最後の決戦(景鶴山ケイヅル沢~上ヨサク沢周遊コース:群馬県)
2012年4月15日。ふうたろう、この景鶴山を諦めるか、登り切るか、を分ける日が来ました。まあ、それを決めたのは2日前なんだけどね(黒笑
昨日は尾根の途中でテントを張ったので、予定の尾瀬ヶ原よりは随分前。従って、まだ闇夜の4時半(といっても少し明るい)、サクッと出発です。
東の空は既に明るくなり始めています。夜のうちに若干気温が下がったので表面だけ凍っているような気もしますが、雪、やっぱりずるずるします。先週のような新雪50cmの刑と比べれば、天国のような歩きやすさではありますが。
初めて見る雪の降っていない尾瀬。
きのむこうにみえているのはけいづるやまではないか(棒読み)
テントを張っていた場所から程なくして、尾根を下る坂が急になります。そこから、ふうたろうが今日、最終決戦を迎える景鶴山が見えます。
尾瀬ヶ原が見えてきました。
が?
何だか様子が変ですね。
どうも、尾瀬ヶ原は霧が立ちこめているようです。霧に巻かれたら、あんなだだっ広いところ、一瞬で方向を失いかねない…。
空がどんどん明るくなっていきます。尾根から尾瀬ヶ原へ、急坂を下りきった頃にはもうカメラのISOを上げなくても写真が撮れるレベルになってきました。
ありがたくラッセル泥棒させて頂きますか。
まあ、尾瀬ヶ原は冷気湖になっていて、雪質はむしろ尾根よりも固く凍っているみたいで歩きやすいんですけどね。
尾瀬ヶ原には日が差していませんが、かの景鶴山の山頂は朝を迎えているようです。あそこで見る朝日はどんなにきれいだろうね…
真冬(状態)の尾瀬ヶ原は見たこと無かったふうたろう、この遙かなる雪原には感動を抑え切れませんがな。
そして、西には名だたる至仏山。真っ白の雪が薄黄色に輝いています。
霧が薄く揺らいでいる真っ白の尾瀬ヶ原。これをこの世の天国といいます。
薄く揺らぐ霧の向こうに黄金の至仏山。ふうたろう一人しかいないんだぞ、ここには!(…と思っていたが)
南を振り返れば、アヤメ平の辺りが朝日に輝いています。あの辺りもまた、朝は最高のはずです。あそこなら、手軽に朝の雪景色を食えるでしょう。
沼尻川沿いに密集する樹林帯のその遙か向こうに、かの燧ヶ岳。
2006年8月13日、登りましたね、あの茨城の仲間たちと。
ふうたろうの影が長い。この時間帯が、一日の中で最も好きです。そして、今居る場所も、今この場所にいる自分も、何もかもが好きです。
日が当たると、平らに見える尾瀬ヶ原の雪面も、凹凸があることがよく判りますね。
この風景は、ふうたろうのこれからの勝負をどう占っているのだろうかっ!
燧ヶ岳の山頂直下、若干地吹雪のようなもので煙っているように見えます。
景鶴山の山頂は、地図どおり、噂どおりの岩場のようですね(ズームアップしています)
ところで、尾瀬ヶ原で、ヨッピ川という大きめの川を渡らねばならないのですが、それに架かる橋がこのヨッピ橋です。友人の話によると、板が外されていて渡れないとか、骨組みを伝って渡れるとか、情報が色々ありましたが、骨組みがあるなら渡れるのがふうたろうなので、まっすぐ直進。
うん。これは、板が外されているとは言わないね。ウルトラデラックスゴージャスブリッジです。問題なし。
橋の上から写真も撮っておきますか。
ふはは…こんなくらいでふうたろうは恐れんぞ(悪笑
ところで、これから日差しが強くなること間違いなしなので、ランチュウ(金魚の)になりたくなかったら、ちゃんと日焼け止めを塗っておくと。日焼け止め効果がとにかくスゴいのを塗っときます。
ヨッピ橋を渡ったら西よりに進みます。
え?景鶴山は普通東に進む?
