
はじめまして。
いつもこっそり拝見してます。
東京在住ですが月に1回は塩原近辺を野鳥観察や自然散策しています。
この週末、男鹿岳の向かい、奥塩原・新湯富士周辺でスノーシューしてましたが雪深かったですね。
土曜夜、結構降っていましたね。
男鹿高原駅から徒歩で男鹿岳とは、いつもながらホントに凄いですね。
車で楽しているのがお恥ずかしい...
雪が深かったので心配しておりましたが、ご無事で何よりです。
山は逃げませんので、いつかまた...
どうも初めまして。
特殊な生きもの「ふうたろう」は、ほいほいとそこかしこの山にふらふらと出かけていくので、ひょっとしたら、野鳥観察小屋から見えるかも知れません(笑
この夜は、雪、ひどかったですね。吹雪なわけでもないのに、テントにガサガサと降り積もる雪。やっぱり、翌朝は大変でした。この時期であれば、車があったとしても、…せいぜい車中泊ができるアドバンテージでしょうか。まあ、それが金銭的にも猛烈に大きいのですが(苦笑
やっぱり、正直、車で行ける人は羨ましいと思います。縦走はできないかも知れないけど、縦走したいときは電車やバスを使う選択をできる分、強いのだと。でも今更車生活に移行できないです。いろいろな面で(苦渋
男鹿岳、今年中にリベンジの予定です。ひょっとしたら、単独公共交通のみ、とならないかも知れません。まあ、やろうと思えばできますけど、たぶん(脂汗
これからも、そっと、見守ってくださいませ。よろしくお願いします。