与作岳経由なんて、ダルくてやってられません。
というわけで、ケイヅル(ケイズル)沢や上ヨサク沢周辺を埋める樹林帯へ特攻します。
これはおそらく上ヨサク沢の凹みだと思います。どんな渡渉を強いられるのかと思ったけど、クチほどにもない。
そして、ケイヅル沢もまた、雪に埋もれて沢の体を為していません。余裕で踏み越えましょう(`∀´)
言葉で説明するのは難しいですが、ケイヅル沢を遡上すると西側にある尾根を登りに使おうと考えました。実は、さっき尾瀬ヶ原からシゲシゲと景鶴山を眺めていたとき、この尾根の勾配を見ていたのです。もちろん、下山はできれば違うところを使いたいので、下山用尾根候補も選っていました。
というわけで、まず上りの尾根は食いつき良し。展望いいし、雪質もヅヴォッじゃないし。ただ、見かけよりも坂は急なので、かなり苦労はするでしょう。
地図で見ていた感じほど急でもないけど、物理的には急勾配なので、焦らずゆっくり登るべし。雪崩はそれほど心配なさそうな地形っぽい。樹林もしっかりあります。
アレは、ふうたろうが景鶴山に勝った暁には下山に使う通路の予定の尾根です。あの樹林が剥げたところは通るのは、実際黄色から赤信号。樹林帯を駆け下りることになる、カナ?
この尾根、なかなか見通しがいい。樹林と展望のバランスがいい尾根です。Sクラスのケモノ道です。
順調に登っています。この尾根を上がりきると緩い勾配の広い尾根を登っていくことになるので、この尾根を上がりきれるかが事実上の勝負。…少なくともこの時点ではそう思っていました。
ところで、天気のことをまったく話していませんでしたが、今日の天気はここ数ヶ月の山行で1位2位を争うほどすばらしいものです。ハイパーど快晴ですから。尾瀬ヶ原もアヤメ平方面も、ガッツリバッチリビッシリ見えます。
上の方にくると、急な箇所も出て来ます。焦らず、ゆっくり登ろう。彼方の燧ヶ岳を眺めるのもいい。でも、今日中に帰らなくて済むなら、本当にゆっくり登っているのに。
さあ、ふうたろうが対決する景鶴山が間近です。あいつが、尾瀬ヶ原に近づく前にかがやくいきでふうたろうを2回、装備(鍋)はがしで1回、ふうたろうを下界に葬ったんです。
でも今日はかがやくいきを振り払ってここまで来ましたぞ。
この尾根の勾配はこんなもん。…結構あるね。登ってみりゃ、何とかなるんですがね。ふうたろう、今は荷物の量多くないし。
青空とダケカンバ。残雪ではこの深い白と青は出ないと思っています。
高度が上がってきました。周囲が、燧ヶ岳を除いてかなり下に見えてきました。
急坂の尾根を登り切った模様です。尾根の始まりから1時間10分。及第点でしょう。
次は、景鶴山の肩まで向かう緩く広い尾根を登ります。ガスっていたら迷いやすい地形ですが、上りなら少なくとも大丈夫かな?
この辺りは標高が高いので、樹林に積もった雪もすぐには溶けてきません。しっかり積雪期の山を楽しめます。
遠くに燧ヶ岳。肩を並べるくらい登ったか。いや、やつはまだ400m以上高い。
雪を被った真冬を装う樹林帯の向こうに至仏山が見えてきました。
これは景鶴山の岩場ですが…
写真が非常に残念ですね。樹林が消えたのでこの強烈な白に露光アンダーになってしまいました。ダイヤルをあと2くらい回して、補正したい…。
さあ、これからボスのコアとの闘いです。雪付きの岩場を越えなければなりません。
雪の斜面40度以上はありそうなところにしがみつくと、突然高度感が増します。ふうたろうの付けてきた足跡も、あの樹林帯も、観覧車が45度以上回った頃くらい急激に遠のいていきます。
しかし、その斜面をなんとか弱点を探しながら登り切ったら、越後山塊の雪景色が大スクリーンで、モザイク一切なし(何)の状態で一望できます。
ただ、素手で雪壁を掴んでしまったのは失敗だった。かなり冷たくて、手の感覚が失われました。クソ暑かった首や頬に手を当てて、中和したあと、ウールの手袋しておきます。
いやいや、それにしても、この大展望は死ねますね、マジで。
さて、これからもまだ勝負は続きます。見れば一目瞭然ですが、この岩場にしてこの雪庇。下手に南側に寄りすぎれば、奈落の底です。
真北には平ヶ岳が見えます。そう、当時2008年10月11日、当時なりの「決死の覚悟」だったあの平ヶ岳です。登るだけなら、今なら日帰りで行けるだろうに…。
あの頃、ふうたろうがこの景鶴山と一戦、いや四戦も、交えるなんて夢にも思わなかったでしょう。
あの上が景鶴山山頂でしょうか。この辺りは、どうも小さなピークがごにょごにょしていて、どこが山頂なのか、行ってみるまで判らないという件。
この岩場はどう登りますか?
雪の着いている、ちょっと急だけど斜度がある左側を巻いて登りましょう。大丈夫です。
しずくが凍っています。通過する前に写真を撮りました。後ろがゾロゾロついてきてたら、こんなところで写真なんてハイパーひんしゅくものですな。
…どうも要領をえませんが、どうやらこの辺が山頂のようです。写真が暗いですね、無念ですね(滅
尾瀬ヶ原、アヤメ平も大展望。更に彼方には、日光白根山です。
…なるほど、これは景鶴山が300名山にもなるわけだ。でも、ふうたろうはここをこの登頂を以て300名山から切らねばならない。そのためにこの最終決戦に臨んだのですから。
しかし、登頂で喜ぶのは早いのです。山は麓まで続いています。その麓まで降りきってこそ、その山を制したことになります。さあ、慎重に下りますよ!
見かけよりもかなり細い尾根です。雪質が粘稠(ねんちゅう)で、下手に足を置くと滑ります。かなり怖いです。
こいつ、先が見えないでやんの。地図では概ね下りられるだろうという確信があるものの、この状態を目の当たりにすると、腹がギュッと鳴ります。
展望はとにかく凄まじい。新雪ならではの白の深い景色にはぐうの音も出ません。
しかし、この粘稠な雪質でこの細い尾根だから、雪がずれて下まで転がったらどうしよう、などと思ってしまうのですよ。
どうにもならなかったら、膝を着いて下りればいい。ごり押しでも、泥臭くても、根気と体力と知恵で立ち向かうのが山ってもんでしょ。限度はありますけどね。
そろそろどれが何山か見る余裕が出て来ましたか。左与作岳、右燧ヶ岳。
確かに、このヤセ尾根はかなりスリリングです。2人以上いるなら、ロープで確保しあった方がいい、ですかね?片方が落ちたら、落ちた奴とは反対側の谷に飛び降りるといいとか、聞いたことがあります。
なお、わかんの底にこびりつく雪はしっかり取っておくべし。
さて、もうここまで来れば安全地帯。与作岳に向かわず、景鶴山東にある尾根を下ります。
与作岳のオープンゲレンデにはクレバスが。今日は雪崩日和でしょうな…
展望が良いところもありますが、上りに使った尾根よりは樹林が深い。
上りの尾根から見ていたように、尾根途中からオープンゲレンデ状になっているので、樹林帯を、それでもできるだけ素早く下ります。こんなところで雪崩なんてしゃれになりませんから。
なお、樹林はアンカーといって、一応雪崩を起こりにくくさせているみたいです。…ほんとかどうかは、あんまり自信ないけどね。
疎林の急斜面を下りてくると、なだらかな谷筋へ。ここも疎林。見下ろす感じの雪原がすばらしい。
樹林がなくなれば、広大な雪原。無雪期はどうなってるんだろう…
樹林のメリハリがはっきりしている尾瀬。この広漠とした感じがたまらないよね!
ところで、雪崩の音と間違うほど、飛行機が尾瀬上空を飛び交います。飛行機雲がたくさん見られます。
落葉高木の樹林帯。明るく、歩いていて清々しい。これで新緑でも萌え始めたら目がハート。
まあ、今日中に東京まで帰らなければならないという現実を思い出すと、既に足が重いという罠。
樹林を抜けて、再びだだっ広い雪原に。
…「広漠」が「だだっ広い」に格下げですか?
薄雲が広がってきました。しかし、日も高くなって、日差しがギラギラしてきています。
…「東京電力」の文字が刻まれたヨッピ橋。
国が儲けている企業からしっかり税金を取り、国立公園などの維持にしっかり税金を使えば、一企業任せにしなくてもいいんだ。これほど重要な自然を、なぜよりにもよって国土を広く汚染した東電が牛耳っているのか。
改めて、この国の税制、金儲け以外の施策に対する気味の悪さに辟易する。
遙かなる雪の砂漠。これをあの端まで歩かんといかんのですよね。
この通り、強烈な日差しを遮るものはなし。雪は8割の太陽光を跳ね返すそうで、ふうたろうは常に180%の光属性の攻撃をくらっています。
今朝の清々しい尾瀬ヶ原は、今や猛烈に暑い砂漠に変貌しています。
水の流れが…
実は、冗談ではなく、この雪原で、無風状態の直射日光ゆえに、熱中症がヤヴァイ。持っている水がどんどん減っていく。
夏が来れば思い出す 遙かな尾瀬 遠い空
雪の中に フラフラと 揺れ揺れる ふうたろう(滅
ふうたろうの頭が 埋まっている 夢見て埋まっている 白雪の中
雪の色に黄昏れる 遙かな尾瀬 遠い山(滅
…とにかく暑い。頭を埋めるだけではどうにもならず、雪の上に寝転がりました。
ひとまず、テントまで戻らねば…。テントまで戻るには、急坂を登り返さねばなりません。レベルで言えば、ケイヅル沢から尾根を上がっていったくらいのやつ。
これは、今朝ふうたろうが下りてくるときにハマった踏み抜き穴です。
テント張ってた場所はどの辺りだったでしょうか…。13時半までに戻れればいいと思っている、13時15分頃。
思いの外すぐに辿り着きました。けっこう進んできていたのですね、実は。
ところで、このテント、アホほどずぶ濡れです。針葉樹林帯の下に張ってしまったので、しずくで雨よりもひどくずぶ濡れの刑。
ああふうたろうは水神様に好かれているなあ(棒読み)
さて、これからは100リットルザックを持って、富士見田代を越え、バス停まで…
いったいバス停到着何時になるんだろ…(遠い目
ここを下ってくるとき(進むとき)は真っ白で味も素っ気もない風景だったけど、やっぱり晴れはイイネ。
そんなときに口に入れたアメ玉の袋に「忍耐」と書いておりました。
14時45分頃になって、やっと富士見田代到着。なせばなるもんだな、1時間でテン場からここまで到達ですよ。
何だかさっきからエンジンのような音がするなあと思ったら、富士見小屋の雪下ろしをやっているおっちゃん。少し話をして、ふうたろうは先へ進みます。
この木を見ると、雪がどのくらいまで積もっているか判るそうです。枝が下に垂れ下がっているところまでは積もるんだそうです。今は5mほどの積雪があり、この木を見れば、8m積もることもある、ということです。尾瀬の豪雪、見たり、ですな。
これほど天気の良い状態を、これまでの3(2)回から想像できただろうか。
3月25日の朝ここを通ったとき、確かにきれいだった。でも、今朝のあの尾瀬ヶ原や景鶴山を歩いたあとでも同じ事が言えるかと言えば、それは嘘だ。実際に闘いを通して見た景色とそうでない景色が同じはずがないのだから。
スノーモービルの跡を辿って進みます。ここで無駄に体力を消耗してもしょうがない。
あの雪庇の上はアヤメ平。これだけたくさん尾瀬に来ているのにアヤメ平を訪れたことは一度もないという罠。
行きも見ました、歩いている場所直前まで流れているデブリ(デブリという言葉自体は、「破片」という意味らしい。この場合、雪の塊、とかそういう意味)。
日が落ちてきました。ふうたろうの体力はそろそろ限界。あの水が漏らないはずの靴、右足だけ水が漏ってきました。
16時半。田代原到達。今日行動を始めて12時間が経ちました。遠くの冬枯れにくっついた緑がかったヤドリギを見ながら、少しだけ休憩。
ショートカットで富士見下。だいぶ下りてきたけど、地図で見ると、まだ地図の縦の長さの半分くらいの距離が残っています。
勢いよく流れる沢。雪解けが急速に進んで、その水が集合しています。
道がはっきり現れています。寒暖を繰り返す、ただの量的な変化が、ある時を境に雪山全体が消滅に向かう、質的転化になります。
しかし、ふうたろうにはもうそんなことを考えている余裕はない!
雪の上を歩けていた昨日までとは、もう違う。明日になったらまたがらりと変わるでしょう。
スキー場が見えてきました。今日は、このスキー場を撤退完了の場所としてではなく、戦闘終了の場所として見ることができました。3度あることは4度あるではなく、4度目の正直となってよかったですね。
戸倉スキー場からバス停までが今のふうたろうにとっては長いですが、17時58分、到着です。
闘いは終わりました。これで最後だ、という気合い入りの山行となりました。しかし、登ってみれば、確かにその気合いを入れるだけの価値が十分にある山です。展望も、アプローチも、もちろん天気という最大の調味料もだけど、すばらしい。300名山に加えている理由が何となく判る気もします。
しかし、誰でも気兼ねなく登れるはずの300名山が、「登山禁止」であってはいけません。その「登山禁止」を気にしたおかげで、誰の目にも付かない4月中旬に、闇夜と吹雪に紛れて登れたのは確かですが、誰でもできるわけではないです。
ただ、この山は完全に登頂してしまいました。ふうたろうの登山リストには、但し書き付きで載せておくことにします。
#256景鶴山クリア。ただし、ここは「公式登山禁止」ゆえにふうたろうの300名山から削除する。
ところで、帰りの電車に乗るときに知ったのですが、尾瀬に来ていたのはふうたろう一人ではありませんでした。東京大学の探検部の学生が3~4人、来ていたようです。ただし、燧ヶ岳を大清水方面から、のようですが。景鶴山周辺には足跡すらなかったもんね…。ま、誰もこんな吹雪の中、あんな景鶴山くんだりまで行かないよねー(棒読み)
天気:晴れ、午後は薄雲が広がる(群馬県利根郡片品村・新潟県北魚沼郡湯之谷村、移動中は含まない)
ふうたろうさん、景鶴山登頂おめでとうございます。
4度目の正直ってホントにあるんですね!?
3度目までの記録を読んでいたので、今回の挑戦を知って「まだ諦めてないんだァ・・・」となかばアキレ?・・・そして読んでいくうちに「がんばれ、ふうたろう!!」と声を掛けたくなりました。
写真も素晴らしいです。尾瀬は何べんも通った場所ですが、至仏山以外の雪景色を見たことがなかったので景鶴山のリアル雪庇の写真は迫力満点です。背筋がゾクゾクしました。
ふうたろさんの真摯な山への向き合い方にはいつも感心し賛同しています。
これからも試行錯誤しながら登り続けてください。応援しています。
お疲れ様でした~。読んでいる方もドキドキし、また疲労した。。。
確かに残雪期は汚れた感じであの白と青はとは大違いです。踏み跡もたくさんだし。
やっと登らせてもらえたその暁にはすばらしい展望がひろがる御褒美が!
雪屁まじでこわいですね。
雪で何にも見えないからどこに岩があるのか。。。
無事に帰ってこられて何よりです。
ラッセル泥棒とかモザイク一切なしとかまた笑ってしまいました。
ほんとに出張お疲れさまでした。
wineさん、正直、今回も登れない可能性をじゅうぶん見込んでいました。登れる可能性を予感したのは、本当に山頂数十メートル手前と言っても過言ではありません。この景鶴山が登山禁止扱いなのが、どうしても残念です。
景色は本当に素晴らしかった。今回の山行は、ひとつものの見方を変えたような気がしています。次の戦地は北海道…かなあ。彼の地も、また山とは違う意味で、もちろん山という意味でも、決戦の場かも知れません。山も人も、登り続けます。応援ありがとうございます。
いやー、155枚の写真に付き合うのって、普通の体力(精神力)じゃ無理でしょ(大笑 ぶっちゃけ、帰りの尾瀬ヶ原と中くらいが、快適と疲労の曲線が交差するあたりで、尾瀬ヶ原より戻る方向はもはや燃えかす状態でした。特に、あの暑さと喉の渇きは、ありえない。頭を雪面に差し込んで耐えましたよ。今日中に帰らなくてもよいのなら、絶対あのテン場に泊まってますね、また。
あのタイプの雪庇、特にあのヤセ尾根は怖いですよね。ふうたろうもいつ落ちるかと、少し冷や汗ものでした。でも、展望は猛烈に素晴らしかった。越後の山々の美しさたるや、ありえませんでしたね。
景鶴山はもういいけど、谷川朝日岳から巻機山とか、これまたいってみるといいかも、なんて思います。まあ、谷川朝日岳は切り札だから先の話だろうけど(黒笑
ところで、「ラッセル泥棒」はふうたろう発祥の言葉じゃないです。てっきり、山屋の中では一般用語かと思ってたんですけど、そうでもない…?
この世の天国、尾瀬ケ原、超綺麗~~~(*^0^*)
私だったら、当初の目的を忘れて、この場で見入ってしまいます(^_^;)(笑)
ヨッピ川にかかる橋は、鉄筋がクロスされているのですね
これなら渡りやすいですね(私が言ってた橋は、レールが2本あるだけで、掴まる所もなかったです)
尾根は雪崩が怖そうだし、痩せ尾根に雪庇とは、心臓バクバクですね(>_<)
とにかく無事登頂下山出来てよかった♪
おめでとうございます\(^o^)/
まずはあの尾瀬の朝が最高ですよね。高層湿原の美しいイメージの尾瀬だけど、おいらはあの一面の大雪原が大好き。そこにぽつんぽつんと木が立っていて、長ーい影を落としていて、しかも霧まで立ちこめて、至れり尽くせりVIP対応ですわ(目がハート
鉄筋クロスのヨッピ橋。アレは完璧な橋です。たぶん、レール2本って、体操選手か何かの練習場なんじゃ…(黒笑
尾根の雪崩ですか?確かに、気温が上がってきていたので、どこでも雪崩が起こっておかしくない状況でしたね。でも、谷筋はデブリが集まって死にますし、いちばん安全なのは尾根かな、なんて思ってましてね。ヤセ尾根は、巧く北面を巻くと何とかなりましたよ。
それよりも、2日目はトータル20kmくらいアップダウンと雪モッサリ付きで歩いたので、猛烈に疲れました。13時間半は、普通の山屋が歩く距離じゃないッスしね…
応援、ありがとうございました。
ふうたろうさん!ぶたこです~。ついにやったんですね!!
っていうか、本当にすごい執念、ファイトですわ!
たくさんの写真も楽しく見せてもらいました。素晴らしい景色、あんな景色が見られたなら何回もチャレンジした甲斐がありましたね。読んでいたらすっかり世界に引き込まれふうたろうさんと一緒に自分もチャレンジしているような気になってしまいました~。
景鶴山の上部は怖そうですね。あれじゃあ私はとても行けないなあと思いました。ふうたろうさん、スゴイ!スゴイの一言です~!
これからも武勇伝を楽しみにしていますよ。
PS でも安全第一にしてくださいね!!
今回の景鶴山は、登る前も後も、支援を受けました。もちろん、最終的に登るのはふうたろう自身ですけども。
15日は本当に抜けるような青空に雪景色で(しかも新雪もある)、白も青も深くて空気も澄んでいて、季節外れの冬山を楽しめたと思います。いつも思いますが、物事は何でも二面性を持っているなあと思ったものです(雪の辛さと美しさは実は紙一重)。
読んでいると引き込まれる、とは、実はよく言われます。写真の枚数も多いし、それゆえにふうたろうの視点に沿った流れを文から追っていけるため、でしょうか。ともあれ、こうして見てくれている人がいるのはありがたいことです。
ふうたろうの問題は、あとはザイルワークなどの技術です。これを身につければ、それを使う・使わないにかかわらず、マルチ対応ができて、安全性も増すんですよね。ゆっくり登れそうな雪山の山頂とかでマッタリして、ロープの練習とか一人でやってもいいかもしれませんね(端から見たらアホにしか見えなさそうですが(黒笑))